3月末まで必見!優待取りクロストレードお勧め銘柄を紹介!

3月末は多くの上場企業が決算を迎え、3月末日株式名簿に登録されている人たちに対して優待物が配られます。

優待物は企業が提供しているお買物券や、運賃が半額になる優待券、自社商品の詰め合わせなど、お得なものが沢山あります。

 

魅力的な優待物ですが、優待物をとる為に1日だけ株主になろうと購入して次の日売ろうとすると、配当落ちや優待物落ちから売りが殺到して有体物以上の損失が出てしまう苦い思いをした人も多いでしょう。

「優待物が欲しいけれども価格下落は嫌」、「なんとか価格変動リスクなしで優待を貰いたい」という人は、今回優待取りクロストレードを試してみましょう。

 

優待取りクロストレードの方法と、2018年3月の人気優待銘柄で優待取りクロストレードで得ができそうな人気優待銘柄をご紹介します。

 

目次

 

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1. 優待取りクロストレードって何

「クロストレード」とは、同じ銘柄を同じ数量、同じ価格で購入することです。

今回は現物の購入と信用取引の空売りを組み合わせて、優待物の価格変動リスクをゼロ円にする「優待取りクロストレード」を使います。

 

優待取りクロストレードとは

優待物を価格絵変動リスクゼロでとる「優待取りクロストレード」とは、「①現物取引で優待物の銘柄を購入、②信用取引で優待物の銘柄を空売りする」といったクロストレードを組むことを指します。

 

【8267】イオン(2月末決算)の3%優待がとりたい場合

2018年2月23日 (受渡日2月28日)

  • 寄り付き前【8267】イオン 現物で100株の成行買い注文を出す
  • 寄り付き前【8267】イオン 信用取引で100株 新規成行売り注文を出す(空売り)。

2018年2月26日 (受渡日3月1日)

  • 【8267】イオン 信用取引の空売り分100株を購入した現物株を渡すことによってポジションをクローズ(現渡)

 

上記の取引を行うことによって、優待取りクロストレードは完成します。

 

寄り付き前の現物株の買い、信用取引の空売り注文は必ず同じ約定価格になり、翌日受渡しをして消滅しますから、価格変動リスクは発生しません。

一方、2月23日に現物株を購入したことによって株主名簿にあなたの名前が記録され、優待を貰える権利が発生します。

 

信用取引の空売りは日本証券金融から株を借りており、日本証券金融は信用取引については優待物のやり取りを行っていませんので、返却する必要はありません(※信用の買い手に渡さないルールになっているため)。

 

まとめますと、優待取りクロストレードを行うことにより、価格変動リスクをゼロで優待物を取得できるようになるわけです。

 

クロストレードのコスト

価格変動リスクをなしにして優待物を取得することは可能ですが、現物の買い注文と信用の売り注文、翌日に現渡を行う場合にはコストが発生します。

主なコストを、ネット証券最大手のSBI証券スタンダードプランでシミュレーションしてみます。

 

【8267】イオンを100株(約17万円)で優待取りクロストレードを行った場合のコスト
現物取引買いにかかる手数料

  • ・売買手数料:税込113円
  • ・信用取引売りにかかる手数料(制度信用) 借入期間2月28日(金)~3月1日(月)の1日間
  • 売買手数料:税込145円
  • ・貸借料:17.5万円×1.15%×1日間/365日=約6円
  • ・逆日歩:2.35円(本記事での逆日歩は情報ベンダーの過去データを使用しています。)
  • ・現渡手数料:なし

 

逆日歩以外のコストの合計は約274円と品貸料(逆日歩)以外の見えているコストは、あまり大きくないとわかります(※配当調整金については微々たる金額ですので省きます)。

 

優待取りクロストレードのリスク、今年は休日をはさむので特に注意!

