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未経験から練習2カ月、初フルマラソンは3時間43分で完走 「走る」ことにハマった私の3年間

未経験から練習2カ月、初フルマラソンは3時間43分で完走 「走る」ことにハマった私の3年間

初めまして。市民ランナーの大島梢と申します。マラソンレースにも出場していて、42.195kmを走るフルマラソンでは3時間前後のタイムを狙う「シリアスランナー」です! その一方、本業としてイラストや絵の制作を手掛けており、デッサン教室で講師もしています。

2017年11月に出場した3回目のフルマラソンでは、ベストタイムの3時間11分を記録し、大阪国際女子マラソンの出場権にあと1分30秒というところまで迫りました。走り始めた2016年から3年間、走ることにどっぷりとハマる毎日を送っております。

「走る」というのは、極論を言ってしまえば、そこまでお金をかけなくてもすぐにできる趣味です。シンプルだからこそ難しい部分もありますが、そこを面白いと思うようになれば、そのままするするとハマっていきます。

実は私も、3年前まで長距離を走った経験はありませんでした。さらに、走ることが習慣になったのは、フルマラソンに出場する2カ月前のことです。

こんな私が、なぜ走ることへハマっていったのか。今までの経験やかかった費用などを交えながら、走るようになったきっかけや、マラソンの魅力をお伝えしたいと思います!

走るようになるまでは、アトリエにこもって絵を描き続けていた

幼い頃から絵を描くのが好きだった私は、美術大学に進学しました。卒業後は絵コンテを描く仕事につき、20代半ばからは展覧会などで作品を発表しながらアーティスト活動をしています。1日中アトリエにこもって制作する日々が続くため、昼夜も天気さえも分からない不健康さでした。

私の得意とする絵は“描き込む系”なので、時間と体力がとても必要です。制作の際は長時間同じ姿勢で描き続けるため、腰を痛めることも多々あります。

そして、ついに腰の痛みに危機感を覚え、体を少しでも動かさねば! と決意して近所のジムへ入会。とはいえ、ジムではヨガやエアロビクスなどを中心にやっていたので、このときはまだ走ることを習慣にしていませんでした。

フルマラソン出場のきっかけは、突然に

ジムに通い始めてから9年ほどたったころ、普段からランニングをしている運動部出身の友人に「フルマラソンに出てみたいけど、初めてだから参加を悩んでいる」と相談されました。私は友人のチャレンジを応援したい気持ちで、長距離を走った経験もないのに「一緒に出ようよっ!」と共にエントリーすることを約束したのです。

練習も友人と一緒にできるならば楽しいだろう、と当時は考えていたのですが……今思えば、走ったこともないのに無謀だったな! と。それでも、あのときは「私も完走できればいいな」くらいの軽い気持ちでいました。

しかもエントリーしたのは、マラソン界隈の中でも人気の大会である湘南国際マラソン。エントリー開始時間になると大会サイトにアクセスが集中するため、いわゆる“争奪戦”状態となり、参加を希望することすら難しくなります。

私は運良くエントリーできましたが、一緒に行く予定だった友人は争奪戦に破れてしまいます。なので、当時はまだフルマラソンに興味もなければ走った経験も全くなかった私だけが、1人で出場することになったのです。

2016年12月:マラソンの魅力を知ってしまった「湘南国際マラソン」

出場が決まった後、手探りで練習に取り組んだ期間は2カ月ほど。練習メニューはほとんど自己流で、ひとまず走ることを習慣化し、月間走行距離100km以上を目指して取り組んでいました。

最初は長い距離を走れず、歩いて帰るなんてこともしばしば……。でも、私を待ち受ける距離はフルマラソンの42.195km。大会本番ではその距離を走り、完走しなければならないのです。“積み重ね精神”でコツコツと距離を伸ばしながら走り込みを続けました。

そして本番、初フルマラソンの記録は3時間43分(ネットタイム)。無事に完走することができました。

走り出したときはとても気持ちが良くて、沿道からの声援は感動しましたし、日頃走れない道路をランナーが埋め尽くすという新鮮さもあり、本当に楽しかったです。「私はこれを味わうためにフルマラソンのトレーニングをしていたんだ!」と思いました。35km以上はもうしんどくてしんどくて、涙がにじんだほどでしたが、終わってしまえば最高の思い出になりました。

