更新日:

学生でも海外旅行はクレジットカードが必須! その理由&オススメのクレカを徹底解説

学生でも海外旅行はクレジットカードが必須! その理由&オススメのクレカを徹底解説

グローバル社会の到来により海外へ出かける日本人が増加しています。「海外出張」や「海外旅行」はもちろんのこと、近年では短長期の「海外留学」も珍しくありません。

とくに学生(大学、短大、専門)は長期の休みを利用した海外旅行だけでなく、「卒業旅行」や「語学留学」などへ出かける機会も多いようです。

そこで必要となるのが「クレジットカード」です。海外旅行であっても海外留学であっても、クレジットカードを忘れてはせっかくの海外生活にも支障が出るかもしれません。

そこでこの記事では学生が海外旅行でクレジットカードが必要な理由と、オススメしたいクレジットカードを徹底紹介します。

学生の海外旅行でクレジットカードが必要な理由

海外では現金決済よりクレジットカード決済が主流な場所が多いです。また、海外では日本と比較して盗難のリスクが高い国がほとんどです。そのため、多額の現金を財布に入れて持ち歩くのは避けた方がよいでしょう。

そのため日本の学生も海外旅行に行くなら、クレジットカードを持つのが望ましいのですが、さらにその理由をいくつか紹介します。

クレジットカードを持つべき理由
  • 盗難対策に有効
  • 海外旅行傷害保険に加入できる
  • 想定外の出費に困らない
  • 個人証明になる(支払い能力の保証)
  • 支払いに便利(NFC決済)
  • ポイントがもらえる

それぞれについて詳しく説明していきます。

理由①盗難対策に有効

海外旅行では「盗難」に注意しなくてはなりません。安全と思われている欧米諸国でも、少し気を抜いただけでバッグや財布が盗まれます。イタリアのある都市では、駅から旅行バックを持って歩くだけで複数の少年がよってきてバッグを奪う犯罪が有名です。バッグのなかにはパスポートや財布が入っているのですから、盗まれたら海外旅行も台無しです。

しかし、クレジットカードならこのような不幸を半減させてくれるでしょう。クレジットカードには「盗難補償(盗難保険)」が付帯されており、盗難に気が付いた時点でカスタマセンターに電話することで不正使用分が補償されます。たとえ盗まれたクレジットカードが悪用されてもすべて補償対象なので、その分の支払いは免除されます。

バッグや財布が盗まれたのは無念ですが、クレジットカードなら被害は最小限に抑えられます。またクレジットカードの種類によっては、現地で新しいカードを再発行してくれる会社もあるので安心です。クレジットカードは盗難されても安心です。

理由②海外旅行傷害保険に加入できる

海外旅行の出発前に気になるのが「保険」ではないでしょうか? 空港ターミナルにはさまざまな「海外旅行傷害保険」のブースがあり、多くの人でにぎわっています。また近年ではインターネットでも簡単に加入できます。

たとえばインターネットで契約できる「損保ジャパン日本興和」の海外旅行傷害保険は、ヨーロッパ7日間の条件で保険料が「2,870円」です。補償内容は「傷害死亡1,000万円」、「治療費用1,000万円」…で、他社の保険もだいたい2,800円~3,000円程度です。

このように海外旅行のたびに損保会社の海外旅行傷害保険を申込むのもよいのですが、クレジットカードのなかには海外旅行傷害保険が付帯されたものがあります。このようなクレジットカードを持つことで、損保会社の保険に加入しなくても補償が受けられるのでおトクです。

ただしクレジットカードに付帯された海外旅行傷害保険のなかには、補償内容が十分でないものがあります。補償内容を確認して補償が足りないようなら、損保会社の保険で補うことが大切です。

クレジットカードに付帯される海外旅行傷害保険の例として、2つのクレジットカードの補償内容を紹介します。参考にしてください。

クレジットカードの海外旅行傷害保険の例
補償内容 クレジットカードA クレジットカードB
傷害死亡・後遺障害 最高2,000万円 最高2,000万円
傷害治療費用(1事故限度額) 200万円 100万円
疾病治療費用(1疾病限度額) 200万円 100万円
賠償責任(1事故限度額) 2,000万円 2,000万円
救護者費用(年間限度額) 200万円 100万円
携行品損害 200万円(年間限度額) 20万円(1旅行中)、100万円(保険期間中限度額)
適用条件 利用条件あり 自動付帯

