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人生一発逆転!?ハイリスクトレードの魅力と甘い罠

投資・資産運用 株・株式投資

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投資の世界において、駆け出しの投資家の多くが頭を悩ませていることがあります。

それは、投資スパンと安全性の問題です。

一般的に投資スパンが長ければ長いほど安全性は高くなり、短期的な投資の場合は安全性が低くなります。

 

投資の世界では生き残ることこそが重要です。

安全性の低いハイリスクトレードは悪手とみられることが多くあり、あまりハイリスクトレードについて語られることはありません。

 

ここでは、安全性の低いハイリスクトレードの魅力と罠について、ポイントを押さえてみていきましょう。

多くの投資家が陥る罠

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投資家の多くは、投資を始める前はローリスク、ローリターンの長期スパンのトレードを想定して入ります。

配当金や株主優待の優劣によって、銘柄を選定していきます。

さて、「いざ株を保有しよう」となった際に、多くの投資家が罠に陥ります。

長期スパンで入る場合、資産を増やすことに対する疑いが極端に少ないことが要因となります。

 

例を追ってみていきましょう。

株価が500円、配当金が12円の株を配当金狙いで保有しているとします。

ところが、日経平均株価も軟調気味で、株価が500円から480円まで下がってしまいました。

ここから1年保有して配当金12円をもらったところで株価が上がらなければ資産が当初より増えることはありません。

このまま1年株を持っていても資産がマイナスになるかもしれません。

「果たしてこの株を持つ意味があるのか?」「1年間無駄にするだけなのでは?」と自分に問いかけ続けることになるでしょう。

そしてここで損切りをしてしまうと、失った資産を取り返そうと焦り、どんどんとリスクの高い投資の深みへはまっていってしまうのです。

そして、何の前準備もなく感情の赴くままにリスクの高い投資へいくわけですから、そこで勝てる可能性も当然のことながら低く、さらに負債を抱えていく負の連鎖になっていきます。

 

ウォーレン・バフェットの名言にこんな一言があります。

『辛抱強さや冷静さは知能指数よりも重要かもしれないと、私は思っています。』

先ほどの例を上げると、株価が480円になった場合、冷静に判断すれば「480円で配当金が12円と、配当率が上がった優良株」と分かりますから、そこで手放す理由はないはずなのです。

 

と、ここまで読むとハイリスクトレードは悪手かのように思えます。

実際ハイリスクトレードを行うことによって、資金を全て失った人や、借金を抱えた人は過去に数多いることでしょう。

他にも、株関連の書籍を読むと否定的な文章が多々見受けられます。

ハイリスクトレードに投資家がはまるワケ

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人間の感情とは厄介なもので、頭ではこうすべきだとわかっていても、実際その通り機械的に実行することがなかなかできないものです。

「ハイリスクトレードは麻薬のようなものだ」と言われることがありますが、実際一度ハイリスクトレードで莫大な利益を生み出すと、脳内麻薬が大量に分泌され、まさに中毒になることとなります。

逆に、そこで大きな損失をおこしたとしても、取り返そうとさらにハイリスクなトレードに移る可能性もあります。

そして、そこから先は感情に任せたトレードが主体となり、本来の冷静な判断できなくなるでしょう

それほどまでに利益を生む速度が他のトレード手法に比べて早くなるのです。

 

特に信用取引を使った場合、単純な保有だけでも3倍以上の資金を動かせます。

「回転」という方法を用いて何度も売買することをした場合、1銘柄に対してであっても本来の資金の何十倍、人によっては何百倍もの資金を動かすことができるため、資金の動きは現金のみでの取引とは比較になりません。

現金のみの取引に戻ったところで、「ああしていればもっと利益は出ていたのに」というような、まるで機会損失をしているような感覚に陥ってしまい、現金のみの取引で満足することができなくなってしまいます。

 

そうならないためにも、事前にハイリスクトレードを想定しておきましょう。

そうすることで、感情的になりそうな事態でも感情を抑え最善手を打つことができ、無謀な取引を避けることができます。

なぜハイリスクトレードは悪手と評されるのか

基本的にハイリスクトレードとは、ハイリスクハイリターンのトレードであり、ローリスクなトレードと比較した場合でも1回1回の取引での勝率は変わりません。

逆に、ナンピンなどのテクニックを駆使することによって勝率を上げる場合もあります。

 

