サラリーマンでも無理なく続けられるFXのトレードスタイルって何?

サラリーマンでも無理なく続けられるFXのトレードスタイルって何?

こんにちは、兼業トレーダーのYUWAです。そうなんですよ、突然ですが私って兼業トレーダーなんです。
兼業トレーダーというのは、他のお仕事をしつつ、トレーディングにも精を出している人たちのこと。

まずFXを始めよう!と思ってすぐに仕事をやめる人はいませんよね。でも兼業の人は仕事があるので、チャートを見ていられる時間が極端に短い。勝ったり負けたりしながら結局大損してしまって撤退‥、なんて退場8割のFX市場では良くあるパターン。

やっぱりサラリーマンはFXできないのかな‥。そんな声をよく聞きます。
しかし、考えてみれば億トレと呼ばれるトレーダーさんたちだって、多くは兼業からスタートしたはず。

じゃあみんなはどうやって続けているの?勝つより前に、それが知りたい!
というわけで、今日は忙しいサラリーマンでも無理なく続けられるFXのトレードスタイルを検証してみたいと思います。

FXトレードスタイルの基本

FXには、大きく分けて3つのトレードスタイルがあります。

  • スイング
  • デイ
  • スキャルピング

違いはポジションを保有する時間で決まります。
時間が長い方から「スイング(数日から数週間)~デイ(数時間から1日以内)~スキャルピング(数秒から数分)」となります。
数年単位で長期保有する場合もありますが、今回は除きますね。

保有期間が違うだけ?と思われる方もいるかもしれませんが、保有期間が違うとレベレッジやロスカットの基準も変わりますし、重要になってくるインジケーターも戦略も異なります。

私がやってしまった失敗は、デイトレの教科書を読みながらスキャルをしていたこと。
これが全く勝てません。散々負けてから、スキャルをしたいのにデイトレの戦略を参考にしているからダメなんだ!と気付いた時は目から鱗でした。

本の通りにやっているのにうまくいかないと悩まれている方は、是非一度、その本のトレードスタイルと、自分の目指すトレードスタイルを確認してみてください。
では早速、それぞれの特徴を確認してみましょう!

まったりさんにおすすめのスイングトレード

スイングトレードでは、週足や日足から大きなトレンドの波を見極めてトレードします。
何よりも「ここだ!」というベストポジションを持つことが大切で、決済は自動売買にて行うため、チャート監視がほとんど必要ないことが最大のメリットになります。

また、ポジションによってはスワップを得ることが出来ます。FXの美味しいポイントのひとつですよね!一方デメリットとしては、長期保有による損失リスクが挙げられます。
寝ている間に爆下げ爆上げはよくある話。

朝パソコン画面の前で凍らないためにも、レバレッジを低く抑えることが必要となってきます。
資金をある程度用意できる人でないと、期待するリターンを得られないかもしれません。
また、スワップを払わなければいけないポジションを持つと、為替差益から毎日金利差損分が引かれていきますのでご注意を。

性格的に、含み損があってもあまり気にならないというメンタル強めのまったりさんにおすすめです。

個人投資家のスタンダードスタイル・デイトレ

個人投資家の中で一番多いのがデイトレーダー。
日足で1日の動きを把握しながら、1時間足や15分足などで売買チャンスを狙い、1日の間で1、2回程度の取引をするトレードスタイルのことを指します。

一番大きなメリットは、宵越しのポジションを持たないこと。
その日のポジションは寝る前に決済をするというのが基本です。

就寝中の相場変動リスクがないので、安心して眠りにつくことができますね。
これって続けていくには結構大きなポイントです。

また、デイトレは一番メジャーなトレードスタイルであるため、教科書などもたくさん出版されています。
勉強のしやすい環境であることは、FXを続ける上で非常に大事なことと言えるでしょう。

デメリットとしては、スキャルピングより損失リスクが大きくなることが挙げられます。
しかしこれは自分でのレバレッジやロスカットオーダーなどである程度抑えることが可能です。

