たった3日で億万長者が狙える!夢がいっぱいな日経平均株価オプション取引のすすめ

投資には夢があります。
ヤフー株を上場公開価格で購入し、その株式をそのまま20年間持っていたら、約150万円で購入した株が3.8億円になっていたかもしれません。

第二のヤフーを探したいところですが、そんな簡単には出現しないものです。
そんな夢がある投資を探しているあなたに、ヤフー株に負けない夢がある「日経平均オプション取引」のお話をします。

目次

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1.日経平均オプション取引って何?

日経平均オプション取引とは、『日経平均株価指数を設定した価格で買う権利または売る権利を売買する取引』のことを言います。
言葉にするとよくわからなくて、なんだか頭が痛くなってきますね。
日経平均オプション取引は奥が深いので、実数値を用いた具体例の方が理解は進みやすくなります。

4月12日水曜日、現在の日経平均株価の終値はだんだんと下がって、18552.61円になっています。
あなたは次の日から急反発して19000円近くに戻ると考えます。

そこで、18,750円で日経平均株価を「買う権利」が20円(倍率1000倍)で取引されていることに注目します。
購入代金は手数料を考えず20円×1000倍=20,000円です。
この「買う権利」はコールオプションと呼ばれます。

この買う権利ですが、いつでも行使することはできません。
4月14日金曜日の寄り付き以外は使うことができません。(※転売は4/14の寄り付き前の上場時間中であれば可能です。)

次の日からあなたの目論見通り、日経平均株価は大幅に反発したとします。
4月14日の寄り付きでは19002円が付きました。

あなたは大喜びで日経平均株価を「4/14の寄り付きに18750円で買う権利」を行使するでしょう。
すると、(19002円-18750円)×1000倍=252,000円があなたの手元にはいってきます。
最初に20,000円のコストがかかっていますので、トータルで232,000円が儲けになります。

逆に、4/14の寄り付きで目論見が外れて、18502円に下がったとしましょう。
「買う権利」の価格より株価が下がっています。

下がっているのに権利を行使したら損失が発生します。
「買う権利」を持っていますが、行使をする義務ではないので放棄をすることができます。
この場合、最初にかかった20,000円が最終損失になります。

これがコールオプションの基本的な考え方です。
「買う権利」の逆で「売る権利」というプットオプションも上場されています。
日経平均株価がまだまだ下がると思っているなら、プットオプションを買えばいいのです。

また、これらの権利は売りから入ることもできます。
もしもあなたが、最初の18750円のコールオプションを売りから入っていたとします。

株価がその価格より下落していたら買い手は権利行使してきません。
その場合、最初にもらった20円×1000倍である20,000円が儲けになります。

逆に際限なく日経平均株価が上がっていたら、損失は無限大になります。
オプションを買いから入ると「利益無限大、損失限定」になり、オプションを売りから入ると「利益限定、損失無限大」になる取引と覚えるといいでしょう。

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2.夢があるオプション取引の買い、トランプ相場の3日間で億万長者が狙えた

オプション取引はものすごく値動きをする金融商品です。
特に取引最終日が近いと、より動きが激しくなります。
レバレッジも利いていますので、その動きはIPO銘柄の比ではありません。

アメリカの大統領がドナルド・トランプに決定した大統領選挙の開票日はものすごく動きました。
当日の実際のオプション価格でトレードをシミュレーションしてみましょう。

あなたは104万円の資金を持っているとします。
2016年11月9日の朝、アメリカでは投開票が行われており、貴方はいち早くヒラリー・クリントンではなくドナルド・トランプが勝つと考えています。
ドナルド・トランプが勝てば、株価は不確実性から大暴落が予想されます。

そこであなたはプットオプション(売る権利)の購入を考えます。
大統領選挙前日の日本時間11月8日の引けの時点で「11/11の寄り付きに16,500円で売れる権利」となるプットオプションを大量購入します。
11月8日の時点で、このプットオプションは65円(1枚6.5万円)で取引されていました。
104万円÷6.5万円=16枚のプットオプションをあなたは購入します。

11月9日午前、日経平均株価は17281.95円で寄り付き、その後は小高く推移していました。
その後、あなたの目論見通りお昼ごろにはドナルド・トランプの優勢が伝えられます。

株価も大暴落を起こし、前日比919.84円安の16251.54円まで売られます。
あなたの買ったプットオプションも権利が行使できる水準になったので、価格は暴騰します。

