【投資に役立つ】知っておくべき経済知識

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円安、ドル高、通貨暴落、仮想通貨など世界の経済を予測するのに通貨は欠かせない存在になっています。FXや株式、ビットコイン投資など今や世界中が投資の対象になっている今日、世界の通貨の仕組みを知っておくのが投資で成功する秘訣でしょう。

 

世界の通貨の仕組みやIMF、世界銀行などは経済や金融の知識がない方にも直ぐに理解できます。今回は、普段は勉強することがない経済知識についてご説明させて頂きます。投資の初心者やこれから経済を学びたい人必見です。

 

 

 

目次

1.IMFとは

2.世界銀行とは

 

1.IMFとは

 

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経済や投資に興味のある方は新聞やニュースなどで1度は耳にしたことがあると思います。IMFとは「国際通貨基金」のことで、1947年3月に運用が開始されました。

 

IMFの目的は、ずばり「為替制限の撤廃」になります。為替制限を撤廃することで雇用や所得の向上を目指すというものです。

 

IMFの特徴

 

IMFの特徴は「金為替本位制」を採用している点です。金為替本位制とは、自国の通貨や価値を金に固定させた金本位制を取っている国との通貨との交換がされることです。

 

IMF加入国になるための条件

 

IMFの加入国になるためには以下の大きな5つの条件をクリアすることが必要です。

 

①金もしくはドルで自国の通貨価値を平均化し固定する

②為替相場を①の平価を基準にして上下1%の範囲内に抑え、場合によっては為替市場に介入する

③加盟した国は平均化した価値を変更するにはIMFの承認が必要になる。勝手に変更することは不可能

④加盟するには割当額の25%を金、75%を自国の通貨でIMFに出資しなければならない。IMFは各国に必要な外貨を割り当て額に応じて供給する。

⑤米国はドルによる介入義務がない代わりに各国が外貨準備として保有するドルに対して既定の比率で金との交換に応じる。

 

などの条件を呑まなければなりません。

 

IMFの主な働きとは

 

IMFの主な働きとは大きく分けて以下の4つあります。

①多角的政策監視

②金融支援

③統計

④技術的援助

 

以上になります。IMFは第2次世界大戦終了後に設立され、その後1970年頃に国際情勢が大きく変動したことに伴い、その役割も大きく増やしました。①から順番に詳しく見ていきましょう。

 

①多角的政策監視

これはIMFに加盟する国の経済と為替に関する政策を監視し、評価することです。IMFの資金を使用しないときはモニタリングを行い、政策の監視を強化したりします。

 

②金融支援

金融支援とは、IMFの加盟国から集めた資金を、収支に問題を抱える加盟国に対して融資などを行うことです。昨今では、ほとんどは発展途上国や市場経済などへの融資となっています。

 

③統計

統計とは、加盟国や世界中の国の経済の状況を把握し統計を取ることです。特に加盟国は国際収支や国民所得、国内の経済などに関するデータの提出義務があります。

 

④技術的支援

技術的支援とは、金融、経済、為替などの知識を貧しい国や発展途上国に技術者を派遣したりする援助のことです。主に金融政策や中央銀行の設立方法などを教えます。

 

このようにIMFでは加盟国に対してこのような支援を行っています。

 

IMFの出資シェア

 

IMFの運営には巨額の資金が必要になるため、経済の発展している国には多額の出資が求められています。IMFの投票権は出資割当額に比例して与えられるため1国1票ではありません。

 

IMFの出資シェアランキング

ランキング

国名

シェア率%

1位

アメリカ

17.41%

2位

日本

6.46%

3位

中国

6.39%

4位

ドイツ

5.59%

5位

イギリス

4.23%

6位

フランス

4.23%

7位

イタリア

3.16%

8位

インド

2.75%

9位

ロシア

2.71%

10位

ブラジル

2.32%

11位

カナダ

2.31%

 

以上となっています。現在日本は第2位の出資国となっているものの、中国が出資率を4.00%から6.39%に増やしたことでその地位が脅かされています。

 

