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2017/02/06
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『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』はハリウッドのシニカルな自己批評?

バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)が今すぐ観れる

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『バベル』のアレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ監督、マイケル・キートン主演でアカデミー賞作品賞その他4部門を制した『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』。批評家、観客ともに激賞され、2014年最大の話題作となったこの映画の魅力に迫りたいと思います。

目次

『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』アカデミー賞4冠!! これは批評性に満ちたブラック・コメディ

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全編ワンカットのような長回しのカメラワーク、ハリウッドスターを実名で酷評する大胆な風刺性、それに現実と幻想が一元的に表現される不条理なストーリーにて、アカデミー賞9部門にノミネート、4部門での受賞を成し遂げた怪作『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』。

アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ監督率いるスタッフ陣の超絶的な技巧と、主演マイケル・キートンの熱演で、圧倒的な完成度を誇る作品に仕上がっています。


現今の、ハリウッドのアメコミ・ヒーローばかりがヒットを生む映画界を揶揄するかのようなこの作品の問題定義は、ユーモアを交えた冷徹な自己批評と見てとれます。

根幹を成すのは、名声にとらわれた初老の男の人生観の変容です。

それが見事に映像で視覚的に捉えられています。


また、脇を固めるキャストも豪華です。

『真実の行方』での衝撃的なデビュー以来、注目を浴び続ける、アメリカ屈指の実力派俳優、エドワード・ノートンの演技が見られるのも、この作品の大きな魅力のひとつといえるでしょう。

『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』あらすじ

かつてヒーロー映画『バードマン』の主演として一世を風靡した俳優のリーガンマイケル・キートン)。

世界中で数十億ドルを稼ぎ出したヒット作でしたが、その後キャリアは停滞し、不遇の時代を送っています。


60歳を過ぎて、本質的な芸術作品を残し、名声を取り戻したいと考えるリーガンは再起をかけて、自らが演出、脚本、主演をつとめるブロードウェイの舞台に臨みます。


しかし、プレビュー公演の直前に出演俳優がケガをし、急遽、代役としてマイク(エドワード・ノートン)が選ばれます

才能豊かで熱意のあるマイクですが、その言動は自己中心的で問題が多く、プレビュー公演はさんざんな結果となってしまうのでした……。

『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』を彩る豪華キャスト

リーガン・トムソン【マイケル・キートン】

本作で主人公リーガンを演じたマイケル・キートン

ゴールデングローブ賞主演男優賞を受賞しています


初老の年齢になり、過去の自らの栄光にすがりつく惨めな俳優であるリーガン。

自分の心の声にさいなまれ、ひとりでいる時は決まって頭の中で超能力を使うという、分裂症気味なキャラクターです。SNSが大嫌いです。

マイク・シャイナー【エドワード・ノートン】

実力は抜群ですが、ナルシストで身勝手なトラブルメイカー・マイクを演じたのはエドワード・ノートン

これまでもカメレオン俳優として様々な作品に出演し、日本でもファンの多い名優として知られています。

サマンサ(サム)・トムソン【エマ・ストーン】

リーガンの実娘で、薬物依存症の治療を終えたばかりのマネージャー・サマンサを演じたのは『アメージング・スパイダーマン』や『ヘルプ』『ラブ・アゲイン』などの話題作に出演しているエマ・ストーン

これからの活躍が期待の若手女優です。


本編ではコケティッシュな魅力を振りまきながらも、父親に対して辛辣な批評を浴びせかけます。

レズリー・トルーマン【ナオミ・ワッツ】

マイクの恋人で、ブロードウェイに憧れを抱く女優、レズリー・トルーマンを演じるナオミ・ワッツ

売れない女優役を遅咲きのキャリアであるナオミ・ワッツが演じるところがアイロニカルな魅力を感じさせます。

ジェイク【 ザック・ガリフィアナキス】

リーガンの友人であり、弁護士であり、プロデューサーのジェイクを演じたのは『ハングオーバー!』出演で、大ブレイクを果たしたコメディアンのザック・ガリフィアナキスです。

本編でもコミカルな演技を見せてくれます。

『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』監督はアレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ

『21グラム』『バベル』で世界を席巻したイニャリトゥ監督メキシコ出身です。

本作でついにアカデミー監督賞を受賞。キャリアの頂点に立ちました。

その後、2016年『レヴェナント:蘇りし者』でも同賞受賞の快挙を成し遂げました。


常に作家性の高い作品を撮ってきたイニャリトゥ監督にとっても『バードマン』は異色の作品といえます。

これまでシリアス・ドラマを中心にメガホンを執ってきたイニャリトゥ監督ですが、本作は初のコメディ作品です。

複雑なドラマを緻密な演出で組み上げ、2014年度最大の話題作に仕立てました。

アカデミー賞受賞の脅威の長回し【撮影監督エマニュエル・ルベツキ】

本作で、一度もカットを切らずに撮影したような、長回しでのカメラワークを披露したエマニュエル・ルベツキは、メキシコ出身の撮影監督です。

これまでにも『ゼロ・グラビティ』でアカデミー賞撮影賞を受賞、本作『バードマン』でも同賞を受賞、さらに2015年にも『レヴェナント:蘇えりし者』でオスカー獲得。なんと史上初の3年連続での受賞となります。



『バードマン あるいは(予期せぬ奇跡)』は高度な技術とアーティスティックな感性がつくりあげた、映画史に残る傑作といっても、決して過言ではないでしょう。

参考元

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