子育てママの挑戦~ラジオパーソナリティ:塚本沙紀さん~

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結婚、子育て、育児。
女性にとっては一時的に仕事の休職、退職を考えざるを得ない人生の一大イベント。
"バリキャリ"として働いていた女性でさえも、子供と仕事とを天秤にかけなければならなかった経験をお持ちの方もいることでしょう。

それは逆に言えば「どちらかを諦めなければならない」ことにもつながります。

ここでは2011年11月に結婚。結婚を機に勤めていたアパレル店を退職。
そして長女出産というごくごく一般的な女性と同じ道を歩み、現在はラジオパーソナリティとして活躍している塚本沙紀さんにお話しを伺うことができました。

忙しい日々の中で、ママ業とパーソナリティの両立に奮闘する姿を紹介していきたいと思います。

"ラジオパーソナリティ"という現在の仕事を始めるきっかけは?

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 ─なかなかラジオパーソナリティっていう仕事を選ぶ人は少ないと思うんですが、きっかけは何かありました?
現在、岐阜県多治見市のFMpipiというラジオ局でパーソナリティをさせてもらってます。
きっかけは偶然なんですよね。
主人がたまたま"パーソナリティ募集!”っていうチラシを見つけてきて、勧められたんです。どのみち採用はされないだろうから気楽に「受けちゃえ」っていう感じでした(笑)

─オーディションで合格したっていうこと?
オーディションでしたね。
最初40人くらいの応募があったんですが、一次審査で書類選考と自分をPRした音源を送りました。
二次審査では実際にスタジオに入って20分間の自分の番組を作る、っていうことをやりましたね。実際に放送されるわけじゃないんですけど、仮想収録みたいな感じで。
ここで6人が通過したんですけど、最後はラジオの番組に出演しましたね。
ラジオ番組内で公開選挙のような形をとったんですよ。そこで私は6人中4位、その6人は全員FMpipiの番組やその中のコーナーを担当しています。

学生時代の夢はアナウンサー!

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─もともと声の仕事に興味があったとか?
この業種に就いたのは初めてだったんですが、実は大学生の頃アナウンスコースの講座を受けてたんですよね。
それで実は広島の民放から内定をもらってたんです。学生の頃からやりたかった仕事だったんですが、地元は岐阜県だったこともあり両親からも地元で就職を、っていうことになって泣く泣く諦めた過去があります。
 紆余曲折ありましたが、結局はラジオ局のパーソナリティという形で夢が叶っていますね。随分時間はかかりましたけど(笑)

─で、実際仕事をしてみて苦労ややりがいを教えてください
苦労は多いですよね。
やっぱり声でしか伝えられないので、言葉が止まってしまったりすることがあると冷や汗モノです。
地域のイベントのインタビュアーとして出演している番組があるんですが、インタビューされる側も慣れてないじゃないですか。
「これはどんなモノなんですか?」っていう質問に対して「見ればわかるでしょ」って返されてしまったこともあります。
ラジオなんだから会話にしないと、って焦っちゃいましたね。

やりがいや嬉しいことはやっぱりリスナーさんからの応援メッセージです。
”サキャット”っていう名前で出演させてもらってるんですけど
「サキャットの声で元気もらったよ!」
「いつもサキャットのコーナー楽しみにしてます」
っていうメッセージは本当に嬉しいしありがたいですよね。リスナーさんからはたくさん元気をもらってます。

ママ業とラジオパーソナリティの両立について

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 ─結婚して家庭に入った女性は、時間をある程度融通しやすい職業を選ぶことが多いと思います。パーソナリティは時間の制約はあるんでしょうか?

 やっぱり家庭内の大きなイベントごとでは仕事を代わってもらうこともできますね。
ある程度融通が利くんです。そんなときは私の代わりに課長がインタビューに出向いたりしてますよ(笑)
「仕事は絶対に外せない!」っていう感じではなくて、子供や家庭の行事をある程度優先させてやれているので非常に助かってます。

─普段お仕事のときは子供さんどうされてます?
長女も3歳なので、主人が休みのときは主人に、無理なら実家にお願いしています。それでも無理なときは一時保育を利用してます。
どんな仕事でも一緒だとは思うんですが、主人や実家の助けを借りてますね。主人はこの仕事について理解してくれているし、協力してもらってるのでものすごく助かっています。

パーソナリティの契約や今後

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─パーソナリティの契約ってどんな感じなんですか?
担当させてもらってる番組が2つあるんですが、出演1本ごとにギャラが発生するイメージで大丈夫です。
他の方は社員さんもいますし、事務所に所属してパーソナリティとして活動されている方もいます。
それで私はフリーなので、出演1本ごとのギャラ。収入そのものは多くないので、主人の扶養の範囲(年間103万円以下)には全然届いてないですよ。それを超えるにはものすごくがんばらないといけませんね。

