「おニュー貧乏」とさようなら! メルカリ・ヤフオク!を使った中古品生活のススメ〜初心者編〜

「ヤフオク!」歴14年。家にある不用品を売ったり、中古品やワケあり商品を安く買ったりしている家計を守る主婦、川崎さちえです。ここ数年、メルカリなどのフリマアプリにも挑戦しています。

季節の移り変わりや気持ちの変化など、人が物を買うきっかけは様々です。基本的に人には欲があるので、何かが欲しいという感情は誰もが持っているものでしょう。もちろん、消費が経済を動かすといった大きな話にもなってくるので、買うこと自体はなんら否定することではありません。

一方で、少しでも安く買いたいという気持ちがあるのも事実です。もしかすると本当は1円でも10円でも安く買いたいけれど、そんな自分を見せることができない。つまりプライドが許さないばかりに、無駄に高い物を買ってしまう人もいるかもしれません。

ここでいう高い物というのは、ただ単に値段が高いということではなく、「新品」も含まれます。

新品で未使用の物は傷も汚れもなくて、持っているだけで気分が高揚したりリフレッシュできるのは確かだと思います。でも、もう少し視野を広くしてみると、ほぼ同じ商品が半額以下で買える可能性に気付くはずです。

なぜ半額になるのかというと、中古だから。


「おニュー貧乏」という考え方

たとえば、ほぼ同じ物(新品と中古で比べても機能的な差がない物)をAさんは5万円で買ったのに対して、Bさんは3万円で買うことができれば、BさんはAさんよりも、同一の商品を所有するという意味において、2万円得をしたことになります。

逆に考えると、AさんはBさんよりも、同一の商品を所有するという意味において、2万円も損をしてしまったのです。こういった積み重ねがBさんと比べてAさんの懐を圧迫していくこと、このような状態を「おニュー貧乏」と名付けました。

でも、すべてを中古品でそろえるのは難しいことです。大切なのは、何を中古で買い、何を新品で買うかを決めることなのです。

新品だからこそのメリットも否定できませんし、ステイタスという意味でも魅力があります。一方で、新品だからこそ家計を苦しくする要因になり、生活がカツカツになってしまうのは辛いことです。

だからこそ、中古品を上手に取り入れることで、欲しい物を手に入れると同時に家計の負担も減らしていきましょうというのが、私の考え方なのです。

実際に中古品を買ったことがある人ならわかると思いますが、中古品の最大の魅力はなんといっても価格の安さです。新品同様であっても、一度人手に渡った時点で定価よりかなり安くなることがザラにあります。

まだまだ使えるのにちょっとした傷や汚れがあるだけで半額以下になることがあるのも、ネットオークションやネットフリマ市場では、常識といってもいいでしょう。

また、新品だと自分で使うときでも必要以上に気を使うことがあると思いますが、中古品であれば、気兼ねなく使うことができます。自分の好きなように使った方が気分もいいですよね。

では、中古品はどこで買ったらいいのでしょうか。

「メルカリ」や「ヤフオク!」をフル活用

リサイクルショップでも売っていますが、私がオススメなのは、「メルカリ」や「ヤフオク!」です。

理由は大きく分けて以下の4つです。

■商品の数が多い
とにかく出品されている商品の数が多く、何でもあるという印象です。もちろん、出品してはいけない物もあるのでそれ以外の商品になりますが、欲しい物を検索すれば見つかる可能性が非常に高いといえます。

■安い
「メルカリ」も「ヤフオク!」も基本的には個人同士の取引ですし、中古ということもあって価格が安めに設定されています。同じ商品が出品されると、自分だけ高い値段を付けると売れなくなるという心理もあるので、相場も安定しているのが特徴です。

■いつでもどこでも探せる
スマホやタブレット、パソコンを使って買うことができるので、ネット環境があればどこにいても問題ありません。場所を問わないということは、購入する時間も関係ないということなので、たとえば通勤や通学時間でもOKになります。隙間時間を有効に使えるという点も、メリットのひとつになります。

■自宅まで届く
購入(落札)した商品は出品者が発送し、自宅まで届きます。大きくて重い荷物でも、配送業者の規定を超えなければ問題ないので、わざわざお店に買いに行き自分で運ぶ必要がありません。交通費もかかりませんし、時間の節約にもなるのです。

にんじん

ちなみに私が「メルカリ」や「ヤフオク!」でよく買っているのは、食品です。そういうと「食べ物も出ているの?」と思うかもしれませんが、「ワケあり」商品が破格の値段で出品されていることがけっこうあります。賞味期限が短い物や手づくりのお菓子などは出品禁止物になっていますが、多少の傷があったりサイズが不揃いだったりする野菜や果物はかなりお得です。

少し前にはニンジンを20キロ買って、あまりの多さに驚きました。ちなみに、お値段は1,800円でした。とにかく安いです。それを知人などとシェアすれば、お互いに必要な分を安く買えたことになります。しかも、自宅まで届けてくれるので、買い物に行く手間も時間もかかりません。

使い飽きたら捨てずに売る! 商品の上手な売り方とは?