クレジットカードAでは疾病治療費用が200万円ですが、クレジットカードBは100万円です。これだけ見れば補償額が多いクレジットカードAが有利ですが、保険の適用条件に違いがあります。(後ほど詳しく解説)

このようにクレジットカードにより補償内容や適用条件に開きがありますので、細かく確認することが大切です。

海外旅行で治療をうけると請求額が凄いことに

日本では公的な健康保険により、病院に支払う医療費は3割です。また健康保険制度の点数制により一律に医療費が抑えられているので、病院単位で医療費に違いはでません。

たとえば日本で盲腸(虫垂炎)の手術を受けた場合の医療費は、入院費を含めて10万円程度です。これは実際には33万円かかっていても、7割が健康保険で減額され23万円が免除されるのが理由です。

しかし海外では日本の健康保険が適用されないことから、あくまで全額を支払わなくてはなりません。また海外では自由診療が基本なので、医療費も病院の方針で決めることができます。たとえ盲腸(虫垂炎)の手術であっても病院ごとに医療費に違いがあり、なんと300万円を請求される可能性もあります。

盲腸(虫垂炎)の治療費例
支払項目 アメリカ 日本
発症時の救急車費用 10万円 無料
治療費(入院3日) 300万円 33万円
支払い総額 310万円 10万円(健康保険適用)

これはあくまで盲腸(虫垂炎)の話です。もちろん風邪や軽いケガ程度であれば、このように高額な治療費を請求されることはありません。しかし、海外で「脳梗塞」や「心筋梗塞」を発症し、長期間の入院を強いられた場合は、800万円~1,000万円もの超高額な医療費が必要なケースもあります。

病気やケガは予想ができないものですから、しっかりとした対策を考えてください。

理由③想定外の出費に困らない

海外旅行にどの程度の現金を持つ必要があるのでしょうか? 誰もが悩む問題で、とくにはじめての海外旅行では心配です。多額の現金を持ち歩くのは危険だし、少ないとショッピングで足りなくなります。

また海外でトラブルに遭遇したらどうしますか? 飛行機に乗せた荷物が無くなって着替えもない場合、渡航先ですべてを購入する必要があります。さらに海外で病気になったら、治療費がかさむ可能性があります。

このように海外旅行に必要な現金を正確に計算することは難しいことです。しかしクレジットカードがあれば現金の量など気にすることなく、最低限の現金のみ用意すれば問題ありません。「想定外の出費」に対応できるのがクレジットカードです。

理由④支払いに便利(NFC決済)

「ドル」、「ポンド」、「ユーロ」、「カナダドル」…世界にはさまざまな通貨がありますが、海外旅行程度の滞在では現地通貨のすべてを把握することは困難です。とくに硬貨(コイン)は見分けるのも大変なことから、紙幣ばかりつかってお財布はおつりの硬貨でパンパンになるかもしれません。

さらに海外の観光地では「おつり詐欺」が横行している地域もあり、いい加減なおつりで騙される人もいます。日本の硬貨は1、5、50、100単位ですが、海外では20、25単位の硬貨があります。日本人が普段計算しない単位なので、おつりの計算が即座にできずに騙されるのが原因です。

しかしクレジットカードならこのような心配はありません。おつりの計算も必要なく、あくまで購入金額をチェックするだけで騙される心配はありません。またお財布が硬貨でパンパンになることもなく、スマートな支払いができます。

「それでも1ドル程度のコーラにクレジットカードを使うの? 」と少額利用を心配する人は安心してください。海外(とくに欧米)の多くでは少額決済にクレジットカードを使うことは普通のことであり、店頭で嫌な顔をされることはありません。

欧米では「高額紙幣」は偽札の危険性から、少額決済では受け取らない店舗があります。つまり高額紙幣よりクレジットカードの方が、支払いに対する信用性が高いのです。

偽札犯罪が多い国では高額紙幣が利用できなかったり、パスポートの提示を求められたりする可能性があることを覚えておいてください。

クレジットカードのNFC決済が支払いの主流に

NFC(Near Field Communication)を知っていますか? NFCは「近距離無線通信規格」のひとつで、近くにあるリーダーにかざすだけで情報のやり取りができる技術です。そしてNFCをクレジットカードに転用したのが非接触決済の「NFC Pay(NFC決済)」です。NFC決済は対応クレジットカードを店頭の専用リーダーにかざすだけで支払いができるスマート決済技術です。電子マネーの利便性をクレジットカードに応用したイメージだと思ってください。

