”好きなこと”に真っ直ぐ進んでいきたい~ネイリスト:小松舞子さん~

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女性の指先を美しく彩るネイル。

パッと美しい指先を見るだけで、女性なら誰でもテンションがあがるでしょう。

 

今や女性の欠かせないファッションとしても浸透しつつあるネイリストは女性の憧れの職業の1つではないでしょうか。

 

ここでは、信金職員からネイリストの資格取得、そしてネイリストへと大きく生き方を変え、2017年2月に待望のネイルサロンをオープンさせた「Private Nail Salon Princista(プライベートネイルサロン プリンチスタ)」の小松舞子さんにお話を伺うことができました。

 

信金職員時代からネイリストの世界に興味が

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――もともと信金職員だったということなんですが、ネイリストを志すきっかけはあったんですか?

 

私は大学在学中から、母の影響もあって金融の職業に就きたいと思ってたんです。

それで運良く地元の信用金庫へ就職しました。最初はネイルをしてもらう側だったんですよね。

 

やっぱり目標にしていた金融の仕事に就職して、日々の仕事をこなしていくんですが、どうしてもストレスだったり・・・神経を削る業務内容ですからね。ふとした癒やしが欲しくなるんですよね。

それでリフレッシュだったり気分をリセットしたり・・・っていうことで、ネイルをしてもらうようになったのかな。それでネイルをしてもらうときに、ネイリストさんに話しを聞いてもらったり、時には愚痴ったり(笑)

 

思えばそういう何気ないネイリストさんとのやりとりがストレス解消にもつながってたみたいで、それだけですっごい心が楽になったんですよね。それに、仕事中でも何かの拍子に自分の指先が見えるんです。

そんなときにかわいいネイルがしてあると「よし、がんばろう!」って思えてきちゃう不思議なパワーをもらっていましたね。

ネイルサロンでのネイリストさんとの会話や、日常の中でネイルが見えた瞬間、ネイルが生活の中に欠かせない存在になってきていました。

 

月1回ネイルサロンに通っていくうちにどんどん「ネイリスト」っていう職業に興味が湧いて、「自分もこんな仕事がしてみたいな」っていう思いが芽生えました。

担当のネイリストさんにどうしたらネイリストになれるのかを聞くようになっていましたね。

 

日々の業務をこなしながらネイリスト1級を取得!

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――信金職員や銀行員などの金融に携わる方っていつも勉強に追われているイメージなんですが、資格取得に苦労はありましたか?

 

ネイリストさんに話を聞いていく中で「ネイリスト1級はやっぱり必要だよね」っていう話になったんです。

だから、まずネイリスト1級の資格取得を目標に勉強を始めました。

 

で、問題になるのが日々の信金職員としての業務ですよね。これは仕事をしながら資格取得をしていくことにしたんです。

ネイルは大学生の頃から好きだったんですが、実際職業にするということは技術面やデザイン、色彩感覚なんかのセンスが問われる部分って大きいと思うんですよ。

それで、もし自分のやる気や興味があっても、技術面が追いついてこなければとてもネイリストとして活動なんてできませんよね。だから保険の意味も含めて働きながら資格取得の道を選んだんです。

 

アカデミーに入校して仕事の勉強とネイリストの勉強を並行していきました。

もちろん大変ではあったんですが、最終的には10ヶ月でネイリスト1級を無事取得することができましたので、「なんとかネイリストとしてやっていけるのかなぁ」と当時はおぼろ気ながらに考えていました。

 

前職の職場にもものすごく理解してもらえて、円満退職という形で送り出していただけたのは本当にありがたかったですね。

 

ネイルサロン勤務時代は葛藤も

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なんとかネイリストとしてやっていけるっていう自信がついてきた頃に、どんどん目標が明確になってきたんです。

それは「自分のネイルサロンをオープンさせること」です。

 

それで技術を身に付けることはできたんですが、経営を学ぶにはどうしたらいいのか考えました。そう考えると、サロンへ勤務して肌で感じることが一番手っ取り早いのかなって。

 

外国の方にも来てもらえるようなネイルサロンにしたかったのもあって語学留学を挟みましたが、ネイルサロンへ就職が決まってネイリストとしての第一歩が始まったんです。

 

――そのままネイルサロンで仕事を続ける選択肢はなかったんですか?

 

やっぱりネイルサロンで働くっていうことは、技術を学ぶこともできるし、固定の給料もありますから良い面もたくさんあるんです。もともと3年くらいがんばってから独立をしよう、と考えてもいたんですが・・・

 

けれどネイルサロンに勤務するということは、組織の1人として働くことになるじゃないですか。

そうすると会社の決められたやり方があったり、私が「こうしたい!」って思っても大人の事情で無理だったり(笑)。

そんなことがあって「このままここで我慢して働いていてもいいのかなぁ。」と漠然とした違和感や不安が残ってしまったんです。

 

どうせなら自分の人生好きなことをやろう!

