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2017/04/17
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【血界戦線】魔界都市の弱者に学ぶ、立ち向かうことの意味

一般人は生き残ることさえ難しい、魔界都市ヘルサレムズ・ロットに生きる貧弱な主人公レオ。時におびえながらも数々の危機へ立ち向かう彼の姿は、強大な困難に挑むことの意味を教えてくれる。

敵も味方も超スケール

「手始めに世界を救うのだ」という壮大なキャッチコピーと共に始まった漫画「血界戦線」。

漫画本編の内容も、キャッチコピーに負けず劣らずスケールの大きいものとなっている。



舞台となっている魔界都市「ヘルサレムズ・ロット」からして、ニューヨークを一晩で消滅させて土地を乗っ取ったというとんでもない街で、主な住民は異世界から現れたバケモノたち。

魔術や超科学を駆使する彼らを地球人類の常識で測ることはできず、中にはポテトチップスをつまむような感覚で世界を滅ぼせる魔人さえも混ざっている。

そんな魔人や災厄と戦い、世界を守護する者たちの組織こそが「ライブラ」だ。

ただしこのライブラ、一般的なヒーローとは一線を画したとんでもない集団でもある。

たった一人で武装集団を蹴散らすのは序の口で、一国の軍隊でさえ彼らを恐れる。

高層ビルに匹敵する大きさをほこる巨大モンスターマシンが現れたとしても、ライブラのメンバーはそれをパンチで粉々にしてしまう。

超スケールの敵に立ち向かうライブラもまた、凄まじい超スケールの存在なのだ。

超スケールに紛れ込んだ一般人、レオ

そんな超人で構成されているライブラに、一人だけ一般人がいる。

それこそが「血界戦線」の主人公である少年・レオだ。

彼は生まれも育ちも平凡な少年で、戦うための心構えを学んでいるわけでもない。

戦闘能力はまったく持たず、その辺のチンピラに絡まれただけで負けてしまう。

カツアゲにあって財布を取られるのも日常茶飯事だ。


厳密には彼もまた一般人ではなく、両目に特殊な力を持っている。

だがその力は「顕微鏡のように細かく物を見る」「他人の視界をジャックする」など戦闘能力にはつながらないものばかりだ。

どれほど視力が優れていたとしても、それだけで高層ビルに匹敵する巨大モンスターマシンを止められるだろうか?

絶えず大事件が巻き起こるヘルサレムズ・ロットにおいて、彼の存在はあまりにもちっぽけだ。

魔界で戦うレオが教えてくれる、立ち向かうことの意味

だが、レオは決して逃げない。

傷だらけになり、時には震えをかみ殺しながら自分の手にはあまるような大事件へと立ち向かうのだ。

彼はできる限りを尽くしてライブラのメンバーをサポートし、時には彼の目が勝利の鍵を見つけ出すことさえある。

モンスターマシンを止める作戦において鍵になったのは、他ならぬレオだった。


超人たちが集まる魔界都市でちっぽけなレオが懸命に戦う姿は、強大な敵に立ち向かう意味を教えてくれる。

課題、仕事、トラブル……ヘルサレムズ・ロットに比べれば圧倒的に平和な現実にも、たくさんの強敵が待ち受けている。

だが、あまりにも強大な敵を前にした時、どうせかなわないからと逃げてはいないだろうか?

挑む前から勝敗を決めつけてはいないだろうか?


自分の手には負えないと思えるものでも、挑んでみる価値はある。

もしかしたら勝ててしまうかもしれない。

たとえ勝てなくても、レオの目のように、誰かが解決するための助けになれるかもしれない。

逃げてなんとかなる事態もあるだろう。

だがレオが直面する世界の危機のように、逃げることさえ許されない戦いだってあるはずだ。

そんな戦いに挑む時、魔人たちに立ち向かった弱者・レオの姿は手本となる。


「どんなにちっぽけな存在でもやれることがきっとある」と、レオの両目は力強く語っているのだ。

参考元

  • ・ジャンプコミックス「血界戦線」集英社

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山田雄介

written by 山田雄介

「あっ」と言うような面白さを映画・ドラマ・漫画・アニメから取りだして記事にしています。大好物はややB級よりのアクションやサスペンス。

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