海外ではクレジットカードブランドの「VISA」「Mastercard」が推進しており、将来的には大部分の決済がNFC決済になる予定です。

日本で提供されているNFC決済対応のサービスを紹介します。

日本で提供されているNFC決済

  • VISAタッチ決済
  • Mastercardコンタクトレス
  • JCB Contactless
  • American Express Contactless

NFC決済の利点はもちろんスムーズな支払いですが、海外ではもっと注意しなくてはならない問題があります。それが「カードコピー(複製)」問題。これは店員に手渡したクレジットカードを不正にスキャンされて、コピーカードを作成される犯罪です。しかしNFC決済なら店員にクレジットカードを渡す必要がないので、このようなトラブルに巻き込まれる危険性はありません。

アメリカや欧州の観光地ではNFC決済が普及しているので、できるならNFC対応のクレジットカードを用意したいですね。

理由⑤個人証明になる(支払い能力の保証)

日本ではあまり聞かない話ですが、実は海外の中高級ホテルに泊まるにはクレジットカードが必須です。たとえツアー型の海外旅行で代金を事前に支払っていても、チェックイン時にはホテルのフロントマンから「クレジットカード プリーズ」といわれるでしょう。

これはツアーを申込んだ旅行会社の手配ミスではなく、あくまでホテルは宿泊者の「個人証明」を要求したのです。ホテルでは宿泊だけでなく、飲食費やルームサービスなどの支払いが発生します。宿泊者はその支払いができることをあらかじめ証明しなくてはなりません。そこでチェックイン時にクレジットカードを提示して、「支払い能力を証明」するのです。

以前ヨーロッパのホテルで、フロントともめている日本人を見かけました。気になって近づくと原因はやはりクレジットカードがないことでした。若いカップルでしたが2人ともクレジットカードを持っておらず、結局は3万円程度の「デポジット」により手続きが完了したのです。デポジットは預け金でチェックアウトに利用分を差し引いて返金されますが、クレジットカードがないことで面倒な手続きが発生します。

それよりも支払い能力を疑われながら宿泊するのも、気持ちのよいものではありません。学生であっても個人証明は必要ですから、クレジットカードを持つことは大切なことです。

理由⑥ポイントがもらえる

クレジットカードを利用するメリットのなかでも、「ポイント」を重視する人は少なくありません。各クレジットカード会社では独自のポイントプログラムを提供しており、決済額の0.5%~1.2%程度をポイント還元しています。

さらにクレジットカードのなかには「海外での利用でポイントアップ」などのキャンペーンを不定期に開催しており、開催期間は通常還元率の2倍~5倍がポイント還元されます。とくに夏休み期間や卒業旅行期間に開催されることが多いので、利用することで思わぬお小遣いなるかもしれません。

学生が海外旅行や留学でクレジットカードを利用する際に注意すること

そもそも学生がクレジットカードを使用することは少なく、利用方法もよく分かっていないかもしれません。普段から利用しないクレジットカードを海外で使用するのですから、注意したいポイントもいくつかあります。とくに渡航先の通貨単位や通貨価値に違いがあるので、渡航前に現地の情報を把握することも大切です。

注意するポイント
  • 現地通貨決済を選択する
  • 利用控えは捨てない
  • 海外のATMでキャッシングはトラブルが発生する
  • 出国前に限度額を確認する

それぞれに付いて詳しく説明していきます。

現地通貨決済を選択する

海外でクレジットカードを使用する際に、「現地通貨決済」「日本円決済」の選択を聞かれることがあります。とくに旅行者が多く利用する免税店や土産物店で聞かれることが多く、その場合は「現地通貨決済」を選択しましょう。

現地通貨決済とはクレジットカード会社が定めたレートで両替をおこない、最終的に日本円で請求する決済方式です。つまりクレジットカード会社が定めたレートで両替されます。対して「日本円決済」はクレジットカード会社ではなく、カードを使用した店舗が独自に定めたレートで手数料を加算します。

