保険のランキングってホントなの?保険ランキングの裏表

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欲しいものがある場合、いろいろなお店を回って品物を見比べて決めますよね。

よくわからない、よく知らない商品であれば、そのジャンルの人気ランキングを参考にしているのではないでしょうか?

なかでも、保険という普段身近にあるにも関わらず、よく内容を知らないものなどは他の人がどんなものに入っているのか気になるはず。

 

そんな時に役にたつのが「保険ランキング」を掲載した、雑誌やサイトです。

今の人気はどうなっているのか、どこの保険会社の保険に人気が集まっているのか、保険に入るためのアドバイスはどこがよいのかなど、様々な情報と共にランキングが作られています。

 

今回は、「保険ランキングがどうやって作られているのか」、また「どの程度信用できるものになっているのか」などについてご紹介していきましょう。

保険ランキングは誰が決めているのか?

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保険ランキングの作成は、雑誌であれば雑誌者が、インターネットサイトであればそのサイトを運営している会社が行っています。

もちろん、雑誌者やサイト運営者が勝手に決めている訳ではなく、アンケートや販売量などをもとにランキングが作られています。

 

雑誌の場合、ランキングに協力している専門家の名前が掲載されているので、「この人たちがアンケートに協力しているんだな」と一目でわかります。

記事のなかに全員ではありませんが、専門家のコメントなどもあげられるため、そのコメントからその人の考え方などが分かることもあります。

 

インターネットサイトの場合、保険代理店が作っている場合が多く、自分の会社で取り扱っている保険が人気ランキングの上位になっていることが多くあります。

これは、保険に入る人が多い順になっているわけですが、言い方を変えれば、保険代理店が顧客に勧めてる順番とも言えます。

雑誌の保険ランキングはどう依頼されるのか?(実体験)

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雑誌の保険ランキングは、専門家といわれるファイナンシャルプランナーや、総合保険代理店などのプランナーの人が審査委員として参加しています。

どの人も保険に関わる、もしくは保険の知識がある人ではありますが、公平に審査が行われているのかについて疑問です。

 

ここで、私がランキングに参加したときのことを少し書いておきましょう。

ファイナンシャルプランナーとして事務所を経営していましたが、保険の代理店としても活動していたので白羽の矢がたったのでしょう。

突然事務所のパソコンに、雑誌に名前を掲載するので協力して欲しいという内容のメールが届きました。

 

送られてきたのは、雑誌者から直接ではなく、記事を書くライターさんからでした。

メールには添付ファイルがあり、ベスト5・ワースト5を記入するアンケートが添付されていました。

もちろん、死亡保険・医療保険・ガン保険などように、それぞれのタイプ別で記入する内容です。

 

とはいえ、日本全国で販売されている保険を把握している訳ではありませんし、ボランティアとしての参加程度ですから必要以上の労力を使うこともできません。

結果として、自分が普段取り扱っている保険をベスト、また一般的に良くないと言われる保険をワーストにする程度です。

 

その当時、保険代理店部門の拡大を考えていたので、有名・無名に関わらず各社の情報収集をしていたタイミングでしたので、個人的にはベストなランキングにはなりました。

が、それでも全ての保険会社ではありませんし、もちろん私以外の人全員が全ての保険を知っているとも思えません。

 

出来上がったランキングは、私が予想した通りの結果でしたから、ランキングそのものの信憑性は何ともいえないでしょう。

ランキングは宣伝効果を狙っている!

保険ランキングが掲載される雑誌を手に取ると、一緒に保険会社の広告が大々的に掲載されています。

この広告とランキングとを比較してみると、広告の掲載されている保険会社のみがベスト入りし、広告のない保険会社がワースト入りしているものもあります。

 

また、ランキングに参加している専門家が代わり映えしないのも、ランキングが固定化されている原因でしょう。

そのため、上位にランキングする保険会社は宣伝効果が固まるため、広告を多く出すということも考えられます。

 

保険会社と雑誌社の間で、悪意ある取り決めがないことを願ってはいますが、宣伝のためにランキングが作られているとも考えられます。

保険代理店のランキングは「販売数ランキング」

インターネットで保険の検索をすると、総合代理店の保険ランキングが目に入ることがよくあります。

特に複数の保険会社(生保○社、損保○社)など、「そんなに扱っていて全部把握できているのか?」と思うような保険代理店がランキングを発表しています。

 

保険代理店のランキングで注意しなくてはならないのは、あくまで自分の会社で取り扱っている保険の販売数をランキングにしているものだということです。

つまり、取り扱っていない保険はランキングに入ってこないし、代理店サイドが販売したい保険が上位にランキングされてくるということです。

 

代理店が保険を販売すると、保険会社から手数料が支払われます。

もしあなたが販売する側だったとしたら、手数料の高い保険を販売したいと思いませんか?

 

また、手数料の他にインセンティブと呼ばれるボーナスが付く商品もあるので、時期によってはインセンティブの高い商品を勧めていることもあります。 

つまり、手数料やインセンティブなどの要素によって、ランキングそのものが本当に良い保険なのか不明瞭な部分があります。

 

最終的に判断して加入するのは自分ですから、ランキングに一喜一憂するのではなく、自分の目を信じてみるのも大切です。

ランキングに出てこない保険会社にも目を向けてみる!

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ランキングに出てこない保険会社はたくさんありますし、そんな保険会社のなかにも良い保険はたくさんあります。

広告・宣伝が上手ではないため認知度が低いものの、扱う保険商品にお金をかけている分、とても役に立つ保険はたくさんあります。

 

特に医療保険の分野では、一日いくらで給付するのではなく、高額療養費適用後の治療費をカバーする保険があります。

入院日数が短くなっている現代においては、一日いくらよりも治療費そのものをカバーできる保険の方がニーズは高いと思います。

 

ランキングに出てこないから知らないだけで、ランキングに埋もれて知られていない保険はたくさんあります。

自分にあった保険はどんな保険なのか、どんな保障が必要なのかを考えて、自分にあった保険を見つけるようにしましょう。

「ランキング=良い・悪い」ではない!

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保険のランキングそのものが悪いというつもりはありませんが、ランキングの結果が全ての人に当てはまることはありません。

必要な保障は、必要と思う人の分だけ種類があり、それにあった保険は人それぞれ違うからです。

 

また、保険商品ランキングと保険会社ランキング、保険会社の資産ランキングが必ずしも同じとは限りません。

保険ランキングは上位にいるにも関わらず、保険会社の資産や運用力などでは中位クラスというところもあれば、保険商品はランキングに乗らないにも関わらず、会社としては世界トップクラスという保険会社もあります。

 

本当の意味でランキングを作るのであれば、保険会社の資産や運用力、保険商品の構成力などを総合的に判断し、その上で作るランキングであれば本当の意味で役立つものになることでしょう。

 

保険ランキングは他人が作ったものですから、「参考程度にとどめる」ということが大切です。

人には合うけど、自分には合わないものがあるように、保険にも合う合わないがあります。

 

服や靴などを選ぶ時のように、自分の好みやサイズに合わせて保険を選ぶようにしていきましょう。

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