カーシェアリングでどれくらい安くなる?~マイカーとおトク度を比較してみた~

f:id:n2i0c0e016:20170306022818j:plain

「最近マイカーに乗る時間が少なくなった」とか、「交通が便利な地域に住んでいるので車を持つ必要性を感じない」とか、「マイカーの維持費が重くなってきた」などとぼやいているマイカー保有者はかなりいらっしゃるのではないでしょうか。

すでにカーシェアリングを検討されている方もいるかもしれませんね。
筆者もマイカーに乗る時間が減っているので、カーシェアリングには興味があります。考えてみれば駐車場だって無償ではないし、車検などの年間維持費もありますよね。
少々もったいない思いもしてきたこの頃です。

そこで、ちらほら小耳にはさむカーシェアリングを調べてみました。
実際のところ、カーシェアリングはマイカーと比べてどのくらいおトクになるのでしょうか?

今さらだけど、カーシェアリングとは?

カーシェアリングとは、会員登録をした人たちが車を共同利用できるサービスです。

レンタカーより短時間で借りられ、簡単にネット予約できます。
オール24時間で、空いていれば好きな時、好きな車に乗れるのが嬉しいですね。

都会の主要駅なら周辺を捜せば、ひとつくらいはカーシェアリングの駐車ステーションが見つかるほど、現在は身近になってきています。

もともとはヨーロッパで発祥したものがアメリカへ渡り、日本にまで広がりました。
日本で始まったのは10年以上前になります。
まだ日本ではマイカーが当たり前で、借りると言えばレンタカーでした。
カーシェアリングは画期的なシステムでしたが、今のように知られてきたのは最近のことです。

カーシェアリングの歴史をもう少し見ておこう

 f:id:n2i0c0e016:20170306022938j:plain

カーシェアリングのしくみが生まれたのは、1970年代のスイスです。
大量の車の流入が都心の商店街の荒廃を招いたため、行政指導で車両の流入規制を実施しました。
住民は都心で車を持てないことから、郊外に共同で車を所有し始めました。
それが現在のカーシェアリングの始まりです。

エネルギー政策の一環として、スイスでは国家主導でカーシェアリングを開始しています。
日本では1988年に、外車専門カーシェアとして参入した株式会社シーズが最初になります。
その後しばらくカーシェアリングは普及していませんでしたが、本格的事業として始まったのは2000年代以降のことでした。

現在の主なカーシェアリング事業者

カーシェアリングが本格的事業として始まった当時、30社以上の事業者が参入したといわれています。
しかし駐車場の確保や車両の入れ替え、個人情報などの課題が多く、サービスを終了する事業者が相次ぎ、現在ではかなり淘汰されています。

現在の主な事業者には、タイムズ24(パーク24)が運営する『タイムズカープラス』、オリックス自動車の『オリックスカーシェア』があります。
他にも、カーシェアリング・ジャパン(三井物産グループ)の『カレコ・カーシェアリング・クラブ』、フランチャイズシステムで展開する株式会社アース・カーの『アースカー』などがあります。

カーシェアリングを比べてみる

f:id:n2i0c0e016:20170306023312j:plain

上記4社のカーシェアリングを比べてみることにしましょう。
まず、月額基本料金は0円~2,000円。
それぞれ2ヶ月間0円キャンペーンや入会特典などもあります。
また2,500円~2,580円最大75%割引などの夜間パックもありますから、目的に応じて使い分けることも可能です。

  月額基本料金 利用料金 距離料金 パック料金
タイムズカープラス 個人プラン1030円
学生プラン0円
法人プラン0円
15分206円~(ベーシック)
15分412円~(プレミアム)
16円/km
ショート6時間パックは0円)
6時間4020円
12時間6690円
24時間8230円
オリックスカーシェアリング Aプラン2000円
Bプラン0円
学生プラン0円
15分
200円~300円(Aプラン)
300円~450円(Bプラン)
15円/km 【Aプランの場合】
6時間3500円
12時間4500円
24時間6000円
カレコ 980円 10分130円~
(車種クラス:コンパクト)
15円/km
(6時間超の利用の場合)
6時間3800円
12時間5300円
24時間6800円
アースカー 0円 15分100円~ 8円/km 利用するほど割引される
3~6時間20%
6~12時間70%
12~24時間80%

