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2019/02/18
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和風闇鍋ウエスタン「ゴールデンカムイ」の魅力を総まとめ!

ヤングジャンプ連載の青年漫画、野田サトルさん原作・「ゴールデンカムイ」。「この漫画がすごい!2016」で第二位、「マンガ大賞2016」で大賞に輝くなど、漫画業界の各地で話題になっています。その魅力と見どころはどんなところにあるのでしょうか。まとめてみました。

奔放豪快・冒険活劇!和風闇鍋ウエスタン!

「ゴールデンカムイ」とは?

「ゴールデンカムイ」は週刊ヤングジャンプの連載作品です。

明治末期の北海道を舞台にした冒険活劇で、個性的なキャラクターやストーリー構成の巧みさが評価され、これまでに数々の漫画賞を受賞しています。

「ゴールデンカムイ」はアクションをストーリーの軸としながらも、その方向性は多岐に亘っています。
歴史・戦争・狩猟・アイヌ文化・グルメ・謎とき……様々なジャンルを包括した「ゴールデンカムイ」に、ついた呼び名は「和風闇鍋ウエスタン」。

笑いあり、涙あり、変人あり。男の熱い生きざまあり。
そんな「ゴールデンカムイ」の見どころと魅力を、次項から詳しく紹介していきます。

「ゴールデンカムイ」のあらすじ

舞台は日露戦争後の日本・北海道。
日露戦争での鬼神のような戦いぶりから、「不死身の杉元」と畏れられた元軍人・杉元佐一。
杉元は退役後、北海道で一攫千金をあてるため、砂金掘りに勤しんでいました。
戦死した親友の妻であり、自身の幼馴染でもある梅子の目を治癒するため、アメリカへの渡航費用を稼ぐ必要があったのです。

あるとき杉元は、砂金掘り仲間の酔っぱらった男から、アイヌの埋蔵金の金塊が北海道のどこかに存在していることを知らされます。
さらに、金塊の隠し場所は、網走刑務所を脱獄した囚人たちの入れ墨がヒントになっていることを聞き付ける杉元。

その話に興味を持った矢先、穴持たずのヒグマに襲われる杉元ですが、偶然とおりかかったアイヌの少女・アシ(リ)パに助けられます。

ヒグマを狩るさなか、アシ(リ)パの死んだ父親と金塊に深い因縁があると知った杉元は、アシ(リ)パと協力することを提案します。
こうして、杉元とアシ(リ)パは、アイヌの金塊を見つけるべく、北海道中を巡る旅に出ることになったのです。

濃すぎるキャラクターに注目

「ゴールデンカムイ」の登場人物たちは、非常に魅力的かつ個性的であることで知られています。

メインキャラクターである、軍人モードと乙女モードのギャップが激しい主人公の杉元、オソマ大好き変顔ヒロインのアシ(リ)パ、脱獄王の白石は、まだ序の口。

「ゴールデンカムイ」は、サブキャラクタ―が非常に個性的であることで有名です。
特に、網走監獄を脱走した刺青を持つ囚人たちは、一癖も二癖もあるキャラクターばかりです。

例えば、自分を美しく殺してくれる相手を探すために殺人を犯す辺見和雄。
マタギとしての強い信念をもった二瓶鉄造。女好きでありながら無敗の柔道王・牛山辰馬など、罪を犯した人々でありながら、一本筋の通った深くカッコいいキャラクターが多いのも特徴です。

また、かたき役の鶴見中尉側も個性派だらけ。
第七師団の鶴見中尉は、知略に富み奸計に優れており、刺青人皮争奪戦における、杉元たちの最大の強敵です。
しかし、カリスマ性があり、言葉巧みに第七師団をまとめる姿は見事の一言。
悪役でありながら、引き込まれる魅力を持っています。時に見せる茶目っ気たっぷりの行動に、作中の鯉登少尉や江渡貝くんのみならず、読者のファンの多いよう。

このように、味方側敵側問わず、個性的すぎるキャラクター揃いであることが、「ゴールデンカムイ」最大の魅力なのです。

食欲をそそる(?)アイヌ料理の数々!

