更新日:

1万円でお釣りがくる、「サバイバルゲーム」を手ぶらで始める手引き&沼へ堕ちる3つのルート

1万円でお釣りがくる、「サバイバルゲーム」を手ぶらで始める手引き&沼へ堕ちる3つのルート

与えられたフィールドを自由に駆け巡り、決められたルールのもと安全に「エアガン」を使った非日常が体験できる「サバイバルゲーム」こと「サバゲー」。

身近な知り合いが「やったことある」って言ってた!なんて方も結構いらっしゃるのではないでしょうか。

全身を使って一日中フルに楽しめる、レジャーとしての魅力もあるサバゲーですが、「やってみたい!」となってもハードルが高く感じる方もいるのではないかと思います。

今回はそんなサバゲーも意外とお手軽に体験できるよ、ということをご紹介したいと思います。

そもそもサバゲーってどんな遊び?

とはいえ、そもそも「サバゲー」って何するの? という方も多いと思います。

ざっくりいうとエアガンを使って撃ち合いをする遊びです。ゴルフ場のように、サバゲーに必要な設備が整ったフィールドと呼ばれる場所にでかけて遊びます。アウトドアのフィールドだけでなくインドアのフィールドもあり、都内にもいくつかインドアでサバゲーを楽しめる店舗があります。都内近郊のアウトドアフィールドであれば、千葉や埼玉に多数の施設が存在します。

ただ撃ち合いをするといっても、それだけでは遊びとして成立しませんから、他にいくつかの決まりごとを設けて楽しみます。

まずは「ゲームルール」。最もポピュラーなのは2チームに分かれて互いの陣地の「フラッグ」を狙って攻める「フラッグ戦」ルールです。

参加者一人ひとりが「エアガン」を持って相手チームのメンバーを攻撃することができ、エアガンから発射される「BB弾」に当たると「ヒット」となります。これはドッジボールで当てられたときのような状態で、ヒットになった人は「フィールド」エリアから離脱します。ヒットは自己申告制。手を上げてヒットした旨を伝えながら離脱します。

勝利条件は、先に相手陣地のフラッグを取ること。当然人数が少ないチームの方が不利になりますから、各所での戦闘でどれだけ人数を減らせるのかがゲームの勝敗の鍵となります。

ゲーム開始前は同じチームのメンバーと作戦を立てたりします。

もう一つ重要なのは「安全上のルール」です。エアガンを使った遊びと聞くと、少し怖い・危険といったイメージを覚える方も多いと思います。サバゲーを楽しく遊ぶために、安全であることは非常に重要です。そのため安全に関するルールは厳格に運用されています。

まず国内では銃刀法による規制があり、サバゲーで使うエアガンは法規制の範囲内となるよう調整されています。さらに、フィールドではプレイ前にも厳密に性能チェックを行うことが慣例となっています。

また、ゲーム中は常に「ゴーグル」を着用することが徹底されている他、ゲーム前の待機場ではエアガンに弾倉を装填しない、セーフティ(安全装置)をかけておくなど、安全な状態でエアガンを管理することが求められ、常に「安全」が意識されています。

一見大変なようですが、この辺りは慣れてしまえば自然に意識できるようになりますし、初心者のために安全講習を開いてくれるフィールドも多いです。

こうした決まり事を守って、1ゲーム10分前後、合間に休憩を挟みながら、朝10時ごろから昼休憩をとり夕方16時くらいまで繰り返し遊びます。1日10〜20回ほどゲームができ、はじめてでも一日で慣れていけます。もちろん好きなタイミングで休んでも構わないので、体力に不安のある方でもマイペースに遊べると思います。

以上がざっくりとしたサバゲーの解説です。ルールを守りながら、エアガンを撃つ非日常体験の中で、一日中走り回れるのがサバゲーの醍醐味(だいごみ)です。

サバゲーの始め方とレベル別の遊び方

さて、近年のサバゲーにおいて、最初に紹介した「フィールド」の数は年々増加しており、タイトルにも書いたように「手ぶらではじめる」ことができるくらい、サバゲーは身近なものとなっています。

ここからは、初心者向けに「実際にはじめるには?」や初心者からちょっと進んで「ハマってきたらどんな遊び方があるのか?」を紹介していきたいと思います。

【超初心者向け】1万円でお釣りがくる、定例会で気軽に遊ぶインドアサバゲー

「とにかくサバゲーやってみたいぞ!」という方におすすめなのが「定例会」です。「フィールド」主催で開かれるイベントのことで、集まった参加者を2チームに分けてゲームを行います。ほぼ毎週末どこかのフィールドで開かれているので予定を合わせやすく、しかも大抵のフィールドはエアガンや服装の装備レンタルを行っているので、実はほぼ身一つで現地に行くだけでサバゲーが楽しめます。

