【基礎知識】ビットコインの価格はどうやって決まるの?

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ビットコインと聞くと「怪しい」「マネーロンダリング」などネガティブなイメージが強いと思います。

 

通常の通貨と違い、実物を手に取ることはできずあくまでもウェブ上の数字の通貨のため世間からの信頼性が低いのも事実です。

 

マイナスイメージに反して、ビットコインの価格は当初考えられていた価値と比べると信じられないほど高騰し続けており、まさにビットコインバブルを迎えようとしています。

 

そこで今回は【基礎知識】ビットコインの価格はどうやって決まるの?についてご説明させて頂きます。

 

 

目次

1.ビットコインはどうやって始まったのか?

2.ビットコインを得る方法

3.採掘とは?

4.ビットコインの価格はどうやって決まるのか?

5.ビットコイン取引の手順

6.ビットコインのリスク

 

1.ビットコインはどうやって始まったのか?

 

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ビットコインは仮想通貨の一種で2009年に運用が始まりました。サトシ・ナカモトと名乗る人物が作ったとされています。

 

ビットコインの始まりはこのサトシ・ナカモトが2008年11月に「Bitocoin:A Peer-to-Peer Electronic Cash System」(ビットコイン:P2P電子キャッシュシステム)という論文を発表したことにあります。

 

このサトシ・ナカモト氏の論文に沿って、ブロックチェーンに興味のあるエンジニアたちがそれぞれ分担してコードを作成し今のビットコインを作り上げたとされています。

 

このサトシ・ナカモト氏が日本人なのか、単独なのかチームなのかは知られておらず、未だ謎のままです。

 

一節によると世界で一番ビットコインを保有する人物になるため税金対策のために名乗らないということも言われています。

 

ビットコインが初めて使われたのが2010年5月22日になります。あるエンジニアが「ビットコイン1万枚とピザを交換しませんか?」という投稿したことから始まりました。

 

それに対して他のユーザーが1万BTCと2枚のピザを交換したことで初めてビットコインに通貨としての価値が産まれました。この2010年5月22日はビットコイン・ピザ・デーとも呼ばれています。

 

ビットコイン誕生のポイント

 

・2009年から運用開始された。

・サトシ・ナカモト氏の論文が出発点とされている

・ブロックチェーンという画期的な技術によって運営されている

・ブロックチェーンの技術に興味を持ったエンジニアたちによって今のビットコインの形が形成された

 

ビットコインの特徴

 

 

このビットコインの登場は画期的な発明として今後の通貨の概念を覆すといわれています、その理由は通常の法定通貨とは全く異なる仕組みをしていることになるからです。

 

最も大きな特徴はビットコインには、国や中央銀行などの管理者が存在しないということです。

 

つまり、国にコントロールされることがなく国境も関係ありません。次に貨幣が存在しないため実際に手に持つことができず、あくまでもウェブ上の数字での存在になります。

 

続いて、ブロックチェーンと呼ばれる技術を採用している点です。ブロックチェーンとはビットコインを支える重要な仕組みになっており、特定のサーバーを使うことなく取引者全ての人でデーターを管理することになります。

 

そのため不正が起こりづらく、今まで一度もシステムダウンを起こしたことがありません。

 

このブロックチェーンの仕組みはビットコインから始まったものの、現在ではビットコイン以外の仮想通貨にも取り入れられています。大企業や各国でこのブロックチェーンの技術を活用しようとする動きが始まっています。

 

ビットコインには発行量に上限があります(約2,100万BTC)。発行量に上限があるということは、インフレが起こりにくいと言うことになります。

 

その反面、需要と供給のバランスが崩れた時は価格の変動が大きくなりがちです。

 

そしてビットコインの大きな魅力に世界中の人々と直接やり取りができることが挙げられます。

 

国や金融機関を介さないため、直接個人間で世界中の人とリアルタイムでビットコインの送金や受取が可能になります。

 

為替手数料や高額な送金手数料もかからず、送金時間も大幅に短縮されるため多くの企業や国が続々と採用し始めています。

 

ビットコインの特徴のポイント

 

・管理者がいない

・物理的な貨幣が存在しない

・ブロックチェーンを採用している

・通貨の発行量に上限がある

・世界中の人々と直接やり取りができる

 

2.ビットコインを得る方法

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ビットコインを入手する方法は大きく分けて①採掘(マイニング)②購入する③他者からもらう、の3つあります。

 

①採掘(マイニング)

 

ビットコインを掘ることで得る方法です。ビットコインを公正に運営するための承認作業で、マイニングの競争で1位になった人にはビットコインがもらえることになっています。大手企業が続々と参入しており、現在では個人での参入はかなり難しくなっています。

