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2019/05/10
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最近盛りあがってるアドラー心理学ってどういうものなの?

アドラー心理学においては、全ての悩みは対人関係によるものとしています。人はみな主体性をもった「個人」であり、それぞれが目的を持った個人が集団を形成しています。その集団において、自分の居場所があると感じられるような「共同体感覚」を持つことを重要視しています。そんなアドラー心理学の内容から、評価、今後の展開についてまとめました。

目次

嫌われる勇気

アドラー心理学においては、全ての悩みは対人関係によるものとしています。

人はみな主体性をもった「個人」であり、それぞれが目的を持った個人が集団を形成しています。
その集団において、自分の居場所があると感じられるような「共同体感覚」を持つことを重要視しています。

それにも関わらず、アドラーは他者に嫌われる勇気を持つことを薦めています。
この一見、矛盾する哲学ですが、根底に流れる思想は同じです。
それは、「個人」の尊重を重要視した「共同体」の形成です。

もちろん、現実的にはどうしても好きになれない人や、なんとなく反りが合わない人などが身近に存在します。
そういう人達に無理に合わせなくてもいいとアドラーは言います。
また、周囲の人にいい顔をすることで、集団に居場所を感じる必要はないともアドラーは言います。
個々の個性を尊重し、その際に他者と摩擦が生じてもそれは受け入れるべきだとしています。
それが、最近は出版された本の題目にもなった「嫌われる勇気」です。

アドラー心理学を巡る賛否両論

実用的なアドラー心理学

心理学の中でも実用的である点が、アドラー心理学の特長です。

フロイトに代表されるような他の心理学も、もちろん人間の心理に対して非常に示唆に富む検証がなされています。
ただ、日常生活でも活かすとなると、アドラー心理学が分かりやすく、それが書籍のヒットにも繋がったと考えられています。

集団の個々が、それぞれ自分自身を大切にすることで、共同体を形成するという方向性は、特に他者の顔色を伺いがちな日本人にとっては印象深い教えであると言えます。

顔色を伺いすぎて、自分自身の感情や、やりたいことなどが分からなくなっているような人に、もう一度自分自身を大切にしてあげることを勧めるのが、アドラー心理学です。

そして、大切なのが集団において居場所を感じることで、そのためには他者との関係の中で、自分自身を大切にする姿勢「嫌われる勇気」を持つことの必要性を訴えています。

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正直なところ嫌われたくない

ただ、やはり他者への多少の同調は、思いやりとしてコミュニケーションを円滑にするためには必要ではないかとの見方もあります。

その点に関しては、ある程度は確かに必要になる場面もあるのが実際なのではないでしょうか。
例えばそれが、他者への迎合といったレベルにまで陥ってしまった場合は見直す必要があると、アドラーは言います。

アドラー心理学において大切なのは、個人の尊重をベースにした共同体意識の形成です。

マズローの欲求階層

アドラー心理学の姿勢は、マズローの欲求階層で言えば5五つある欲求階層のうちで、第三にある「社会的欲求」にフォーカスしている心理学です。
マズローの欲求階層では、この社会的欲求が満たされた上で、第四の「承認欲求」を人は求めると言います。

承認欲求とは、自分自身のしたことを他者に評価されたいと思うようになるという欲求です。
この点については、アドラー心理学では、他者への迎合というような、社会的欲求を満たしたいために現れる欲求でもあるとしています。

この場合の承認欲求は、第三の欲求が満たされていないのにも関わらず、第四の欲求を満たそうとする状況にあたります。

このやり方で、望むべく社会的欲求が満たされないことがマズローの欲求階層からも分かります。

今後の展開

心理学も日々発展し変化する、いわば生きた学問であります。

実際、日本の心理学者である加藤諦三など、アドラー心理学から、「なぜ人は迎合するのか?」といった点にさらに踏み込んで考察を行っている学者もいます。

このように、アドラー心理学の今後の展開が期待されます。

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参考元

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