“お小遣い男性”の約半数は給付金10万円を妻から貰えないという結果に!【マネ会が調査】

“お小遣い男性”の約半数は給付金10万円を妻から貰えないという結果に!【マネ会が調査】

安倍政権が打ち出した新型コロナウイルス対策の「特別定額給付金(以下、給付金)」。

国民1人に付き10万円を支給する制度ですが、世の“お小遣い男性”は、家計を管理している妻から給付金を支給されるのでしょうか?

“知って得するお金の情報メディア”「マネ会」では、家計を管理している全国の妻370名を対象に、旦那の給付金の使いみちについて調査しました。

調査概要
  •  調査時期:2020年6月
  • 調査方法:インターネット
  • 調査地域:全国
  • 調査人数1:家計を管理している妻370名
  • 調査人数2:妻からお小遣いをもらっている男性136名
  • 調査内容:特別定額給付金の使いみちについて

“お小遣い男性”の45%は給付金を妻から貰えない!

全国の家計を管理する妻370名を対象に「給付金10万円を旦那に渡すか」と質問したところ、全体の約45%にあたる166名が「渡さない」と回答しました。

給付金を旦那に渡す割合

また、「一部渡す」という回答は約30%となり、合わせて約75%の“お小遣い男性”は給付金10万円全額を自由に使えないことがわかりました。

なお、「一部渡す」と回答した方に、いくら渡すか聞いたところ、下記のようになりました。

給付金をいくら旦那に渡すかの割合

上記の通り、5万円以下の方が約90%にのぼり、旦那に渡す平均金額は約36,700円となりました。

では、旦那に渡さずに残った給付金はどのように使われるのでしょうか?

「一部渡す」、「渡さない」と答えた方に、その理由を聞いたところ、約35%の方が「貯金に回す」と回答、続いて「生活費に回す」という回答が約29%となりました。

給付金を渡さない理由

そのほか、「家族の旅行や娯楽費用として使う」という回答や、「子供の養育費」といった回答もあり、総じて家計を管理している妻は家族のことを考えて使いみちを決めていることがわかりました。

一方で、「旦那が無駄遣いしそうだから渡さない」という回答も約10%にのぼり、“お小遣い男性”の肩身の狭さを感じる結果となりました。

“お小遣い男性”の4人に1人は10万円を自由に使える!

約45%の妻が給付金を旦那に「渡さない」と回答した一方で、全体の約26%にあたる98名は「全額渡す」と回答し、“お小遣い男性”の、約4人に1人は10万円を全額使えることがわかります。

給付金全額を旦那に渡す割合

また、「全額渡す」と回答した方の割合を世帯年収別に見てみると、世帯年収400万円未満の場合は約22%だったのに対して、1,000万を超えている場合は約35%となり、世帯年収が高くなるにつれて、旦那に給付金を全額渡す割合が増える傾向がみえました。

“お小遣い男性”の15%はそもそも給付金を使える認識がなかった

ここまで家計を管理する妻の声をとりあげましたが、世の“お小遣い男性”は給付金についてどう思っているのでしょうか?

マネ会では世の“お小遣い男性”を対象に追加アンケートを実施。136名の声を集めました。

給付金を「一部使える」、「使えない」と回答した“お小遣い男性”に、なぜ給付金を使えないか聞いたところ、約15%の方は「自然に妻が管理していた」、「そもそも使える認識がなかった」と回答。

普段から妻に家計を握られているため、給付金も自然と妻が管理するものと考えている男性も少なくないということが伺えます。

女性の5%、男性の10%はパートナーに言えない給付金の使いみちがある!

続いてパートナーに言えない給付金の使いみちがあるかどうかについて聞いたところ、女性の約5%、そして男性の約10%は「ある」と回答していました。

女性の使いみちとしては、脱毛やプチ整形といった美容代などの自己投資に充てる方が目立ち、男性はギャンブルやキャバクラなどのナイトクラブ、飲み会といった趣味や娯楽などの使いみちが多くあがりました。

旦那に言えない使いみち例
  • 「数万円程度のプチ整形をしたいです。」
  • 「医療脱毛に使いたいと考えています。」
妻に言えない使いみち例
  • 「風俗に使いたいと思っているので妻には言えません。」
  • 「妻に内緒で飲み会を開こうと思っています。誘うメンバーの中には好意を寄せる女性も含まれています。下心もあるため、妻には言えません。」

「旦那が無駄遣いしそうだから渡さない」と考えている女性も10%程度いましたが、上記の使いみちから鑑みると、女性の読みはあながち間違っていないのかもしれません。

まとめ

新型コロナウイルス対策で打ち出された10万円の給付金。

多くの家庭では、今後のために貯金に回したり、生活費の足しにしたりと、新型コロナウイルスの影響で受けたダメージを補填するような使い方をしていることがわかりました。

1人10万円と打ち出されているものの、妻が家計を預かっている家庭の場合、多くの男性は10万円を自由に使うことができず、妻に握られていることも調査から浮き彫りになりました。

また、“お小遣い男性”の7人に1人が、「自然に妻が管理していた」、「そもそも使える認識がなかった」と回答していることから、“お小遣い男性”にとって給付金10万円は、どこか他人事に感じているのかもしれません。