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2017/05/25
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松嶋菜々子が演じる3夜連続のスペシャルラブストーリー『百年の物語』

時代が違う中で生きた3人の女性を描いたスペシャルドラマです。松嶋菜々子が演じる3人の女性たちがどの様に人生を歩んできたのか。私達の心にずっしりと重く響く、2時間1話の物語をご覧ください。

ドラマ

『百年の物語』は2000年8月28日から30日までの夜9時に放送されたTBSの3夜連続のスペシャルドラマです。

3つの異なるストーリーの主人公の女性を女優の松嶋菜々子が全て演じています。

一夜目は「大正時代」、二夜目は「戦後」、そして最終日は「現代」と、その時代の女性たちを力強く表現しています。
時代が移り行く中、それぞれの彼女達がどの様に生きて来たのかを描いています。

これらのドラマは、どれも30.0%前後の高視聴率でした。

女優・松嶋菜々子の人気がどれほどのものだったのかが窺えますね。

物語

第一夜「大正編・愛と憎しみの嵐」

西暦1920年、大正9年の夏。
山形県米沢の大地主の娘・戸倉彩は、女学校に通う世間知らずな19歳。

東京から故郷に遊びに来ていて、偶然小作人の八代公太と出会う。

彼女に思いを寄せる公太は絵が描くことが好きで、彩を描いた。
画家になりたいと夢見る公太だが、貧乏な自分では無理だと諦めていた。
しかし、彩に東京に出てトライしてみるべきだと勧められ、反対する母親一人残して上京する。

それから暫くして、戸倉家は事業に失敗してしまい、彩は政略結婚によって青年実業家である横山平吉の元に嫁ぐことになる。

彩は姑との同居ではあったが、大事にはされていた。
しかし、初夜の晩に平吉を拒んでから夫は家で寝ることはなかった。
彩は体裁を保つためだけの妻という立場を強いられることとなるのである。

第二夜「戦後編・愛は哀しみをこえて」

昭和24年。戦後の東京は悲惨な状況が続いた。
食料も物もない状態で、闇市には多くの人々が押し寄せる状態である。

小学校教師の横山純子は闇市で娼婦と間違われ、警官に連行されてしまう。
そんな純子の窮地を、日系米軍士官のヒロセ・カズオに助けられる。

ある日、順子の弟である真一が米兵を相手に喧嘩騒ぎを起こす。
カズオが止めに入ってくれたが、真一は怪我で病院に担ぎ込まれ、そこに純子が駆けつける。

その事件をきっかけに、純子はカズオと度々会う様になり、次第に2人は惹かれあっていく。

第三夜「現代編・Only Love」

西暦2000年の夏、横山千代は祖母である横山純子の3回忌の法事で米沢に帰郷していた。
彼女を偶然に見かけたある男が、東京まで尾行していた。

その男は仮出所したばかりの元ボクサーで、名前は八代進次という。

そんな初めて会ったばかりの男に、千代は妊娠中絶手術の書類にサインをして欲しいと頼み込む。
しかし、進次は誰の子とも知らないのに、彼女に土下座して中絶はしないように千代に言う。

しばらくして、進次は千代にそっくりの古い一枚の絵を見せられる。

そんな時、4歳の千代を捨てた母親から20数年ぶりに連絡があり、アメリカから来日すると言う。
とっさに結婚して幸せだと嘘をついてしまった千代は、偽装夫婦を演じて欲しいと進次に頼む。

しかし、母親の病気が悪化したため、逆にアメリカに来て欲しいというメールが届く。
千代は進次を連れてアメリカに飛ぶのだが・・・。

三人の女性

この三つの物語の主役は三人の女性達だ。
その物語は彩から始まり、彩の娘である横山純子へと繋がり、物語は純子の孫である千代へと受け継がれていく。

ドラマを観ている視聴者は、二夜目、三夜目の物語を観ていくなかで、「彩」という女性の人生を意識することになる。それが、今までのドラマのスケールを超えた感覚にさせるのは間違いない。

それぞれ違う時代に生きた逞しい女性達を、松嶋菜々子はどう演じてくれているのか?

美しい中に力強さを秘めた彼女の表現する女性達は、観ている者にさまざまな想いを抱かせてくれる。

脚本・俳優

各物語の演出も脚本も別の人達が担当していて、それぞれが全く違う感覚で楽しめる3夜のドラマとなっている。

彩を演じる松嶋菜々子と他の主な俳優たちの紹介をしよう。
10数年前の作品に時の流れを感じるだろう。

第一夜「大正編・愛と憎しみの嵐」

演出・脚本は「渡る世間は鬼ばかり」の名コンビ・井下靖央と橋田壽賀子が担当している。
「なるほど」と納得する内容と俳優陣だと言えるだろう。
そして、ナレーションもお馴染みの奈良岡朋子が担当している。

戸倉(横山)彩…松嶋菜々子
八代公太 …原田龍二
横山平吉(彩の夫)… 山口祐一郎
戸倉史(彩の母親)…黒木瞳
戸倉直道(彩の父親)…林隆三
八代きぬ(公太の母親)…泉ピン子
横山イト(彩の姑)…草笛光子
八代由加(公太の妻)…菅野美穂

第二夜「戦後編・愛は哀しみをこえて」

演出は代表作「3年B組金八先生」などをプロデュースした竹之下寛次だ。
脚本は演出家・劇作家の山元清多が担当している。
双方共にテレビドラマを手掛ける第一人者である。

そして、ナレーションは杉本るみが務める。
彼女はドラマだけに限らず、CMやバラエティでも多くナレーションを務めているため、とても馴染みのある声だと言えるだろう。

キャストに抜擢された俳優たちも、堂々たる顔ぶれとなっている。

横山純子(彩の娘) …松嶋菜々子
ヒロセ・カズオ(日系米軍士官)…大沢たかお
横山真一 (彩の息子で純子の弟)…反田孝幸
永井とし子 …竹内結子
戸倉耕作(彩の弟)…ビートたけし
島崎芳江 …永作博美
成田 …久本雅美
寺の住職 …伊東四朗
野原医師 - 角野卓造

第三夜「現代編・Only Love」

土井裕泰が演出を務める。
代表作に「ビューティフルライフ」「GOOD LUCK!!」などがあり、大ヒットドラマを世に送り出している。

脚本は遊川和彦が担当している。
代表作品に「GTO」「魔女の条件」「家政婦のミタ」などがあり、松嶋菜々子主演での大ヒットドラマも手掛けている。

横山千代 (純子の孫、彩の曾孫)…松嶋菜々子
八代進次(八代公太の曾孫。元プロボクサー)…渡部篤郎
千代の元恋人 …佐野史郎
井上弁護士 - 橋爪功
千代の母親(純子の娘)…原田美枝子
根本菜穂 …山口紗弥加

最後に

この3本のスペシャルドラマのプロデュースを一手に引き受けているのが八木康夫である。

彼は時代に敏感に反映したヒットドラマを幾つも世の中に送り出してきた。

一つ目の物語に出てきた八代が、二つ目ではなく三つ目の物語に再度登場します。

時代が巡っても運命の人々は再び巡り合う、人生や縁というものを深く考えさせられるドラマとなっている。

今より差別の多かった厳しい時代の日本であっても、そして時が流れた現在であっても、ラブストーリーはなかなか思う様にはいかない。

これは、心の片隅に残る3つのヒューマン・ラブストーリーだ。

参考元

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