 

②購入する

 

ビットコインは仮想通貨取引所やビットコインATMなどで購入することができます。3つの中で一番手軽にビットコインを得る方法になります。

 

③他者からもらう

 

無料配布サービスやポイントと交換するなどでビットコイン得る方法です。ポイントサイトなどではビットコインと保有しているポイントを交換できるサービスがあります。

 

以上がビットコインの入手方法になります。

 

ビットコインを得るポイント

 

・採掘(マイニング)には電気代や設備投資が必要なため、個人での参加はかなり難しい

・取引所で買うのが一番手軽な方法

・ポイントサイトや企業のキャンペーン等を利用すると無料でビットコインを得ることができる。

 

3.採掘(マイニング)とは?

 

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採掘(マイニング)についてもう少し詳しくご説明させて頂きます。ビットコインは取引したデータを一定の期間ごとに「ブロック」と呼ばれる形にして記録します。

 

そのブロックを鎖のようにつなげていくことから「ブロックチェーン」と呼ばれています。

 

このブロックを繋げていく作業のことを採掘(マイニング)と言い、採掘をする人を「マイナーと呼びます。

 

この採掘には莫大な時間と電気代や部屋代、設備費用などが必要になるので採掘を成功させた人には報酬(インセンティブ)としてビットコインが贈られることになります。

 

これがビットコインの新規発行になります。ビットコインの新規発行の方法は採掘のみになるため世界中の採掘者(マイナー)達が採掘競争を行っている状況になっています。

 

採掘の仕組み

 

採掘は誰でも参加することができ、特に条件もないため誰でも採掘者になることができます。採掘を一言で説明すると「ビットコインの取引を承認する作業」になります。

 

例えて言うと、ブロックチェーンの最後のブロックに新しいブロックをはめ込み最後に鍵をかけるためのキーを見つける作業の様なものです。

 

もっと具体的にいうとある条件をクリアした数字(ノンス値)を世界中の採掘に利用しているパソコンに探させて、一番早くその数字を見つけたパソコンにビットコインを報酬として寄与するというものです。

 

採掘は10分ごとに世界中の採掘者によって競争されますが採掘の難易度が競争のたびに上がってくるため、現在ではもはや個人レベルでの採掘は難しくなってきてます。

 

コンピューターやエアコンなどの設備投資や24時間365日稼働するための電気代などを考えると企業単位でしか採掘できないのが実情です。

 

人件費の安い中国や極寒の地であるアイスランドなどに採掘専用の施設があるようです。採掘の報酬はビットコインのプログラムであらかじめ決められているので自動で支払われています。

 

採掘の報酬は、運用が始まった当初は50BTCでしたが年々報酬は減り続けて現在では12.5BTC(約1250万円)ほどになっています。

 

日本の企業が続々と採掘事業に乗り出している

 

日本ではSBIホールディングスやGMOインターネット、DMM.COM、マネックスグループなど大手企業が採掘事業に乗り出しています。

 

特にGMOでは2017年9月に事業乗出しを表明しており、2018年4月から本格的にマイニング事業を開始するようです。100億以上の資金を投資しマイニングのデーターセンターを北欧に設置することで電気代などのコストダウンを図るようです。

 

採掘(マイニング)のポイント

 

・採掘は誰でも参加することができる

・10分ごとに採掘競争が行われている

・個人で採掘競争に勝つことはほとんど不可能

・採掘とはビットコインの取引データが正しいかを判断して承認する作業を競うこと

・ビットコインの新規発行は採掘のみで行われる

・採掘の報酬は年々下がってきている

・採掘勝利者には1回あたり12.5BTCが与えられる

・採掘の報酬は4年に1回半減する

・日本の大手企業も続々と採掘ビジネスに乗り出している

 

4.ビットコインの価格はどうやって決まるのか?

 

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ビットコインの価格は為替取引と同様で需要と供給によって左右されます。仮想通貨を始めとするビットコインは価格の変動が大きく、1日で10%以上の変動もあります。

 

ビットコインが大きく変動した出来事

 

・キプロス危機

・中国政府によるビットコインの規制

・マウントゴックス社の破綻

・ハッキング被害

・イギリスのEU離脱

 

以上が1日の変動率が特に高かった出来事になります。ビットコインは基本的には世界の情勢や経済状況、ビットコインに関するネガティブもしくはポジティブなニュースによって価格が上下します。

 

ビットコインは通常の為替取引と違って世界共通の通貨になるため世界中で需要が上がっているかもしくは下がっているかを見ることが重要です。

 

例えば日本ではビットコインの需要がなくても中国やアフリカなどの国で需要が増えれば価格は高騰します。

 

