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実は便利!証券会社のMRFとMMFを活用しよう!

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証券会社で口座を開く際、MRFやMMFといった言葉を耳にすることがあると思います。

これまで証券会社で取り引きをされたことがない方には、馴染みのない言葉なので、最初はなんのことなのかわからず、戸惑うかもしれません。

しかし、MRFとMMFは証券口座で投資を行う際、便利なものなので知っておいて損はありません。

これから投資を始める方が知っておくとためになる、MRFとMMFについてご説明していきます。

 

MRFとMMFっていったい何?

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知らない人にとっては、MRFとMMFとだけ聞いてもなんのことかわからないはずです。

MRFとはマネー・リザーブド・ファンド(Money Reserved Fund)、MMFとはマネー・マネージメント・ファンド(Money Management Fund)の頭文字をとった通称です。

そう聞いても、まだいまいちピンとこないかもしれませんので、この2つをそれぞれ簡単に説明してみます。

 

MRFは銀行でいう普通預金

MRFは銀行でいう普通預金のようなものと考えていただけるとわかりやすいでしょう。

証券会社で株や投資信託を購入する場合に、入金したお金がMRFという形で証券会社の口座に入り、そのMRFを解約したお金で購入するという形になります。

また、その逆で、株などを売った場合にはその代金でMRFが自動買い付けされます。

 

このように書くと少しややこしく聞こえるかもしれませんが、この流れは自動的に証券口座ないで行われるため、特にMRFの買い付けや解約について自分が手続きをする必要はありません。

まさに銀行口座にお金を預けるような感覚で証券口座に入金すると、それが自動的にMRFという形になり、お金を下したり金融商品を購入する場合に、自動的に現金化されるということです。

 

解約を制限する期間の定めはなく、普通預金のように簡単に1円単位でMRFから現金を引き出すことができます。

銀行の普通口座の金利よりも利回りがいいことが多いのも特徴と言えます。

 

MMFは銀行でいう定期預金

MMFはいわゆる銀行の定期預金のような形式となっており、解約までの期間に制限があります。

その期間内(通常30日以内)にそこからの資金で金融商品の購入を行ったり、現金化しようとする場合には、ペナルティとして信託財産留保額という解約手数料がかかります。

もちろん解約する際には解約手続きが必要です。しかし、もちろんそういった制限がある分、利回りはMRFより良くなっています。

 

要注意!MRFとMMFは預金ではなく投資信託!

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さて、ここまでの説明で、銀行よりも金利がいいならMRFやMMFにお金を預けた方がいいと思われる方もいらっしゃるでしょう。

しかし、その前に確認しておく必要があるのが、MRFとMMFはあくでも普通預金と定期預金の「ようなもの」だという点です。

名称に「ファンド」と入っているように、実はMRFとMMF自体は投資信託となっているのです。

 

投資信託というだけあって、MRFやMMFは債券で運用されています。

ただ、投資信託ではあっても利回りが高い投資信託のように、株式や格付けの低い債券等で運用を行っているのではなく、安全性の高い債券で運用しているのが特徴です。

もちろん投資信託ですので、元本割れのリスクがないわけではありませんが、安全性の高い債券での運用となっているため、元本割れのリスクは非常に低いと考えられます。

実際、これまでに景気が悪い時でさえ、MRFは元本割れをしたことはありません。

一方で、MMFはこれまで元本割れをした経験がありますので、その点はしっかり考慮することが大切です。

 

このように、MRFとMMFでの投資を考える場合は、元本割れの伴う金融商品であるということを頭に入れておく必要があります。

 

ペイオフ対策に使える?