「ゴールデンカムイ」の見どころの一つとして、作中で取り上げられるアイヌ料理が挙げられるでしょう。

もともと関東の出身で、北海道には馴染みのなかった杉元。
そんな杉元ですが、ヒロインのアシ(リ)パと出会うことによって、アイヌの狩猟と食文化に大きく関わっていくことになります。

鹿やリス、シャチにカワウソ、アザラシなどなど。アイヌの人々が実際に食べていた料理が、作中に続々と登場します。
自然の恵みに感謝する、「ヒンナ」というアイヌ語を使う「ゴールデンカムイ」ファンも多いとのこと。

そんな「金カム飯」が話題となり、2016年秋には、限定コラボレストラン「ゴールデンカムイ軒」が登場。

鹿肉のローストや、土方の好物・松前漬けとお茶漬け、ウサギのチタタプのスープなどといった、漫画でお馴染みの料理が披露されました。
しかも、これらの料理が、全品無料で食べられるという大サービスの内容。

サプライズでヒグマの肉が登場するなど、「ゴールデンカムイ」ファン大満足のコラボとなりました。

現実とフィクションの混ざり具合がアツい!

「ゴールデンカムイ」のもう一つの見どころとして、物語のなかに史実とフィクションが巧みに融合していることにあるでしょう。

例えば、史実での新撰組・土方歳三は、箱館戦争で戦死していますが、「ゴールデンカムイ」では金塊を狙う囚人の一人として登場。
老いてなお剣と志を奮わせるその姿に、引き込まれるファンは多いとのこと。

もし土方歳三が生きていたらどうなるのか?
土方が金塊を手に入れたら、侍の時代に戻そうと画策するのか?
そう想像させることによって、読者をより物語の中へ没頭させていくのです。


さらに、フィクションとの融合はアイヌの伝承についてもいえます。

代表的なものに、アシ(リ)パが杉元に伝えるアイヌの狩人の伝承、「ヒグマは巣穴に入った者を殺さない」というものがあります。

ヒグマの恐ろしさは、人間なら誰もが知るもの。
同時に、「ゴールデンカムイ」の物語上、北海道開拓史と関わりのある時代ということで、ヒグマの登場は欠かせないものとなっています。
そこで、アイヌの伝承を交えることによって、「ほんとうにヒグマはこれで対処できる」と思わせてくれるのが憎いところです(作者の野田サトル氏いわく、「本当かどうかはともかくこうした伝承があることが面白い」とのことでした)。


こうした、フィクションと現実を巧みに織り交ぜることになって、「ゴールデンカムイ」は読み応えのある楽しい漫画作品となっています。
まさしく、虚実見事に入り乱れた作品となっているのです。

作中に眠る数々の謎とは?

一見、爽快な娯楽要素の強い「ゴールデンカムイ」と思われがちですが、ストーリーや設定にはヘビーな内容が扱われています。

例えば、物語最大の謎である”のっぺらぼう”の存在。
アイヌの金塊を奪い、網走監獄にいた囚人たちに脱走計画を持ちかけたのもこの男とされていますが、その正体は不明。
アシ(リ)パと深いかかわりがあるといわれ、その真偽を確かめるためにも、杉元とアシ(リ)パは旅を続ける必要があります。
のっぺらぼうの目的は?その真意は?
「ゴールデンカムイ」最大の謎であるこの男は、アシ(リ)パの運命をも揺り動かすでしょう。

また、作中で暗躍する女占い師・インカラマッの存在。
「見る女」という名のとおり、様々な占いを的中させるインカラマッは、「ゴールデンカムイ」のなかでもっとも読者を翻弄させる存在といえるでしょう。
インカラマッの示す占いは真実になるのか、それとも一行を罠にかけるためのブラフなのか?
杉元たちだけでなく、読者も、彼女から目を離せません。

このように、時には軽く、時には重く。
物語にメリハリがあることで、より読者は、「ゴールデンカムイ」のなかに入りこめるのです。

参考元

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