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出典:amazon

2019/01/20
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『GIANT KILLING』に描かれるサッカー界の魅力的な裏方【レジェンド監督とノンプロ監督編】

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今までなかった、監督を中心としたサッカー漫画『GIANT KILLING』。 選手だけでサッカーはできません。『GIANT KILLING』は監督やチームスタッフだけでなく、サポーター、スポンサーにまでフォーカスを当てて、それぞれのサッカーに対する情熱を描いています。 そんなサッカーに関わる人の中で、今回は監督に注目してみました。

目次

主役は監督!? 新しい視点から描くサッカー漫画

「GIANT KILLING(ジャイアント・キリング)」とは、「番狂わせ」という意味です。
直訳すれば「巨人殺し」であり、強豪チームを弱小チームが倒した際などに使われます。
この『ジャイアント・キリング』は、「番狂わせ」という意味通り、主人公率いる弱小チームが強くなって強豪チームを倒していく姿を描いています。

この『ジャイアント・キリング』(通称・ジャイキリ)はサッカー漫画です。
「サッカー漫画」における主人公は選手であることが多いですが、この漫画の主役は監督なのです。 

イースト・トーキョー・ユナイテッド(ETU)のジェネラル・マネージャー(GM)である後藤と広報の有里は、かつてのETU全盛期に選手として中核を担っていた「達海猛(たつみたけし)」(通称・タツミ)がイングランドにいると知ります。
監督に就任してもらうために彼らはイングランドまで向かうところから物語は始まります。

今までのサッカー漫画で、GMが最初に出て来ることなどあったでしょうか。
GMはチームの経営責任者であり、チームの強化や補強の方針だけでなく、監督の選定やクラブの設備充実、広報など、多岐に渡る活動を統括します。

大変重要な役職である一方で、特にJリーグにおいては海外ほどスポットは当たっていません。
実際、日本ではGM養成方法がまだ確立されていません。そのような裏方登場から始まるというのも、この漫画が既存のサッカー漫画とは違うということを示しています。

『ジャイキリ』では、システムや戦術、選手のモチベーションの高め方から、経営陣やサポーター、スポンサーなどのサッカー関係者まで、今までのサッカー漫画ではあまり見られなかった部分にも焦点が当たっています。

魅力的な監督たち

先程も述べましたが、『ジャイキリ』は監督が主役の漫画です。
そのため、監督同士のやりとり大変多く、焦点が当てられています。

そのためか、『ジャイキリ』に登場する監督たちは個性あふれる存在として描かれています。
特に、それぞれの監督のサッカー観や戦術、価値観、来歴などを見ていると、実際のサッカー界の監督を思い出してしまうことも数多くあります。

レジェンド監督 主人公の達海猛(ETU)

主人公のタツミはとある出来事から、若いうちにサッカー選手を引退し、監督へと転身しています。
彼はそもそもETUの最盛期時代のスタープレイヤーであり、日本代表にも選出されます。
一時はその中核を担う存在になるとして、代表監督からも注目されていたほどでした。
その後はイングランドへと渡ってしまうのですが、ETUの危機に、自分のホームとも言えるチームの監督として招聘されて戻ってきます。

クラブチームのレジェンドがチームの再建を任されるということは、現代のサッカー界でも見られます。

例えば「白い巨人」ことレアル・マドリードはスペインの超名門クラブです。
現在の監督は、超一流のスタープレイヤーが揃い「銀河系軍団」と言われていた時代に2001~2006年まで選手とし、MFとして幾多のチャンスを作ったジネディーヌ=ジダン監督です。

現在のレアル・マドリードは「新銀河系軍団」などと呼ばれ、クリスティアーノ=ロナウドをはじめとした多くのスタープレイヤーが所属しています。
レアル・マドリードは勝つだけではなく、「美しいサッカー」をすることが求められますが、幾多の戦術を駆使し、見ている人間を「ワクワク」させるような試合をジダン監督は魅せてくれます。

また、Jリーグにおいても、レジェンド監督の起用は行われています。

例えば、ジュビロ磐田の名波浩監督です。
現役時代はチームだけでなく、日本代表でもゲームメイカーとして活躍し、1990年代後半から2000年代前半の黄金期を築きました。
ところが、その後ジュビロ磐田は勢いが失速し、2014年には遂にJ2に落ちてしまいます。
新しい監督を招集するも振るわず、シーズンの途中で名波監督の就任が決まります。
まるで『ジャイキリ』を髣髴とさせる展開です。

シーズン途中からの就任のため、数か月で立て直すことは難しく、就任した年はJ2残留となりましたが、次年度見事にJ1昇格し、現在もジュビロ磐田を率いています。

『ジャイキリ』でも描かれていますが、チームが強かった当時のスタープレイヤーが監督としてチームに戻ってくることは、サポーターにとっての喜ばしいことです。

あの強かった時代に戻ることができるのではないかという期待もあります。
また、特にゲームメイカーやチャンスメイカーが監督となった場合、あの頃の試合展開を今度は監督として再現し、「またワクワクした試合を観ることができるのではないか」という気持ちになるからかもしれません。

実際、レジェンド監督に対する期待は大きいものです。
名波監督が就任した当時、サポーターの中には名波監督が選手だった当時のユニフォームを着て、スタジアムに通われていた方もいました。

その期待を背負いながら活躍を続けるレジェンド監督からは目が離せません。

ノン-プロ監督 佐倉ヒトシ(さくらひとし)(モンテビア山形)

モンテビア山形を率いる佐倉監督はプロ選手を経験したことがありません。
それどころか、運動神経が悪く、球に触れても自分の頭で考えたように、身体が動いてくれません。
そのため、サッカーは趣味としてスタジアムに通って観戦を楽しんでいました。
そこから佐倉は監督になっていくのです。

このように、実際のサッカー界にもプロとしての経験が全くない、もしくはほとんどなくとも一流の監督としてチームを躍進させている監督がいます。

2016年からマンチェスターユナイテッドを率いているジョゼ=モウリーニョ監督。
彼は、「スペシャル・ワン」と自らを称していますが、まさにその表現に相応しいほどの功績を築いてきた監督でもあります。
様々なクラブでその国のリーグ戦を制し、チャンピオンズリーグを違うクラブを率いて優勝します。
実績を残し続けている彼ですが、実は選手としては自分で「三流以下の選手だった」と話しています。
ポルトガル代表のユース年代に選出されたことはありますが、怪我のため若くして引退します。

しかしながら、監督として自分のヴィジョンをチームに浸透させ、強いチームを作り続けています。
どの世界であっても一流の選手が必ずしも一流の監督になるわけではないのですが、これもその好例と言えるでしょう。

『ジャイキリ』の中で、佐倉監督がプレイヤーでなかった故の葛藤や苦悩、選手とのやり取りが描かれています。
「実際のノン・プロ監督もこの様に苦悩したのだろうか」と想像しながら読むことで、より『ジャイキリ』を楽しむことができます。

Jリーグもジャイキリも見逃せない

『ジャイキリ』には、まだまだ魅力的な監督がいます。
そして、「作中に登場する監督が、実際にいる(もしくはいた)あの監督に似ているな」と考えたり、「もしかしてあの監督がモデルなのだろうか?」と妄想したりと、現実のサッカー界と比較するといった楽しみ方ができるのも『ジャイキリ』の魅力の一つです。

皆さんにとってのレジェンド監督や、ノン・プロ監督は一体誰でしょうか?
ぜひ、『ジャイキリ』を見ながら想像してみてください。

参考元

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