それでも尚ハイリスクトレードが悪手と評されるのは、そもそもハイリスクトレードが資金を2倍3倍と増やすことを目標とする以上、仮に100人トレーダーがいたとしても5年後に勝者となっているのは1人いるかどうかのレベルになるからです。

当然、株の入門本やトレード手法でそういった手法を紹介したところで、一握りの勝者以外は大きな負債を背負ってしまいます。

その結果、「こんな手法を紹介されたせいで大損だ!」と悔し涙を流す羽目になるわけです。

ですから、責任感のある人ならばそんな手法は紹介することができません。

多くの人は安定性を求める

 火災保険、生命保険、車両保険など。

世の中には様々な保険があります。

 

これらの保険は、安定性を求めるための出費であり、多くの人はそれらの保険を利用しています。

保険の多くは、期待値で考えるとマイナスであり、利益を追求して加入するものではありません。

つまり、「人は無意識的に安定性のためならば出費はやむを得ない」という意識があるのです。

 

そういった背景がある以上、自ら安定性を捨て去るハイリスクトレードは悪手といえるかもしれません。

期待値の高いギャンブル

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「ギャンブル」と言われると響きは悪いですが、株はギャンブルの中では非常に期待値が高いものです。

競馬は25%控除されるため、期待値は75%になります。

宝くじにいたっては50%もありません。

その点、株は純粋なゼロサムゲームではありませんが、手数料と金利以外ほとんど発生しないため、期待値は99%以上となります。「競馬に30万賭けた!」となるぐらいでしたら、株で30万突っ込んだ方がよほど見返りがあるでしょう。

 

さらに、信用取引を行うことで逆日歩というオマケがつくことがあります。

逆日歩とは、信用買いでポジションを持っている場合に稀につくことがあり、金額は状況によってさまざまです。

2016年に目立った例を挙げますと、インタートレードという株が12/27に逆日歩がついて385円の株価で実に50円もの金額がつきました。1000株持っていたら、その額なんと50万円です。

そして、逆日歩が大きくついた次の日は株価が高騰することが多く、インタートレードもその例にもれず次の日の始値が427円となりました。

 

385円の株を1日持ち越しただけで実に約90円もの利益を得ることができることとなったのです。

仮に信用全力のハイリスクトレードで持っていた場合、朝一番に売却したとしても50%以上の資産増加となるのです。

ハイリスクトレードと上手に付き合う

さて、ここまでハイリスクトレードのメリットやデメリット、悪手である理由を解説してきました。

結論から言うと、ハイリスクトレードは世間一般から見て悪手であるのは間違いないでしょう。

 

しかしながら、はっきり悪手だと言えるでしょうか。

「悪手ではあるが時に好手にもなり得る」というのが最も適した答えになるでしょう。

 

ハイリスクトレードと上手に付き合うことで悪手から好手にすることもできるのです。

300万の資金を株に使えるとしたときに、「100万をハイリスクトレード口座、残りの200万を他口座でローリスク」とすることで完全なハイリスクトレードを防ぎつつ、100万を200万や300万にすることも夢ではありません。

また、100万を50万と50万の2回に分けて使うことで、ハイリスクトレードのチャンスを2回得ることができます。

 

人生1回きりの挑戦だと思って余剰資金を全て突っ込む方法はお勧めできませんね。

株取引では売りのハイリスクトレードをしない限り、FX等のような大きな借金をして人生が破綻することはほぼありえませんので、人生1回きりの挑戦をしたいのであれば問題ないでしょう。

これからハイリスクトレードをするあなたに

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ハイリスクであるということは「大金を捨てるかもしれない」ことと同義と言ってもいいです。

同じ100万を投資する場合でも、ローリスクトレードとは資金の動きが全く異なります。

 

買う予定の株の下調べは入念に行ってください。

十分に下調べをし、確信をもって取引してください。

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