定例会ではその場で参加者を2チームに分けて遊びます。100名近く参加することも珍しくありません。

気になる実費ですが、まずフィールドに支払う料金が4,000円前後、それに加えてエアガン・迷彩服・ゴーグルなど装備品のレンタル代が3,000円前後と、合計でも7,000円程度

別途BB弾などの消耗品代がかかりますが、一緒に行くメンバーで割れば一人あたり1,000円もいかないかな? というところで、1万円でお釣りがくる値段で、丸一日遊び倒せます

※上記は、サバイバルゲームフィールド ASOBIBAさんの価格を参考にしました

手軽さを追求するなら都心のインドアフィールドがおすすめです。郊外のアウトドアフィールドは自然が広がる広大な土地の中で遊べるのが大きな魅力ですが、だいたいは都内から車移動が必要なエリアにあり、高速料金やレンタカー代などの移動コストがかかってしまいます。

千葉や埼玉のフィールドで朝から遊ぼうと思うと、都内を朝7時くらいには出発する必要があり、なかなか気合がいるところです。

一方で、現在東京都心部に展開しているインドアフィールドならば、秋葉原、池袋、新木場など、都内にお住まいの方なら、電車で気軽に行ける場所で営業しています。店舗によっては「平日仕事帰りにサバゲー!」なんてキャンペーンをやっているくらいですので、想像するよりもかなりお手軽に楽しめるのではないでしょうか。

フィールドを探す際は以下のサイトがおすすめです。
サバイバルゲームフィールド一覧 関東・甲信越エリア

【初心者向け】ハマっちゃったら次に何をそろえるべき?各種1万円前後でそろえられるオススメ装備

いざ遊んでみたら病みつき!また遊びたい!そうなるとレンタルではなく自前で装備をそろえたくなるのが趣味の定石というものでしょう。

では何を選べばいいのか?初心者向けに、手ごろな価格でそろえられ、快適にプレイできる装備を紹介します。

◆エアガン

まずやはり目が行くのはエアガン本体かと思います。いわゆる「長物」と呼ばれるライフルタイプは、安くても2〜3万円。いきなり購入するのはちょっと腰が引けますね。そこで、最初の一丁にはハンドガンタイプをおすすめします。

ハンドガンタイプ。ハンドガンは相棒、って感じで愛着が沸きます。抱いて眠る人もいるとか?(画像は東京マルイの「GLOCK26」)

安心の国産メーカー東京マルイの「ガスブローバックモデル」(スライドが勢いよく後退[ブローバック]し、リアルな発射の衝撃が楽しめる)なら、1万円前後で購入できます

先ほど紹介したインドアフィールドならば十分に戦力となりますし、何よりコンパクトなので持ち運びも楽ちんです。種類も多く、性能にさほど違いはないので、自分の好きなタイプを選ぶのも楽しいポイントです。

ハンドガンは実は奥の深いジャンルなので、初めての一丁と長い付き合いになるかもしれません

参考:ガスブローバック一覧 - ガスガン | 東京マルイ エアソフトガン情報サイト

◆装備品

次は基本的な装備品です。まずは迷彩服ですが、これは特にインドアであれば私服ベースでも構わないので、動きやすく暗いトーンの服があればそれで十分かと思います。仮にアウトドアも視野にいれるのであれば、ネットで上下セット3,000円くらいのもので最初は構いません。秋葉原近辺のミリタリーショップなら、試着できるお店も多いです。

参考:秋葉原 ミリタリー&トイガンショップ マップ 2018年8月

◆ゴーグル

次にポイントとなるのは「ゴーグル」です。安全上必須でもありますが、サバゲーにおいて、視界はとても重要な要素です。夏場の湿気が高い時期だと、レンズが曇ってしまうことも。かといってメッシュタイプだと格子が邪魔で見づらくなるなど、安易に選ぶと不快な体験が待っています。

インドアフィールドは全体に暗めの照明が多いので、クリアな視界は特に重要でしょう。ここが実はお金のかけどころでして、東京マルイから出ている下記の「ファン付きゴーグル」がある種絶対的な定番といえます