初心者でサブ4(4時間を切るタイムのこと)を上回る3時間40分台という記録はかなり速い方だったようで、周囲からはとても驚かれました。当時はこうした記録の目安も知らなかったので、周りの反応にこちらが驚いほどです。「もしかして自分って走れるんじゃないか!?」と調子に乗り、そして自信にもつながって、もっとレースに出てタイムを縮めていきたい! と思うようになりました。

今までは、勝負をしたり数字で優劣が決まってしまったりすることに、嫌悪感しかありませんでした。評価が数値化しにくい美術の世界にいたからこそ、勝負や数字で優劣が決まることを好ましく思っていなかったのかもしれません。

なので、フルマラソンのように、順番や数字でくっきりはっきりと自分の努力や頑張りが可視化されるというのは逆に新鮮でした。そして、出した結果で、年齢や環境や性別に関係なく「すごい!」と褒めてもらえる。明確で分かりやすいスポーツの世界を知った私は、その楽しさに魅了されてしまったのです。

もともと、人と何かをするよりは1人で完結することが好きな私。絵の制作もそうですし、コツコツと積み重ねることが好きだという性格も、マラソンそのものに合っていると感じました。こうした魅力に気づいてからは、マラソンにどんどんハマっていきました。

2017年3月:自分で考えた練習メニューで挑んだ「古河はなももマラソン」

湘南国際マラソンを走り終えた後は、燃え尽きてしばらく走るのを止めていた時期もありました。ですが、日に日に走ることの気持ち良さや感覚を思い出し、「もう一度走りたい!」と次のレースを決めます。それが茨城県古河市のサンスポ古河はなももマラソンでした。フラットなコース設定が特徴で、自己ベストが更新しやすい場でもあります。

参考にしたマニュアル本やランニング雑誌。こちらを読みながら、今でも練習を組み立てています
この他、目標タイム別の練習方法が載っている本も多数出ています

今度は初戦とは違い、練習も工夫してみました。ただ走行距離を踏んでいた初戦のときとは違い、週に1回は20〜30kmほどの長い距離を走り、クロスカントリーコースなど不整地でのランも取り入れました。雪の日も雨の日も、結果を出すために! と必ず走るようにしました。月間走行距離は、200km近くまで伸びていました。

アシックス「スカイセンサーグライド」
内側と外側で色が違うのが特徴で、私はこの靴を「パンダ」と名付けていました

初めてレース用のシューズを購入したのもこのときです。選んだのは、アシックスの「スカイセンサーグライド」。クッションがしっかりしていたこれまでのランニングシューズとは違い、ソールが薄くなって靴全体が軽くなったことで、スピードが出せるようになりました。

フラットソールなので、体重移動をスムーズに行えるのが特徴です。アシックスもサブ3.5ランナーもこの靴を推奨していたので、次のターゲットタイムを意識し、こちらに決めました。購入価格は価格は1万3,000円です。

自分で考えた練習メニューや装備で臨んだ2戦目の結果は、3時間21分。初戦のタイムより20分も縮められた上に全力を出し切れたので、とても気持ちのいいレースでした。この頃から、参加基準タイム設定のある国際大会やレースに出てみたい! と強く思うようになりました。

2017年11月:大阪国際女子マラソン出場を目指して挑んだ「つくばマラソン」

3戦目は、茨城県つくば市で開催されたつくばマラソンに出場しました。関東のシリアスランナーの中では記録を更新しやすいレースとして有名で、目標タイムを目指すランナーが集まります。

3時間20分台で走っていたこともあり、このときから周囲のランナーに「国際取り(大阪国際女子マラソンの出場資格を取ること)できるよ!」と言ってもらえるようになりました。なので、大阪国際女子マラソンの参加資格に値する3時間10分切りを目標に掲げてレースに臨むことにしたのです。

