当サイト内に掲載されている[PR][Sponsored]の表記がある商品は広告(アフィリエイトプログラム)により編集部のおすすめとしてご紹介>させて頂いております。

SHARE

contents kv

出典:amazon

2017/06/16
1,796 0

『ヒトクイ-origin-』チェーンメールから始まった怪現象の魅力に迫る!!

世間で集団突然死事件が頻発していた同じ頃、巷で噂になっている突然死事件の真相と書かれた謎のチェーンメール「ヒトクイ」。人間を巣に引きずり込み、満腹になるまで捕食は終わらない。巣に閉じ込められた人間が、生き残りをかけてヒトクイとの駆け引きを描いた『ヒトクイ-origin-』の魅力に迫ります。

目次

『ヒトクイ』はWEB漫画から始まった

出典:amazon

『ヒトクイ』とは原作者MITAがWEB投稿サイトの新都者にて自身が投稿していたオリジナル作品です。

WEB漫画サイト「裏サンデー」での商業リメイクを機に独立し、自身のWEBサイトにて現在も連載中の漫画作品です

かくして、MITA自身は原作となり、作画に太田羊羹を迎えて『ヒトクイ』の前日譚とも言うべきスピンオフ作品『ヒト喰イ』が裏サンデーにて連載されることとなりました。

前述のとおり、『ヒト喰イ』は『ヒトクイ』本編のスピンオフであり、スピンオフから始まるというリメイク作品としては珍しい展開となりました。

『ヒト喰イ』の連載によって原作の伏線や人間関係が浮き彫りになり、謎が少しずつ解けていったところで連載は終了します。

そして本編である『ヒトクイ』の商業リメイク『ヒトクイ-origin-』がはじまるのでした。

『ヒトクイ』を巡り絡み合う謎と伏線の連鎖

『ヒトクイ』の主人公・中村陽太は目つきが悪い、眉毛が特徴的な悪知恵の働く高校生です。

幼馴染の来栖スミレと同じ高校に通っていました。

なんの能力も持たず非力な彼が、人を出し抜く性格と閃きでヒトクイと呼ばれる化け物たちとの頭脳戦を展開していきます

『ヒトクイ』では登場人物の関係性や、「なぜヒトクイになったのか?」などの謎がすぐには理解できないかもしれません。

『ヒト喰イ』では、その謎のすべてが解明されるわけではありません。新たな伏線として読者の多くを混乱させることもないとは言い切れないでしょう

しかし、『ヒト喰イ』を読むことで登場人物の動機が判明し、『ヒトクイ-origin-』に続くことで読者は大きな衝撃を受けることは間違いないでしょう

独自の世界観を構成する設定

世界観は現実の世界に準拠したものでありますが、物語の根幹となる部分にはヒトクイ化の原因があります。

そもそもヒトクイとは、「H10-ki」と言う薬品を投与することで脳に変異が現れ、ヒトクイ化が始まります

ヒトクイ化によって脳に変異が現れることで、食人衝動や凶暴性を増すなど、人間性に大きな変化が現れます

そして、一部の人間が相手の脳に声を届ける「テレパス能力」も『ヒトクイ』の世界に大きく関わっています

「脳の病気」とされているこのテレパスがヒトクイとどのように関わっているのか、その謎も物語が進むにつれて明らかになっていきます。

絡み合った人間関係

『ヒトクイ』の登場人物たちは、それぞれが目的や意思を持ってそれぞれの理由で行動しています。

なぜヒトクイとして存在するのか、なぜ暗躍しているのかなど理由がない者は一人も居ないのです

人を食らう怪物「ヒトクイ」、ヒトクイに立ち向かう存在である「喰人(クラウド)」、それぞれの立場や視点で物語が進んでいきます。

中村陽太

本編『ヒトクイ』と『ヒトクイ-origin-』の主人公です。彼がヒトクイの巣に巻き込まれたことで物語が展開されていきます。

狡猾で愛想の無い少年ですが、彼は幼少期に政治家である父が首吊り自殺をしている姿を発見してしまいます。父親を尊敬していた陽太にとって、父の死が人格形成に影響したことは間違いないと考えられます。

常々父親の言葉を思い出しずる賢い性格もそれが原因の一端であることが窺えます。

しかし、心の奥底では父親譲りの正義感や優しさを持っていることも作中で垣間見せることがあり、特に幼馴染のスミレのことにおいては、すべてにおいて優先させる考えを持っています

佐々木アキラ

『ヒトクイ』に登場する喰人で、『ヒト喰イ』における主人公です。『ヒトクイ』でのクールなイメージの彼とは違い、『ヒト喰イ』ではポジティブで残念なイケメンとして描かれているのはある種衝撃的です。

彼がなぜ喰人となったのか、なぜ本編での性格に至ったのかは『ヒト喰イ』において判明します。

そして、本編ではあまり語られなかった彼と登場人物たちの相関関係も『ヒト喰イ』の物語が進むことで衝撃的な事実が判明していきます。

彼の背負った運命と過去、そして『ヒト喰イ』のラストから『ヒトクイ-origin-』へとリンクする展開は、『ヒトクイ』と言う作品で最大の盛り上がりを見せることになります。

来栖スミレ

中村陽太の幼馴染で脳の病気である「T0-pt」と呼ばれる「テレパス能力」を持った高校生の少女です。

スミレは小学校時代に、このテレパス能力のせいで周囲の声が聞こえ、それが原因で担任教師を含むいじめに遭っていました

そこに転入してきた陽太の悪知恵で教師共々成敗する出来事が起こり、それ以降スミレにとって陽太はかけがえのない存在となりました。

物語のヒロインであると同時にテレパスと言う重要な能力を持つ彼女の存在は、物語の全てに関わる存在であることが徐々に判明していきます

本編『ヒトクイ-origin-』で佳境に迫る!

2010年4月1日より始まった原作『ヒトクイ』はスピンオフ作品の『ヒト喰イ』を経て、『ヒトクイ-origin-』としてリメイクされました。

並行して原作者MITAによる『ヒトクイ』も、自身のWEBサイトで公開されていましたが、ついにリメイク作品が原作に追いつきました

以降の物語はリメイク作品である『ヒトクイ-origin-』内で展開されており、当時からの読者もリメイク作品で追う展開となります。

ますます目が離せない『ヒトクイ-origin-』はもちろん、原作者MITAのサイトで原作『ヒトクイ』のMITA自身による更新が楽しみとなります

参考元

当社は、本記事に起因して利用者に生じたあらゆる行動・損害について一切の責任を負うものではありません。 本記事を用いて行う行動に関する判断・決定は、利用者本人の責任において行っていただきますようお願いいたします。

合わせて読みたい

「漫画・本」人気ニュースランキング