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出典:amazon

2019/02/06
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【無頼の勝利師アカギ】鳥肌もののアカギの登場シーン

アカギは、カイジで知られる福本伸行の名作のひとつです。別の作品「天」で登場する天才麻雀師の赤城しげるの半生について描いた作品です。少年期から見せる非凡な才能と、数々の名言は漫画を読む者を引き込むこと間違いなしです。今回は、そんなアカギの初登場シーンについて、お伝えしていきます。

目次

伝説の夜の幕開け

嵐の真夜中、とある雀荘にてヤクザと南郷の間で借金の棒引きを賭けた麻雀が行われていました。

南郷は、数ヶ月前に生命保険に加入しており、その受取金は、雀卓の目の前に座るヤクザの竜崎でした。

負ければ命の無い、後のない麻雀でしたが、南郷は負け濃厚の展開に苦しみます。

悪魔でも何でもいいから流れを変えて欲しいと、南郷が祈る中、雀荘の扉が静かに開きます。

そこには嵐の真夜中で、ずぶ濡れの制服姿のアカギが立っていました。

そんなアカギを、どうしても場の流れを変えたかった南郷は甥だと言って匿います。

南郷の後ろから麻雀を眺めるアカギは、南郷に向かって「死ねば楽になるのに」といい放ちます。

大物手を崩して、竜崎の安牌だけを打とうとする南郷から、勝負から逃げ、ただ助かろうとする姿勢を感じたのでした。

その言葉を受け、南郷は覚悟を決めて強く打ち、ようやく流れを変えることができたのでした。

アカギの覚醒

その時アカギは、崖から車で並走するチキンランから命からがら生還したところでした。

アカギ同様に死線をくぐっている南郷は、アカギから何も説明されなくても、アカギが死線をくぐってきたこと、そして勝負師としての才能を感じとります。

その才能を見込んで、自分の代わりに麻雀を打つよう頼みます。

代打ちを引き受けたアカギですが、これまで麻雀の経験はなく、初心者同然の状態でした。

入った直後の半荘は、あがりもせず振込みもしないような平凡な内容でした。

しかし、次の半荘で大きく場が動きます。アカギの配牌に、大物手である大三元を匂わせるかの如く、白撥中が二枚ずつ入ったのです。

ただ、当のアカギは他の面子が切ったこれらの牌を鳴く様子もなく、後ろで見ている南郷には大物手も不発に終わると思われました。

そんな中、嵐の真夜中の雀荘に警察が訪れます。

ヤクザ達が立ち入りを渋るものの、ついには刑事安岡が雀荘に立ち入ることになります。

悪魔じみた策略

安岡の狙いは、不良少年の抗争で起きたチキンランの生き残りの確保でした。

南郷にとってみれば、警察に偽ってまでアカギをかばう道理はありませんでしたが、アカギは南郷に取引を持ち出します。

なんとアカギの手牌は大三元がテンパイしている状態であり、皆が警察に気を取られているうちに、捨て牌から入れ替えたことに気付きます。

警察が来て、一番慌てるべき人物の行動とは思えない所業に驚愕すると共に、大三元と、アカギのアリバイ確保の取引に応じることになります。

一連の騒動で皆が集中力を欠いている中、アカギは大三元をあがります。

通常であれば、こんなあからさまなイカサマはヤクザ相手に成立しませんが、警察を立会人にすることで、アカギは成立させてしまいます。

あまりにも鮮やかなアカギの悪魔じみた所業に、南郷は驚かずにはいられませんでした。

闇に舞い降りた天才

アカギのアリバイは保証されたものの、やはり怪しいと睨む刑事安岡は、南郷と共にアカギの闘牌を見守ることにします。

アカギは、わずか短時間で麻雀の本質を見抜き、竜崎をはじめ他の面子の思考、打ち筋を読み切ります。

アカギの代打ちにより、南郷に順位で逆転されかける竜崎は、組で囲っている代打ちである矢木を呼ぶことを決意します。

矢木は、中学生相手にも関わらず、アカギの素質を見抜き、当初は見に回ります。

その結果、アカギがリーチ後にもカンできるということを知らない、初心者であるという弱点を見抜き、一時はアカギを出し抜きます。

しかし、矢木の経験をもってしても、アカギの圧倒的な才能には敵いませんでした。

牌を倒す自身のミスを装い、矢木に危険牌を安牌と勘違いさせて敢えて打たせることで矢木に再びリードします。

その後は、矢木の思考、打ち筋を読み切り、矢木の自信を崩壊させるほどの大差で圧勝します。

こうして、嵐の真夜中に、闇に舞い降りた天才が生まれたのでした。

参考元

  • ・アカギ ~闇に降り立った天才~近代書房

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