空港の両替所で日本円を海外通貨へ両替すると「両替手数料」が必要です。為替が1ドル/108円のときに、両替所の表記では1ドル/111円でした。このケースでは1ドルあたり3円が両替手数料です。

同じようにクレジットカードでも海外通貨から円に両替するための手数料が徴収されます。手数料はクレジット決済金額の1.5%~2.0%程度で、2,000米ドルを決済した場合は約30米ドル(3,200円程度)相当が手数料として徴収されます。これは両替でもクレジットカードでも必要な経費ですが、クレジットカードの利用方法により手数料が高くなる可能性があります。

クレジットカード会社が定めたレートであれば、常識範囲を超えることはなく、かえって両替所のレートよりも安いことが大半です。しかし店舗独自のレートは10.0%以上のビックリする手数料が上乗せされる可能性があります。また決済ごとに一律「○○ユーロ」、「○○ドル」などと手数料を固定する店舗もあります。

クレジットカード会社のレートは大手両替所以下なので、後からビックリすることはありません。また何も聞かれないときは現地通貨払いになっているはずです。もらった明細を確認して購入費用と消費税以外の経費が含まれていないことを確認してください。

利用控えを捨てない

クレジットカードを使用すると必ず「利用控え(利用明細書)」を渡されますが、これを安易に捨ててはいけません。海外旅行ではさまざまな場所でショッピングをして、どこで何を購入したかも覚えていない状況が生まれます。そして1ヵ月~2ヵ月経過してから請求が来るのですから、何が何やらわからずに支払うでしょう。

しかしクレジットカードの不正利用はこのような状況を利用しておこなわれており、たくさんの請求のなかに1つの不正請求が混ざっている可能性があります。そこで大切なのがクレジットカードの利用控えをすべて持ち帰り、請求書の明細と照合する作業です。先ほども説明したとおりクレジットカードには不正使用に対する補償があります。ただしこの補償は期間が定められており、時効が過ぎると適用されません。

最近ではクレジットカードの明細が確定する前でも、インターネット上で利用履歴が見られるサービスがありますので、帰国後は必ずチェックしてください。不正使用だけでなく店舗の処理の誤りでも同じ問題が発生しますので、利用控えは絶対に捨てないようにしましょう。

海外のATMでキャッシングはトラブルが発生する

学生でも一定の条件を満たすことでクレジットカードのキャッシングが利用できます。キャッシング機能があれば急に現金が必要になったときでも、現地のATMで簡単に引き出すことができるので便利です。しかし便利だからと安易な考え方を持つと、さまざまなトラブルに巻き込まれるかもしれません。海外ATMの利用で注意したいポイントを紹介します。

安全なATMを利用する

海外では「ビルの壁」や「道端にある公衆電話」のようにATMが設置されています。どのATMも利用に問題はありませんが、できるだけ「安全なATM」を使うようにしてください。

ATMの安全性を見極めるには、大勢の人が利用しているATMを選ぶのがよいでしょう。しばらく見ていて現地の人が使っているATMであれば問題ありません。なかにはカメラを仕込んで暗証番号を盗む手口もありますので、誰も使わないATMは利用してはいけません。また銀行や空港、駅に設置しているATMは安全と考えて問題ありません。

クレジットカードが飲み込まれることがある

あたりまえですが海外に設置しているATMの案内は現地の言語に対応しています。何も考えずにATMにクレジットカードを入れて、言葉の意味が分からず適当にボタンを押したところ、カードが飲み込まれて返却されないトラブルがあります。日本ではあまり聞きませんが、海外のATMではよくある不正防止機能です。

クレジットカードが飲み込まれる理由

  • 暗証番号を一定回数間違える
  • 操作に時間がかかる
  • 意味のないボタンを一定回数以上押す

このように暗証番号を規定回数以上間違えたり、操作に必要以上の時間がかかったりした場合は、不正操作としてクレジットカードがATMから出てきません。また表示されている案内と関係ない操作をおこなっても、ハッキングの危険から取引は中断されてクレジットカードは戻ってきません。

このようなトラブルを回避するには、あらかじめ利用するATMの操作を理解することが大切です。インターネット上に各国のATMの操作法が出ていますので、事前に確認してください。またそれでも心配な場合は、各国の銀行にあるATMや空港、駅など担当者が常駐しているATMを利用しましょう。

