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子供の入園準備から「好き」が加速!~布小物雑貨クリエイター:kira*2さん~

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岐阜県羽島郡岐南町にある建築会社、credo home(クレドホーム)にパート従業員として勤めるkira*2(きらきら)さん。

こちらに勤める傍ら、併設されている雑貨屋のクレドショップで自身が作った布モノや布小物を販売するハンドメイド雑貨クリエイターとして活躍中です。

 

最近では、インターネットで気軽に自分の作品を販売ができるようになってきました。

そんな中、kira*2さんがどのようにしてクリエイターとして作品を販売するようになったのか、また雑貨店の店員としての立場から見た作品に対する考え方の変化などを語っていただきました。

 

もともとモノ作りにのめり込む性格ではなかった

──なんとなくこういうクリエイターさんは、もともと作るのが大好きで、その延長として仕事になってしまった方が多いようなイメージですが、kira*2さんはいかがでしたか?

 

今こうして布小物雑貨を作って販売をしていますが、「『趣味』の領域を超えることはないだろうな」とは感じていたんです。

というのは、私は1つのことにのめり込むタイプじゃないので、まさかこれが仕事になるとは思いもしませんでした。

 

ミシンは好きだったんですよ。

それで大学は家政学部も卒業しているんですが、それこそ学ぶ内容って浅く広くですよね。

 

「クリエイターになりたい!」とか考えたこともありませんでしたね。

普通に結婚して最初はずっと専業主婦だったんですが、「そのまま専業主婦で行くんだろうな」と自分でも思っていました。

 

子供が生まれてミシンを購入したのがきっかけ

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──クリエイターとしての道を歩むきっかけはあったんですか?

 

やっぱり子供が生まれてミシンを買ったのがきっかけでした。

作ってみるとなんていうか楽しくて、達成感とかもあるじゃないですか。

そうしたらどんどんハマってきちゃって、ミシンが増えて、生地も次から次へと買うようになっていましたね。

 

実はハンドメイド作品を販売するイベントの存在すら知らなかったんですよ。

しかも実家は遠方なので、近所の付き合いも少なかったから、そういう情報ってなかなか入ってこなかったんです。

ふとしたことで、とある方からのお誘いがあって、ハンドメイドのイベントを知ってから出店するようになりました。

 

それで、まず一番最初に悩むのが、自分の作った作品に値段をつけるっていう作業でした。

 

「大したものじゃないんだけどなぁ」

「材料費は欲しいけど、労力にいくらくらいの値段がつくんだろう」

 

こんな疑問がまず湧いてくるんですよ。

だから、最初販売を始めた頃はものすごく安い値段を付けていた記憶があります。

 

 ハンドメイドのイベントと雑貨屋でのショップ販売

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 ──クリエイターとして雑貨屋に商品を置くようになったのはどんな経緯からですか?

 

私達はクリエイターを”作家さん”って呼んでいますけどね(笑)

 

もともとこの雑貨屋は、クレドホームという建築会社に足を運んでもらうための玄関としての役割で生まれたらしいんですよ。

そこで雑貨を販売していた作家さんつながりで「誰か商品置いてくれる作家さんいないの?」っていう話しがあって、そこに何人かが参加したんです。

私もその中の1人でした。

 

その当時、雑貨屋に置くものは「このスペースに好きなもの置いていいよ」っていう感じだったんです。

なので、自分の作りたいもの、欲しいものを置けたんですよね。

 

だけどハンドメイドイベントの方は、出店を繰り返すうちに分かってきちゃったことがあったんですよね。

 

それは自分が作りたいモノと売れるモノは違うっていうことなんです。

 

こうしてイベントに出店することで自分の作るものが変化してきて、付き合いのある作家さんも増えてきたんです。

色々なものを見ていくうちに自分の甘い部分も見えてきて、「改善しなくちゃいけない」って気付かされることもありましたね。

 

商品として自分の技術が甘かった部分や自分が作りたいものが変わってくるのはいいんですけど、「作りたくもないものを作って売る」っていうことだけは、どうにもストレスで・・・。

せっかく好きなことをしているのに、作りたいものが作れない。

だけど、作ることそのものが好きなのは変わらないんです。

そのジレンマでどんどん疲れてきちゃって、「なんだかな・・・」みたいな、言葉にできない葛藤みたいなものがあったんですよ。

 

イベントの出店をやめて、雑貨屋の委託販売のみに切り替えたのもこの時期でした。

 

雑貨クリエイターとして、雑貨屋店員として

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──建築会社のパート従業員として働いていますが、雑貨の関係からだったんですか?