参考:プロゴーグル・フルフェイスバージョン |東京マルイ エアソフトガン情報サイト

実売価格で6,000円ほどと多少お高いのですが、ファンのおかげで夏場でも曇りづらく、大きくクリアなレンズにより視界も良好で、とりあえずこれを使っておけば不快な体験はしなくて済みます。できれば早めにそろえたい装備ですね。

プロゴーグルを装備した友人。ゴーグル付きでも顔がしっかり分かるくらい、中からの視界は良好です。

◆その他

その他、被弾した時のために素肌の面積をできるだけ減らすべく、こまごまとした装備をそろえておくと良いでしょう。代表的なものとして、帽子・手袋・首回りのシュマグ(スカーフのようなもの)が挙げられます。特に首回りは防護を忘れがちなので、最悪ハンドタオルなどでもOKですので何か用意しておくとよいと思います。

なお、目立ちにくいものならミリタリー風である必要はないので、ありもので賄ってもよいでしょう。一応見た目がミリタリー風なものが良い、という場合も、秋葉原のミリタリーショップなどで、いずれも2,000円以下で入手できるかと思います

写真の友人夫婦のように、頭や首元をしっかりカバーするのが大事です(写真はフィールド外なのでゴーグル無し)

【初心者向け】装備品をそろえたら、フィールドに行こう!都心から行きやすいおすすめスポット

装備も一通りそろえ、インドアフィールドでのお手軽なサバゲーに一息ついたら、そろそろアウトドアフィールドが気になってくる頃でしょう。前述した通りどうしても郊外のフィールドは移動がネックですが、電車で行けちゃうフィールドも結構あります。

筆者がまず思い浮かべるのは、千葉県千葉市にあるフィールド「シールズ」です。

こちらは千葉モノレール千城台北駅から徒歩10分となっており、電車で直接向かえる数少ないアウトドアフィールドの一つです。都心から電車で約1時間半と少し距離はありますが、車でも同じくらい移動時間がかかるフィールドは多いのでそれほど差はなく、レンタカー代や高速料金の面でお得といえますね。老舗フィールドの一つであり、丁寧な運営に充実した設備と、初心者でも間違いなく安心して遊べるでしょう。フィールドも藪あり、バリケードありと多彩で、インドアとはひと味違った体験ができます。

同じく千葉方面なら、ユニオン系列のフィールドも便利です。千葉県印西市にある同系列の5つのフィールドで、京成酒々井駅からそれぞれのフィールドへ送迎バスが利用できます。こちらも都心から電車で1時間半を切る距離感です。

系列のフィールドはそれぞれ特徴があり、森林フィールドのフォレストユニオン、砂漠をイメージしたデザートユニオン、市街地風のユニオンベースなど、多彩なフィールドから選べます。週末の定例会は100人近い大人数で賑わっており、初心者の方も参加しやすい雰囲気があるかと思います。

一転して、東京西部にもアクセス良好なフィールドがあります。

新百合ヶ丘に位置するフィールド「OPS」は、新宿から現地まで1時間半以内で行けます。

こちらのフィールドも長年運営されており、高低差のあるフィールドでのゲームが楽しめます。アクセス良好なフィールドでは、初心者プレイヤーも多く参加していますので、気兼ねなく定例会に飛び込めると思います。

広大なアウトドアフィールドではスタート地点までの移動すら一苦労、なんてこともよくあります。

だんだんサバゲーに慣れてきたら、それぞれの沼を深めていこう

さて、こうしたフィールドの定例会でゲームに慣れてきたら、そろそろ自分の趣味の方向性も見えてくるころではないでしょうか。ここからは、サバゲー沼のさまざまな楽しみ方の深みについてその入口を紹介していきたいと思います。

【初心者〜中級者向け】銃に美学を感じたら、銃・武器の沼ルートのすすめ

やはり、まず気になる人が多いのはエアガン本体でしょう。先ほどは入門用としてハンドガンをおすすめしました。しかし、アウトドアのような交戦距離の長いフィールドだと、しっかり構えられてパワーもある長物電動ガンが欲しくなってきます。もう一歩沼につかるためにどんなチョイスがあるのか、筆者の独断と偏見でご紹介します。

まずはマルイから。価格・性能のコスパならハイサイクルシリーズがおすすめ!