投資の一環としてビットコインを見る場合は投資期間によって世界的な需要が上がるのか下がるのかを予測することが必要になってきます。

 

ビットコインの価格が上がる理由

 

ビットコインは株式や債券、外貨投資などの金融商品の一種として考えるとその価値は「金」に近いと言われています。

 

金はご存知の通り、有事の金と呼ばれるように戦争、政治不安など世界情勢が不安定な際に世界共通の現物資産として保有する人が増えると言われています。

 

ビットコインの価格を見てみるとキプロス危機やイギリスのEU離脱の際などの経済不安の時に需要が多くなるため価格が高騰しています。

 

中国政府がビットコインを規制したのは自国の通貨を信用していない中国の富裕層にビットコインが爆発的に普及したことにあります。

 

中国の他にはロシアやアフリカ諸国など自国に通貨不安を抱える国の人々がビットコインを購入していることになります。

 

その他には資産分散の一環として保有する人の増加や、決済用の通貨としての利点から企業や国が採用を始めたことでも需要が高まり価格が高騰しています。

 

EU司法裁判所でビットコインが通貨と認定された際も価格が急騰しています。

 

ビットコインの価格が下がる理由

 

ビットコインの価格が下がる理由の多くはハッキングや業者による不正や政府による規制などのネガティブなニュースになります。

 

2013年の中国政府がビットコイン取引を禁止した際や2014年に起きたマウントゴックス事件、米国企業でのハッキングによるビットコインの消失などでは一時的に価格が下落しています。

 

このようにビットコインの暴落の理由は安全性や通貨としての信頼性を失う事件やニューズが流れた場合が多いことになります。

 

日本がビットコインの価格に大きく影響している

 

2015年までビットコイン取引は中国元が占めていましたが中国政府によるビットコインを取り締まる政策により取引高は激減し、現在は世界中のビットコイン取引の約半数以上を日本円が占めています。

 

日本では2017年4月に改正資金決済法より仮想通貨交換業者の登録制の導入など仮想通貨に関する新しい制度が開始されました。

 

その新しい制度の後押しもあり、株式やFX取引から値上がりが見込めるビットコインへと資金が流れています。今後も日本でのビットコインの認知度が広がることでますますの資金流入や値上がりが期待できそうです。

 

ビットコインの価格変動のポイント

 

・ビットコインは需要と供給によって価格が変動する

・ビットコインの価値は金に似ている

・経済不安の際には安全資産として買われやすい

・中国など自国通貨の信用度の低い国で今後も需要が高まる

・ハッキングのニュースや政府の政策によって暴落することがある

・ビットコイン取引の半数は日本人投資家によるもの

 

5.ビットコイン取引の手順

 

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ビットコインを取引したい場合まずは入手する必要があります。個人が一番簡単に入手できる方法が取引所での購入になります。

 

取引所で購入する方法

 

取引所のサイトにアクセスしメールアドレスなどを登録します。本人確認画面で必要事項を入力し本人確認書類として運転免許証やパスポートなどを提出します。その後、住所確認の簡易書留が送られて受取ると取引を開始することができます。

 

6.ビットコインのリスク

 

ビットコインのリスクで一番問題なのがフィッシング詐欺になります。フィッシング詐欺とはログイン情報を盗もうとする詐欺です。これによりウォレットのIDやパスワードなどが盗まれて、自分のビットコインを使われてしまいます。

 

フィッシング詐欺で良く行われるのが偽サイトへの誘導です。取引所やウェブウォレットなどの類似サイトには注意しましょう。

 

次に多いのがウォレットの紛失のリスクです。ウォレットを再現するために必要な「復元パスフレーズ」を無くしてしまうとウォレットを復元することができません。

 

続いて誤送信リスクです。ビットコインは送り先を間違えても銀行のように送金手続きの取り消しができませんので注意が必要です。

 

最後が価格変動のリスクです。ビットコインは価格変動が大きいため投資目的で保有する場合は注意が必要です。特に最近ではレバレッジをかけて取引を行うこともあるため一瞬で資産を減らしてしまうこともあります。

 

ビットコインリスクのポイント

 

・フィッシング詐欺などに注意をする

・ウォレットの復元パスフレーズや鍵の管理などは厳重に行う

・誤送金をしても取り消すことができない

・ビットコイン価格の急変に注意する

 

いかがでしたか。この記事が皆様の一助になれば幸いです。

 

著者:hironohikari

前職では大手証券会社のコンサルティング業務に携わり、現在は金融ライター兼トレーダーとして活動しています。皆様のお役に立てる情報を発信していきたいと思います。

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