 

私たちが作ったものを、雑貨屋に置いてもらって販売金額の一部を手数料という形でお店に納める「委託販売」っていう形態を取っています。

そうすると、自然と商品を収めたり、ディスプレイを考えたりしなくてはいけないので、足を運ぶ機会って増えるんですよね。

こうして顔を出していくうちに親しくなって、色々な話をするようになったんですよ。

 

うちは子供が3人いますし、習い事や学校のことで本当に時間がなかったんです。

だから、時間が決められている仕事は無理でした。

でも子供の習い事の出費がかさむので、収入は欲しいなって考えていました。

 

いつもお店には顔を出していて、そんな話もしていたんですよね。

 

そしたら、ちょうどお店の社員さんから「ここで働いてみない?」って。

その話を聞いたら、時間の都合もしてくれる、急用にも対応させてもらえるっていうことで、お願いして働き始めることになりました。

 

──お仕事内容は主にどんなことをしていますか?

 

住宅のことは正直よく分かりません。

というか、本当はもっと勉強しなきゃいけないんですが、そっち方面にもっと強い方がいらっしゃるのでお任せをしちゃっています。

雑貨の方のディスプレイや商品の入れ替え、作家さんの調整、イベントの企画、SNSの対応が多いですね。

 

自分も商品を置いているんですが、クリエイターとしての視点とショップの店員としての視点って、やっぱりちょっと違ってくるんですよね。

商品を置いて後は売上が自分に戻ってくるだけっていう立場から、「お店としての売上を上げるにはどうしたらいいの?」っていう考え方も出てくるんですよね。

そうするとやっぱり、「回転率を上げなくちゃいけない」、「季節に合ったものが欲しい」、「お店の雰囲気に合わせたものは・・・」とか色々考えることになるんです。

 

雑貨を作って商品を置いている側っていうのは、やっぱり好きなものや得意なものがあって、それを置きたいんですよ。

だけど、そればかりじゃどうしても合わないモノって出てきてしまうんです。

 

物事をいろんな角度から見ることができるようになってきたと言えばいいんでしょうか。

委託販売だけをしている頃には見えてこなかったでしょうね。

 

普通だけどちょっとだけ自分のカラーを出したい

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──kira*2さんの商品に対するこだわりとか、主に扱っているものはありますか?

 

布モノが中心ではありますが、主に「これ!」って決まっているものはありませんね。

それこそ子供の習い事でかなり忙しかったので、商品を作る時間もまともに取れませんでしたから(汗)

どちらかと言うと、お店全体を見て「これ足りないな」っていうものがあれば、それを作ったりしてますかね・・・。

時間の関係があったり、技術的な問題もあるので小物中心にはなっていますよ。

 

それでも、丁寧な仕事は心がけてます。

個人的に縫い目が雑なのって嫌いなんですよ(笑)

あと布の端が切りっぱなしだったり、表からは見えないけれどクオリティの低さが感じられてしまうようなものは作りたくありませんね。

そのあたりはかなり自己満足が入ってます。

手間がかかっても、それは仕方ないと思っています。

 

デザイン面では、「これちょっといいな」って思われるものを作りたい思いはあります。

普通なんだけど、私のカラーが出てるものっていうのかな。

商品を見れば「kira*2さんが作ったものだよね」と分かるようなものを作っていきたいですよね。

 

何もかも自分でできるわけじゃない

基本雑貨に関して、作りたいと感じたものはなんでも作りたいと思っているんです。

でも、どうしても苦手なものってあるじゃないですか。

 

