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カードローンの返済シミュレーションを利用して各社の金利や返済期間を徹底比較!

カードローンの返済シミュレーションを利用して各社の金利や返済期間を徹底比較!

カードローンを利用しようと考えているけれど、返済にかかる期間や利息などの金額がどの程度なのかわからず二の足を踏んでいる方もいるかもしれません。

そこで、この記事ではカードローン会社ごとの返済シミュレーションをおこなうことで、カードローンの返済の実情を紹介します。

カードローンの返済シミュレーションにおける確認事項は?

カードローンの返済をシミュレーションするにあたって、まず最初に確認しておくべき事柄は大きく分けて3つあります。

それが、毎月の返済額、返済期間、借入可能額です。

まず、毎月の返済額は返済計画において最も重要な部分であり、その言葉通り毎月決まって支払う金額であることから、月々の家計に直接影響してきます。

次に大事なのが返済期間で、毎月の返済額が少なく済んだとしても返済期間が長期に及べば利子がかかるため、それだけ支払う金額は多くなってしまいます。

また、借金をする前に確認するべきこととして、意外と重要となってくるのが借入可能額です。

カードローンで借金をされる方は当然、お金が必要なため借り入れをするわけですが、借入可能額が必要な金額に達していない場合、複数社からの借り入れをおこなう必要が生まれる可能性があります。

複数社からの借金は管理などの手間が大きく返済が負担になる可能性が高いため、あらかじめ一社で必要な金額を借り入れできるかどうかを確認しておくことをおすすめします。

専門家からのコメント

羽場康高
羽場 康高

よくご利用されている方には必要ないかもしれませんが、初めてとか久しぶりにご利用される方は、できるだけ返済シミュレーションをおこなうことをおすすめします。

例えば、あまり行ったことのない場所に行く際に、地図アプリで目的地までの経路検索をしておけば、どういう手段で、いくらかかり、どの道をどちらへ進んで行けば、どれくらいの時間で着くのかのイメージがつかめるため、それほど不安なく目的地に行くことができますよね。

同じように、カードローンをご利用する場合には、あらかじめ返済シミュレーションを活用することで、どれくらいのペースでいくらの返済をすればいいのか、完済というゴールまでの道のりのイメージがつかめるため、それほど不安なく計画的に返済しやすくなるのです。

返済シミュレーションでの毎月の返済額を決めるために必要なこと

返済シミュレーションでの確認事項のうち、まずは毎月の返済額を計算する方法について説明します。

毎月の返済額を計算するためには、3つの情報が必要となります。それが、借入金額、金利、返済月数です。

借入金額は文字通り借り入れをおこなう金額で、多くの場合ではその時に借りる必要のある金額となります。また、金利についてはカードローン会社側から提示されるため、利用者が決めるものではありません。

一方、返済月数に関してはカードローン利用者が返済計画によって調節することができるため、返済シミュレーションをおこなう場合は、ちょうどいい毎月の返済額になるよう、3つの情報のうち、返済月数の部分を調節していくことになります。

毎月の返済額はどのように決まる?

毎月の返済額を算出するための計算式は以下になります。

返済合計額÷返済月数

返済合計額は借入金額の元金に金利を掛けて計算するのですが、返済を続けるうちに元金と利息が変化し続けるため、個人で計算しようとするのはかなり難しくなっています。

幸い、インターネット上には毎月の返済額を計算するためのシミュレーターが存在するため、返済額の計算にはそれを利用するといいでしょう。

カードローン各社の返済方式の仕組みは?

カードローンの返済において、毎月の返済額にはカードローン会社の返済方式も影響してきます。

そこで、まずは主要なカードローン会社の返済方式について表にまとめてみました。

カードローン会社
返済方式
アコム
定率リボルビング方式
プロミス
残高スライド元利定額返済方式
SMBCモビット
借入後残高スライド元利定額返済方式
三井住友銀行
毎月元金定額返済
りそな銀行
残高スライド方式
イオン銀行 残高スライド方式
オリックス銀行
残高スライドリボルビング方式
じぶん銀行
残高スライドリボルビング方式

表の名称を見ただけでは、カードローンの返済方式に詳しくない方にはどのようなものなのかわからないと思いますので、ここからはそれぞれの返済方式について簡単に説明します。

