国際ブランドって何?お得なカードを探す前に知っておくべき基本!

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クレジットカードが日常生活の中で当たり前になっている人、あるいはこれからクレジットカードを使ってみたいという人。全く興味がなくて今まで使ってこなかったという人もいらっしゃるでしょう。

 

欧米、特に北欧のキャッシュレス化社会に比べると日本のクレジット産業はまだまだ伸びしろがあります。

スウェーデンの現金使用率は2%―、キャッシュレス社会への賛否 | TechCrunch Japan

まだ「よくわからないから使っていない」人が多いということなのでしょう。

 

筆者も大学生になったころから楽天カードを使い始めました。当時はクレジットカードのこともよくわからず、キャッシュフローと呼ばれる「お金の流れ」を知らないまま何となく利用していました。

今日はその頃の自分が知らなかったことをまとめました。

 

VISAとMasterCard、楽天カードはどのような関係にあるのかあなたはきちんと説明できるでしょうか?

JCBとは?ダイナースクラブとはなんなのでしょうか?

名前は聞いたことがあるけどそれがどんなものか説明するのは難しいですよね。

 

これからクレジットカードを利用してみたいという方も、既に利用している方にも是非クレジットカードの仕組みを知ってもらいたいと思います。

既に利用している方は手元にクレジットカードを用意して読んでみてくださいね。

 

国際ブランドとは

まずはVISAやMasterCardがなんであるかをご説明いたします。

 

筆者は友人から「楽天カードってコンビニでは使えるの?」という質問を受けたことがあります。

マルイのエポスカードってマルイ以外では使えるの?というような疑問をお持ちの方もいらっしゃるかもしれません。

 

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答えは「(基本的には使えるはずですが、)国際ブランド次第」です。

 

クレジットカードが特定のお店で使えるかどうかを調べるにはそのカードの「国際ブランド」が何であるかを知る必要があります。

 

 では「国際ブランド」とはなんでしょうか?

VISAやMasterCardをそれぞれ「日本円」や「アメリカドル」「ユーロ」のような通貨と考えてみてください。

 

世界を見てみると「ドル」が使える国やお店はとても多く、まさに国際通貨です。

コレが「VISA」だとしましょう。

 

VISAというブランド(通貨)が使えるお店もあればそうでないお店もあります。

国際ブランドとしてのVISAは使えるお店が最も多いと言われているので、クレジットカードを使えるお店でVISAが使えないということはあまりありません。*1

 

MasterCardも国際ブランドの一つです。

VISA同様、色々なお店で使える通貨(国際ブランド)です。

クレジットカードを使えるお店であればほぼ必ず使えるでしょう。

 

一方「日本円」が使えるお店は世界で見ると少ないですね。

これをJCBだとしましょう。

 

国際ブランドがJCBであるカードは世界各地に行くと使えないお店もあるのです。

日本円がアメリカやイギリスでそのまま使えるかと言われればNOですよね。

 

カードごとに違う国際ブランド

国際ブランド=通貨と考えた場合、自分の持っているカードはどの通貨なのでしょうか?

これは簡単です。

 

必ずカードの表面にロゴが記載されています。

基本的にカードの右下に「VISA」「MasterCard」「JCB」などのロゴが書いてあります。

 

国際ブランド一覧については 

クレジットカード - Wikipedia

などを見ていただければいいでしょう。

さしあたってはVISA,MasterCard,JCBくらいを覚えておけばよいのではないでしょうか。

 

簡単にまとめると

  • ・国際ブランドは通貨のようなものであり、対応している店としていない店がある
  • ・VISAやMasterCardは「国際通貨」として認知されており、世界中のお店で現金を使うこと無く買い物ができる

 

楽天カードとVISAカードって違うの??

国際ブランドが通貨のようなものだとお伝えしました。

では財布の中にあるカードを見たら「楽天カード」や「エポスカード」があるけど、

これはVISAカードやMasterCardとは違うの?

どういう関係なの?

と疑問を持つかもしれません。

 

この疑問さえ理解できればカードのことがより身近に感じられます!