優待取りクロストレード最大のリスクは、「逆日歩が時価で発生し、逆日歩の数字が確定するのはその日の売買が終了した後」という点です。

 

【8267】イオン100株の2018年2月23日の品貸料(逆日歩)は2.35円だったので、100株を購入すると235円の逆日歩がかかります。

【8267】イオンを100株購入していると、イオンで購入した時の3%キャッシュバックオーナーズカードがもらえますので、274円+235円の合計、509円で優待物をとることが可能だったことになります。

 

イオンで16,966円分買い物をすれば元が取れますので、普段からイオンを利用している人にとっては優待取りクロストレードは成功したと言えるでしょう。

 

今年のイオンでは優待取りクロストレードが成功しましたが、逆日歩の発生と金額はその日引けた後じゃないとわからないことに注意しなければいけません。

逆日歩が100円と言われて、「高すぎるのでやっぱり止めます」とは言えないのです。

 

失敗例として、【2226】湖池屋の2016年12月決算期での逆日歩推移を見てみましょう。

 

【2226】湖池屋

  • 2016年12月26日 0.10円
  • 2016年12月27日 320円

権利付き最終日1日前は1株当たり0.1の逆日歩で落ち着いていましたが、翌日の権利付き最終日には320円の逆日歩に高騰しています。

1単元100株借りたとして、320円×100株=32,000円の逆日歩コストがかかります(もらえるのは1,000円相当の自社商品)。

 

年末が絡むと、休みの日の分の逆日歩として上乗せされ高騰しやすいのです。

逆日歩コストは権利落ち日の夕方にならないと発表されませんので、発表された時点でとんでもなく損をしてしまうトレードをしたと判明するわけです

 

ちなみに、湖池屋の逆日歩は2014年12月権利確定日で144円、2015年12月25日の権利確定日で256円ですから、毎年のように優待取りトレードで失敗する人が発生する優待取りトレード殺しの銘柄です。

 

2018年3月末は3月30日~4月2日と休日を挟みますので、逆日歩が発生するとコストが通常の日数の3倍発生します。

そのため、優待物がコストより高くならないように銘柄を吟味しなければいけません。

 

逆日歩発生のメカニズム

逆日歩の発生メカニズムについて少しふれておきましょう。

日証金には色々な証券会社から、信用取引の買いと売りに絡んだ株のニーズが入ってきます。

 

【9984】ソフトバンク(3月14日時点)の場合

  • 信用取引の買い注文から積みあがった融資残高:584,400株
  • 信用取引の空売り注文から積みあがった貸株残高:1,900株

上記のようになっていますから、信用取引で購入していて日証金が管理している残高の方が貸株よりも多く、この状態では逆日歩は借りません。

 

それでは、貸株残高が1,000,000株に突如増加したらどうでしょう。

 

日証金は、足りない415,600株をどこからか調達してこなければいけません。

この調達には現金担保付株券貸借取引や無短貸株等などで借りてくるため、コストが別途かかります。

この融資残高より貸株残高が多くなったときに、逆日歩が発生するわけです。

 

ただ、ソフトバンクの様な大量に発行されている大型株はさまざまな金融機関が保有しています。

そのため、探せばすぐ見つかりますし、やすいコストで借りられます。

コストが安ければ、逆日歩の値もそこまで高騰しません。

 

困るのは大型株ではなく、マザーズ等の新興市場や、時価総額が低い銘柄で売る人が増加した場合です。

 

失敗例であげた湖池屋はジャスダック市場上場で、しかも時価総額260億程度で決して大きくありません。

湖池屋を保持している金融機関は少なく、いろいろなところから空売りされた湖池屋株式を高いコストを支払って借りてくるため、逆日歩も高騰してしまうのです。

 

  • ・貸株残高が融資残高を上回ると逆日歩が発生する
  • ・企業規模が小さければ小さいほど株の調達に苦戦して、逆日歩が流動的に高騰する

上記の点を覚えておくといいでしょう。

 

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2.人気の優待銘柄、優待取りクロストレードは可能か?!