定率リボルビング方式

アコムの採用している定率リボルビング方式は、借入金額に一定の割合をかけた額が返済金額となる方式となります。

借入額にかける割合は契約時の契約限度額に応じて決まっており、契約限度額が高くなるほど割合は低くなるよう設定されています。

元利定額返済方式

プロミス、SMBCモビットの返済方式は、名称こそ違うものの、大まかな仕組みは同じ元利定額返済方式と呼ばれるものです。

元利定額返済方式は、元金返済分と利息返済分の金額を合計した毎月の返済額を一定に固定する方式で、返済期間中ずっと同じ額で返済を続けることができるのが特徴となっています。

毎月元金定額返済

三井住友の毎月元金定額返済については、一定の元金返済分に利息返済分を加えた額を毎月の返済額とする方式で、返済が進むにつれて利息が減るため、徐々に毎月の返済額が減っていくのが特徴です。

ただし、初期の返済額は高めに設定されているため、無事に返済が行えるかどうかは注意が必要です。

残高スライド方式

りそな銀行、イオン銀行の残高スライド方式は、借入残高に応じて返済額が決定されるため、返済が進むにつれ毎月の返済額は段階的に減っていきます。

また、オリックス銀行、じぶん銀行の残高スライドリボルビング方式に関しても、名称が違うだけで仕組みはほとんど同一のものとなっています。

共に返済が進むに連れて返済額が減っていくのは同じですが、残高スライド方式では毎月元金定額返済に比べて返済期間が長くなる傾向があるため、あらかじめシミュレーターなどで返済期間を確認しておくことをおすすめします。

専門家からのコメント

羽場康高
羽場 康高

返済方式の細かな違いは、それほど気にする必要はないと思いますが、結局のところ、毎月いくら返済していけばいいのか、いつまで返済していくのか、総額で利息をいくら支払うことになるのかを把握して、できれば一番利息の支払いが少なくて済むところで借りるというスタンスが、基本になると思います。

ただ、返済方式の仕組みをある程度知っておくことで、どの方式で返済するのが自分にとって返済しやすいのか、どの方式が比較的利息の支払いが少なくて済むのかがわかりますので、比較してみるメリットは大きいと思います。

返済シミュレーションで返済期間を決めるために必要なことは?

返済シミュレーションでの確認事項のうち、次に見ていくのは返済期間を算出する方法です。

返済期間を算出するためには、借入金額、毎月の返済額、金利の3つの情報が必要となってきます。

このうちの2つが毎月の返済額を算出するための情報と重なっていることからわかるように、毎月の返済額と返済期間は相互に影響し合う要素となっています。

返済期間の長さはどのように決まる?

カードローンの返済期間を算出する場合の計算式は、以下となります。

元金÷毎月の返済額=A
合計利息額÷毎月の返済額=B
A+B=返済期間

返済期間の計算では「合計利息額」がポイント

一見、簡単に見える返済期間の計算ですが、実際に計算しようとすると意外と難しい部分があります。

それが、合計利息額の計算です。

カードローンの返済では、利息額は返済が進むにつれて変化していきます。そのため、合計利息額を求めるには「該当月の残高×金利÷365×利用日数」という計算を延々と繰り返す必要があるのです。

こうした計算は複雑で手間もかかるため、返済期間を計算する際にはインターネット上のシミュレーター等を活用するのが良いでしょう。

返済シミュレーションで借り入れ可能額を決めるために必要なことは?

返済シミュレーションでの3つの確認事項のうち、最後に借入可能額を算出する方法について紹介します。

ただ、そもそも借金の経験が少ない方は、借入可能額という言葉に聞き馴染みがないかもしれません。借入可能額とはその名の通り、借入可能な限度額のことです。

借入可能額の計算には毎月の返済額、返済期間の月数、そして金利という情報が必要となってきます。

そのため、借入可能額を計算する前に毎月の返済額、返済期間をあらかじめ算出しておくといいでしょう。

借り入れ可能額はどのように決まる?

借り入れ可能額の計算式は、以下となります。

返済金額×返済回数=A
A-合計利息金額=借入可能額

借入可能額の計算には算出が難しい合計利息額を使う必要があるため、手計算をするよりもシミュレーターを利用した方が簡単で確実でしょう。

各社での返済計画シミュレーションを比較

ここまで、カードローンの返済シミュレーションにおける確認事項とその計算方法について紹介してきましたが、ここからは実際に代表的なカードローン会社をいくつか例にあげて返済シミュレーションをおこなっていきます。

消費者金融系のカードローンでの返済計画シミュレーション

まず、カードローン会社の中でも消費者金融系のカードローンについて、返済計画のシミュレーションをおこなっていきます。

代表的な消費者金融系カードローンとして、ここではアコム、アイフル、プロミス、レイクALSAの4社を例にあげて、それぞれ10万円、100万円の借り入れをシミュレーションします。

