喜ばれる御祝儀・お祝い金の包み方

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私たちが生活していく上で、常につきまとってくるものに冠婚葬祭の慣習があります。

多少面倒くさくても、それらのマナーは人付き合いの潤滑油。
用い方ひとつでその後の人間関係に影響を及ぼします。「そんなことはどうでもよい。何を言われても気にしない」という方はいいのですが、多くの方々は、そういうわけにはいきません。
やはり親戚、友人、職場などでの人間関係を気にしてしまいますよね。

春ともなれば、卒業、進学、就職などのお祝いがあります。
また、結婚や出産など、御祝儀として包むお祝い金に頭を悩ませることもあるかもしれません。

けれど、もらう方にとっては嬉しいものです。ならば少しでも喜ばれる御祝儀にしたいですよね。
今回はそんなお祝い金の包み方のポイントをまとめました。

御祝儀の意味と種類

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もともとの御祝儀はお祝いの儀式のことですが、一般には、「お祝いの行事に贈る寸志(コトバンクより引用)」の意味になっています。
また、御祝儀の範囲は幅広く、個人的なものから、寺社、建築、社会的には祭りなど、また相場、賭けごとなどにもあります。

個人の御祝儀、お祝いの主なものには、先にもあげましたが、結婚祝い、出産祝い、誕生祝い、七五三、お年玉、入学、卒業祝い。就職祝い。成人祝い、就職祝い、引っ越し祝い、快気祝い、還暦祝いなど。
また、芸能、舞台などの芸人たちに贈られる御祝儀や、旅館やお座敷などで係りに手渡す心付けなどもあります。
引っ越しや家の工事をしてくれる担当者や職人たちなど、世話になる人たちへ感謝や誠意をあらわしたり、景気づけをする意味で、御祝儀を渡す風習があります。

御祝儀袋と熨斗(のし)

お祝い金を包む袋のことを御祝儀袋といいますが、お祝いによって包む袋や包み方も決まった形があります。
最近では、和紙以外にハンカチや小風呂敷などを使って実用的にできているものや、人気キャラクターを使用したものも出ています。

通常、御祝儀袋には熨斗(のし)袋が使われます。
熨斗というのは御祝儀袋の表面右上についている折り紙のようなものです。
これは包んだ干しアワビをかたどっています。干しアワビはおめでたいものとして古代から使われていました。それが現代にもこういう形で残っているのですね。

御祝儀袋の種類~熨斗と水引~

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御祝儀袋には、熨斗のついたものと水引だけのもの、両方ついているもの、熨斗だけ、水引だけのものや縁に赤が入っただけのものや印刷だけのものなど、その種類は実に様々です。
また、水引の色や結び方が違うものもあります。
これらはすべて御祝儀の種類や金額によって使い分けられています。

特に覚えておいた方が良いのは、水引の結び方です。
水引の結び方には、袋の上部に結んだ水引の先がくる「結びきり」や「あわじ結び」と、リボンなどでよく見かける形である「蝶結び」があります。

結びきりは、「一度結んだらほどけない=一度だけでよい」というところから結婚祝いや、快気祝い、病気見舞いなどに使われます。

また、結びきりで白と黒の水引は、お悔やみの場面に使います。

蝶結びは、「解けやすく何度でも結び直せる=何度あってもよい」ということで、出産やその他一般のお祝いに使われるのです。

御祝儀袋の種類~結婚祝い~

f:id:n2i0c0e016:20170211031710j:plain結婚祝いといえば、金銀の水引で作った鶴や亀などをつけた華やかな御祝儀袋を思い浮かべる方も多いでしょう。

しかし、必ずしもそれが正解ではないのです。
結婚の場合は、包むお祝い金の額によって御祝儀袋が変わります。

御祝儀袋の値段は、包む金額の1%か2%くらいといわれています。
欠席する場合に送る1万円なら紅白の水引熨斗付き100円~200円のもの。
当日、友人として出席するなら2~3万円包みますから200円~300円のものになります。このくらいであれば、金銀水引熨斗付きで少し華やかなものになります。