3月末日決算で優待物が魅力的とされる人気優待銘柄を10個ピックアップしました。

人気優待銘柄10選で優待取りクロストレードのお勧め度を、優待物の内容、逆日歩過去データ、直近の信用取引残高から検証していきます。

 

【人気優待銘柄10選】

4661

オリエンタルランド
7412 アトム
7550 ゼンショー
7616 コロワイド
9831 ヤマダ電機
3563 スシロー
9201 日本航空
8591 オリックス
8153 モスフード
9936 王将フードサービス

 

【4661】オリエンタルランド 株価10,455円(3/15)

<優待内容> 
東京ディズニーランドか東京ディズニーシー、どちらかのパークの1デーパスポートと引き換え

100株以上

1枚(3月末のみ)
400株以上 1枚
800株以上 2枚
1,200株以上 3枚
1,600株以上 4枚
2,000株以上 5枚
2,400株以上 6枚

 

4661オリエンタルランド

逆日歩
2014年  
2014/3/25 0
2014/3/26 9.2
2014/3/27 0
2015年  
2015/3/25  
2015/3/26  
2015/3/27 0
2016年  
2016/3/25 0.15
2016/3/28 2.85
2016/3/29 0.45
2017年  
2017/3/27  
2017/3/28 3
2017/3/29 0.05
2018年直近  
2018/3/12 0
2018/3/13 0

 

4661オリエンタルランド

2018年直近の信用取引残高      
  2018/3/14 2018/3/13 2018/3/12 2018/3/9 2018/3/8
融資残高 - 63,100 62,200 62,800 63,700
貸株残高 - 63,100 62,200 62,800 63,700


最低投資金額:約103万円から

 

オリエンタルランドの優待内容は東京ディズニーランドか東京ディズニーシー、どちらかのパークの1デーパスポートと引き換える事ができる優待券です。

ディズニーの入場料は1枚でも7400円相当ですから、首都圏に住んでいる人にとっては使う機会も多いお得な優待物と言えるでしょう。

 

過去の逆日歩データを見てみると、2017年は3円、2016年は2.85円、2015年は0円、2014年は9.2円となっています。

100株信用取引で借りた場合、逆日歩3円が発生すれば300円、2.85円なら285円、9.2円なら920円です。

 

コストはその他の手数料を入れても1500円程度にはおさまりそうで、負担したコストに対して7400円相当のパスポートがもらえる事になり、過去の逆日歩データからは優待取りクロストレードで得ができそうです。

 

ただし直近の融資買い残は、貸株残高と同じ数字になっており積みあがっていないため、品貸料の急騰リスクには目をつぶらなければいけません。

優待としての魅力も高いので、優待取りクロストレードのお勧め度は結構お勧めの★4つの結構お勧めとしました。

 

お勧め度 ★★★★☆(結構おすすめ)

 

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【7412】アトム 株価992円(3/15)

 <優待内容> 
100株  2,000円相当(アトム飲食店で使える)の優待ポイント
500株  10,000円相当の優待ポイント
1,000株 20,000円相当の優待ポイント

 

7412アトム

逆日歩
2014年  
2014/3/25 0.15
2014/3/26 15.25
2014/3/27 0.05
2015年  
2015/3/25 0.05
2015/3/26 8
2015/3/27 0.05
2016年  
2016/3/25 0.05
2016/3/28 6.6
2016/3/29 0.15
2017年  
2017/3/27 0.05
2017/3/28 37.8
2017/3/29 0.05
2018/3/12  
2018/3/13  0.15
   

 

7412アトム

2018年直近の信用取引残高    
  2018/3/14 2018/3/13 2018/3/12 2018/3/9
融資残高 44,500 32,800 38,500 40,400
貸株残高 58,300 42,400 26,500 14,100

 

アトムの優待は自社店舗の他、コロワイドやカッパ・クリエイトの店舗でも使える優待ポイントになります。

アトムはステーキ宮や甘太郎などを運営しており、コロワイドやカッパ・クリエイトを合わせれば、あなたの近くでも利用できる居酒屋や回転寿司があるかもしれません。

 

株価は992円ですから、1000株購入しても99.2万円になるので投資しやすい株価と言えるでしょう。

逆日歩の過去データをみていくと、去年は37.8円(1000株だと37,800円)、その他の年は6.6~15.25円(1000株だと6,600~15,250円)とかなり高めの数値です。

直近の信用取引残高も融資残高より貸株残高が多く、少しではあるものの逆日歩が発生しています。

 

