読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

投資の基礎!知ってると得するPER、PBR、ROEとは??

f:id:manekai:20170329153437j:plain

いざ株を始めようとして立ちはだかるのは、なんとも難しそうな専門用語ではないでしょうか。

 

「買ってみたいけど、わからない。」

「わからないから、まだ今度でいいや。」

そうならないように、今回は難しそうな用語の解説をしていきます。

 

実は先入観を持たなければどれも簡単なことですので、隙間時間にパパッと賢くなってみましょう。

今回は基本的なPER、PBR、ROEの3つに関して、わかりやすく解説していきます!

 

1.割安感を表す指標その1 PERとは?

まず初めはPERです。

PERに限らず、株式の世界ではこのようなアルファベットの略がたくさん出てきます。

中学生の社会のテストみたいに丸暗記するのではなく、意味を理解すれば忘れることないですし、100%理解しなくても十分ですので、ここでサクっと理解してしまいましょう!

 

PERは、割安感を表します

まずは、これだけ頭に入れてから次に進んでください。

では、PERの解説をしていきます!

 

PERは「株価収益率」の略で、そのまま「ピーイーアール」と読みます。

「ぱー」ではないですよ。

 

 PER=株価 / 一株当たりの利益

という計算式で表され、〇〇倍と表示されます。

 

式で書くと、少し難しく見えるかしれません。

しかし、理屈は簡単で、「このくらい儲けている会社の株価はこのくらいが妥当だろう」という理論的な数値です。

 

例えば日経平均株価だと、だいたい14倍から16倍くらいの間で推移しています。

ですので、PERが50倍の企業があった場合(実際にあります)は、超割高とみなされます。

反対に8倍くらいですと、「割安感があってお得」といわれるのです。

 

ただし、割高だから今より上がらないかいうとそうでもなく、反対に割安だからすぐに上がるわけでもありません。

何倍だから割高で、何倍以下が割安ということもありません。

 

いままで50倍くらいだった銘柄が30倍にまで下がってきたとしたら、それは買い時かもしれません。

14~15倍の間をずっと行ったり来たりしていた銘柄が、16倍になれば割高かもしれません。

 

あくまでも理論値ですので、参考までに利用してください。

また、業界によっても平均が異なります。

 

興味のある銘柄と同じ業界で、他の企業のPERを比べてみてはいかがでしょうか。

PERは、同業他社あるいはその企業の過去のPERと比べて割安かどうかを判断してください。

 

2.割安感を表す指標その2 PBRって?

PBRも、PERと同様に割安感を表します

PBRは、PERと同様に割安感を表す指標として使われています。

 

PBRは、「株価純資産倍率の略で、1株当たりの純資産に対して、何倍買われているのか」を表しています。

PBRで調べると、だいたい上記のような説明が載っていますが、あまりよく伝わってきませんよね。

もっとかみ砕いてみていきましょう。

 

さきほどのPERが「『利益』に対して割安か割高か」を表しているということはお分かりいただけたでしょうか。

そんなPERに対して、PBRは「『現在保有している資産』に対する割安性」を測る指標となります。

 

PBR=株価 / 一株当たりの純資産

 という式で計算され、1倍が適正な水準として用いられます。

 

1倍未満の場合は割安、1倍を超える場合は割高といえます。

例えば、1000円の純資産を保有する企業の株価が900円のときは、PBRは0.9倍となり、割安とみなされます。

適正水準である1倍になるためには1000円である必要があるので、900円で買っておけば、1000円になる可能性が高いというわけです。

 

しかし、ここで注意していただきたい点があります。

1000円であるべき株価が900円ということは、裏を返せば、投資家が「あの会社は1000円とか言っているけど、900円くらいの価値しかないんじゃない?」とみなされている場合があります。

逆に、PBRが1倍を超えている企業は割高かもしれませんが、投資家が「あの企業の価値はこんなもんじゃない」と太鼓判を押しているともいえます。

 

また、PBRが1倍以下ということは、言ってみればその会社がバーゲンセールで売られているようなものです(1000円のものが900円で買えたらお得ですよね)。

しかもそれが優良企業であれば、格好の物色対象になります。

ちょうど年末年始に行われるブランド物のセールのようなものですね。

 