金額が大きくなればなるほど、豪華な御祝儀袋になっていきます。
送る側としては、つい華麗な御祝儀袋を選びたくなりますが、金額に見合うものを選びましょう。
後で恥ずかしい思いをしないで済みますよ。

御祝儀袋の書き方 

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御祝儀袋は、毛筆か筆ペンで書きます。
ボールペンで書くのはNGです。

墨の薄いものは、お悔やみ用ですから気をつけてください。
筆者も以前、筆ペンを買ったら薄墨だったので、慌てた覚えがあります。
買うときは確認を忘れずにしましょう。

結婚の御祝儀袋は、結びきり熨斗付きで、名目には「寿」「壽」「御祝」「御慶」などと書くのが一般的です。最近では、すでに印刷されているものも販売されています。

縁起にこだわれば、自筆の場合は4文字で書くのは要注意です。
そんなときは1字増やして5文字になるように書く方が無難です。

蝶結びの熨斗袋は、出産から長寿のお祝いまで幅広く使えます。
たいていのものは、「御祝」と書いたので済みますが、こだわる方は、それぞれのお祝いの名称を入れて書いてもいいでしょう。

名前の書き方

名目が書けたら次は名前を書きます。
苗字だけでなく、名の方も忘れずに書いておきましょう。
水引の下になるように書きます。

連名の場合は、まず水引の下中心に上司や目上の人を書き、次から順に左へ書きます。
友人同士ならアイウエオ順で書くことが多いようです。
4名以上になる場合は代表者を1名書いた後、左に少し小さめに「他○名」「外一同」などと書き、全員の氏名住所を別紙に書いて袋の中へ入れ、誰からいただいたのかわかるようにしておきます。
それぞれの金額が違う場合は内訳も書いておきましょう。

仕事関係の場合は、会社名や肩書き、役職も入れます。
名前を水引の下中心に書き、名前の右側に小さめの文字で会社名と肩書きを書きます。

中袋の書き方とお札の入れ方

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御祝儀袋には、お金を入れる中袋が入っています。
その中袋は受け取る側が、後で集計し礼状を出すときに必要になるものですから、きちんと書いてある方が喜ばれます。

表側の中央に金額を書きます。
このとき数字は旧漢字で書くのが正式ですが、最近では、記入欄が印刷された中袋もあり、通常のアラビア数字で書く例も見られるようになりました。
裏側には住所氏名を書きます。

中袋が書けたらお金を入れますが、そのときに大切なポイントはお札です。
お札はできるだけ新札を用意しましょう。
それが無理な場合はアイロンなどできれいに伸ばします。きれいに揃えたお札は表が上になるよう入れ、肖像画が最初に見える向きにしておきます。

ちょっとした心遣いで、受け取る側も気持ちがいいものです。

お祝い金の額の相場

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御祝儀には、実にさまざまなものがあり、すべて一律というわけではありません。

人生の節目節目のお祝いやちょっとしたお礼、心付けなどは少額から1万円。
人によってはそれ以上という形ですが、結婚祝いは少し違うところがあります。

金額はお悔やみごとに偶数に合わせますが、御祝儀は縁起の良い1、3、5、7の奇数で贈るのが一般的です。
また、贈る側の関係によって金額も変わります。

結婚祝いでは、友人で3万円が大方の相場ですが、最近は少し変化も起きており、夫婦、ペアという意味から2万円にする方も増えています。
ただ、それについては疑問の声も多く聞かれます。
なぜなら結婚の場合は高額なお料理や引き出物、遠方なら車代なども付くことがあるからです。後々のことを考えて、出せるようであれば一般的な方が安心かもしれません。

喜ばれる御祝儀とは 

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やはり第一にあげられるのは、相手に対する気持ち、お祝いの心です。
場合によっては義理だけの時もあるかもしれませんが、そういう場合でも、相手に対する心遣いを忘れないようにしましょう。

相手のことをそれほど知らないときでも、最低限、きちんと上書きや中袋が書かれていること。
きれいなお札や、そのお祝いに見合った金額や御祝儀袋を使うなどして、相手が受け取った時、不快な思いを感じさせないようにすること。
それらが御祝儀を贈る時のマナーであり、喜ばれる御祝儀にもなることでしょう。