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居住年数はクレジットカードの審査に影響する?落ちる原因やそのほかの審査項目もあわせて解説

居住年数はクレジットカードの審査に影響する?落ちる原因やそのほかの審査項目もあわせて解説

クレジットカードを申込もうとするときには、申込書に居住年数を記入する欄があります。もし、カードを申込む直前に引っ越しをした人なら、次のような不安を感じてしまうかもしれません。

「居住している年数がほとんどないけど、審査に影響してしまうかな…。」
「引っ越ししたばかりでは、クレジットカードは作れないの?」

本記事では、そうした不安にお答えするために、居住年数が審査に与える影響を解説します。また、審査落ちの原因となることやプラスに働くこともあわせて説明しているので、居住年数でお悩みの人はぜひご覧ください。

クレジットカードの審査で居住年数は影響するが、大きくはない

クレジットカードの審査では居住年数がひとつの基準となっており、カードの審査に影響を与えます。一般的にいわれている居住年数のボーダーラインは、1年です。

しかし、転職や転勤、結婚にともなう引っ越しなどにより、居住年数が1年未満であったとしても、まったくカードの審査を通過できないということはありません。

それは、居住年数があくまで複数ある審査項目のひとつであり、クレジットカードの審査は、各項目を総合的に判断するためです。

居住年数よりも、年収や勤続年数が審査に与える影響は大きい

クレジットカードの審査では、申込書に記載されたさまざまな情報を元に審査をおこないます。

申込書の記載項目の例

  • 年齢、配偶者や扶養家族の有無、固定電話・携帯電話の有無、年収、勤続年数、勤続先の社員数、勤続先の業種、居住形態、居住年数、借入れ残高

多くのクレジットカードでまず行われる審査は、スコアリングシステムによる審査です。

スコアリングシステムとは、統計的なモデルに基づいて、個人の信用度を点数化して判断するシステムのことをいいます。たとえば、「年齢」で○○点、「年収」で○○点というように、各項目に配分します。

このとき、年収勤続年数には、より多くのスコアを配分することが一般的です。個人の返済能力に直結する年収や勤続年数は、個人の信用度を判断するうえで、重要な判断基準となるためです。

居住している年数は、年収や勤続年数と比較するとあまり多くはありません。もちろん、点数化されることにかわりはないのですが、年収や勤続年数の重要度と比べると、補助的な意味合いが強くなります。

そのため、引っ越ししたばかりで居住年数が1年未満であったとしても、年収や勤続年数、そのほかの属性で問題がなければ、審査に通過する可能性は十分にあるのです。

居住年数や住所に関する項目で審査に落ちる原因

居住している年数は、クレジットカードの審査のあくまで一項目であるため、引っ越ししたばかりで年数が1年未満であったとしても、審査を通過できないわけではありません。

ただし、居住している年数や住所に関することが原因で、審査に落ちてしまうこともあります。次項から、どのようなことが原因で審査落ちにつながってしまうのか見ていきましょう。

原因①申込書に居住年数や住所を偽って書いた場合

審査落ちする原因の1つ目は、申込書に居住している年数や住所を偽って記入した場合です。

引っ越ししたばかりで居住している年数が少ない場合は、カードの審査に不安を感じてしまうかもしれません。だからといって、ウソを書いてしまうことにはかなりのリスクをともないます。

もし虚偽の記入をしたことが判明してしまった場合、審査の担当者は申込者の信用性に疑問を感じることでしょう。最悪の場合、審査落ちになってしまうこともあるため、注意してください。

登記簿謄本などでも判明するため、居住している年数は正確に記入しよう

クレジットカード会社では、申込書のほか、信用情報機関への照会などで過去の居住状況のデータを取得することが可能です。また、必要であれば、登記簿謄本を閲覧したり、ゼンリン住宅地図で情報を取得することもあります。

そのため、申込書に居住している年数を記入する際には、ウソをつかず、正確に記入するようにしてください。

ちなみに、引っ越ししたばかりで居住している年数が1ヵ月の場合はどうしたらよいか疑問に思う人もいるでしょう。

申込書やインターネットの申込みフォームへ直接数字を記入する場合、一般的に1年未満の月数は、切り上げて記入します。

居住年数の記入例

  • 居住している年数が0年1か月の場合 → 1年
  • 居住している年数が1年3ヵ月の場合 → 2年

このように、居住している年数を記入する際には、居住している年数に「+1年」して記入することを覚えておくと便利です。

ただし、カード会社によっては年数を項目から選択する方法をとっているところもあり、「1年未満」の項目が設定されていることもあります。その場合、引っ越してから1ヵ月のときには、「1年未満」を選択してください。

原因②転職で住所が変更となった場合

次に注意したい点が、転職のために住所を変更・引っ越ししたため、居住している年数が短くなってしまうケースです。

転職とともに引っ越しをした場合には、居住している年数とともに勤続年数も短くなります。勤続年数は収入の安定性を判断するうえで重要な項目です。収入が安定していないと判断されると、審査落ちする原因となります。