ATMから現金が出てこないことがある

日本ではあまり聞かない話ですが、海外のATMでキャッシングをしても現金が出てこないトラブルがあります。現金が出てこない主な状況は以下の2つです。

現金が出てこない状況

  • ATMの操作が完了しても現金が出てこない
  • ATMの操作が失敗したが後から請求だけ来た

クレジットカードを入れて操作も完了し「cash will follow」の表示が出てきました。しかしいくら待っても現金が出てきません。このような状況はATMのなかで紙幣が詰まっている可能性があります。もちろん翌月の請求には含まれています。

このケースでは操作が完了しているので、すぐにATM管理者に連絡して手続きをおこなう必要があります。しかし現地語なので不安な人はクレジットカードの現地カスタマサポート(日本語サポート)を頼るのもよいでしょう。

また、ATMの操作途中で「~trouble」と表示されて中断されたにもかかわらず、翌月の請求にはしっかり含まれているトラブルもあります。

このケースは操作が失敗し中断したのに返済が請求されたのですから、請求が確認できた時点でクレジットカード会社のカスタマセンターに連絡します。カスタマセンターでは内容を確認して、請求を取り下げてくれます。

クレジットカードの限度額を確認する

せっかくクレジットカードを出したのに、お店の店員から利用を断られてしまいました。この問題の原因はいくつか考えられますが、なかでも「利用限度額オーバー」が疑われます。クレジットカードは事前に利用限度額が設定されており、それを超える利用はできません。

学生用のクレジットカードは一般向けのものよりも、利用限度額が低く設定されており「10万円(条件つきで30万円)」程度が多いと思ってください。そうなるとせっかく購入したい商品でも10万円を超えるものは購入できずに店員から断られます。

しかし、クレジットカードのなかには、あらかじめ海外旅行に行くことを通知することで一時的に限度額をアップしてくれるものがあります。

またクレジットカードを複数枚持つことで解決する方法もあります。自分の保有するクレジットカードの限度額を確認して、足りないようであれば対策を考えてください。

学生が持ちたい! 海外旅行用クレジットカードの選び方

学生でも海外旅行にクレジットカードが必要なことを理解していただいたと思います。しかし日本にはたくさんのクレジットカードがあり、どれを選択したらよいのか迷ってしまいます。

そこで学生の海外旅行に利用するクレジットカードの選び方を紹介します。

海外旅行傷害保険が付帯されている

先ほども解説したとおり、クレジットカードのなかには海外旅行傷害保険が付帯されているものがあります。海外旅行傷害保険が付帯されていることで、あらたに損保会社の海外旅行保険に加入する必要がなかったり、補償を絞ったりできます。

しかし海外旅行傷害保険が付帯されていても、保険が適用されなくては意味がありません。実はクレジットカードの海外旅行傷害保険には「自動付帯」「利用付帯」があります。

自動付帯はクレジットカードを保有していれば、海外に出かけることで自動的に保険が適用されます。それに対して利用付帯は、海外に出発する前までにクレジットカードで「旅行代金」や「航空機代金」、「空港までの公共乗用具代金」、「ホテル代金の前払い」などを決済することで保険が適用されます。

このことから海外旅行傷害保険が自動付帯されたクレジットカードの方がおすすめです。ただし自動付帯の保険と比較して利用付帯の方が、補償内容がよいケースもあります。利用方法を考えて判断してください。

国際ブランドはVISAかMastercard

クレジットカードには国際ブランドと呼ばれる世界的な「決済ネットワーク」が付帯されています。各国際ブランドの世界シェアを見てみましょう。

国際ブランドの世界シェア率

2015年のザ・ニルソン・レポートのデータによると1位は「VISA」、2位は「Mastercard」ですが、この2ブランドで世界シェア70%以上を占めています。つまり世界中にある大部分のクレジットカード取扱店舗で、この2枚が利用できることがうかがえます。

つまりVISAかMastercardを持っていれば世界中で困ることがないので、クレジットカードの国際ブランドはどちらかを選択するようにしてください。

ハワイやグアム、サイパンではJCBでも大丈夫

学生の海外旅行で人気なのはハワイやグアムなどのリゾート地です。日本の国際ブランドである「JCB」は、ハワイやグアム、サイパンなどのリゾート地ではVISAに負けない利便性を誇ります。