過去の逆日歩データと直近の信用取引残高をみると、優待クロストレードを行うと逆に損するかもかもしれないギリギリのところでしょう(去年は2万円の優待にたいして37,800円逆日歩がかかったので損失発生)。

 

優待物を手に入れても、近場に行きつけの店があるのであれば別でしょうが、リスクを冒してまで手に入れたい商品ではないと思われますので、優待クロストレードお勧め度は★2つであまりお勧めできないにしました。

 

お勧め度 ★★☆☆☆(あまりお勧めできない)

 

【7550】ゼンショー 株価2340円(3/15)

 <優待内容> 

100株以上

1,000円分の食事券  500円券2枚
300株以上 3,000円分の食事券  500円券6枚
500株以上 6,000円分の食事券  500円券12枚
1,000株以上 12,000円分の食事券  500円券24枚
5,000株以上 30,000円分の食事券  500円券60枚

 

7550ゼンショー

逆日歩
2014年  
2014/3/25 0.15
2014/3/26 1.25
2014/3/27 0.05
2015年  
2015/3/25 0.05
2015/3/26 0.05
2015/3/27 0.05
2016年  
2016/3/25 0.05
2016/3/28 0.6
2016/3/29 0.15
2017年  
2017/3/27 0.05
2017/3/28 2.25
2017/3/29 0.05
   
2018/3/12 0.05
2018/3/13 0.15

 

7550ゼンショー

2018年直近の信用取引残高      
  2018/3/14 2018/3/13 2018/3/12 2018/3/9 2018/3/8
融資残高 10,700 13,200 12,500 11,600 10,100
貸株残高 277,600 260,700 246,600 246,000 240,600

 

ゼンショーの優待物はゼンショーグループで使える御食事券です。

ゼンショーと言うとすき家のイメージしかありませんが、なか卯やはま寿司といった多角経営をしていますので、家族で利用する機会が多くなるでしょう。

 

株価は2340円ですので、500株(117万円)を購入することにより、6千円相当分の優待物が送られてきます。

逆日歩の過去データを見ていくと、一番悪い去年で2.25円(500株で1,125円)ですから、逆日歩はかなり大人しくなることが予想されます。

 

ただ気になるのは、直近の融資残高より貸株残高がかなり多く、直近で既に逆日歩がかかっている点です。

このまま権利確定日に突入すると、貸株残高が更に増加して逆日歩が高騰する可能性があります。

 

逆日歩の高騰により、優待クロストレードで損失が出る可能性があるけれども、充分優待物でコストは吸収できそうですので、お勧め度は★3つの『微妙な所』にしました。

 

お勧め度 ★★★☆☆(微妙な所)

 

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【7616】コロワイド 株価2455円(3/15)

 <優待内容> 
500株以上 一律 1回につき1万円相当のご優待お食事ポイント

 

7616コロワイド

逆日歩
2014年  
2014/3/25 0.15
2014/3/26 22
2014/3/27 0.05
2015年  
2015/3/25 0.05
2015/3/26 26
2015/3/27 0.05
2016年  
2016/3/25 0.05
2016/3/28 19
2016/3/29 0.15
2017年  
2017/3/27 0.05
2017/3/28 61.5
2017/3/29 0.05
   
2018/3/12 0.05
2018/3/13 0.15

 

7616コロワイド

2018年直近の信用取引残高      
  2018/3/14 2018/3/13 2018/3/12 2018/3/9 2018/3/8
融資残高 13,100 14,100 14,400 13,700 13,600
貸株残高 166,500 163,600 173,200 185,900 191,500

 

コロワイドはアトムと同じグループですので、優待券はアトム、カッパ・クリエイトで利用できます。

 

株価は2,445円、500株購入しなければいけませんから投資額は約122万円で1万円の優待券をゲットすることができます。

逆日歩の過去データは去年61.5円(500株だと30,750円)もの大きな逆日歩がかかっています。

 

その他の年も、19円~26円(500株だと9,500円~13,000円)もの逆日歩がかかっています。

そのため、1万円のポイントを得るだけでは損失になってしまい、優待クロストレードは難しそうです。
信用取引残高も貸株残高が多く、直近も既に逆日歩が発生している地合いは去年同様割るそうです。

 