転職がキャリアアップのためで、転職先の年収が十分であればあまり問題とならない可能性は高いです。しかし、そうでない場合は審査に不利となることを、覚えておいてください。

原因③申込書と本人確認書類の住所が異なる場合

原因の3つめは、申込書で記入した住所と本人確認書類(運転免許証などの身分証明書)の住所が異なる場合です。

クレジットカード会社では、申込書や本人確認書類といった提出書類は厳正に確認しています。もし、申込書と本人確認書類の住所が違っていた場合、申請した住所に実際に住んでいるという証明ができません。

基本的に、申込書と本人確認書類の住所が異なる場合には、カード会社から確認の電話が入ります。ただし、最悪の場合には審査落ちの原因となってしまうため、注意が必要です。

審査にプラスになる居住年数や居住形態はある?

居住している年数や居住している形態は、審査で補助的な意味合いが強いとはいえ、もちろんプラスにも働きます。

とくに、年収や勤続年数がボーダーラインに近い場合には、居住している年数や居住している形態が審査の後押しとなる場合があります。該当する事項があれば、積極的に記入してください。

やはり居住年数は長いほど審査にプラスになる

クレジットカードの審査では、居住している年数は長いほどプラスに働きます。システムによる点数化において、居住している年数が長くなるほど、大きな点数が配分されます。

一般的に、居住年数が一定以上(15年ほど)となると、配分されるスコアに変化はなくなりますが、居住している年数が1年未満と15年である場合を比べれば、大きな違いがでてきます。

また、居住している年数が長い人ほど、今後転居する可能性が低いといわれています。転居の可能性が低ければ、カード会社は利用者の居所が特定しやすくなります。

カード会社にとって、返済途中にカード利用者と連絡をとれなくなることは、大きなリスクです。そのため、居住年数が長い人は、審査では有利になる傾向があります。

持ち家であることは審査にプラスに働く

クレジットカードに申し込むときには、住んでいるところの居住形態(持ち家やアパートなど)を記入する項目があります。もし、持ち家に住んでいるなら、カード審査に有利です。

一般的に、申込者の居住形態は、アパート、賃貸マンション、借家、寮、社宅、持ち家の順に、点数は高くなります。

なかでも、持ち家の場合に配分されるスコアは高く、そのほかの形態と比較すると格段に差が生じます。持ち家が戸建てではなく、分譲マンションであっても同様です。

そのため、居住形態が持ち家であることは、間違いなく審査に好影響を与える要素です。

一方で、アパート、賃貸マンション、借家、寮、社宅の間には、それほどのスコア差は生じません。

多くの人が賃貸や社宅を利用している現状を考慮すると、アパートや借家に住んでいたとしても、クレジットカードの審査で大きく不利となることはないでしょう。

一人暮らしよりも実家暮らしが審査にはプラス

クレジットカードの審査では、一人でアパートを借りて生活しているよりも、実家暮らしのほうが審査にはプラスに働きます。

実家で暮らしているなら、家賃や食費で個人が負担する費用が低く、自由に使えるお金は増えるためです。その分、クレジットカードを利用したとしても、返済に回すお金に困らないとカード会社は判断します。

また、実家の住居を両親などが所有していると、さらに審査に好影響を与えます。一人で賃貸アパートを借りている人よりも、家族所有の実家に住んでいる人のほうが、高いスコアを配分される傾向があるからです。

もし、クレジットカードの審査に不安が残る人で、一人暮らしをしている人は、実家へ住居を移す機会にカードの申込みをすると、より審査に通過しやすくなります。

まとめ

引っ越しをしたばかりでクレジットカードを申込むときは、居住している年数の短さが不安になってしまう人もいると思います。

居住している年数は確かにクレジットカードの審査基準のひとつですが、年収や勤続年数と比較すると、補助的な意味合いが強い項目です。そのため、たとえ居住している年数が1年未満であっても、審査に通過する可能性はあります。

ただし、審査が不安だからといって、申込書にウソを記入することは厳禁です。また、居住している年数が審査の後押しをしてくれることもあるため、上述のプラスとなることに該当するときは、積極的に記入してください。

本記事のまとめ
  • 居住年数はクレジットカードの審査に影響するが、補助的な役割である
  • 年収や勤続年数など、返済能力に直結する項目がより重要視される
  • 審査が不安だからといって、申込書にウソを記入すると、審査落ちの原因となる

食品や雑貨商品などを扱うライター・編集を経て、マネ会を担当。クレジットカードのポイント還元や特典だけでなく、各カード会社の戦略やマーケティングにも興味あり。普段使っているクレジットカードはJALカードで、実家への帰省の際には、貯めたマイルを特典航空券に交換している。ヤフオクやヤフーショッピングで買い物をする際には、ヤフーカードも使用。体を動かすことが好きで、定期的にジムで筋トレ。機会あれば、山へハイキングに出かけ、帰りの温泉を楽しむ。

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