マラソンのレースは、通常だとゼッケンに番号のみが提示されます。しかし、大阪国際女子マラソンの場合は、自分の名前が大きく書かれるのです。それに強く憧れた私は、「いつか自分の名前のゼッケンをつけて走りたい!」と思うようになったのでした。

見た目だけは速いランナーっぽい感じに……

目標に向け、装備にも手を加えます。レースや練習ではいていたコンプレッションタイツを脱ぎ、生足にランシャツとランパンという本格的な出で立ちになり、アシックスの「ターサージール5」という憧れの靴を履き始めました。ランナーの中ではとても有名な靴で、ソールは薄く、靴全体がとても軽いです。

つくばマラソンでも全力を出すことができ、タイムは前回からさらに10分縮めた3時間11分という記録を達成することができました。目標の3時間10分は切れなかったものの、思いのほか走ることができ、内心では驚いていました。悔しくもあり、うれしかったのです。そして、ものすごい達成感を得ることもできました。

この後は2018年3月に開催される静岡マラソンも控えており、ここで目標タイムまでの1分30秒を削り出す! と意気込んでいた私。練習を重ね、休む暇もなく、取りつかれたように長い距離を走り込み……ある日、その皺寄せは訪れました。足にあった違和感が痛みに変わり、練習中に走れなくなってしまったのです。

出場を予定していた静岡マラソンは、断念せざるを得なくなりました。初めて故障を経験した私のマラソン生活は、3時間10分切りを目前にして一旦停止状態となってしまいます。

2018年11月:初めての故障を経て、2度目の「つくばマラソン」で復帰

怪我をして1〜4月のシーズン後半を棒に振ったこともあり、フルマラソンに出場するのは1年ぶり。復帰の場所に選んだのは、目標タイム到達を目指すきっかけにもなった、つくばマラソンでした。出場しようと決めてからは、誰も走っていない真夏の日にも走り込みました。

しかし、すごく良い仕上がりだ! と思っていた本番5日前に、風邪を引いて寝込んでしまいます。なんとかレース当日までには回復しましたが、病み上がりの体では全力を出し切ることができませんでした。

フルマラソンは、甘くありませんでした。今まで順調にタイムを更新してきたものの、その記録がついに途切れてしまいます。

悔しくて悔しくて、つらかった……思いっきり泣きました。悔しくて泣くなんていつぶりだろう……! おそらく、美大受験の予備校でデッサンがうまくいかず、1人でトイレにこもって泣いたとき以来です。

ですが、こんなに悔しい思いをして、ふと「私、本当に走るのが好きなんだ!」と気づきました。自分のマラソンへの愛を、このとき初めて知ったのです。本当についこの間です。こんなに夢中になれるなんて、走るって、本当に素晴らしいな! と。悔しさも楽しさも、どちらも経験したからこそ、私はマラソンにすっかりハマってしまったのです。

シューズ選びは大事! マラソンに必要な装備

レースでのガチスタイル。世界で1着しかない、名前入りウェア

マラソンはシンプルな趣味ですが、装備もある程度はそろえておいた方がいいと思っています。

こちらは、私が走るに当たって必要だと考えている装備です。走り始めてから必要なものが徐々に分かってくるかと思うので、最低限、まず最初にこれだけ押さえば、というものを挙げています。私が購入した際の金額や、それぞれの装備の必要度とともに、ざっくりと紹介したいと思います。

とりあえず始めてみれば必要なものが徐々に分かってくるので、これさえ押さえることができれば、というものを星の数で表しつつ紹介したいと思います。

・ランニングシューズ(必要度 ★★★)1万5,000円前後

これさえあれば走れます。私も最初は何も持っていない状態でしたが、用意したのはランニングシューズだけでした。

マラソン経験者からは「ランニングシューズだけは購入するように!」「そのときは、初心者用のランニングシューズを選ぶこと!」とアドバイスされました。

そして、お店で紹介してもらって初めて履いたのがアシックスの「ニューヨーク」シリーズ。クッションがしっかり入っており、ふわふわしているのに強いホールド感で足を守ってくれるので、しっかりと走れます。まさに初心者向けのシューズ。このシューズのおかげで怪我もトラブルもなく、初心者の自分を守ってくれました。