ハワイでは大部分の店舗でJCBが利用でき、さらに「JCBプラザ」など魅力的なユーザーサービスも提供しています。このように海外旅行先によりクレジットカードを選択するのもよい方法です。

海外旅行に行く学生におすすめのクレジットカード5選

ここまで説明してきたことを踏まえて海外旅行に行く学生におすすめのクレジットカードを紹介していきます。

①エポスカード

エポスカード
エポスカードの詳細
VISA MasterCard 非対応 アメリカン・エキスプレス 非対応 JCB 非対応 ダイナースクラブ 非対応
おすすめポイント
  • 全国10,000店舗の優待つき!
  • 入会金・年会費永年無料
  • 海外旅行傷害保険は最高500万円
年会費初年度 年会費2年目〜 ポイント還元率
無料 無料 0.5%~5.0%
電子マネー
楽天Edy(エディ)
Suica(スイカ)
QUICPay(クイックペイ)
付帯サービス
ETCカード
家族カード
ショッピング保険
海外旅行保険
国内旅行保険
【PR】Sponsored by 株式会社エポスカード

「エポスカード」は年会費無料で、国際ブランドとしてVISAが付帯されたクレジットカードです。エポスカードは学生でも簡単に申込みできるクレジットカードで、デパートの「丸井(マルイ)」が発行しています。

海外旅行傷害保険も自動付帯で利用条件はありません。また盗難紛失保険も付帯しているので安心です。

海外旅行保険の限度額

  • 傷害死亡・後遺障害:最高500万円
  • 傷害治療費用:200万円
  • 疾病治療費用:270万円
  • 賠償責任:2,000万円
  • 救援者費用:100万円
  • 携行品損害:20万円
  • 適用条件:自動付帯

エポスカードは海外ATMキャッシング機能を利用することで、空港で両替をするよりもおトクです。たとえば5万円を米ドルに交換する場合、手数料として1,100円程度が必要です。しかしエポスカードのキャッシングを利用すると、現地のATM手数料約220円と30日間の利息739円の合計959円です。

つまり空港で両替するよりも140円程度安くなります。この計算はあくまで翌月に返済することが前提ですが、帰国後すぐに前倒しで返済することで利息をもっと減らすことも可能です。

特徴
  • 年会費無料
  • 学生でも入りやすい
  • 海外旅行傷害保険が自動付帯
  • 海外ATMキャッシングの手数料が安い
  • 旅行の手配をエポトクプラザでするとポイントアップ

②VIASOカード

三菱UFJニコス VIASOカード
キャンペーン中!入会特典で最大10,000円相当のポイントプレゼント!
三菱UFJニコス VIASOの詳細
VISA 非対応 MasterCard アメリカン・エキスプレス 非対応 JCB 非対応 ダイナースクラブ 非対応
おすすめポイント
  • 年会費永年無料!
  • ポイントは自動で現金還元!手続き不要で、用途の制限や無駄がなし!
  • ETC、携帯電話、インターネット利用料金がポイント2倍!
年会費初年度 年会費2年目〜 ポイント還元率
無料 無料 0.5%~10.0%
電子マネー
楽天Edy(エディ)
Suica(スイカ)
nanaco
SMART ICOCA
QUICPay(クイックペイ)
付帯サービス
ETCカード
家族カード
ショッピング保険
海外旅行保険
国内旅行保険
【PR】Sponsored by 三菱UFJニコス株式会社

高校生を除く18歳以上なら誰でも申込みができるのが「VIASOカード」です。VIASOカードは「三菱UFJニコス」が発行するクレジットカードで、年会費無料でさまざまな機能が付帯されています。国際ブランドはMastercardが付帯されているので海外で困ることはありません。

VIASOカードの最大の特長は「オートキャッシュバック機能」で、貯まったポイントが自動的にキャッシュバックされます。キャッシュバック機能の条件は「1年以内に1,000ポイントを貯めること 」だけなので、ポイントの有効期限を気にする必要がありません。

海外旅行傷害保険には、利用条件があるので覚えておきましょう。

海外旅行保険の限度額

  • 傷害死亡・後遺障害:最高2,000万円
  • 傷害治療費用:100万円
  • 疾病治療費用:100万円
  • 賠償責任:2,000万円
  • 救援者費用:100万円
  • 携行品損害:20万円
  • 適用条件:利用条件あり

