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【住宅ローン】失敗しない繰上げ返済。重要なのはリスク管理。

ローン 住宅ローン

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ローンは早めに返し終わるほうが利息も少なくなるのでお得です。

しかも返済が早ければ早いほど支払い総額も少なくなるので、繰上げ返済はできるときにこまめに行った方が、全体として支出が減るというアドバイスをされることも多いです。

 

ただし繰り上げ返済は間違った方法で行うと手元の資金がなくなって生活に支障をきたしてしまうこともありえます。

返済額の総額が少なくなることだけにとらわれず、家計が破綻しないような返済計画を立てることも重要です。

ライフイベントごとに発生する資金を把握して計画的な返済を行っていきましょう。

繰り上げ返済は「早く返すが得」?

繰り上げ返済は早く返すほうが利息が少なくなり、支払う総額を減らすことができます。

返済スピードが早ければ早いほど支払額が減るのでお得といえるでしょう。

 

しかし繰り上げ返済をたびたび行っていると手元の資金が減少します。

そうなると病気などで収入が減少した、子供の教育費が予想以上にかさんだ、といった事態に対応できなくなるかもしれません。

また、返済するときに手数料がかかる場合もあり、返済するたびに手数料で繰り上げ返済が削られてしまうこともあります。

 

繰り上げ返済は支払い金額を減らすこともできますが、タイミングを間違えると家計が破綻してしまうおそれがあります。

ライフイベントごとに訪れる出費や収入減などのリスクも含めて、すぐに動かせるお金がどれだけ手元に残っていれば大丈夫かということを考慮することも大切です。

「いざ!」というときの手元資金は重要

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病気になったときや転職や退職による収入ダウンなどのリスクを考慮しておく必要があります。

そのほか親の介護などさまざまな事情による急な収入減少に備えることで、住宅ローン返済が滞るといったリスクを減らすことができます。

 

最低でも3ヶ月間無収入になっても生活できる程度の資金は手元に残しておきたいところです。

もしも貯蓄ができていない場合は、繰上げ返済よりも貯蓄を増やしていく方を優先させましょう。

 

それどころか赤字だという場合はむしろ家計の見直しをした方がいいでしょう。

繰り上げ返済は現在の家計の資金を豊かにするものではありません。

現在資金が不足しているようであれば、家計費の削減や保険の見直しや住宅ローンの借り換えなど、別の方法を検討する方がいいかもしれません。

 

長い人生の中で「いざ!」という時が訪れることも往々にしてあります。

ある程度動かせる資産が手元にあることでその「いざ!」を乗り切ることができ、家計の破綻を防ぐことができます。

家計が破綻してしまっては住宅ローンを減らすどころではなくなってしまうばかりか、新たなローンで返済額が増えてしまうことにもなりかねません。

住宅ローン控除にも注意

住宅ローン控除は所得税などの税金から「毎年末の住宅ローン残高」又は「住宅の取得対価」のうち、いずれか少ない方の1%に相当する額を控除する制度です。

この控除を受けるためにはさまざまな要件がありますが、その要件のひとつに「残りのローンの返済期間が10年以上である」というものがあります。

 

繰り上げ返済をすることで返済期間が10年以下になると、控除が受けられなくなってしまいます。

住宅ローン控除の節税額より繰り上げ返済による返済額の軽減額が上回れば良いのですが、そうでない場合返済のタイミングや金額など慎重に検討したほうがいいでしょう。

 

また住宅ローン控除がなくなるということは、毎年得られる控除が受けられなくなるということです。

いま現在の家計の資金が必要な場合は繰り上げ返済で「将来の返済額は減らせるけど現在使える金額も減る」ということも考慮しなければなりません。

資金が必要な時期を把握する

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ライフイベントごとにどれだけお金が必要かを把握しておくことも重要です。

子供がいる家庭の場合、子供の教育費がいつどれくらい必要かをしっかり把握しておきましょう。

また子供の教育費は想定していたより高くなることもしばしばあるもの。

多めに見積もっておいたほうが安心です。

 

また子供はこれからという夫婦の場合妊娠、出産で夫婦どちらかが働けなくなる場合も考えておいたほうがいいでしょう。

小さい子供を育てている間は、フルタイムで働くことが難しくなります。

数年間収入が減少することを考慮しておくことで、収入源が夫婦一方のみになることがあっても家計が破綻することを防ぐことができます。

 

独身の場合も同様です。

老後の資金や結婚や転職など、今後のライフイベントを考慮してある程度の手元の資金を担保しておくといいでしょう。

 

独身の場合、家計を支えるのは一人だけです。

夫婦や家族で家計をひとつにしている場合は何かあったときでもほかを頼ることができますが、自分の収入にすべてがかかっている状態で動かせる資金が少ないというのはリスクが大きいもの。

家族がいる人に比べて経費は少ないように見えますが、「いざ!」という時の備えは独身の方がしっかりと蓄えておく必要があります。

借り換えする方がお得な場合も

金利が低い住宅ローンに借り換えをすることで、繰上げ返済をするより返済額を多く減らすことができることもあります。

繰り上げ返済をすることで減る金額より、借り換えで減る金額の方が大きい場合、繰上げ返済より借り換えを検討したほうがお得かもしれません。

ただし借り換えの場合、手数料などの諸経費がかかることも多いので借り換えを行う銀行がどのようなサービスを行っているかも含めて検討するようにしましょう。

 

大手銀行からの借り入れは利息が高かったり、保証料がかかったりといったことがありますが、審査がスピーディでかつ店頭で手続きや相談ができるという安心感があります。

一方近年多く台頭してきているネット銀行は金利を安く設定しているので、借り替えることで返済額を大きく減らせられるかもしれません。

ただし審査が厳しかったり、多くの書類を用意する必要があったりと、手続きが煩雑です。

 

繰り上げ返済か借り換えかで迷った場合は、各銀行などが提供しているシミュレーションページで金額を算定してみるとわかりやすくなります。

いろいろなシミュレーションページがありますので、自分がわかりやすく使えるもので複数のパターンを計算してみるといいでしょう。

繰り上げ返済は余剰資金で

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繰り上げ返済はローンの返済額を減少させることができ、早く返せばそれだけ減少額も大きくなります。

ただし繰り上げ返済をするということは、手元の資金がごっそりなくなってしまうということ。

繰り上げ返済をやりすぎて家計に必要な金額が足りなくなってしまうというのは避けたい事態です。

 

返済を繰り上げていいときは家計に余裕があるときです。

生活資金や不測の事態に備えての貯蓄、教育資金、将来のリフォーム代金、親の介護費用など、家計を苦しめる要素は多くあります。

それらをしっかり計画した上で、余剰であると判断した資金を繰り上げ返済にまわすようにすると安心です。

返済は計画的に行っていきましょう。

 

繰り上げ返済は、家計に必要な資金を手元に残し、「いざ!」というときに備えられる金額もある、といった場合に行うのがいいでしょう。

まじめでしっかりした人ほどローンを早く返してしまいたくなりますが、「まずは家計を破綻させない」ということを主軸に返済計画を立てていくことが大切です。

まとめ

・ライフイベントでかかる経費をあらかじめ想定しておく

・「いざ!」というときに備えられる金額を手元に残しておく

・繰り上げ返済より借り換えをするほうがお得な場合もある

・繰り上げ返済をやりすぎて家計が破綻しないようにする

・繰り上げ返済は余剰資金で行う

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