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【奨学金】給付型から貸与型までタイプはさまざま。返済計画をしっかり立てて利用しよう!

借金 奨学金

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親世代の世帯収入が減少してきている近年、奨学金を受けて学校へ通う子供が増えてきています。

奨学金はよく耳にする言葉ですが、「奨学金が具体的にどのような制度なのかよく知らない」といった声も多く聞かれます。

 

「奨学金とはどのような制度なのか」、「お金を借りるのだとしたら利率はいくらくらいなのか」

よくわからない奨学金について、詳しくご紹介していきます。

 

奨学金にはいろいろなタイプがある

学費が家計でまかなえない場合に頼りになるのが、奨学金制度です。

一言に奨学金と言ってもいろいろなタイプの奨学金があります。

 

奨学金と言っても返還をする義務がないものもあります。

このような奨学金を給付型の奨学金といいます。


厳密には奨学金は学生に対して金銭を援助するものなので、本来の意味では給付型の奨学金のみを奨学金と呼ぶのですが、現在では返還の義務があるものも奨学金と呼びます。

 

返済義務がない「給付型奨学金」

奨学金は返還の義務が課されているものが大半ですが、中には返還の義務がない奨学金もあります。

ただし、「審査基準が厳しい」、「成績上位者のみ」などの厳しい条件が多いのも特徴です。

 

給付は企業や財団など民間の機関のほか、国や地方自治体によっても行われています。

代表的な機関として、公益財団法人コカ・コーラや、一般財団法人トヨタ女性技術者育成基金などが挙げられます。

いずれも一定の条件の下、奨学金を給付しています。

 

また、公共の機関では日本学生支援機構が返還不要の奨学金を2017年から給付開始予定です。

 

www.cocacola-zaidan.jp

www.toyota-rikeijosei.or.jp

 

無利子で借りる奨学金

代表的な奨学金の機関として前述した日本学生支援機構があります。

その日本学生支援機構が行っている奨学金には2種類あり、無利子の奨学金を第一種奨学金といいます。

親の収入や家族の人数によっても条件が異なり、利子のつく奨学金に比べて第一種奨学金は、条件が厳しいことや奨学金の金額が一定であるという特徴があります。

 

また、第一種奨学金は借りることができる金額が少ないため、この奨学金だけで学費をまかなうのが難しいことも多いです。

実際には、利子のつくタイプの奨学金、第二種奨学金を借りて進学する学生が多いのが現状です。

 

政府も経済的な理由で進学が困難な学生に対しての支援を検討中で、将来第一種奨学金の枠の拡大が見込まれています。

 

www.sankei.com

 

利子つきで借りる奨学金

奨学金を利用している学生の多くがこの利子つきの奨学金である、日本学生支援機構の第二種奨学金を借りて学校に通っています。

利子はつきますが、一般的なローンよりも金利が抑えられています。

 

世帯収入の上限さえ超えなければ奨学金を受けることができます。

第一種のように成績の基準が定められていることもありません。

また、受け取ることができる金額を選ぶことができ、比較的利用しやすい奨学金です。

 

その他の奨学金制度

日本学生支援機構の第一種、第二種奨学金のほかにもさまざまな奨学金があります。

 

あしなが育英会は、保護者の経済状況が悪く進学費用の工面が難しい場合に奨学金を無利子で貸与しています。

 

また、交通遺児育英会では保護者が交通事故で亡くなったり、働けなくなったりといった場合に奨学金を無利子で受けることができます。

 

その他にも、新聞奨学金制度という制度もあります。

学生が新聞を配達することを条件に、新聞社が学費を一部または全額支払う制度です。

学費の支払いのほか、給与も支払われます。

 

奨学金の利率は?