「メルカリ」や「ヤフオク!」ではもちろん購入だけでなく、商品を出品することができます。

これらのサービスで売っている中古品というと、新品で買って使った物というイメージが強いようですが、中古で買った物でもOKです。買ったときの値段よりは下がってしまいますが、中古品を安く買って、それを再び売るという行為は、物の循環には欠かすことができません。

物を循環させることは、すなわちずっと持ち続けないということです。必要なときだけ所有すればいいので物が増えることもなく、レンタル感覚で物を所有するのです。この感覚のポイントは、使わなくなったらすぐに手放すこと。とはいえ、「また使うかも……」と思ってしまいなかなか手放せないのですが、それを断ち切るのが「お金になる」という考えです。

手放したいものを上手にお金に変えるポイントは、まず商品の状態を正確に伝えること。

特に汚れや傷といったダメージは隠してはいけません。写真と商品説明の両方を掲載しておきましょう。そうしないと、後でクレームがきて返品・返金ということになるからです。

そして商品写真を撮るときには、商品の色合いがわかるようにできるだけ自然光を使います。それでも使っているデバイスによっては商品の色合いが違ってしまうことがあるので、「黒です」「ネイビーです」と色は明記しておいた方が無難です。

また、サイズも忘れずに書いておきます。洋服の場合、タグにサイズ表記がありますが、着丈や身幅が書いてあると丁寧な商品説明になります。雑貨などは、iPhoneやペットボトルといった大きさがイメージしやすい物と並べて写真を撮ると、商品のサイズがわかりやすくなります。

「メルカリ」と「ヤフオク!」どうやって使い分ける?

私自身は「メルカリ」も「ヤフオク!」も利用していますが、どちらで買うかを決めるときにはいくつかの判断材料があります。

■1. 欲しい商品が出品されているかどうか
まずは、欲しい物が出品されているかどうかです。いくら何でもあるといっても、100%見つかるわけではありません。具体的なブランド名や型番がわかっていれば、それを使って検索をしていきます。

■2. 金額で決める
買うかどうかの判断材料として最も強いのが、価格です。「メルカリ」と「ヤフオク!」の両方を見て、価格の比較をします。ただし、「ヤフオク!」はオークション形式なので、現在の価格よりも上がってしまう可能性が高いです。なので、「メルカリ」との価格を比べるのは、「ヤフオク!」で落札するときの予算を決めるという意味合いもあります。

■3. 送料の負担で決める
価格の次に重要なのが、送料の負担です。「メルカリ」の場合、出品者が負担してくれることが多いのですが、「ヤフオク!」は落札者負担になっていることが多々あります。商品代金+送料が支払う金額になるので、トータルでいくらになるのかを考えます。

■4. ポイントがあるかどうかで決める
「メルカリ」には「メルカリポイント」、「ヤフオク!」には「Tポイント」があります。いずれも1ポイント=1円として使えるのですが、有効期限が設定されていることも多く、消化することを考えてどちらで買うかを決めることもあります。

■5. 売上金があるかどうかで決める
「メルカリ」の場合、自分が出品した商品が売れると、売上金として入ってきます。現金として引き出すこともできますが、1万円未満だと210円の手数料がかかるので、購入時の支払いに使っています。それに、売上金を使うとあらためてお金を支払うというよりも、不用品を売ったお金を活用しているという感覚なので、お金が減っていくイメージが薄いのです。そういった気持ちの上でのハードルが低くなることもあって、売上金の手持ちがあるかどうかが決め手になることもあります。

■6. キャンペーンやクーポンで決める
不定期ではありますが、キャンペーンが行われたり、クーポンが配られたりすることもあって、それを使って購入や落札をするようにしています。たとえば、「メルカリ」では購入価格が5%オフになるクーポンがありますし、「ヤフオク!」の場合には、くじ引きの当選によって落札価格の何%かがTポイントで戻ってくるキャンペーンがあります。そういったタイミングにうまくぶつかれば、お得な方を使うことになります。

「メルカリ」や「ヤフオク!」の注意点

当たり前の話ではありますが、商品を直接見たり触ったりすることができない点が、「メルカリ」や「ヤフオク!」の注意点になります。

写真や商品説明はありますが、ダメージの程度などは出品者の感覚によって異なることもけっこうあります。これがトラブルに発展することもあるので、相手の評価をしっかり確認し、わからないことは出品者に質問するのが鉄則です。

また、ほとんどの商品は配送業者などによって届けられるので、途中で破損したり紛失したりする可能性がゼロではありません。追跡機能や補償がある方法ならいいのですが、そうでない場合には泣き寝入りすることになりかねません。そのため高額な商品や割れ物などは、多少送料が高くても補償や追跡がある方法で送ってもらうようにしましょう。


「不用品は捨てる物ではなくて売る物」という発想と、中古品を活用するという気持ちがある人とない人では、この先大きな差が生まれてくるはずです。同じ物を持っていても片方はお金に余裕があり、もう片方はカツカツ。少なくとも私は前者でありたいと思っていますが、あなたはどちらを選びますか?

著者:川崎さちえ

ネットオークションやネットフリマの達人。
家の中にある不用品は、とにかく売りまくってお金にしています。

ブログ:川崎さちえのごちゃまぜ日記

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