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がん保険はホントに必要?医療保険とがん保険の違いを知ろう!

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外資系の生命保険会社が日本に上陸し、生命保険の種類がとても増えてきています。

選べる種類が増えているのは良いのですが、入る側からするとたくさんありすぎて選べないという難点も。

 

特に種類が増えているのが、「医療保険」と「がん保険」。

保険会社によっては、1社で数種類の医療保険を販売しているところもあり、どれが良いのか悩んでしまうこともありますよね。

 

また、特約でがんの保障をカバーするタイプの医療保険が販売されるようになり、「本当にがん保険は必要なのか?」という疑問の声もあがっています。

実際に医療保険には入っているけれど、がん保険には入っていないという人も多くいます。

 

今回は、医療保険とがん保険の違いを明確にし、そのうえで「がん保険」が必要なのかについても確認をしていきましょう。

「医療保険」とはどんな保険なのか?

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ほとんどの人が加入している、もしくは聞いたことがあるであろう「医療保険」。

医療保険とは、入院や手術に対応した保険のことで、死亡保障ではなく治療をカバーするために加入する保険のことです。

 

主契約部分は「入院日額」になっており、怪我や病気により入院をした場合に保険会社から、契約内容に応じて支払われます。(1n日10,000円など)

この主契約部分の保障が、「日帰り入院からカバーできるのか」、「一泊二日からカバーできるのか」、「5日以上からの入院をカバーするのか」など、保険会社によって異なります。

 

1入院限度日数(1回の入院で何日まで保障するか)にも違いがあり、30日・60日・120日といったように限度日数にも違いがあります。

この日数の違いが保険料に大きく反映されており、日額10,000円で同じ場合、120日タイプの保険料を10,000円だとすると、60日タイプの保険は5,000円程度になるといったように日数に比例して保険料が安くなります。

 

実はこの1入院限度日数を確認して保険料比較をしないと、公平な保険料比較になりませんので注意が必要です。

最近は60日タイプの医療保険が主流になっていますが、脳卒中や急性心筋梗塞などの場合、リハビリなども含めると長期入院になりやすいので、120日タイプを選択することをおすすめします。

「がん保険」とはどんな保険なのか?

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がんに備えるための保険「がん保険」ですが、がん保険とはどんな保険なのか、簡単に確認しておきましょう。

 

がん保険は、「悪性新生物(がん)」と「上皮内新生物(保障対象外の場合もあり)」に対する準備として加入する保険です。

「がん診断一時金」「がん入院給付金」「がん通院給付金」「がん手術給付金」などがメインの保障となっています。

 

「がん診断一時金」は、がんと診断確定された時点で受け取ることができ、入院の有無や通院の有無に関しは関係ありません。

 

「がん入院給付金」は、がん治療を目的とする入院をした場合の給付金になっており、入院日数に応じて給付金の総額が変わります。

 

「がん通院給付金」は、がんの治療を目的とする通院を対象とした給付金で、最近は入院の有無に関係なく給付されるものも増えてきています。

 

「がん手術給付金」は、がんの手術を行った場合に受け取ることができる給付金で、手術する部位によって給付金が異なるなど、保険会社によって給付の範囲や対象が様々です。

「医療保険」と「がん保険」の大きな違いは?

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「医療保険」と「がん保険」は、「すべての病気を対象としているのか」、「特定の病気だけを対象としているのか」という、二つの点で異なります。

 

「医療保険」は、病気や怪我などによって入院をした場合、手術をした場合など、すべての病気が対象(一部対象外もあり)となります。

それに対して「がん保険」は、がんのみを対象とした保険ですから、がん以外の病気で入院、手術をしても給付金の対象外となります。

 

「医療保険に入っているから、がん保険はいらない」という人もいますが、それは医療保険が、がんを含むすべての病気を対象とした保険だからでしょう。

がん入院、がん手術のみを対象とするのであれば、医療保険だけでも問題ないと言えますね。

「がん保険」の大きな役割とは?

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医療保険が病気としてのがんを対象としている以上、がん保険は必要ないと考えてしまうのも無理はありません。

ですが、がん保険に加入する人がいるということは、がん保険そのものに大きな役割があるからではないでしょうか。

 

がん保険の大きな役割として、がん治療にかかる費用をカバーするという役割があります。

「医療保険があればカバーできるのでは?」と思うかもしれませんが、がん治療の変化に伴って、医療保険ではカバーしきれない部分も増えてきています。

 

1990年代のがん治療は、入院による抗がん剤治療や放射線治療が主流となっていました。

抗がん剤や放射線による副作用が強く、自宅療養での治療が困難だったからといわれています。

それによって入院日数が長期化するため、医療保険の入院給付金が治療の役に立っていました。

 

では現在はどうかというと、抗がん剤や放射線の開発がどんどん進み、副作用が少ない治療ができるようになってきています。

それにともない、かつては平均40日だった入院日数が半分の20日程度となり、自宅療養による通院治療が可能となっています。

 

通院治療が主流になってきた現在において、医療保険の入院給付金では治療費をカバーすることができず、それに変わってがん保険が重要視されてきています。

また、医療保険においても、がん診断一時金やがん通院といった特約をつけることができるタイプの保険も発売されるようになりました。

 

病気全体をカバーできる「医療保険」、がん治療のみをカバーできる「がん保険」、病気に対する保障範囲が最も大きな違いです。

言い方を変えれば、広く浅く病気をカバーできる「医療保険」と、狭く深くがん治療をカバーできる「がん保険」といえるほど、大きな違いがあるということに気づくはずです。

がん保険は「今まで」よりも「これから」が重要

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表題にもある通り「がん保険はホントに必要?」という問いに答えるとすれば、「これから必要になる保険である」と言えるでしょう。

 

今までは入院治療が主体だったため、医療保険があれば安心して治療を受けることができました。

時代の流れとともに治療技術が進み、入院治療から通院治療へと変わっていき、昔ほどがん治療については医療保険が目立たなくなってきています。

 

これからのがん治療には、広く浅くカバーできる保険ではなく、狭く深く保障できるがん保険が必要になっています。

医療保険の中には、かかった治療費をカバーするタイプもありますが、費用対効果で考えると、医療保険とがん保険に加入したほうが割安になる場合もあります。

 

入院そのものがなくなるということはありませんから、医療保険は今後も必要であることに変わりはありません。

医療保険と異なるタイプの病気に対応できる保険と組み合わせ、病気そのものに対する費用準備をしていくことが、これからは重要になってきています。

 

保険会社各社では、介護保険や認知症保険などの、様々な症状に特化した保険を発売し始めています。

中には、病気が重症化する前に治療を受けるための保険などもあり、今後の保険商品開発から目が離せません。

 

がんになるかどうかは誰にもわかりませんが、がんになった際にかかる費用は風邪や盲腸などの場合とは大きく異なります。

がん治療はいつまで続くかわからないという恐怖も併せ持っていますから、がんになった時に金銭的ストレスを抱え込まないよう、きちんと準備はしておきましょう。

 

医療保険とがん保険の違いはとても大きいですが、それぞれの良いところを知り、その上で準備をしておくようにしましょう。

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