世界的にも有名なエアガンメーカーとして、日本には先述した東京マルイというメーカーがあります。マルイはまさに電動ガンを発展させてきたメーカーでもあり、その品質は折り紙付きです。箱から出してそのままで十二分な性能があり、最低限のメンテナンスだけで長く使えます。

この最低限のメンテナンスというのも重要で、初心者はこれだけでもマルイを選ぶ価値があります。というわけで、沼の深みにより沈んでいく最初の一丁として、マルイの銃はド定番です

写真は筆者所有のハイサイクルシリーズ、G3SAS(を塗装したもの)

また、マルイには多数のエアガンのラインナップがありますが、中でも「ハイサイクル」と呼ばれるシリーズをおすすめします。これはBB弾を発射するサイクルを速くするカスタムが施されたエアガンのシリーズで、簡単に言うと「一瞬でたくさんの弾をばらまける」ことに主軸を置いたエアガンです。

価格もこなれており、ハイエンドモデルである「次世代」シリーズが4万円強する中で、ハイサイクルシリーズなら実売価格で2万5000円前後で購入できます

電動ガン ハイサイクルカスタム一覧 - 電動ガン | 東京マルイ エアソフトガン情報サイト

この特性はまさに初心者向きと言え、瞬時に弾幕を張れるためどんなフィールドでも安定して活躍できます。そうした特徴からサブマシンガン系統の銃がモデルとなっているものが多く、本体が小ぶりで軽く、扱いやすいのもおすすめポイントです。

他にもマルイ製であれば、最新・最高の性能が味わえる「次世代電動ガン」シリーズも人気です。

先ほども触れたように価格帯が1ランク上(4万円台~)となってしまいますが、実銃のような射撃感や反動を目指したリコイルショックシステム、金属パーツを多用した高い剛性(曲げやねじりの力に対する、変化・変形のしづらさの度合い)からくる安定した弾道など、価格に見合った性能を提供してくれます。

人気の高いアサルトライフル(全自動射撃能力を持つ自動小銃)系統の銃をモデルにしたものが多く、外観に関する多くのカスタムパーツが使えるのも魅力の一つです。資金に余裕があるなら、いきなりこのモデルを買ってしまうのもいいかもしれません。

海外製エアガンの無限のラインナップに惹かれ、内部カスタムへ……

さて、マルイ以外にもエアガンは多数発売されており、そのほとんどは海外製、特に台湾や中国のメーカーが多いです。

先ほども説明した通り、性能やメンテナンスフリーな点から基本的には初心者のうちはマルイがおすすめではあるのですが、海外製のエアガンはその無限ともいえるラインアップや、金属パーツをふんだんに使ったこだわりの外観が大きな魅力です。サバゲーの中でもエアガン本体に興味を持ってしまった方にはどうしても気になる存在となります

海外製エアガンは、基本的に国内法の規制に準拠するため、内部のスプリングをカットするなどパワー調整された状態で販売されます

そのため、本来の最適なセッティングではない状態で販売されている場合があったり、各部位に使われるパーツもマルイほど品質が確かではなかったりします。箱から出したままで最適な性能を発揮するといえるほど高品質な製品が少ないのが、初心者には難しいポイントです。

筆者の持っている海外製電動ガン。国産にはないラインアップや金属の質感が魅力です。

少なくとも「何かあった場合に分解して自分で調整するぞ」という意気込みがなければ手を出さない方が無難かな、とは思います。

または、ショップカスタムといわれる、エアガンショップでカスタムを請け負っている店舗に調整やカスタムを依頼する手もあります。割高とはなりますが、どうしてもこの外観で性能を追求したい、という場合に検討するとよいかもしれません。

そうした内部カスタムも、電動ガンの心臓部であるメカボックスまで分解するハードなものから、バレル(主要部品の1つ。細長い円筒形で、その中を弾丸が通過する)や、集弾性や飛距離に影響するホップアップ機構といった比較的交換の簡単な部品をカスタムするものまでいろいろと幅があります。銃刀法によるパワー規制には十分に留意し、弾速計を用意した上でカスタムを行う必要はありますが、「海外製の銃も含めて選択肢にいれたい!」という人は最低限のカスタムポイントを押さえておくと幅が広がって良いのではないかと思います。

もちろん、内部カスタムの楽しさにハマったならば、パワー規制の制約の中でより遠くまでまっすぐ届く弾道を目指すカスタムや、秒間30発以上の「超」ハイサイクルカスタムなどなど、アナログで深い深いカスタム沼を目指していくのも良いでしょう。

【初心者〜中級者向け】装備品を極めたくなったら(装備品沼ルートのすヽめ)