VIASOカードで海外旅行傷害保険を適用するには、日本出国前に旅行費用や空港へ向かう公共乗用具の代金をクレジットカードで決済する必要があります。

特徴
  • 年会費無料
  • 学生でも入りやすい
  • 海外旅行傷害保険に加入している(利用条件あり)
  • 自動的にポイントがキャッシュバックされる
  • カードデザインのラインナップが豊富

③楽天カード

楽天カード
楽天カードの詳細
VISA MasterCard アメリカン・エキスプレス JCB ダイナースクラブ 非対応
おすすめポイント
  • 年会費永年無料の業界大人気クレカ!
  • ポイントは電子マネー「楽天Edy」にも交換可能!
  • 楽天Payの決済を楽天カードにすると最大で還元率1.5%にアップ!
年会費初年度 年会費2年目〜 ポイント還元率
無料 無料 1.0%~20.0%
電子マネー
楽天Edy(エディ)
QUICPay(クイックペイ)
付帯サービス
ETCカード
家族カード
ショッピング保険
海外旅行保険
国内旅行保険
【PR】Sponsored by 楽天カード株式会社

テレビCMでも有名な「楽天カード」も学生におすすめしたいクレジットカードです。年会費無料で高校生を除く18歳以上であればインターネットから簡単に申込めて審査もはやいので、海外旅行が決まってから申込んでも十分間に合います。

国際ブランドはVISAMastercardJCBAmericanExpressから選択できるのも便利です。海外旅行傷害保険には利用条件があります。

海外旅行保険の限度額

  • 傷害死亡・後遺障害:最高2,000万円
  • 傷害治療費用:200万円
  • 疾病治療費用:200万円
  • 賠償責任:2,000万円
  • 救援者費用:200万円
  • 携行品損害:20万円
  • 適用条件:利用条件あり

楽天カードの海外旅行傷害保険を適用するには、事前に旅行代金などの支払いをクレジット決済する必要があります。しかし補償内容をみると傷害、疾病治療費が200万円など高額に設定されているので、魅力的な補償内容といえます。

また楽天カードには18歳~28歳までの学生が加入できる「楽天カードアカデミー」があります。利用限度額が最高30万円で海外旅行や留学に楽天トラベルを利用することでポイントアップする特典も利用できます。海外旅行傷害保険の内容は同じですが、学生特有の優待が魅力です。

特徴
  • 年会費無料
  • 学生が入りやすい
  • 海外旅行傷害保険の補償内容が充実している
  • 学生専門の楽天カードアカデミーも選択できる
  • ポイント還元率が1.0%と高い

④JCB CARD W

JCB CARD W
キャンペーン中!今なら最大14,000円分プレゼント!
JCB CARD Wの詳細
VISA 非対応 MasterCard 非対応 アメリカン・エキスプレス 非対応 JCB ダイナースクラブ 非対応
おすすめポイント
  • WEB入会限定カード
  • 年会費永年無料!
  • ポイント還元率は常に2倍以上
年会費初年度 年会費2年目〜 ポイント還元率
無料 無料 0.1 〜 2%
電子マネー
QUICPay(クイックペイ)
楽天Edy(エディ)
SMART ICOCA
nanaco
Suica(スイカ)
付帯サービス
ETCカード
家族カード
ショッピング保険
海外旅行保険
国内旅行保険
【PR】Sponsored by 株式会社ジェーシービー

日本が誇るクレジットカードブランドが「JCB」ですが、なかでも学生におすすめしたいのが「JCB CARD W」です。年会費無料のJCB CARD Wは39歳以下が申込めるクレジットカードで、「2倍ポイント」が特長です。


学生ライフを応援するJCB CARD Wは「JCBオリジナルシリーズ」なので、信用力も高く将来的にゴールド、プラチナとグレードアップさせることも可能です。海外旅行傷害保険は自動付帯なので事前に利用する必要はありません。

海外旅行保険の限度額

  • 害死亡・後遺障害:最高2,000万円
  • 傷害治療費用:100万円
  • 疾病治療費用:100万円
  • 賠償責任:2,000万円
  • 救援者費用:100万円
  • 携行品損害:20万円(保険期間中最大100万円)
  • 適用条件:自動付帯