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奨学金はローンに比べて利子率も低く設定されており、将来の夢を実現するための援助金として各団体からさまざまなタイプの奨学金が提供されています。

奨学金の利子は最高で3%までとされており、低い利息で借りることができるようになっています。

また、在学中は無利子となっています。

 

おおむね利率固定方式の場合は0.8%前後、利率変動方式の場合は0.2%前後となっています。

固定の場合は奨学金を貸与された時点の利息がずっと続きますが、変動の場合は利率が5年ごとに見直されます。

現在は金利が低い状態なので、固定金利を選んだほうがお得かもしれません。

 

奨学金の返済は卒業してから開始される

奨学金は学生が学校に通っている間は免除されます。

 

奨学金の返済が開始されるのは、学生が卒業し7ヶ月が経過した時点からスタートします。

返済期間はおおよそ20年で設定するのが一般的です。

繰上げ返済なども行わないで、仮に23歳で卒業した場合、43歳まで借金が続くということになります。

 

繰り上げ返済を早期に行うことで返済期間と利息を減らすことができます。

繰り上げ返済の手数料は多くの場合は無料なので、早めに繰り上げ返済を行ってしまった方がお得です。

 

奨学金でまかなえない場合は併用や教育ローン

学費が奨学金ではまかないきれない場合もあります。

そんなときには他の奨学金を併用したり、教育ローンでまかなったりする方法もあります。

 

ただし、他の奨学金と併用すれば、その分将来返済しなくてはいけない借金がどんどん増えていき、返済ができなくなることもあります。

奨学金や教育ローンも借金であると言うことを忘れず、返済計画をしっかり立てた上で利用する方が安心です。

 

教育ローンは親の借金

奨学金は学生本人が借主となり、原則として学生本人に返済の義務が発生しますが、教育ローンは親や保護者が借主となって返済をしていきます。

利率は2%前後のものから高いところでは10%前後のところまでいろいろです。

 

国からも教育ローンを借りることができ、利率は2%前後と低めですが審査が厳しいという特徴があります。

逆に、「審査は甘いけれど利率が高い」というのが信販系の教育ローンです。

 

教育ローンも借金であるということを忘れずに家庭の支払い能力に合ったローンを選択するようにしましょう。

 

奨学金制度を行っている主な機関

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奨学金制度は公的な機関をはじめ、さまざまな機関で提供されている制度です。

制度によって審査基準や貸与される金額に差があるので、特徴を把握してどの奨学金を利用するのかを決めていきましょう。

 

日本学生支援機構(JASSO)

ほとんどの学生が日本学生支援機構の奨学金を借りています。

大学や専門学校だけでなく、海外留学のための奨学金貸与なども行っており、さまざまな学生に対して金銭的な援助を行っている団体です。

 

大学などが行っている奨学金

日本の国公立大学はほとんどの学校で奨学金制度か授業料の減免制度を実施しています。

また、国公立のほか私立大学でも奨学金制度や減免制度を設けている学校があるので、奨学金が一覧で掲載されている冊子やホームページなどを探してみるといいでしょう。

 

また、地方自治体などがUターンやIターンを条件として奨学金を貸与もしくは給付していることもあります。

条件は自治体によってさまざま設定されているので、自治体のホームページなどをチェックして、条件に合うようであれば希望してみるのもいいでしょう。

 

看護医療機関が行っている奨学金

看護医療や福祉系の学校が卒業後の就業を条件に奨学金を給付するという奨学金制度もあります。

卒業後の進路を入学前に決めなくてはいけないリスクもありますが、条件が大丈夫そうであれば利用を検討してみてもいいでしょう。

 

ただし、条件にある職場の雰囲気や評判などはなかなかわかりにくいですよね。

借りる前に先輩や職場で働いている人に知り合いがいるなどの場合は、確認してから希望した方が心配は少なくなるかもしれません。

 

借金なのでご利用は計画的に

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奨学金は利率も低く、進学のための費用ということで「借金」という意識ができにくいですが、給付型以外は紛れも無く「借金」です。

しっかりと返済シミュレーションをして、継続的に返済していけるのかどうか確認してから借りる総額などを決定しましょう。

 

借りている額が卒業後に払えなくなることも増えています。

奨学金を利用するときは計画的に利用することをおすすめします。

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