エアガン本体の他には、装備品にも大きな沼があります。下の写真は筆者の現在の装備です。

筆者は一緒にサバゲーを遊んでいるチームの中では中衛~後衛で、遠距離でのスナイパー的なポジションを担っています。なので遠距離で敵から見つかりにくいギリースーツ(身を隠す必要がある狙撃手やハンターが山間部や草原においてカモフラージュの為に着用するもの)を着ています。また、そもそもチーム自体が森林フィールドが好きなので、迷彩服をはじめ装備品は緑系統で統一しています。

……といったように、筆者は装備品を自分のプレイスタイルに合わせて選択し装備しています。この「自分なりの装備」を選ぶところがめちゃくちゃ楽しい!のもサバゲーのとても良いところだと思います。正直なところそういった装備がゲームにどこまで影響を与えるか、筆者個人としてはそこまで重視しているわけではなく、あくまで「自分なりの理論でそろえた装備をかっこよく着ているのが楽しい!」という一点につきます。コスプレ要素半分、実用半分といった感じです。

これは実は初心者の方でも大いに楽しめるポイントだと思っており、なぜならだいたいの装備品はかなりの安価で入手できるほか、ちょっとした工夫で高価な製品以上の愛着を得ることができるからです。

例えば上記の写真で筆者が着用しているギリースーツですが、これ実はAmazonで上下セット3,000円程度で販売されている、いわば安物といっていい商品です。結構それっぽく見えるのではないかと思いますが、購入後全体に暗色のスプレーで塗装し、頭回りに実物ギリースーツにも使われる麻を追加するなど、オリジナルにカスタムしています。

このように、装備品自体は安いものを探して購入し、自分なりに組み合わせたりカスタムして楽しむことが簡単にできます

こちらがはじめたての頃の装備です。私服にレンタルの迷彩服ですが、帽子やポーチなどを自分で買っています。

サバゲーそのものは毎日遊べるような体験ではありませんが、「次のサバゲーまでにあの装備をなんとかそろえるぞ」とか、「こないだのゲームでここが使いにくかったからちょっとカスタムしてみようかな」とか、日々の通勤や仕事の休憩時間にAmazonやヤフオクを眺め、装備した自分を想像しててニヤニヤする……。次のサバゲーがより一層楽しくなるポイントでもあります。

というわけで、気づくと棚がこんな状態になっています...

ブランド装備品に実物光学機器、お財布にはちょっと厳しい装備たち

安価な品を楽しむのとはまったく逆の沼へのハマり方として、「実物装備」をそろえていく、という方向があります

アメリカなどでは民間向けのミリタリー市場がかなり発達しており、実銃品質の装備品や、実際に軍隊で採用されているのと同じ規格の装備品が流通しています。国内でもそれらの一部は入手可能なため、そうした製品で装備をそろえていく楽しみ方を追求する方もいらっしゃいます。

特にここ最近ではFPSゲーム(ファーストパーソン・シューティングゲームの略。プレイヤーは、主人公の本人視点でゲーム中の世界・空間を任意で移動し戦うアクションゲーム)のブームもあり、このゲームに登場するような特殊部隊風の装備も人気です。そのジャンルでは、細部まで徹底してこだわり抜いた、実物品質の装備を集めている人もいます。

人気迷彩ブランドの実物生地を使った戦闘服にはじまり、弾倉ポーチ(これも実物規格)などを取り付けられるアーマーや、ミリタリーブーツ、ヘルメットや無線用のヘッドセット、果ては膝を守るニーパッドまで実際にプロが使っているものをそろえることができます。その際、実際の軍隊の兵士や民間警備会社(PMC)、各国の警察組織の特殊部隊などを撮影した、「ミリフォト」と呼ばれる写真の装備を真似てそろえていくのです。

もちろんこれらは相応の値段がかかります。弾倉ポーチですら数千円、ほとんどの装備が数万円するものばかりです

写真は友人所有のSIGHTRON製ダットサイト(等倍率の照準器でドット状の照準点を備えたもの)。

また、エアガンに取り付ける装備品も実銃規格のものが使えます。特に人気があるのは「実物光学機器」でしょう。銃にはターゲットを狙うための光学照準器を搭載できますが、サバゲーではそこまでの精度は不要なので、通常はレプリカ品の安いものから好きな形状のものを選ぶという方が多いです。レプリカであれば数千円から購入できます。