貴方は持っていたプットオプションをその日の引けで転売します。
11月9日のプットオプションの終値320円(1枚32万円)で売ることができました。
この日だけであなたのお金は32万円×16枚=512万円まで増えています。

これだけで満足してはいけません。
あなたは利益を確定すると同時にドナルド・トランプ氏が演説することにより不確実性が払拭すると考えるでしょう。

日経平均は翌日一気に戻ると考え、今度はコールオプションに全部を突っ込み勝負します。
11月9日の「11月11日の寄り付きに17000円で買える権利」であるコールオプションは13円(1.3万円)が終値です。

その時は誰も「株が残り2日間で17000円まで反発する」と予想していませんので、コールオプションの価格は二束三文まで下がっていたのです。
あなたはプットオプションを売ると同時にコールオプションを512万円÷1.3万円=約393枚購入します。
残り2日間で日経平均株価が17000円を上回らないかぎりゼロになりますが、一世一代の勝負に出たのです。

翌日、あなたの目論見通り、日経平均株価は新大統領の演説を聞いて大幅反発します。
その日の終値は、前日の下げをすべて埋める1092.88円高の17344.42円で終わりました。
あなたの持っているコールオプションも当然値上がりをしています。

ここで転売してもよかったのですが、あなたはさらに翌日寄り付きで上がると思い、翌日の寄り付きの値段(SQ値とよばれます)で決済をすることにします。
2016年11月のSQ値は17596.78円です。
「11/11の寄り付きに17000円で買える権利」を393枚購入していますので、(17596.78-17000)×393×1000倍=2億3453万円があなたの最終的な稼ぎになります。

このように、3日間で104万円が2億を超える可能性もあるのがオプション取引の魅力です。
もちろん、そう簡単にこのような相場は来ませんし、難易度は高いでしょう。
しかし値動き次第では、IPO銘柄の信用取引でも及ばない額の利益を得ることができます。

参考までに11月8日からの日経225オプションの終値とSQ値を記しておきます。
「自分ならそんな判断できたかな」と考えてみるといいでしょう。

  11/8 11/9(大勢判明) 11/10 SQ値
日経平均株価 17171.38円 16251.54円 17344.42円 17596.78 
前日比 -5.83円 -919.84円 +1092.88円
16000プット 11月限 23円 75円 2円
16500プット 11月限 65円 320円 7円
17000プット 11月限 155円 770円 40円
16500コール 11月限 810円 85円 805円
17000コール 11月限 360円 13円 400円
17500コール 11月限 70円 2円 50円

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3.売りから入っても面白い日経平均オプション取引

ここまで買いから入るオプション取引の魅力を伝えてきました。
実はオプション取引は売りから入っても面白いのです。
オプション取引で売りから入る場合は証拠金を積む必要があります。

4月12日現在、日経平均株価は18552.61円です。
あなたは「日経平均株価が来月5月12日まで下がっても、17000円は下回らない。上がったとしても、19500円は上回らない」と予想しているとします。

4月12日現在の17000円/5月のプットオプションは95円(9.5万円)、19500円/5月のコールオプションは65円(6.5万円)で取引されています。

両方売りから入って、権利行使されなければ9.5万円+6.5万円で16万円の儲けになります。
途中で買い戻すことももちろん可能です。

最初に証拠金を用意する必要がありますが、株式市場が安定的であれば十分な収益が上がるでしょう。
オプションの売りの良いポイントは、買っても売っても儲からないようなこう着状態でも収益を上げられる点です。

こう着状態のときは売りから入り、大きく動くときは買いから入るといいでしょう。
売りから入る場合は「利益限定・損失無限大」ですので、十分にリスクコントロールするようにして下さい。

オプション取引は「投機取引」とよばれ、非常にハイリスクハイリターンの商品です。
よく切れるナイフの様に、便利であると同時に大けがをする危険性もはらんでいます。

短期間で利益は大きく上がる取引ですので、取引をしてみたいと思ったのであれば、ルールをきちんと理解してリスク管理を怠らないように慎重に行ってください。

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まとめ

・日経225オプション取引の値幅は非常に大きい
・トランプ相場は上手くやれば104万円が2億円越えに
・「損失限定・利益無限大」のオプションの買いと、「利益限定・損失無限大」のオプションの売りを使い分けるべし

著者:先ず隗より始めよ

現役金融マン。証券アナリストの資格あり。ちょっとマニアックな金融知識やニュースをわかりやすく書いていきます。