人気絶頂のWeb漫画『胡蝶の夢路』美しい和風ファンタジーに心もトロける

『胡蝶の夢路』とは

『胡蝶の夢路』は、2014年から無料（一部有料）Web漫画comicoで連載中の漫画である。

原作者は『真夏日』や『雨の降る町』など、優しい色使いと癒される雰囲気で人気を博した志摩。

忘れかけていた何かを思い出させてくれるような、人との関わり方を教えてくれるような、その世界観のすべてが優しいと絶賛されている。

これまでの作品は1話完結、3話完結という短いものであったが、この作品は完結まで先が長いようだ。

『胡蝶の夢路』のなかでの妖の世界は、食べるものや着るものなど、人の世界とさほど変わりないが、中には人を食らう妖もいる。

胡蝶は優しい妖たちに助けられながら、少しずつ彼らの世界に馴染み、妖について多くのことを学んでいくのだ。

必要とされたい、嫌われたくないと思っていた胡蝶の心に変化が訪れるのか…。

Web漫画サイト「comico」って何？

comicoは無料のWeb小説漫画サイトで、スマートフォンやパソコンから読むことができる。

無料会員登録すると毎日レンタル券やポイントが貰え、無料以外のものはレンタル券を使用して読むことができる。

読める期間はレンタルから1週間だが、ポイントを使ったものは、購入したことになるのでいつでも読むことができる。

オリジナル小説・漫画作品は100以上揃っており、縦スクロールで読み進めるタイプのものである。

『胡蝶の夢路』は2017年4月16日現在、138話まで公開されているが、ポイントを使用すると次にアップされる139話が”先読み”できる仕組みとなっている。

きゅん死しちゃうほどトロけるストーリー

誰かに必要とされたかった主人公の澄（すみ）。自分でできることは何でも引き受けた。しかし必要とされればされるほど、どんどん渇いていったのである。

ある時、目覚めるとそこは自分のいた世界ではなく、妖たちが住む美しい街だった。

そう…死に掛けた彼女を救ってくれたのは”銀（しろがね）”という妖。澄は半妖という存在になっていたのだ。

澄は自分の名を捨て新たに”胡蝶（こちょう）”と名をもらい、妖の世界で生きていこうと決めたのである。

無愛想だった銀が、胡蝶の前向きさと、思わぬ心の強さに惹かれ、お互いが大切な存在となっていく。

銀の過去に何があろうと、どんな妖でも構わないという胡蝶の強い思い。胡蝶が側にいないと不安になるという銀の恋心。

何気ない日常を描いているが、信じあう二人の優しい想いが美しく繊細なストーリーを生み出している。

妖の街の住人？住妖？

銀（しろがね）

銀は死に掛けた胡蝶を助けた妖で、右目を髪で隠している。

夢を見ない妖に、夢見るものから取り出した夢を売る”夢売り”という商いをしている。

初めは胡蝶を拾ったことを面倒だと思っていたが一緒に過ごすうち徐々に惹かれていく。

妖の種類としては鬼で、自分の故郷を湖に沈めた過去がある。

しかしそれは故郷を守るためであり、自分の父をも守るためのことであった。

胡蝶（こちょう）

胡蝶は、禁じられている術で半妖となって生まれ変わった元人間。

誰かに必要とされたい一心で、生徒会も委員会もすべて自分にできるものは全て引き受けていた。

しかし必要とされる度、渇きが増すだけで満たされなかったのだ。

妖の世界なら自分を本当に必要としてくれる人がいるかもしれない。そう思っていた。

積極的に触れてくる銀に戸惑いながらも、追いかけているのはきっと自分の方だと、銀への想いに気がついている。

朔（さく）

朔は狐の妖で薬師。一般的な薬から呪いに用いるものまで何でも作ることができる。

銀の過去に何があったのかも知っており、銀が故郷を沈めた際も一緒にいた。

銀の心の苦しみはよく知っており、禁術を使った銀の心配もしている。

優しい世界観と繊細な絵タッチが女性から高評価！

この作品を読んだとき、一番先に絵の美しさが目に入るのではないだろうか。

とにかく美しいイラストが印象的な漫画だが、物語の背景となる時代や雰囲気、妖の世界観がしっかりと描かれている。

線も柔らかで繊細、キャラクターたちの表現も豊かで、淡い色使いにも癒されるのである。

特に銀の美しさは女性にも人気が高く、髪の毛1本にいたっても手を抜かず、その姿を一言でいうならば”綺麗”としか言いようがないだろう。

この世界観にハマる女性も多いが、実は男性ファンも少なくはないのだ。

『胡蝶の夢路』更新日はいつ？

『胡蝶の夢路』は毎週木曜日が更新となっているが、作者の都合により休載することもある。

お気に入りに追加すると、更新情報を受け取れるので、ハマった方はこの機能をオススメする。

いまなら、1話～14話なら無料で見られるので、是非一度読んでみてはいかがだろうか。