一方で実物光学機器となると、人気のあるダットサイトで10万円前後、高級なスコープなどでは数十万円するものもあります。さすがにサバゲーにはオーバースペックではありますが、その分レンズが綺麗だったり、きっちり調整できるなど、レプリカでは味わえない楽しみ方が魅力となっています。

また、もう少し手ごろな選択肢としては、サイトロンジャパンの製造するダットサイトがあります(画像上)。こちらは国産の本格的な軍用規格の光学機器ですが、3万円代からと実物光学機器としてはかなり手に取りやすい価格で販売されています。もちろん性能は折り紙付きなので、ちょっと本格的な装備が気になるぞ、という方にはおすすめです。

なかなかお財布に余裕がないと入りづらい沼かもしませんが、よく言われることとして「自動車の趣味よりは安い」なんて言葉もあります。確かにあれこれそろえてもせいぜい軽自動車新車で買う程度には収まるかもしれません。覚悟のある方なら、品質の良い装備品で身を包むのもありなのかも……!

【初心者〜中級者向け】ゲームとしてのサバゲーを追求する君に!(テクニック沼ルートのすヽめ)

ここまでエアガンや装備品を中心に沼の入り方を紹介しましたが、そもそもサバゲーは冒頭で紹介したようなゲームですので、なんならレンタルの装備品に私服で挑んでも、そのゲーム性は大きく変わりません。先ほども挙げたようなFPSゲームのような体験をリアルに、自分の体を使って遊ぶだけでとても得難い体験があります。

森の中でむやみに動くのは厳禁

藪や木立をうまく利用した隠密行動が有利となる森林フィールド、人工的な障害物をうまく使いながら前線をあげていく戦略をとる市街地フィールド、戦闘距離が短く、独特の緊張感があるインドアなど、フィールドによって必要な戦術が変わってきます。

初心者のうちは敵を見つけるのが難しかったり、せっかく見つけてもうまく当てられなかったりと、FPSゲームのようにはいかないことを痛感します。

初心者と上級者で違うのは銃の性能や装備の充実さ以上に、ちょっとしたフィールド内での振る舞いによる部分が大きいと筆者は感じています。

例えば周囲をうかがう行為ひとつとっても、初心者であれば頭を右へ左へとまわしてしまうところを、上級者は頭は動かさず、目だけで左右をうかがいます。フィールドでは動くものは目立つので、極力小さい動きで索敵するわけです

また、周囲の環境をよく観察して行動するのも重要です。例えば森林フィールドであれば、木漏れ日の当たる日向より、直射日光の当たらない木陰を選びながら移動します。言うまでもなく日向はとても目立ちますが、木陰の暗さがあれば迷彩服の効果はより高まります。特に木の根元にしゃがむと見た目にも木の形状と同化しやすく、下草に潜んで動かずにいればそうそう見つかることはないでしょう。

他にも、バリケードから顔を出す際に同じ場所ばかりから出さないようにするとか、下草はしゃがんで根本を見ると意外と見通せるとか、そうした細かいテクニックが身に付くに連れサバゲーが上達していきます。

インドアや市街地戦向けであれば、タクティカルトレーニングと呼ばれる、実際の軍や警察の訓練で行われているような戦闘方法をトレーニングしてくれるコースがあったりもします。興味のある方は受講してみるのも上達の近道かもしれません。(実銃向けのトレーニングとサバゲーとでは、また違う部分もありますが)

また、今回は通常のサバゲーについて扱ってきましたが、UABやフラッグハントなど、サバゲーをスポーツに寄せた新しいルールで楽しむ人も増えています。さまざまな遊び方から自分の好きなスタイル、追求したいスタイルを見つけるのも楽しみのひとつです。

長々とつづってきましたが、これでも書ききれないくらい深く深く、さまざまな方向に入り込める趣味がサバゲーです

元々歴史のあるミリタリー趣味のジャンルと、実際に体を動かして遊ぶアクテビティが合わさったレジャーだからこその深みだと筆者はとらえています。今回ご紹介した内容もあくまで筆者のいる場所から眺めたことを紹介した一例にすぎませんし、正解というのも遊ぶ人の数だけ存在すると思います。

自分のペースで興味のある方向を見つけ、それぞれの最高の非日常を、思う存分楽しめることを祈っています!

執筆者のプロフィール
とみね
とみね

サバゲー歴7年のペーペー。一向に上達の気配がないまま遠距離支援型としてプレイ中。 愛機はG3SG1です。

とみねの記事一覧へ

編集:はてな編集部