まず、10万円の借り入れについて返済をおこなう場合について、4社それぞれの返済計画を表にまとめてみました。

カードローン会社名 金利 毎月の返済額 累計返済額 返済回数
アコム 3.0%~18.0%
4,057円
125,767円 31回
アイフル 15.0%、17.5%、18.0%のどれか
4,000円
(最終月のみ2,359円)
126,389円 32回
プロミス 4.5%~17.8%
4,047円
125,457円 31回
レイクALSA 15.0%~18.0%
4,000円
(最終月のみ4,409円)
123,448円 31回

各社の金利には一定の幅がありますが、もっとも適用される可能性が高い上限金利の18.0%をシミュレーションに適用しています。

また、返済回数については、アイフルとレイクALSAでは借り入れ希望額によって自動的に返済回数が決まるようになっているため、他の2社もそれに近い回数でシミュレーションをおこないました。

金利について、今回のシミュレーションでは上限金利を適用していますが、アコムとアイフル、レイクALSAの3社は金利に幅があり、特にアコムでは最低金利がかなり低めに設定されています。

そのため、場合によってはこのシミュレーションよりもかなり少ない利息で返済をおこなうことができるでしょう。

次に毎月の返済額についてですが、金額には大きな違いはありません。

累計返済額についても、もっとも少ないレイクALSAともっとも多いアイフルの間で3,000円以内の差しかなく、金額としてはさほどのものではありません。

ただ注意すべきは、唯一金利が低く計算を行ったプロミスよりもレイクALSAの方が累計返済額が少なくなっている点です。

これは、レイクALSAでは60日間無利息サービスをおこなっているためで、実際に返済をおこなう場合には金利だけでなくそういったサービスによっても返済額に変化が出るということを気に留めておくといいでしょう。

10万円の借り入れでは返済額の数値に大きな差は出ませんでしたが、次は100万円を借り入れた場合のシミュレーションをします。

カードローン会社名 金利 毎月の返済額 累計返済額 返済回数
アコム 3.0%~15.0%
27,830円 1,335,856円 49回
アイフル 4.5%、5.5%、6.5%、8.5%、9.5%、12.0%、15.0%のどれか
28,000円
(最終月のみ17,647円)
1,333,647円
48回
プロミス 4.5%~15.0%
27,415円
1,343,335円 49回
レイクALSA 12.0%~15.0% 27,000円
(最終月のみ25,541円)
1,321,541円 49回

つぎに、100万円の借り入れについて見ていきましょう。なお金利については、10万円の借り入れと同様に、各社の上限金利をシミュレーションに適用しています。

まず金利を見ていくと、各社とも金利が10万円の借り入れの際よりも下がっていることがわかります。

特に、アイフルは最低金利が4.5%とかなり低く設定されています。

毎月の返済額に関しては、レイクALSAがやや低く、プロミスがやや高いものの、4社でそれほど大きな違いはありません。

累計返済額についても、最小額と最大額で1万円以内の差しかなく、大きな開きはありません。

ただし、10万円の借り入れの場合にも説明したとおり、金利の幅があるため、適用される金利によっては、大きな差が生まれる可能性があります。

銀行系のカードローンでの返済計画シミュレーション

次に銀行系のカードローンでの返済計画のシミュレーションを行っていきます。

代表的な銀行系カードローンとして、ここではバンクイック、みずほ銀行カードローン、三井住友銀行カードローンの3社を例にあげて、それぞれ10万円、100万円の借り入れをシミュレーションします。

まず、10万円の借り入れをした際の返済シミュレーションを、下記の表にまとめました。

カードローン会社名 金利 毎月の返済額 累計返済額 返済回数
バンクイック 13.6%~14.6%
3,891円
(最終月のみ3,896円)
120,626円 31回
みずほ銀行カードローン
14.0%

4,016円
(最終月のみ45円)
120,449円 31回
三井住友銀行カードローン 12.0%~14.5% 3,886円
(最終月のみ3,898円)
120,478円 31回

返済回数については消費者金融系カードローンのものと合わせ、シミュレーションの計算には上限金利を適用しました。

表の中でまず目につくのは、やはり金利でしょう。上限金利で比べた場合、3社に大きな差はありませんが、消費者金融系のカードローンと比べると銀行系カードローンの金利の方が低く設定されているのがわかります。