最初は「自分でなんでも作らなきゃいけない」みたいなイメージがあって、がんばってみたんですけど、上手くいかないことも多くて。

それからは苦手なら得意な人にお願いしたらいいかなと思えるようになってきましたね。

店員としてお店を見ると「あ、これ足りないな」と思ったら、得意そうな人にお願いしてやってもらうんですよ。

 

自分で苦手なことをやったって時間もかかるしイライラは募るしであんまりいい結果は生まないと思うんです。

お店全体として見た場合、お互いを補いながら進んだ方が効率やクオリティの面でも間違いないですからね。

 

人に喜んでもらえる仕事がしたい!

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──クリエイターとしてのやりがいや、嬉しかったことはありますか?

 

月並みですが、買っていただいたお客さんが喜んでいただけることは嬉しいですよね。

 

あと、こういうハンドメイド作品って既製品にはない一点物じゃないですか。

なので、量販店の製品とはかぶることがありませんよね。

ちょっとした贈り物とかに選んでいただけることもあって、すごく嬉しいですよ。

 

だけど一番嬉しかったのは、こうした仕事を自分がやっていると、家で作業をすることが当然になることですね。

そんな姿を子供も見てたのか「将来は人に喜んでもらえる仕事がしたい!」と学校で発表してくれたんです。

「ちゃんと見ててくれたんだな」っていう思いもありましたが、まさかそんなことを言うようになるなんて思っても見なかったので嬉しさ半分、驚き半分でした。

そんな参観日での発表の1コマなのですが、私はなんと遅刻で間に合わず、その発表を聞き逃してしまいました・・・(汗)

 

趣味と仕事と子育て

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趣味の延長としてスタートしたクリエイターという仕事なんですが、子供の習い事を中心に時間が回っていました。

「その合間に少しずつ作れるものを」というスタンスでやってきましたね。

 

子供の習い事はつい先日に一旦区切りを付けてますので、今よりも時間は増えるかもしれません。

それでも子育てが生活の軸になるのは間違いないので、折り合いをつけながらやっていくことにはなると思います。

 

──クリエイターとしての今後のビジョンなんかはありますか?

 

そりゃ、どんどん作品を作っていきたい気持ちはありますよ。

ただ子供が小学生でまだしばらく子育てを中心とした生活には変わりないですから。

できる時間でできることを、焦らずゆっくりやっていければいいかなと思っています。

 

もちろん自分がもらって嬉しいものを作っていきたいので、そういったところで妥協したくはありませんけどね。

商品然り、ラッピング然り、今は足元をしっかり見て一歩一歩進んで行きたいですね。

 

まとめ

こうした雑貨販売をするクリエイターは、自分の空き時間を使って商品を作り、それを提供できるという時間の制約がないことが大きなメリットとして挙げられるでしょう。

そのため、多くの女性クリエイターがインターネットや委託販売などの販売手法を取っています。

 

今回お話を伺ったkira*2さんも、子供の習い事での時間の制約の中で雑貨販売をしていました。

それでも好きなことだから、こだわって一点もののハンドメイド作品を世に送り出し続けることができるのかもしれませんね。

 

雑貨には、作った人の想いがあります。

また雑貨を買った人の向こう側にも、笑顔や喜びが溢れていることでしょう。

それを思うと、「好きな『モノ作り』に妥協はしたくない」、「自己満足だって少しでもいいものを作りたい」というkira*2さんの”心”を垣間見られた気がします。

 

取材にお邪魔した建築会社credo home(クレドホーム)

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住所:岐阜県羽島郡岐南町上印食8-123-1 フォーカスポーカス9

店名:credo home(クレドホーム)

看板はまだ旧名称のまま残っているそうです。

事務所の隣に併設するクレドショップには30人程のクリエイターさんの雑貨が置いてあります。

今回取材をさせていただいたkira*2さんの雑貨もこちらで販売していますよ。

 

kira*2さんのInstagramはコチラ

www.instagram.com

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