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お金を預けている銀行が倒産した際に、1,000万円までが補償されるのがペイオフ制度ですが、1銀行あたり1,000万円をこえた部分についてはペイオフの対象外となってしまいます。

銀行に預けているお金をしっかり保護するには、各行に預ける金額を1,000万円以下にしておく必要があります。

資産が多い方の場合は、資産を様々な銀行に分散させておくのはなかなか面倒なはずです。

そんな際、ペイオフ対策として使えるのがMRFやMMFです。

 

MRFやMMFはあくまでも投資信託なので、MRFとMMFを買い付け、預けている証券会社が倒産した場合にもその全額が保護されます。

つまりMRFを1,000万以上持っているとして、それを預けている証券会社が倒産したとしても、全額が保護されるということなのです。

 

MRFやMMFには元本割れのリスクがありますが、投資信託としての資産は保護されるため、銀行だと気にしなければならない1,000万という補償限度額を気にする必要がないということになります。

 

MRFとMMFはどうやって買うの?

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ここまで知ってくると、元本割れの可能性が低く、なおかつ銀行預金よりも利回りがよく、さらにはペイオフ対策にもなるMRFやMMFを持ってみようと思われた方も少なくないはずです。

ここではMRFとMMFの買い付け方をご紹介します。

 

MRFは証券口座に入金するだけ!

まずMRFを買い付けるためには証券会社で口座を開く必要があります。

ここで注意してほしいのが、ネット証券にはMRFの取り扱いがない場合があるということです。

口座を開設する前にMRFの取り扱いがある証券会社かどうか、確認を忘れずに行ってください。

 

口座を開いたら、あとはお金を証券口座に入金するだけで、自動的にその金額分のMRFが買い付けられます。

本当に、普通預金と同じ感覚でMRFは買い付けを行うことができるのです。

銀行の普通預金には利息がつきますが、MRFは投資信託なので、運用状況に応じた分配金が月に一度分配され、自動的にMRFに再投資される形となっています。

 

解約については前述のとおり、期間等の定めなく、手続きなしで解約することができるため、すぐに現金化することが可能です。

 

MMFの買い付け方法は?日本円では現在取り扱いなし?外貨では?

MMFの買い付けを行う際には口座をお持ちの証券会社で申し込みが必要です。

しかし残念ながら、2016年に各証券会社が取り扱っていたMMFは償還されており、新規での申し込みの受け付けを停止しています。

今現在、MMFの買い付けを行うことはできませんが、もし今後申し込みの再開がある場合には検討されてもいいかもしれません。

 

解約は前述のとおり、30日以内に行うとペナルティとして信託財産留保額を支払う必要が出てきます。

それ以降であればいつでも解約が可能で、MMFを売却するという形で現金化できます。

 

日本円でのMMFの取り扱いは今現在ありませんが、外貨MMFは買い付けを行うことが可能です。

外貨MMFとは、日本円を外貨に換金し、安全性の高い債券で運用されているMMFを買い付けるものです。

日本円のMMFと同様、安全性の高い債券で運用するため、リスクがそれほど大きくないのが魅力です。

しかし、外貨で投資を行っているため、為替リスクが伴ってくるというところは注意が必要です。

もちろん円高の時期に買っておくと得をするというメリットがあります。

 

外貨MMFの場合は解約期間の制限もなく、証券会社の営業時間内であれば売買が可能ですので、為替の状況を見て、すぐ売ってしまうことも可能です。

為替の動向に気を遣うのが苦にならないようであれば、外貨MMFは利回りもいいので、おすすめです。

また、外貨MMFを売った際の代金を外貨で受け取ることも可能ですので、外貨のまま持っておいて、有利なときに円に換えるという手もあります。

 

資産の保護という意味でMRFやMMFもぜひ検討に!

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銀行の金利よりも利回りが良かったり、ペイオフ対策につかえたり、と結構つかえるMRFとMMF。

もちろん他の金融商品を買う際にもそこから資金を充当できるので、投資をする上で持っておくとなにかと便利です。

資産を分散させるという意味でも銀行預金だけでなく、安全性の高い投資信託としてのMRFやMMFでの運用も選択肢の一つとしておくといいと思います。

もちろん、安全性は高いといっても金融商品である以上、元本割れのリスクがあるということをしっかり理解した上で、少額からでも始めてみてはいかがでしょうか。

著者:Yuka

元証券会社の営業担当として得た知識を活かしてみなさんにわかりやすい金融情報を紹介します。

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