1万円の優待券を得るために、過去数年それらを大きく超えるコストがかかっているリスクの高い銘柄ですので、優待クロストレードは行わない方がいいでしょう。

お勧め度はあまりやってほしくないので、★1つにしました。

 

お勧め度 ★☆☆☆☆(全くお勧めできない)

 

【9831】ヤマダ電機 株価673円(3/15)

<優待内容> 

ヤマダ電機の割引券
100株 …500円券2枚
500株 …500円券4枚
1,000株 …500円券10枚
10,000株 …500円券50枚

 

9831ヤマダ電機

逆日歩
2014年  
2014/3/25  
2014/3/26 0
2014/3/27 0
2015年  
2015/3/25 0
2015/3/26 0
2015/3/27 0
2016年  
2016/3/25  
2016/3/28 0
2016/3/29  
2017年  
2017/3/27  
2017/3/28 2.4
2017/3/29  
   
2018/3/12 0.05
2018/3/13 0

 

9831ヤマダ電機

2018年直近の信用取引残高      
  2018/3/14 2018/3/13 2018/3/12 2018/3/9 2018/3/8
融資残高 374,000 439,500 293,000 388,500 363,900
貸株残高 2,088,000 1,688,500 1,776,100 1,689,800 1,676,600


ヤマダ電機の株主優待は、ヤマダ電機で使える割引券です。

 

株価は673円、1000株購入しても67.3万円で投資しやすい株価水準で、1000株購入すると5千円相当(500円×10枚)の割引券を貰うことができます。

逆日歩の過去データは昨年2.4円(1000株だと2,400円)かかっているもの、その他の年はかかっていません。

 

しかしながら、信用取引残高は融資残高37万株に対して、貸株残高208万株とかなり売り超過になっており、直近も少し逆日歩がかかっているので安定的ではなさそうです。

 

権利確定日に大きく貸株残高が増加する見通しです。

今年は下手をすると逆日歩高騰により損失変わるかもしれませんので、優待取りクロストレードお勧め度は★2つにします。

 

お勧め度 ★★☆☆☆(あまりお勧めできない)

 

【3563】スシロー 株価5,170円(3/15)

<優待内容> 

優待食事券
100株 … 2,000円相当
200株 … 4,000円相当
500株 … 10,000円相当

 

 逆日歩データ:NODATA

 

3563スシロー

2018年直近の信用取引残高      
  2018/3/14 2018/3/13 2018/3/12 2018/3/9 2018/3/8
融資残高 8,000 6,700 7,200 5,500 5,900
貸株残高 0 0 0 0 0

 

スシローは回転ずしのスシローの運営店で、店舗で使える御食事券がもらえます。

株価は5,170円ですから、200株購入すると103.4万円で4,000円の御食事券を貰え、去年上場した銘柄ですから優待を狙っている人も多いでしょう。

 

上場したてのスシローですが、残念な事に現在貸借銘柄に指定されていない(信用の空売りが出来ない)ので優待クロストレードを行えません。

今後の貸借銘柄選定に期待しましょう。

 

お勧め度 ☆☆☆☆☆(クロストレードができない)

 

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【9201】日本航空 株価4321円(3/15)

<優待内容>

JALグループの引国内線全路線対応、片道1区間が1枚で50%割引される券
株数

  3月の株主

100株

1枚
200株 1枚
300株 2枚
400株 2枚
500株 3枚
600株 3枚
700株 4枚
800株 4枚
900株 5枚
1,000株 5枚
1,100株 5枚+1,000株超過分
  500株ごとに1枚
10万株~ 203枚+10万株超過分
  1,000株ごとに1枚

  

9201日本航空

逆日歩
2014年  
2014/3/25  
2014/3/26 0
2014/3/27  
2015年  
2015/3/25  
2015/3/26 0.05
2015/3/27  
2016年  
2016/3/25  
2016/3/28 0.55
2016/3/29  
2017年  
2017/3/27 0
2017/3/28 1.65
2017/3/29  
   
2018/3/12  
2018/3/13  

 