・GPS付きランニングウォッチ(必要度 ★★)1万〜3万5,000円

日々の練習で必要になったのが、GPS付きのランニングウォッチ。まだ走り続けるという確信がなかったので、最初は1万円のものを買いました。

現在は「Garmin ForeAthlete 735XTJ」を使用していて、こちらは約3万5,000円で購入。心拍数だけでなく、GPSを使った走行データ、距離などの詳細なデータを取れます。

月間走行距離もグラフで確認できる

携帯やPCに同期接続すれば、自分の走った量をグラフなどで見ることができます。貯金通帳を見るような感覚です。走り出すにあたって絶対に必要ではないですが、走るモチベーションにもなるので、個人的には重要です!

・ランニングウェア(必要度 ★★)2,000〜1万円

ウェアは季節に沿って必要に応じてそろえる感じで良いと思います。綿素材だと、汗をかいて濡れたときに乾きにくいので、速乾性のある素材を選びます。暖かい季節であれば、Tシャツにハーフパンツというスタイルで。冬であれば、保温性のあるインナーにウィンドブレーカーを重ねると良いです。

最近ではファストファッション系でもわりと高機能なウェアを出しているので、2,000円くらいから買えます。スポーツブランドだと、トップスは3,000円くらい、下は5,000〜1万円前後でそろえられます。

女性はこれにプラスして、アンダーウェアがあると良いです。私はジムに通っていてすでにスポーツウェアを持っていたので、始めはランニングのために買ったウェアは何もなかったのですが、今では普段着をしのぎそうなほど大量のランニングウェアで部屋があふれかえっています!

・コンプレッションタイツ(必要度 ★)1万5,000円前後
・ランニング用ソックス(必要度 ★★)1,900円

自分の生足と靴をつなぐ大事な存在なので、ソックスは重要な装備だと思っています。ソックスの善し悪しで走りが変わるといっても過言ではないくらい。

私はTabioの5本指ソックス「レーシングPro」を好んで使っています。1,900円ほどで買えました。このソックスを使ってから、豆や水ぶくれができなくなり、穴も開きにくいので、ランニングコストで考えると安いと思います。

買い替えの頻度を考えると、装備で一番お金がかかるのはランニングシューズです。私の場合、目標タイムが変化するごとに、そのタイムに見合ったシューズにはき替えました。その結果、絶対的な信頼をおける靴に出会えたのです。ミズノのランニングシューズ「ウエーブエンペラー」です。

ウエーブエンペラー

購入価格は1万2,000円ほど。軽いのに足が着地したときのショックが少なく、横ブレなどを防いでくれるおかげで安定した足運びができます。そしてこれをはいた瞬間に「いける!」と思えるのです。この靴だからこそ出せるスピードがあります!

中央には「皇速(エンペラー)」の文字が! 色違いで持っています

私はもう、ウエーブエンペラーを愛して止みません。素晴らしいシューズ! マラソンは精神の安定がとっても重要なので、シューズがもたらすこういった効果や信頼はすごく大事だと思います。

なんとなく気になってこれまでに買った靴を実際に数えてみたら、3年間で23足も購入していました。金額にすると、大体20万円ほどでしょうか。今では買い物のときには「これ買うお金があったら、ランニングシューズが買える!」と思うようになってしまいました。

シューズ以外の装備は一度そろえてしまえば、よほどのことがない限り毎年使えます。この他、主にかかるものといえば、マラソン大会のエントリー代でしょうか。エントリー代は大会によって異なりますが、大体5,000〜1万円前後になります。

レースに出場すること自体にハマれば、地方の大会や海外への遠征費という展開もあり……。走り始めてからどこに魅力を感じるようになるかによって、費用も変わってきます。

準備を整えた後は、走ってみよう! まずは“ゆっくり、ゆっくり”で

装備が大体そろってから、走ろう! と思ったときに、どこをどう走ればいいのか? と考える人もいるはずです。始めのうちは、場所はどこでも良いと思います。その後、徐々にいろいろな道を走ってみて、近場の走りやすい公園や河川敷などを見つけてみてください。