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――ネイルへの思いと経営の利益を追い求める間で、モヤモヤが残ってしまった、という表現が正しいんでしょうか?

 

ネイリストの勉強を始めたときもそうだったんですが「自分の人生好きなことをやってやろう!」っていうのが大きかったんです。

それでネイリストにもなれた、ネイルサロンに就職もした。傍目から見たらやりたいことがやれて成功してますよね。

でも、「好きなこと、やりたいことをやろう」と思ったときに、ネイルサロンに勤務している以上はどうしても殻を破れないことに気付いてしまったんです。

 

組織の1人として働いているからにはどうしても利益が優先になってしまうんですよね。

それは仕方ないと割り切ったとしても、結局それは私の「好きなこと、やりたいこと」とは離れてしまっていたんです。

 

だってネイルが本当に好きで、「この素晴らしさを知って欲しい」、「日々のストレスや疲れをネイルサロンに来てもらって癒やしてもらいたい」、そんな思いでネイリストの道を志したんですから。

 

結局、研修期間も含めてネイルサロンは3ヶ月で退職をしてしまったんです。「どうしても自分の中で消化できない”モヤモヤ”が残ってしまった」というのが正直なところです。

 

決断には周囲の助力もあった

――小松さんは独身ということですが、収入面での不安があったのでは?

 

何も後ろ盾が無い状態で、そこまで思い切れたかどうかはちょっと微妙なところです。

全く違う業種でアルバイトをしてるんですが(現在も継続中)アルバイト先の社長に随分目をかけていただいて、収入がいきなり0になる心配がなかったんです。

だからこそ「好きなこと」に真っ直ぐ進んでいく決心ができたんですよね。

 

ネイルってお店がなきゃいけないわけじゃなくて、自宅でもできるんですよ。

なのでアルバイトでも収入を得ながら、自宅で細々と知り合いやリピーターさん中心にネイルのお仕事をしながら機会を伺っていた感じでしょうか。

 

「何もかも自分一人でできる!」っていう範囲がどうしても限られてくるんです。

この社長との出会いがなければ、今のネイリストとしての私があったかどうか分かりませんよね。

 

自宅でネイルの仕事、やっぱりセーブしながらのスタートでした

自宅でネイルの依頼を受けて仕事をするようになったんですが、仕事量はセーブしながらでした。

もう本当に生活感アリアリのところでネイルをするんで、新規のお客さんなんかはやっぱりなんとなくお互い抵抗があるじゃないですか。

私の方も招待してもいいのかどうか分からないお客さんってさすがにちょっと怖かったので・・・

 

なのでどんどん仕事を増やしていくこともできず、知り合いとリピーターさんからの口コミで仕事をいただいている状態でしたね。

ただ来るべきサロンオープンに備えて、開店時にある程度お客さんに来ていただける環境を作っておきたいって思いはありました。

 

仕事量そのものは抑えながらでしたが、ネイルサロンってたくさんありますよね。その中で「やっぱりここがいい」と言って私を訪ねてくれる方がいるっていうのはものすごいパワーになりますよね。

 

しっかりカウンセリングもして、「ネイルなら私に安心して任せられる」と思っていただけるようお客様からの信頼をいただけるように常に努力はしていましたし、またこれからもそうあり続けなければいけないと思っています。

 

 ついに新規開店!コンセプトやネイルへのこだわりは?

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――自宅でネイルを続けてきて、ついにオープンですね。何かお店のコンセプトやこだわりはありますか?

 

ご縁やタイミングがあって2017年2月に「Private Nail Salon Princista(プライベートネイルサロン プリンチスタ)」をオープンさせることができました。

 

もともと私は、困っている人がいたら助けてあげたいタイプの人間なので(笑)

ネイルを通じて、ほんの少しでもいいから何かその人の力になりたいって思いはすごくあるんですよ。

 

ネイルを見て「すごいカワイイ!すごいキレイ!」って思ってもらえるだけでもテンションあがりますよね!

私がネイルをしたお客さんが気分が上がって、もしかしたらそれで癒される人もいるかもしれない。

それが感じられるときって言うのは、逆に自分も嬉しくなっちゃいます。

 

私が信金で働いていた頃、ネイルにパワーをもらったっていうこともあるんですが、「女性らしさ」っていうものを忘れないでいて欲しいなぁって思います。

ネイルが少しでもその手助けのきっかけにでもなってくれれば、これほど嬉しいことはありませんよね。

 

Princistaのコンセプトはズバリ「大人カワイイ!」です。

ファッションを制限されやすい職場でも楽しめるネイルを提案させてもらえればと思っています。もちろんデザインやカラーはカウンセリングを通じて一緒に考えますので、安心してお店にお越しください。

使用しているジェルや器具なんかも自分で使ってみて、本当に大丈夫と思ったものしか使っていません。お客様相手なので当然かもしれませんが、その”当然”を当たり前にできるようにしなきゃいけませんよね。

 

 ”ネイル”って誰でも気軽に楽しめる!