つまり、PBRが1倍未満ということはどこかの企業に買収される可能性も高いのです。

もちろん必ず買収されるわけでもありませんし、買収がマイナス要因というわけでもありません。

 

特に近年では中国がそういった買収を繰り返しているので、知っておいたほうが良いでしょう。

自分の持っている企業がよその国に買収されるのはあまり気持ちのいいものではないですから。

 

少し余談になりましたが、PBRはずっと1倍を下回っている企業もあれば、1倍を切らない企業もあるのです。

例えば、ずっと1.3倍くらいだった銘柄が1.1倍くらいになれば、指標としては割高ですが、買い時かもしれません。

反対に、ずっと1倍を切っているのであれば、たとえ0.9倍でも今以上には上がらないかもしれません。

 

PBRもPERと同様に、あくまでも参考程度に活用するのがいいでしょう。

投資をする人ならだれでも知っていますので、覚えておいて損はないでしょう。

 

3.収益力を示すROE

ROEは「稼ぐ力」を表します。

ROEは、自己資本利益率と呼ばれ、その企業の収益力を示す指標の代表例です。

株を買うときにその企業がどのくらいの稼ぐ力があるのかを知る一番簡単な方法ですので、ぜひ押さえておきましょう。

ここからは、そのROEを簡単に説明します。

 

自己資本利益率(以下、ROE)は、株主資本利益率とも呼ばれています。

"Return on Equity”の略です。

Returnは「利益」、Equityは「株(=自己資本)」を意味しており、下のような式で表されます。

 

ROE=当期純利益 / 自己資本

計算式にするとややこしく見えるかもしれませんが、考え方はいたってシンプルです。

 

自己資本は、株主の皆様から集めた資金の総額になります。

ROEは、その集めた資金を使ってどれだけの利益を上げたかを表します。

株式会社は、株主から集めた資金を原資にビジネスを展開しています。

株主からすると、自分のお金を使ってどれだけ稼いだのかを知ることができる指標ですので、注目度が高いのです。

 

つまり、ROEが高い企業には投資資金が集まる傾向にあり、株価が上がりやすいといえます。

 

一般的に10%以上であれば優良、15%を超えれば超優良と言われています。

10%というと、100万円を集めてそれを元手に1年間ビジネスを行い、10万円の利益を上げたということになります。

「たった10%?」と思われるかもしれませんが、今の時代銀行預金であれば0.01%程度です。

ROEは、いわば「その企業の金利」といえます。

 

A社とB社が同じ10万円の利益を上げたとしましょう。

これだけみると「どっちもすごいね」で終わりますが、A社は100万円の元手で経営しているのに対して、B社が200万円の元手だとします。

どちらが優秀な企業かは一目瞭然ですよね。

 

ただし、ROEを比較する場合は、業界ごとに比べる必要があります。

業界ごとに平均が大きく異なるからです。

例えば、鉄道や不動産などあらかじめ大金を投資する必要のある企業と、元手が少なくてもいい企業とでは、前者のほうがROEは低くなります。

ですので、ROEは同じ業界の中で高いか低いかを見るとよいでしょう。

 

著名な投資家であるウォーレンバフェット氏は15%を目安にしているといわれています。

「そんなのめんどくさい!」という人は、その水準の銘柄を選んでみてはいかかでしょうか?

 

4.まとめ

ここまで投資の基本であるPER、PBR、ROEについての基本的なことをご説明してきました。

なるべく計算式などは省いてきましたが、計算式を理解することでより習熟できるでしょう。

もし興味があれば、より深く調べてみてはいかがでしょうか。

 

今回は、

  • ・PERとPBRは割安感を示す。
  • ・それぞれ〇〇倍と表され、PBRは1倍が適正水準である。
  • ・ROEは収益力を表し〇〇%と表記される。
  • ・10%以上が優良企業で、できれば15%を狙いたい。

 

ここだけはしっかりと押さえて、楽しい投資ライフを過ごしてください。

ただし、投資は自己責任で。

著者:翔勳

現役証券マン。まだひよっこですが、ややこしい投資の情報をわかりやすい記事にまとめさせていただきます。

無題ドキュメント