イギリスやフランス、イタリアなどの欧州は出資%を減らしたことでランクが下がってきています。反対にランキングが上がったのがインドやロシアなどの新興国になります。

 

IMFが与える相場への影響

 

IMFは各国の通貨と為替相場の安定が目的のため、その動きや政策の発表などで為替相場が大きく変動することがあります。

 

各証券会社や金融機関はIMFが発表する「世界経済見通し(WEO)」を参考にしています。このIMFの世界経済見通しは世界主要国の経済動向や経済政策などの分析を行い、見通しを発表しています。

 

IMFのポイント

 

・IMFは世界の為替の安定のために設立された機関

・IMFの政策や発表は為替や株式などの相場に影響する

・IMFが発表する「世界経済見通し(WEO)」は投資のヒントになる

・IMFの出資率シェアのランキングがその国の経済の強さを表す

2.世界銀行とは

 

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世界銀行とは一体何でしょう?証券会社に勧められた債券や証券などで良く目にすることがあると思いますが実際に理解している人は少ないでしょう。そこで今回は世界銀行について簡単にご説明させて頂きます。

 

世界銀行とはIMFと主に設立された金融機関で第2次大戦後の経済復興や発展途上国への援助を目的としています。日本も以前はダムや新幹線などインフラの整備の事業資金などの融資を受けたことがあります。

 

世界銀行は現在以下の5つの機関から成り立っていて、全て合わせたものを「世界銀行グループ」と呼びます。

 

①国際復興開発銀行(世界銀行/IBRD)

②国際開発協会(第2世界銀行/IDA)

③国際金融公社(IFG)

④多国間投資保証センター(MIGA)

⑤投資紛争解決国際センター(ICSID)

 

以上になります。では①から順番に更に詳しく見ていきましょう。

 

①国際復興開発銀行

IMFと同時に設立された機関で、IMF加盟国は自動的に国際復興開発銀行の加盟国になります。発展途上国のインフラ整備などへの融資が主です。

 

②国際開発協会

資金難の国に向けて低金利で融資を行う機関。国民一人あたりの国民総所得(GNI)が毎年定められる上限を超えていないことが条件(2016年は1,215米ドル)

 

③国際金融公社

民間企業に対して融資を行う機関。発展途上国の経済の発展を支援する目的で設立されました。日本は設立当初からの加盟国、出資比率は6.33%と第2位の株主となっています。

 

④多国間投資保証センター(MIGA)

民間企業の発展途上国への投資の推進を目的として設立された機関。投資に対して政治リスクや債務不履行などのリスクを保証しています。アフリカやアジア、ラテンアメリカなど政治的リスクを抱えている国への投資を促します。

⑤投資紛争解決国際センター

1966年に国際投資を促進するために発足された機関になります。国際投資紛争の仲裁や国家と外国人投資家との橋渡しもしています。外国投資関連法に関する助言や調査、出版活動なども行っています。

 

世界銀行グループの動きと投資

 

世界銀行グループの動きと相場との関係をまとめてみました。世界銀行グループでは世界債と呼ばれる国際復興開発銀行が発券している債券が有名です。

 

この債券は、発展途上国のインフラ整備や医療、教育の援助を行うためのものでこの債券を購入することで発展途上国への支援を行っているとも考えられます。

 

この世界銀行債券は外貨建てのものがほとんど(米ドル、豪ドル、NZドル、南アフリカランド建て、ユーロ建て)です。格付けが高く(トリプルA)AAAを維持しており、同時に利率も高く、信用度が高いため人気があります。

 

日本の証券会社で購入する場合には、通貨によっての為替手数料や投資期間、最低購入金額などを確認しておく必要があります。

 

世界銀行グループのポイント

 

・世界銀行グル―プの債券は格付けが高い

・利率は民間企業債に比べると低い

・償還時の為替レートによっては為替損益が発生する場合がある

 

いかがでしたか?この記事が一助になれば幸いです。

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