当サイト内に掲載されている[PR][Sponsored]の表記がある商品は広告(アフィリエイトプログラム)により編集部のおすすめとしてご紹介させて頂いております。

SHARE

contents kv

出典:amazon

2019/04/26
4,577 0

「パヴァロッティの再来」と言われるテノール歌手『ヴィットリオ・グリゴーロ』

オペラ好きの人なら魅了されずにはいられない若手のテノール。『ヴィットリオ・グリゴーロ』は世界を代表する歌手。オペラにて全身で歌を表現する彼の魅力を少し紹介したいと思います。

目次

子供の頃から

ヴィットリオはイタリア生まれでローマで育ちました。

彼の父親がいつもオペラを聴いていた影響でヴィットリオは幼い頃からオペラ音楽に囲まれて育ちます。

9歳頃からはシスティーナ礼拝堂の聖歌隊に入り、彼の歌唱力が他の人にも認められソロで歌う事もありました。

そして、13才の時にローマの歌劇場で公演された「トスカ」に羊飼いの少年の役で出る事になりました。

この上演でのカヴァラドッシ役はパヴァロッティだったのですが、ヴィットリオに大変感動して「小さなパヴァロッティ」と呼ばれる様になりました。

その後、ヴィットリオは18歳でウィーン・オペラ・カンパニーに入団。

ミラノのスカラ座で初めてヴィットリオが歌ったのは23歳の時です。テノールとしての出演はそれまでの最年少で記録の更新となりました。

決断

それからもヴィットリオは歌手としてキャリアを積んで行くのですが、彼はレーサーになりたいほど自動車レースが好きで、実際にレースにも出場したりしていました。

しかし、ある日レース中に事故に遭い、怪我を負ってしまいコンサートをキャンセルしなくてはいけないという事態になってしまったのです。

その時に彼は究極の選択を突きつけられ、「自分は歌手として生きていく」事を決断したのです。

革命

また、イタリアでは2004年まで徴兵制度があったので、18歳以上の男子は兵役に服す義務が課せられていました。

勿論、ヴィットリオにもその年齢に達した後に徴兵令が出されました。

しかし、彼は既に国際レベルでオペラ歌手として活動をしており、音楽家として国に奉仕しています。そして兵役に服する時間が無いし、契約を打ち切ると多大な損害になるので、訴訟を起こし、裁判で徴兵免除を勝ち取ったのだそうです。

それまで芸術家や文化人で徴兵義務を免除されたのは彼が初めてのイタリア人だったので、ヴィットリオは新しい時代への革命を起こした人物とも言えるのではないでしょうか。

歌手として

歌を愛するヴィットリオは、実はオペラに限らずポップスも好きなのだそうです。

そんな彼は以前はポップス・アーティストとしても活動していたことがありました。

二足の草鞋を履く事をオペラファンの中にはあまり好感を感じなかった方達もいたのかもしれません。

しかし、クラッシック音楽離れ傾向にある次世代の人達に興味を持ってもらいたいという彼の思いもあった様です。

ヴィットリオは自らメディアにも多く出演し、クラッシック音楽の良さを広めたいと頑張っています。

オペラというのは身体全体を使う音楽で、音楽のテンポ、音符などについても知らなければならない。

彼はそんなオペラの訓練、勉強が好きなのだそうです。

タレント性

ヴィットリオは「パヴァロッティの再来」「ヴィラゾンの後継者」などと言われる才能ある歌手です。

イタリアはミラノのスカラ座をはじめ、ベルリン・ドイツ・オペラ、シドニー・オペラハウスなどの世界トップクラスの歌劇場で歌い、世界各国の音楽祭にも出演しています。

アントニオ・パッパーノなどの有名な指揮者たちからも絶賛されるタレント性。

彼の人気・実力は本物で、欧米では熱狂的なファンもいて、あのメトロポリタン歌劇場でパヴァロッティ以来二人目となるリサイタルを行ったそうです。

まとめ

ヴィットリオの容姿もさることながら、高音の流れるように響く優しい声、表現の深さ…これは観て頂かないと言葉では表しきれませんが素晴らしい天性の持ち主なのでしょう。

先日、NYで公演されたオペラ「ロミオとジュリエット」も躍動的な演技に歌と音楽で素晴らしい物でした。

2015年に初来日しリサイタルが催されたようですが、今後の予定はあるのでしょうか?

まだまだ活動的にスケジュールをこなしている彼なので、近い内に日本に又来てくれるのではないかと信じています。

又、幾つかのアルバムも出されていますが、どれも聴き応えのある物ばかりです。

特に、彼の歌うイタリア語のオペラ歌曲は発音がイタリア人ならではの自然感が美しく素晴らしいです。

是非『ヴィットリオ・グリゴーロ』を堪能してみて下さい。

参考元

当社は、本記事に起因して利用者に生じたあらゆる行動・損害について一切の責任を負うものではありません。 本記事を用いて行う行動に関する判断・決定は、利用者本人の責任において行っていただきますようお願いいたします。

合わせて読みたい

「演劇・舞台」人気ニュースランキング