JCB CARD Wの補償内容を見ると傷害、疾治療費用が100万円ですが、自動付帯なので事前に利用する必要がありません。またハワイなどの有名観光地ではJCBプラザで手厚いサービスが受けられるのも魅力です。

特徴
  • 年会費無料
  • 学生が入りやすい
  • 海外旅行傷害保険が自動付帯
  • ポイント還元が2倍特典
  • 有名海外リゾートでJCBプラザが利用できる
  • JCBオリジナルシリーズのブランド力(りょく)

⑤セゾンブルー・アメリカン・エキスプレス・カード

セゾンブルー・アメリカン・エキスプレス・カード
セゾンブルー・アメリカン・エキスプレス・カードの詳細
VISA 非対応 MasterCard 非対応 アメリカン・エキスプレス JCB 非対応 ダイナースクラブ 非対応
おすすめポイント
  • 最高3,000万円の旅行傷害保険!
  • 手荷物無料宅配等の海外でのサポートも充実!
  • 有効期限のない永久不滅ポイントに対応!
年会費初年度 年会費2年目〜 ポイント還元率
無料 3,000円 0.7%
電子マネー
ID(アイディ)
QUICPay(クイックペイ)
楽天Edy(エディ)
nanaco
付帯サービス
ETCカード
家族カード
ショッピング保険
海外旅行保険
国内旅行保険
【PR】Sponsored by 株式会社クレディセゾン

クレジットカードのなかには審査が厳しく、社会人でも加入しにくいカードがあります。とくに「AmericanExpress(AMEX)」の一部や「Diners Club」などは審査が厳しく一定の収入がなければ加入できません。

しかし「セゾンブルー・アメリカン・エキスプレス・カード」であれば、学生でも憧れのAMEXを持つことができます。セゾンブルー・アメリカン・エキスプレス・カードは18歳から申込むことができ、年会費は26歳まで無料の若者向けのAMEXです。27歳からは年会費が3,000円と高額でないので安心です。

また海外旅行傷害保険は自動付帯なので事前に利用する必要がありません。

海外旅行保険の限度額

  • 傷害死亡・後遺障害:最高3,000万円
  • 傷害治療費用:300万円
  • 疾病治療費用:300万円
  • 賠償責任:3,000万円
  • 救援者費用:200万円
  • 携行品損害:30万円
  • 適用条件:自動付帯

セゾンブルー・アメリカン・エキスプレス・カードは自動付帯で治療費用が300万円と高額設定されています。また26歳までは年会費がかからずに、AMEXの機能が利用できるのも嬉しいポイントです。ただしAMEXは北米では強いブランドですが、VISAやMastercardと違い欧州やアジアでは利用できない店舗が一定数あります。アメリカカナダを中心にした利用を考えているなら、超おすすめの一枚です。

特徴
  • 26歳まで年会費無料
  • 学生が入りやすい
  • 海外旅行傷害保険の保証が充実している
  • 海外旅行傷害保険が自動付帯
  • セゾンの永久不滅ポイントには有効期限がない
  • 憧れAMEXが学生でも入手できる

ここで紹介した5つ以外にも学生におすすめしたいクレジットカードがあります。くわしく知りたい人は下記の記事をご覧ください。

学生におすすめのクレジットカードを徹底解説!大学生が選んだ人気カードはコレだ!

学生の海外旅行とクレジットカードのまとめ

クレジットカードは単に決済を簡易化するのではなく、支払いをおこなったホテルや店舗に信用と安心を与えるものです。

また現金と違い持っているだけで盗難や紛失による損害を抑え、事故や病気に対する備えとしても有効です。海外では少しのトラブルでも不安になってしまい、せっかくの海外旅行も楽しめなくなります。そうならないためには現金ではなくクレジットカードを利用して、安心、安全な海外旅行を楽しんでください。

2019年に株式会社サイバーエージェントに入社。 クレジットカード、キャッシュレス、カードローンの記事作成を担当。 愛用クレジットカードは楽天ゴールドカードでネットショッピングでは楽天市場を利用するようにしている。楽天ペイ、楽天Edyも使っており、楽天のダイヤモンド会員を維持している。最近はスマホを楽天モバイルに変えるか悩んでいる。 ヤフーカードやPayPay、Kyashなども利用しており、お得にポイントを貯めることが趣味。

丸山 将哉の執筆記事・プロフィール一覧へ

関連記事