 

カード発行会社と国際ブランドの関係

クレジットカードを発行している会社には例えば以下のようなものがあります。

  • ・JCB
  •  ・アメリカン・エクスプレス
  •  ・クレディセゾン
  •  ・三井住友カード

 

これらの会社がもつ役割の範囲は異なっていて、被っている部分とそうでない部分があるのです。

それがカード発行会社(イシュア)と国際ブランドの違いです。

 

 アメリカン・エクスプレスという国際ブランドのカードを参考にしてみましょう。

アメリカン・エキスプレス・ジャパン | ログイン | クレジットカード, トラベルリワード

 こちらのページに記載されている

  • ・アメリカン・エキスプレスカード
  • ・アメリカン・エキスプレス・ゴールドカード

 とはどんな種類のカードなのでしょうか

 

通称、アメックス(American Expressを略してAMEX、アメックス)は国際ブランド(通貨)としてVISAやMasterCardのような役割を持ちます。

 

使えるお店とそうでないお店があるのです。

日本円が使えるお店と米ドルが使えるお店があるように、アメックスが使えるお店とそうでないお店があります。

ちなみにアメリカン・エキスプレスはVISAやMasterCardより使えるお店は少ないです。

 

上記2枚のカードはアメリカン・エキスプレス社が「イシュア」としてカード発行まで行っています。

国際ブランドであるアメリカン・エキスプレスと発行会社のアメリカン・エキスプレスが同一であるということです。

 

国際ブランドとカード発行会社は同じこともあれば別のこともある、です。

 

国際ブランドであるアメックスと提携して別の発行会社(イシュア)が出しているカードも存在します。

例えば以下のカード。

【公式】セゾン・アメリカン・エキスプレス・カード【セゾン・アメックス|SAISON AMEX】

こちらはセゾン・アメリカン・エキスプレスカードです。

通貨にあたる国際ブランドはアメックスですが、カード自体を発行している会社はクレディセゾンという名前です。

 

【公式】セゾンゴールド・アメリカン・エキスプレス・カード (セゾンゴールド・アメックス|SAISON GOLD AMEX)

こちらのページの下部に

 「アメリカン・エキスプレス」は、アメリカン・エキスプレスの登録商標です。

(株)クレディセゾンは、アメリカン・エキスプレスのライセンスに基づき使用しています。

 

と記載されています。

 

アメリカン・エキスプレスという国際ブランドを使い、

クレディセゾンが発行したクレジット・カードがセゾン・アメリカン・エキスプレスです。

 

提携カードとプロパーカード

セゾン・アメリカン・エキスプレスはイシュア(発行会社)と国際ブランドが異なりますが、アメリカン・エキスプレスが発行している「国際ブランドがアメリカン・エキスプレスであるカード」も存在します。

 

言い方は難しいのですが、発行元と国際ブランドが同じカードとは

「日本銀行が発行している日本円」とでも表現したら良いでしょうか。

 

実際の通貨では日本円を発行できるのは日本で唯一の発券銀行である日本銀行のみです。ですから本当の通貨の場合と異なるのですが、クレジットカードの世界では「国際ブランドは通貨のようなもので発行する会社とは別であってもいい 」、と覚えてください。

 

クレジットカードの世界では「日本銀行以外が発行している日本円」があってもいいのですね。

これらのカードを一般に提携カードと呼びます 

 

そして国際ブランドと発行する会社(イシュア)が同一であるカードを

プロパーカード

と呼ぶことがあります。

プロパーカードは数が限られています。

世の中に出回っているカードは提携カードが大半です。

プロパーカードは発行会社の公式な呼び名ではなく通称で、ネット上での語句の意味に混乱が見られます。 

 

プロパーカードの例を挙げてみましょう。 

上記にも出したアメリカン・エキスプレスカードです。

アメリカン・エキスプレス・ジャパン | ログイン | クレジットカード, トラベルリワード

  • ・アメリカン・エキスプレスカード
  • ・アメリカン・エキスプレス・ゴールドカード
  • ・アメリカン・エキスプレス・プラチナカード など

 

日本のクレジット・カード発行会社で世界で唯一通用する国際ブランドでもあるJCBカード。 

JCBオリジナルシリーズ|クレジットカードのお申し込みなら、JCBオリジナルシリーズ

JCBのプロパーカードはWebサイト上では「オリジナルシリーズ」と表現されています。

  • ・JCB一般カード
  • ・JCBゴールドカード
  • ・JCB ゴールド ザ・プレミア
  • ・JCB ザ・クラス

 

JCB ザ・クラスは日本最高峰のステータスを持ったクレジットカード。入手難易度が高くJCBの利用履歴を磨くことと、ある程度の利用額が必要とされています。

 

ダイナースクラブは日本最初のクレジットカード。

「ダイナース(Diners)」という国際ブランドを持っています。

カードラインナップ|ダイナースクラブカード 日本で最初のクレジットカード

ただし、日本においてダイナースクラブを発行しているのは三井住友信託銀行です。

券面には三井住友トラストのロゴありなしを選べるようですね。

 

発行会社が異なるので厳密にはプロパーカードではない気がしますが、ダイナースという国際ブランドで出しているダイナースクラブのカードなので世間ではプロパーカード扱いを受けているようです。

ダイナースクラブは日本で最初のクレジットカードであり国際ブランドなのでステータスや審査の基準が高いことも関係しているでしょう。

 

VISAとmastercardのプロパーカードは?