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――ネイルを楽しむ方ってやっぱり限られた年代の方しかいらっしゃらないのでは?

 

ネイルってなんとなく、若い方やオシャレな方、さらには女性限定っていう固定観念があるかもしれません。

けれどもPrincistaでは20代後半から60代くらいまでの方、中には男性のお客様もいらっしゃいますよ。

 

なんとなく「ケアが面倒くさそう」、「サロンに行ったら無理矢理ネイルを勧められそう」なんてイメージがある方が多いのですが、そんなことはありません。

まずは一度カウンセリングをしてみて、オシャレにネイルを楽しみたいという方や指先のケアだけでも、なんていう方まで広くお話させてもらえればと思います。

とにかくカウンセリングに重点を置いていますので、お客様に納得いただいた上で一緒に考えていけたらと思っています。

 

完全予約制で、カウンセリングや施術を受けていただくのは1名様のみになります。

なので周りの目や会話の内容にも気を遣うことなく、リラックスした空間を提供させていただけると思います。

 

自分の求めるモノに素直でありたい

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――お話しを伺っていると「ネイルが大好き!」っていう感じがものすごく伝わってきます。

 

もう本当に大好きなんですよ!出ちゃってますよね(笑)

でもそれってネイルが大好きだからこそ、ここまで来られたんだと思います。

 

働き方や職業が大きく変わったことも、「自分がやりたいことや求めるモノに素直であり続けたい」という思いからでした。

生活の中で仕事に違和感やストレスを抱えながらがんばっている方もいると思うんですが、私は「このまま我慢して続けた先に何があるんだろう」って。

 

自分に正直に生きたいと思ってネイリストを目指して、色々と行き詰ってしまったこともあったんです。本当に悩んでしまって、占いにも行きましたよ(笑)

 

ご縁やタイミング、周囲の人に助けられて「この道でがんばろう」って決心しましたね。

 

 一番大きな財産は”人”

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自宅でネイルをしていた頃やオープンした今ももちろんですが、数あるネイルサロンの中で「私に会いにきてくれている」お客さんには感謝しかありません。

お客様以外にも、支えてくれる周囲の方たちも含めて接客をしているんですが、逆に「自分も優しさに触れているんだ」っていうのを強く実感しています。

 

――人のつながりっていうのは、財産ですよね。

 

大きいですよね。

だからこそ納得いくまでカウンセリングしますし、デザインも話し合いながら進めていくこともあるんですが、本当に真剣です。

そうじゃないと自分が「イイ!」って思ったものを提供できないし、自分でそう思えないものは出したくないんです。

そんな姿勢も、「人が人を繋いでくれる」と信じています。

 

Private Nail Salon Princista(プライベートネイルサロン プリンチスタ)

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――最後になりましたが、このお店について教えてください。

 

名古屋市東区に2017年2月にオープンした「Private Nail Salon Princista(プライベートネイルサロン プリンチスタ)」、ネイリストの小松舞子です。

「大人カワイイ」というコンセプトで、オフィスなどでも使ってもらえるようなネイルを目指しています。

 

お店の名前の由来は、「お姫様の部屋」のイタリア語”Principessa della stanza”の略語からです。
イタリアが好きなので、お店の雰囲気もイタリアのお姫様の部屋を意識しています。

お姫様になった気分でリラックスしながらも非日常を楽しんでいただける空間を提供させていただきます。

「お客様がお姫様、私が侍女」というイメージで気軽に足を運んでいただければと思います。

 

住所:名古屋市東区東大曽根町16-13 2F

店名:Private Nail Salon Princista(プライベートネイルサロン プリンチスタ)

連絡:LINE→LINE Add Friend QR code

Instagramはコチラ

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まとめ

「自分が好きなことに突き進む」

これって簡単そうで、大人になるとなかなか思い切れない部分がありますよね。

その夢を実現させて非常に生き生きと輝いている彼女は、とっても眩しく感じられました。

 

しかしネイリストを職業とする前には「もしダメだったら?」という退路を残しながら、夢と現実とを堅実に見極める慎重な一面もあります。

それでも最後はしっかり夢を掴んで「自分らしく、自分に正直に生きる」ことを選ぶことを勝ち取った彼女から、諦めないことの大切さを教えてもらいました。

 

社会の中に自分の身を置いて様々なことを「仕方がない」と諦めてしまっている方、こういう生き方や働き方だってできるんです。

ちょっとだけ立ち止まって「私は何がやりたいんだろう」って見つめ直してみることも悪くないかもしれませんね。

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