私が初心者の頃は、フラットで信号もなく、走りやすい道ばかりを選んでいました。今では、アップダウンがあってもいいし、信号がある道を選んで途中で止まることも受け入れています。山あり谷ありの道は、走力アップにつながると思えるようになったからです。

お気に入りの新横浜公園。周回できるので長い距離も安心

家を出て、河川敷や公園までの道のりをjog(自分にとって無理のない心地良いペース)で走れば、ウォーミングアップになります。

日々のトレーニング場所でもある河川敷

常に速く走っていると勘違いされがちですが、私はほとんどの日をjogで走っています。ただし、目標とするタイムなどのレベルに応じて週に1〜2回は追い込み練習を行います。

なので、さぁ! 走ろう! と意気込んで最初から速く走ってしまい、足が痛くなって走ることから遠ざかる……とならないためにも、まずはウォーキングに混ぜたり、走ったり歩いたりを繰り返しながら、長く走れるための足作りをすると良いと思います。ペースはゆっくりゆっくりで! そして、距離を徐々に伸ばしていってみてください。

ゴールの達成感は格別! 慣れてきたらぜひレースへ

走ることに慣れてきたら、レースに参加してみることをおすすめします! レースに出場するという目標があることで、日々の練習にも張り合いが出ます。また、レースに参加すると他のランナーからさまざまな刺激を受けますし、レースで走っている最中にみなぎってくるパワーも感じることができます。自分の走力がどれくらいかを知れるのも興味深いです。そして、ゴールしたときの達成感はすさまじいです!

私のレースの取り組み方は、周りから見たらとてもシンプルでつまらないかもしれません。私の場合は、レースに向けて切磋琢磨して、自分を追い込んで、今の状態でどこまでやれるかというのが知りたいのです。自分らしい走り方で良いタイムを出すことが、私にとっては楽しく、やりがいのあることだと感じています。

1人で黙々と走る以外にも、友人や同志を募って走るのも素晴らしいことだと思います。それぞれに合った好きな取り組み方ができて、いろいろな目標を持った人が存在できるというのが、マラソンの良いところだと思います。

2018年9月開催「ベジタブルマラソン in 彩湖」30km部門の年代別で1位に

マラソン大会の種類もさまざまです。10kmのような短距離もあれば、東京マラソンのように人気かつ大規模なフルマラソンもあります。大きな大会の場合は、開催から約半年前にはエントリーが始まるので、そこから練習しても遅くはないです。本命の大規模なレースを目標にしつつ、その合間に他のレースに出て練習してもいいですね。

小さい規模の大会だと、女性の参加人数はまだまだ少ないです。順位が男女別になっている場合は、頑張れば入賞することもできます。賞品が設定されているレースも多いので、おすすめです! 東京・多摩川エリアで2018年9月に開催された「季節の恵みマラソン」で1位になったときは、メロンをもらいました。この頃には、こうした小規模の大会でほぼ入賞できるようになりました。

私が特に好きなのは、横浜・鶴見川で毎月第3日曜日に開催されている「よこはま月例マラソン」というレース。素朴ながら思い切り走ることができ、とっても満足できる素晴らしい大会です。月に1回の定期開催なので、毎月の力試しにも持ってこい。2019年1月時点で24回連続出場しています。

私は、このレースにいつまでも出たい! という目標があります。こういった月例マラソンはいろいろなところで開催されているので、近くで行われている大会に参加してみるのもいいですね。

どうしても避けられない故障と回避方法

そして忘れてはいけないのは、私も経験した故障について。走る距離が増えて体への負荷が大きくなるほど、経験することが多いです。

先ほども触れましたが、私は3回目のフルマラソンとして出場したつくばマラソンの後、股関節の故障にあい、再び走れるようになるまで5カ月かかりました。その経験から、走った日は必ずストレッチをするようにしました。毎日自分の足に触れることで、些細な硬さや痛みを見逃さないようにしています。