国際ブランドとして圧倒的な加盟店数を誇るVISAとmastercard。

 

ではこれらのプロパーカードは?と言われると現在の日本には存在していません

 

先に述べた通り、三井住友銀行が発行しているVISAとMasterCardがプロパーカードに近い扱いを受けています。

もしプロパーカードのステータスが欲しいのであれば他の国際ブランドのカードを利用するのがよいでしょう。

 

国際ブランドの仕事は?

ここまで国際ブランドとカード発行会社の役割について説明しました。

 

発行会社にはクレジットカードを発行し、利用者がカード利用した金額を請求して回収するという仕事があります。

ですから万が一カードを紛失したら自分のカードを発行した会社に問い合わせるのです。

 

では国際ブランドの仕事はどんなものなのでしょうか?

我々一般のカード利用者からすると「通貨」以外の意味はないような気がしますね。

 

実は国際ブランドを保有する会社にはカードを利用することができる「加盟店」を増やす仕事や、ブランドを広報し宣伝するという大切な仕事があります。

また、国際ブランドは「決済手段」です。世界各地で行われた買い物の金額が正しく処理されなければ大問題ですから、決済システムの開発や運営/保守もしなければなりません。

 

加盟店を増やす仕事=「加盟店獲得業務」を行う会社「アクワイアラ」といいますが、現代ではカード発行会社がアクワイアラの仕事も兼ねていることがほとんどです。

顧客がその店で利用した代金を支払う仕事も必要ですね。

 

加盟店業務を行う事業者と加盟店「獲得」業務を行う事業者も同一であることが多いようです。

 

例) 

VISAが使える「加盟店」を増やす仕事をしている三井住友カード株式会社

加盟店事業:クレジットカードの三井住友VISAカード

純粋に国際ブランド保有企業が行っていた仕事は、現在ではライセンスを契約した各企業(プリンシパルメンバー)に振り分けられています。

 

私達がお店で支払ったお金はどのように動いていくの?

あなたがスーパーで1,000円の支払いをしたとします。 

現金で支払っていればその1,000円はそのままスーパーに入りますね。

ではクレジットカードで支払った場合はどうなるのでしょうか?

 

例)

楽天カード(国際ブランド:VISA)で支払ったと仮定

 

楽天カードを発行しているのは楽天カード株式会社です。

その管理や利用者に対する料金の請求も楽天カード株式会社が行います。 

 

あなたが支払った代金は翌月以降の口座請求日にまとめて引き落としがかかります。 

他に利用がないと仮定すると、1,000円が登録されている口座から引き落とされます。

あなたの支払いはコレで完了です。

小銭を計算する必要もおつりをもらう必要も無いので簡単ですね。

 

ではあなたから1,000円を受け取った楽天カード株式会社はその1,000円をどうするのでしょうか? 

その答えは「手数料を差し引いた分を利用された店に支払う」です。

 

加盟店はカードを利用する人からではなく、国際ブランドの加盟店業務を行う会社から買い物の代金を受け取ります。

その際に利用者が購入した金額から数%の手数料が差し引かれてから支払われます。これが加盟店業務を行う会社や国際ブランドの運営会社に入るお金です。

 

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まとめ

・国際ブランド=通貨のようなもの

・カード発行会社がそれぞれの国際ブランドと提携してクレジットカードを発行する

 

「楽天カードはコンビニで利用できるか?」という質問には

「そのカードの国際ブランドはなんであるか?VISAなのか、mastercardなのか」

という情報が必要。

 

・種類は少ないが、国際ブランドとカード発行会社が同じであるカードが存在する。

・これはプロパーカードと呼ばれるが、

この呼び方は公式なものではなく、プロパーカードと提携カードという言葉の使われ方には混同が見られる。

 

おトクなカードを探す前に、国際ブランドとカード発行会社の違いをきちんと理解しておきましょう。

カード発行会社が異なれば特典や年会費も異なりますし、万が一の時のサポート体制も違います。

カード利用者が直接お金のやりとりをするのはカード発行会社ですから、国際ブランドの前にカード発行会社の評判や、受け取ることができる特典もしっかりチェックしておきましょう。

 

素晴らしいクレジットカードライフをエンジョイしましょう!

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*1:正式な加盟店数は非公表

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