─パーソナリティとして今後目指すビジョンとかはありますか?
子供が来年から幼稚園なんですよ。だからまずは維持ですね。
むしろペースを落とすことも考えてます。
子供の成長って早いじゃないですか。だからまずは子供との時間を大切にしていきたいと思っています。例えば小学校入学とか年齢が上がってきたら少しずつ仕事を増やしていきたいですよね。
最終的にはFMpipiの”お局さん”的な立ち位置まで上り詰めたいと思ってます(笑)

子育てをしながら「働く」という選択

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─結婚や出産を機に、専業主婦を選ぶ女性の方も多いと思いますがそうは考えませんでした?
もちろん収入面のプラスもありますが、働きに出ることで自分もリフレッシュできているところもあります。
まぁ仕事へ行く前なんかはちょっと憂鬱になったりするんですが、仕事へ行けばやっぱり外部の人と接することは楽しいですし、ストレス発散のような感じになっています。
外へ目を向けることもたまには必要だと思うんですよね。
 家にずっと篭ってしまって鬱々となってしまうよりは、これくらいの頻度で仕事へ出かける方がいいのかな、とも思います。

今のところしばらくは扶養の範囲は外れたくないなぁ、とは感じています。
それは子育てもあって、まず一番は子供の成長を見守ること。家庭と仕事のバランスを取りながら、日々のストレスを仕事で抜きつつ、仕事のストレスも家庭や子供に癒されつつ、っていうのが理想のバランスですね。

子育て世代のママへメッセージ

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 ─小さな子供がいるから何もできないよ、っていう子育てママさんたちもいると思うんです。そんなママさんたちの背中を押してあげられるような一言をどうぞ!
私も子供が小さいと仕事や色々なことが思うようにできないんじゃないか、ってすごく悩んでいたんです。

元々夢だったアナウンサーっていう仕事とは少し形が違うけれど、きっかけになったパーソナリティ募集のチラシを主人が教えてくれた。
「どうせダメかもしれないな」と思ってて、それでもやってみたらオーディションに合格しちゃった。
さらに小さな子供がいることで時間があまりないこともラジオ局に話しをしたら事情も汲んでもらえた。

本当に小さなラッキーが重なって、今私はこうしてパーソナリティで活動させてもらっています。”できないかもしれない”のならば”できるかもしれない”可能性が残っているということになりますよね。
何もせずに諦めるのはすごく簡単なんですが、まずは動いてみると意外となんとかなってしまうこともあるんです。
どんなことでもいいので、まずは自分のやりたいことに挑戦してみることだと思います。小さなきっかけから何がつながってくるかわかりませんから。

塚本沙紀さんがパーソナリティとして参加するラジオ局と担当番組

 岐阜県多治見市を放送区域としてFM放送を行うFMたじみ(FMpipiは愛称)。
放送地域は岐阜県の東濃地区西部を中心に、地域に根ざしたラジオ局として今や欠かせないコミュニティとなっています。
さらにはインターネットサイマル放送を通じて、パソコンやスマートホンから全国での視聴が可能となっています。周波数は76.3MHzでFMpipiのラジオを楽しむことができますよ。

─塚本さん、番組の宣伝などありましたらどうぞ。
皆さんこんにちは、FMpipiパーソナリティのサキャットです!
PiPiっとcafeの毎週金曜日12時40分から12時50分のコーナー「突撃!多治見の昼休み」(インタビュアー)
PiPi Twilight Wayの毎週第2第4金曜日17時00分から19時00分(アシスタント&ニュース担当)
この2つの番組に出演しています。

元気に楽しく!リスナーの皆さんに楽しんでいただけるようにこれからも全力でがんばりますので応援よろしくお願いします!

以上、現場からサキャットがお送りしましたっ!

まとめ

抜群の人当たりの良さと、弾けるような笑顔。
エネルギッシュな彼女のオーラが、取材中も話していてビンビン伝わってくるのが分かりました。
子育てをしながらもパーソナリティという仕事のプレッシャーを、むしろ楽しんでいるかにも見えるポジティブな彼女の姿勢。そんな姿は周りを自然と元気にしてくれるような気にさえさせられてしまいます。

インタビュー中のやりとりにもありましたが「小さな子供がいるから働きに出られない」と悩む前にまず一歩踏み出してみる、この姿勢が大切なのかもしれませんね。

今後も塚本沙紀さんの活躍を願ってやみません。