何より大切なのは、分析と戦略。勉強家なマイペースさんにおすすめしたい、バランス型のトレードスタイルです。

即断即決のスキャルピング

めまぐるしく変わる為替市場の、数秒単位で勝負をするのがスキャルピングトレード。
0.1pips利益が出たら決済、0.1pips損が出たら損切するというトレーダーもいる世界です。

他のトレードスタイルに比べて、利幅が狭いため、多くの取引量が必要となります。
私の尊敬するトレーダーさんは日に300回も決済するそうです。

メリットとしては、その保有期間の短さが挙げられます。
ポジションを持つ時間が短いため、含み損含み益に対するストレスが少ないと言われています。

また、薄利微損を狙うので、3つの中で一番大きな損失が出にくいトレードスタイルというのもポイントです。

デメリットはその短い勝負故に、戦略を立てる時間が少ないことです。
1秒単位で正しい判断をし、冷静に利確・損切を繰り返さなければいけないため、一度のトレードに一喜一憂する人は向いていません。

負けても落ち込まず、勝っても興奮せず、淡々と続ける精神力が求められるため、スキャルピングは上級者向けのトレードスタイルと言われています。
ずっとチャートを見ていても飽きない、冷静さんにおすすめです。

結局「サラリーマンにおすすめのトレードスタイル」って何?

3つのトレードスタイルの中で、働いている方に一番おすすめのトレードスタイルを検証してみましょう。

まず、スキャルピング。

これは働いている人には向いてないスタイルといえるでしょう。

何より数をこなさなければならないため、画面張り付き必須ですが、兼業トレーダーにその時間を求めるのは酷な気がします。

疲れて帰ってきた後に「3時間集中トレード開始!」では、判断も鈍ってしまいそう。それよりゆっくり寝て~と思ってしまいますね。
というわけで、私は「兼業トレーダーにスキャルピングはおすすめしない!」です。

次に、スイング。
スキャルピングよりも一気におすすめ度がアップしますが、気になる点は一点。

「資金が多くなきゃ利益が取れないんでしょう?」というところです。
保有期間が長い分、何度も利確できるわけでもありませんし、回転できないと資金は増えないし‥という、悶々スパイラルに突入してしまいそうです。

せっかくFXを始めるなら、少しずつでも資金が増える方がうれしいのではないでしょうか。
というわけで、私は「兼業トレーダー(お金持ち)なら、スイングをおすすめします!」です。

最後に、デイトレ。
デイトレは紹介した通り、バランス型のトレードスタイルです。

レバレッジも比較的自由度が増しますし、1日に数回というトレードスタイルも、兼業トレーダーにはちょうどいいのではないかと思います。
ランチタイムで流れを確認し、帰りの通勤電車の中で戦略を練って、帰宅後に1回目のトレードをする、というのも良さそうです。

何度もポジションを持たなければ、損失リスクもコントロールしやすいのではないでしょうか。
というわけで、私は「兼業トレーダーなら、まずデイトレをおすすめします!」です!

まとめ

いかがでしたか?
YUWAの考えるサラリーマンに一番おすすめのトレードスタイルはデイトレでしたが、追求されたトレードスタイルはトレーダーによって千差万別。

性格によっては兼業トレーダーでもスキャルで成功している人もいれば、スイングとデイトレを組み合わせる人も多くいます。
反対にスイングで勝てる人がデイトレでは全く勝てなくなるなんてこともあるそうです。

自分のスタイルを確立するためにも、自分の性格やライフスタイルを向き合って、色んなトレードスタイルに挑戦してみてください。

新しいスタイルを試すときには、まずデモから始めることをおすすめします。
いつかきっとあなたにぴったりなトレードスタイルが見つかって、無理なく続けながら「あれ?いつの間にかレベルアップした?」という時が来ることと思います!

ついでに、YUWAのトレードスタイルはスキャルピングです。が、この記事書きながら「あ、私このスタイルじゃないかも?あれ?はは‥」と困惑しているところです。びっくり。今度デイトレしてみよう!

著者:YUWA

現役FPの兼業トレーダー。企業や金融機関の顧客様へセミナーをする一方、スマホ片手にトレードしてます。皆様と一緒に専業目指して頑張ります。

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