9201日本航空

2018年直近の信用取引残高      
  2018/3/14 2018/3/13 2018/3/12 2018/3/9 2018/3/8
融資残高 23,100 17,800 16,800 17,700 16,000
貸株残高 23,100 14,600 14,300 13,900 14,000

 

お年寄りに人気の銘柄JALの優待物は航空券の半額券です。

有名な優待物ですので、株式投資をしている人は一度くらい検討してみた経験があるのではないでしょうか。

 

人気のJALの逆日歩データですが、株価が4,321円ですので100株購入すると(432,100円)3月末1枚半額券が割り振られます。

逆日歩の3年間の過去データを見ると、1.65、0.55、0.05ですから、逆日歩は165円、55円、5円とそこまでかかっていません。

 

信用取引残高は融資残高と貸株残高同じであまり参考になりませんが、JALは大型株ですので日証金も探しに行きやすく、過去データから見れば大人しい動きになりそうです。

 

半額券は4,000円程度でチケットショップが買い取ってくれますから、優待取りクロストレードでお得になる可能性はありそうです。

 

お勧め度はここ数年安定的に逆日歩が推移していることや、使い勝手のいい人気の優待物であること、大型株なので逆日歩が高騰しにくいという考え方から★4つとします。

 

お勧め度 ★★★★☆(結構おすすめ)

 

【8591】オリックス 株価1888.5円(3/15)

<優待内容> 
100株 … 5,000円相当の商品をカタログの中から1つ選択+優待割引で施設を使えるカード。

 

8591オリックス

逆日歩
2014年  
2014/3/25 0
2014/3/26 0
2014/3/27 0
2015年  
2015/3/25 0
2015/3/26 0
2015/3/27 0
2016年  
2016/3/25 0
2016/3/28 0
2016/3/29 0
2017年  
2017/3/27 0
2017/3/28 0
2017/3/29 0
   
2018/3/12 0
2018/3/13 0

 

8591オリックス

2018年直近の信用取引残高      
  2018/3/14 2018/3/13 2018/3/12 2018/3/9 2018/3/8
融資残高 929,500 932,500 909,700 961,200 875,000
貸株残高 288,600 317,700 281,100 278,200 264,100

 

オリックスの優待内容は5,000円相当の商品が選べるカタログです。

 

単位は100株、株価は4321円ですから、432,100円相当あれば優待クロストレードを行うことができます。

 

逆日歩の過去データを見ていくと、過去数年間で逆日歩はかかっていません。

直近の信用取引残高も3/14時点で融資残高が929,500株に対し、貸株残高は288,600株と大幅な融資残高(信用買い残高)が多くなっています。

オリックスは優良企業ですから、短期の購入で信用取引を行っている人が多く、融資残高は結構な金額を積まれているようです。

 

過去データでも逆日歩かかかっていない、直近の信用取引残高も融資残高が多いことから、優待クロストレードを行っても逆日歩は発生しないか、発生しても少額になる可能性が高そうです。

 

優待物で気に入るものがあるかは別ですが、優待クロストレードのリスクが非常に少ない銘柄ですので、お勧め度は★5つにします。

 

お勧め度 ★★★★★(非常のおすすめ)

 

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【8153】モスフード 株価3150円(3/15)

<優待内容> 
・100株 … 全国のモスバーガーグループの各店舗で使える優待券1,000円分 (500円×2枚)
・500株 …全国のモスバーガーグループの各店舗で使える優待券 5,000円分 (500円×2枚)
・1,000株 …全国のモスバーガーグループの各店舗で使える優待券 1万円分 (500円×2枚)

 

8153モスフード

逆日歩
2014年  
2014/3/25  
2014/3/26  
2014/3/27  
2015年  
2015/3/25 0.05
2015/3/26 1.75
2015/3/27 0.05
2016年  
2016/3/25  
2016/3/28 0.55
2016/3/29 0.15
2017年  
2017/3/27 0.1
2017/3/28 2.1
2017/3/29 0.05
   
2018/3/12 0
2018/3/13 0

 

8153モスフード

2018年直近の信用取引残高      
  2018/3/14 2018/3/13 2018/3/12 2018/3/9 2018/3/8
融資残高 16,700 16,700 15,300 15,800 15,700
貸株残高 16,700 16,700 15,300 15,800 15,700