走った後のケアアイテムたち。
(上段の左から)筋膜をほぐすトリガーポイントのグリッド フォームローラー、足裏のケアや体の部位のほぐすために使うオレンジと赤いボール、足裏のケアに使う青竹踏み、筋肉痛軽減を図るメタックスローション
(下段の上から)筋膜をほぐすトリガーポイントのグリッド ハンド X フォームローラー、凝りをほぐしてくれるオムロンの低周波治療器、

また、ストレッチができるアイテムを使って筋肉をほぐすことも大事です。セルフケアでは補えないときは、スポーツマッサージや鍼にお世話になっています。いつも行く治療院があれば、さまざまなアドバイスをもらえる上に、体の変化にも気づいてもらえるので、おすすめです。

走ることは、とてもシンプルです。でも、やりすぎると体に影響が出ます。それは足周辺の故障だけでなく、内臓まで及ぶことも。走れば走るほど、体と向き合わなければなりません。体の声を聞いて、今日はなんとなくダメそうだなとか、ちょっと体が痛いなとか、そういった最初の変化に気づいてあげられるのも自分しかいません。

ずっと走り続けるために、潔く休んで体をケアしてあげることも大事です。自分の体を大切にすることで、怪我や故障は防げます。

あの道に会いに行く 走る喜びと楽しさ

走る楽しさはたくさんあります。一つは、何よりも「走ると気持ちがいい」ということ。風を感じながら走っていると、目の前にはその日にしか見ることができない空の色、雲の形が広がります。

走っていたら突然目の前に現れたひまわり畑

体がほぐれて、どんどん動けると感じたときは、自然と笑顔になってしまうほど。走る動きは、本来持っていた野生が目覚めるような気持ちになります。

もう一つは、「道に会いに行く」という感覚です。走っている人ならば、お気に入りのマイルートをいくつか持っているのではないでしょうか。

しばらく走っていない道があると、あの道に会いたい……行きたいな……と、何となく思います。これは感覚的ですが、自分の足で道をなぞるというか。走る前にはなかった気持ちです。

知らない道を走るのも新鮮ですし、「この道がこんなふうにつながっているんだ!」とか「ここを通るとこんなに遠くまで行くことができるんだ」というような発見も、この趣味ならではの楽しみです。

もう一つの魅力は、私が走るときにセットで楽しんでいる「お風呂」です! 走った後は練習場の近くにあるスーパー銭湯へ行き、水風呂と熱湯で交代浴をして血行を良くし、筋肉疲労を取るというのが何よりもぜいたくなご褒美です。このお風呂のために走っているといっても過言ではないくらい!

遠くへ出かけて走るときも、必ず周辺の銭湯や温泉情報をチェックして、走った後の楽しみにとして取っておきます。

そして、走ることで忘れてはいけない魅力は、太りにくくなるということでしょうか。今は46.5〜47kgでBMI17前後をキープしています。走っていれば思いっきり太るということはありませんし、適度に筋肉もつくので、良いことばかりです。頑張った日にはおいしいものを好きなだけ食べれますし、体重が増えたら走り込んで脂肪を燃焼させています。

大阪国際女子マラソン出場という夢に向かって

近い目標としては、次のレースで3時間10分を切り、大阪国際女子マラソンに出場したいと考えています。そして、名前入りのゼッケンをつけた大舞台で、サブ3(フルマラソンのタイムで3時間を切ること)を目指したいです。

走っているからこその出会いが、たくさんあります。マラソンは基本的に個人競技ですが、走る人の数だけ物語があります。自分以外のランナーに出会うことは刺激になり、自分をさらに強く成長させてくれます。走っていなかったら、出会えなかった人がいます。これからも走りを通して、たくさんのランナーに出会っていきたいです。そして、いつまでも元気いっぱいに走り続けるのが目標です!

まずは1足、ランニングシューズを購入してみませんか? 思いのほか、走れるかもしれませんよ!

執筆者のプロフィール
大島梢
大島梢

いつも走っていますが、絵を描くのが本業です。身一つでできることが好き。ブログでは日々の練習の記録やレースについて書いています。