カーシェアリングはどんな時使う?

f:id:n2i0c0e016:20170306023610j:plain

カーシェアリングを使う理由には、「マイカーを持たなくても必要な時に車に乗れること」が挙げられるでしょう。

しかし東京23区のアンケート調査では、マイカーを持っている人の方が持たない人よりカーシェアリングに登録している人が多いというデータがあります。(『EconomicNews』より)

economic.jp

その理由として多かったのは「旅行先や帰省先で必要になる」、また「家の車だけだと人数が乗り切れないから」という答えでした。

けれど車を持っていなくても、気軽に使えるなら利用してみたいと思う方もいるでしょう。
実際、ちょっとした買い物のお出かけや、保育園や塾の送り迎えに使っている方もいるようです。

ざっくり見た年間の車の維持費

マイカーとして持つ場合の年間維持費は、車種による違いもありますが、駐車場代やガソリン代込みでざっくり言うと、軽自動車で30万円以上になります。
普通車では40万円以上です。
高級車、外車などになると、それ以上必要になってきます。
それに車両購入費が加わると、さらに維持費は増えるのです。
一括購入しないでローンを組んだ場合、毎月その支払いが上乗せになるのですから。

必ず必要になる費用の項目としては「自動車税」、「重量税」、「自賠責保険」、「任意保険」、「車検」、「ガソリン代」です。
自宅に駐車場があれば良いのですが、無い場合は駐車場代も必要になってきます。
駐車場代は都市部では地方と比べて高く、倍以上になるところもあるので要注意です。

カーシェアリングを使った場合の年間費用 

f:id:n2i0c0e016:20170306030109j:plain

カーシェアリングの月会費は0~2,000円まであります。
ここでは、1,030円のタイムズカープラスで見ていきましょう。

初期費用として入会時のカード発行料1,550円がかかりますが、それを除いた普通車の固定費を計算します。
最短時間でベーシッククラス15分206円です。

塾の送迎1時間として3日で206円×4(60分)×3日=2472円になり、それが1ヵ月だと2472円×4週=9,888円になります。
年間にして118,656円ですね。

毎週末お出かけに利用すると、6時間パック4020円×4週=16,080円かかります。
年間だと192,960円になります。

両方を合算すると年間311,616円。
月会費1,030円×12=12360円を入れて、合計323,976円です。
これが1年間にかかる費用となります。

車種や時間、使用回数などで増減はあります。
しかしマイカー維持費が普通車で年間40万円以上かかることを考えれば、お得と言えそうですね。

カーシェアリングの魅力とデメリット 

f:id:n2i0c0e016:20170306023814j:plain

カーシェアリングの魅力的なところは、マイカーと比べて維持費に頭を悩ませることが少ないこともあげられます。
ガソリン代や駐車代はかかりませんし、メンテナンスや保険料も必要ありませんから、利用した分だけということになります。

また各事業者が出しているキャンペーンや、お得なサービスを上手に利用することで節約も期待できるでしょう。
支出を抑えたい月は遠出の回数を減らしたり、使用時間を減らしたりすることで調整できます。

デメリットとして、乗りたいとき車が空いていないこともあるかもしれません。
駐車ステーションが近くにない場合は不便になることもあります。
マイカーと違って多人数が乗りますから、自分だけの持ち物したい人には物足りないかもしれません。

カーシェアリングとマイカーとどちらを選ぶ? 

f:id:n2i0c0e016:20170306024115j:plain

マイカーには「所有している」という満足感があります。
けれども維持費はかなり重いですよね。

経済的に十分過ぎるような余裕のある方は別ですが、一般の大部分の方たちにとっては大きな買い物です。
運転できなくなる歳まで6~10年ごとに買い替えることも考えれば、最終的には家を買うくらいの費用になってもおかしくありません。

都市部では交通機関が発達していて移動手段に困ることはあまりありませんが、地方ではそうはいかないでしょう。
車がないとどこにも行けないような地域もありますね。
またカーシェアリングのステーションが自宅の近くにあると利用もしやすくなります。
仕事先や旅行などで使いたい場合などは、レンタカーより簡単に、スマホやパソコンで予約できて便利です。

ここまで見てきましたが、やはり自分の生活スタイルに合った方を選ぶことが一番お得であると言えるでしょう。

さて、あなたはどちらを選びますか?