 

モスフードサービスの優待物はモスバーガー、ミスタードーナツ、あえん、マザーリーフで利用できる商品券です。

たまに食べたくなるモスバーガーは、幅広い人にニーズがあるのではないでしょうか。

 

ただし、投下資金の割に割引券の金額はそんなに大きくなく、500株購入(購入価格1,575,000円)に対して5,000円の割引券になっています。

 

過去3年間の逆日歩推移は2.1円、0.55円、1.75円で推移しています。

500株を購入しても1,050円、275円、875円しかコストは発生しなかったことになりますから、優待クロストレードで得ができそうです。

直近の信用取引残高は融資残高、貸株残高共に低調に推移しています。

 

突如優待取りの動きが出て空売りする人が増えなければ5,000円の割引券を1,500円程度のコストでとることができますが、商品の魅力や株価の割に実入りが少ないことからお勧め度は★3つくらいとします。

 

お勧め度 ★★★☆☆(微妙な所)

 

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【9936】王将フードサービス 株価5,220円(3/15)

<優待内容> 
 ・100株 … 優待お食事券(1枚500円)4枚
 ・200株 … 優待お食事券(1枚500円)6枚
 ・500株 … 優待お食事券(1枚500円)12枚
 ・1,000株 … 優待お食事券(1枚500円)24枚
 ・100株 … 食事代金が5%割引の株主カード。

 

9936王将フードサービス

逆日歩
2014年  
2014/3/25 0.3
2014/3/26 10
2014/3/27 0.1
2015年  
2015/3/25 0.05
2015/3/26 1
2015/3/27  
2016年  
2016/3/25 0.05
2016/3/28 4.7
2016/3/29 0.15
2017年  
2017/3/27 0.05
2017/3/28 9.3
2017/3/29  
   
2018/3/12 0.05
2018/3/13 0.3

 

9936王将フードサービス

2018年直近の信用取引残高      
  2018/3/14 2018/3/13 2018/3/12 2018/3/9 2018/3/8
融資残高 9,900 11,000 10,500 10,200 10,400
貸株残高 13,700 12,500 11,300 10,200 10,400

 

王将フードサービスの優待券は餃子の王将で使えるサービス券です。

都市部の一人暮らしの男性には圧倒的に使い勝手がいいのではないでしょうか。

 

王将フードサービスの株価は5,220円、100株買うと522,000円に対し、2,000円相当の割引券をゲットできます。

 

過去3年間の逆日歩推移は9.3円、4.7円、10円と微妙なデータとなっています(100株買うと、それぞれ930円、470円、1,000円)

直近の信用取引残高をみると、少しだけですが貸株残高の方が多くなっていますので、既に少し逆日歩が出ています。

 

お勧め度は、過去の逆日歩データからリスクを冒した割には2000円の割引券しかもらうことができない点から、★2つとします。

 

お勧め度 ★★☆☆☆(あまりお勧めできない)

 

3.あくまで去年ベースでの話なので、リスクがある事に注意

3月の人気優待ランキング上位の逆日歩データと直近の信用取引残高から、優待取りクロストレードお勧め度合いを算出しました。

オリエンタルランド、オリックス、JALは優待取りクロストレードを狙ってみてもおもしろそうです。

 

今回ご紹介できなかった優待銘柄の中にも、優待取りトレードができるおいしい銘柄が隠されているかもしれませんから、探してみてもいいでしょう。

 

ただし、32,000円のポテトチップスの様に優待物より逆日歩コストの方が何倍も大きくなったということもありますので、優待取りクロストレードのリスクを承知したうえで試してみるといいでしょう。

 

まとめ

  • ・優待取りクロストレードについて検証
  • ・オリエンタルランド、オリックス、JALは優待取りクロストレードで得になりそう
  • ・その他にも本年の展開次第ではプラスになりそうな銘柄も
  • ・コストが優待物より大きくなるケースもあるので、リスクを理解したうえで試してみよう

著者:先ず隗より始めよ

現役金融マン。証券アナリストの資格あり。ちょっとマニアックな金融知識やニュースをわかりやすく書いていきます。

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