毎月の返済額、累計返済額を見ると、3社は似ていますが、消費者金融系カードローンと比べると累計返済額は3,000~6,000円ほど安くなっています。

それでは、次に100万円を借り入れた場合について見ていきましょう。

カードローン会社名 金利 毎月の返済額 累計返済額 返済回数
バンクイック 13.6%~14.6%
(計算には13.6%を使用)
26,709円
(最終月のみ26,688
円)
1,308,720円 49回
みずほ銀行カードローン 12.0% 26,597円
(最終月は265円、その前の月は26,321円)
1,276,645 49回
三井住友銀行カードローン 12.0%~14.5%
(計算には12.0%を使用)
25,914円
(最終月のみ25,934円)
1,269,806円 49回

まず最初に説明しておくべきこととして、ここであげた3社は全て借入額100万円を境目に借入利率が変わる仕組みになっています。

ただし、みずほ銀行カードローンが100万円の借入から利率が下がるのに対し、バンクイック、三井住友銀行カードローンでは100万円超から利率が下がるよう設定されています。

そのため、表の金利の欄は10万円のものと同じ数値ですが、実際には100万円を借り入れた場合、表記の金利幅のうち、下限の金利が適用される可能性が高いため、そのように想定してシミュレーションをおこないました。

シミュレーションで設定した金利では、3社ともに10万円の借入の場合より金利は下がっていますが、バンクイックが他の2社と比べてやや高めとなっています。

ただ、消費者金融系のカードローンと比べた場合は、3社ともに低めの金利設定となっていると言えるでしょう。

毎月の返済額は三井住友銀行カードローンがやや安く、累計返済額でも3社のうちでもっとも少ない金額となっています。

金利が高い分、3社のうちではバンクイックがもっとも累計返済額が多くなっていますが、そのバンクイックも消費者金融系のカードローンと比べると累計返済額は少なくなるようです。

やはりまとまった金額を借り入れる場合は、消費者金融よりも銀行系のカードローンのほうが利息を抑えられるためおすすめです。

カードローンの返済シミュレーションまとめ

この記事では、カードローンの返済シミュレーションで確認すべきことやシミュレーションの方法、そして代表的なカードローンでの返済シミュレーション例を紹介してきました。

返済シミュレーションをおこなうことで、毎月の返済額や返済にかかる期間など、実際に返済をおこなう際のことを具体的に想像し計画を立てることができます。

そのため、借り入れをおこなう前には一度返済シミュレーションをおこない、無理のない返済計画を立てることをおすすめします。

専門家からのコメント

羽場康高
羽場 康高

借り入れをする必要がある時というのは、何らかのご事情で、一時的に想定外の出費がかさみ、自分や家族の手元資金では用意できない場合に、利息を支払ってでも借りざるを得ないような切羽詰まった状況なのかもしれません。

そんな時に、シミュレーションや比較検討をするのは、面倒にお感じになるかもしれませんが、今のような情報化社会においては、知らないことが"リスク"になることもあるのです。

知ろうと思えば、スマホやパソコンで瞬時に知ることができる時代であり、知っているか知らないかで大きな差がつくことがあるのです。

ですから、知るための手間や労力を惜しんで後悔することがないよう、アンテナを立てて、正しく信頼できる情報をキャッチしていきましょう!

生命保険の代理店に就職後、お客様の保険の見直しに寄り添うなかで、民間保険だけの知識では限界があることを痛感し、公的保険をはじめ税金や金融などの周辺知識を学ぶために、まずはファイナンシャルプランナー資格を取得、その後、社会保険労務士資格も取得し独立しました。独立後は浮き沈みもあり、借入と完済の経験もしながら、これまでの経験を実務に活かせるよう、講師や執筆業務をはじめ、FP業務や労務管理業務を通じて、知っていることと知らないことには大きな差があることを伝えることをベースに活動中。

羽場 康高の監修記事・プロフィール一覧へ

2008年青山学院大学国際政治経済学部卒。在学時にファイナンシャルプランナー(FP)の資格を取得。 2012年に株式会社サイバーエージェントに入社し、Ameba事業部にて編集に従事。 2018年8月にCyberOwlへ異動し、マネ会の編集長就任。FPの知識を活かして、クレジットカード、カードローン、キャッシュレスの記事作成に携わる。難しいことをわかりやすく伝えるがモットー。 ラグジュアリーカード<Titanium Card>とセゾンゴールド・アメリカン・エキスプレス・カードをメインに、アメックスゴールドやJCBゴールド、楽天カードなど10枚以上のクレジットカードを保有。

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