クレジットカードの有効期限はどこで確認する!?更新後にやるべき4つのこととは?

クレジットカードの有効期限はどこで確認する!?更新後にやるべき4つのこととは?

クレジットカードに有効期限があるというのはご存知でしょうか。せっかく審査に通って手にしたクレジットカードですが、有効期限が過ぎてしまったら使えなくなってしまいます。

この記事では、クレジットカードの有効期限の確認方法、有効期限がある理由、更新する方法、更新後にやるべきことなどを徹底解説します。

クレジットカードの有効期限の確認方法

クレジットカードの有効期限は、一般的にカードの表面に記載されています。

券面の会員番号の下あたりに「01/24」、「01-24」、「01/'24」といった4桁の数字が文字が浮き出るエンボス加工で表記されていますので、確認してみましょう。

この4桁の数字の意味は、「2024年01月末まで使用できる」という意味です。

有効期限は国際規格の左から「月、年数」の順番で表記されています。日本人には馴染みのない並びなので、注意が必要です。

券面を見ても、どの数字か分からない時は、日本語表記で「有効期限」と書かれているか、英語表記で「THRU」と書かれているものの右横の数字探してみましょう。

そもそもクレジットカードに有効期限が必要な理由とは

クレジットカードの有効期限はカード会社によっても、カードの種類によっても異なり、中には1年程度しかない場合もあります。しかし、3~5年ほどが平均的な有効期限の長さです。

クレジットカードに有効期限があることには、利用する側の私たちにも、サービスを提供する側のカード会社にも、双方にとって大切な理由があります。

有効期限が必要な3つの理由
  1. クレジットカードの劣化によるトラブルを防止する
  2. 防犯機能をアップグレードする
  3. 再審査の機会になる

上記の3つの理由を一つずつご説明します。

クレジットカードの劣化によるトラブルを防止する

クレジットカードのほとんどがプラスチック製です。そのために、長期間持ち歩き、使用することでカード自体が劣化して、歪みや破損などが起こる場合があります。

また、クレジットカードの磁気部分やICチップの部分に汚れや傷がつくと機械でカード情報を読み取ることができず、エラーが出る原因となってしまいます。

そこで、有効期限を設定することで、クレジットカードを新しく交換する機会となり、このような物理的な問題を未然に防げます。

防犯機能をアップグレードする

クレジットカードに関連した犯罪は日増しに巧妙化しています。有効期限を設定し、定期的にカードを交換することで、最新の防犯機能が備わったカードが利用可能になり、その結果、犯罪リスクの軽減へと繋がります。

また、カードを紛失した場合でも、有効期限が切れると利用できなくなり、その点でもカードの悪用を避けられます。

さらに、有効期限を設定することで、定期的にカード情報を更新する必要が出てきて、インターネットショッピングなどでの不正利用を防ぐことにもなるのです。

再審査の機会になる

クレジットカードの審査は、申し込み時点の経済状況によっておこなわれます。しかし、カード利用者の経済状況が数年後も同じとは限りません。

有効期限を設けることで、更新のタイミングで再審査がおこなわれます。そのため、カードの利用がほとんどなかったり、度々支払い遅延を起こしていたりすると再審査に通らずに更新されないこともあり得ます。

また、個人信用情報はすべてのカード会社で共有しているため、更新するカードで支払い遅延を起こしていなくても、ほかのカードで支払い遅延を起こしていれば、再審査ではじかれる可能性もあるため、注意が必要です。

有効期限が切れる前に更新の手続きは必要か

基本的には、クレジットカードは自動更新されるので、自分で更新の手続きをする必要はありません。有効期限が近づくと、クレジットカード会社から新しいクレジットカードが送られてくるのが一般的です。

また、カードは届いた時点で使える状態になっていますから、更新後の手続きも必要ありません。利用料金は変わらず、これまで通り引き落としされます。

ただし、電子マネーの残高は、新しいカードに移行され無いものがあります。例えば、楽天Edyの残高を新しいカードに移行することはできないので、古いカードのEdyの残高は使い切るようにしましょう。

手続きをすれば電子マネーの残高を新しいカードに移行できるものもあります。例えば、WAONはイオン銀行ATM、もしくはWAONステーションで移行手続きをおこなうことで移行できます。

クレジットカードと一体型になっている電子マネーの残高が新しいカードに移行可能かどうかはカードによって異なります。移行できるか分からない場合は、カード会社に問い合わせるとよいでしょう。

更新されたクレジットカードどのように届く?受け取れなかった場合は?

一般的には、有効期限の一か月前の月末より順次、更新されたカードの郵送手続きがおこなわれます。

例えば、2020年10月末が期限の場合は、9月末より順次発送され、10月初旬には手元に届くといった感じです。

更新されたカードは、日本郵便の簡易書留や本人受取限定郵便、佐川急便の受取人確認サポートなどで届きます。

有効期限の月末になっても更新されたカードが届かない場合は、発送状況などを確認するためにカード会社に問い合わせてみましょう。問い合わせ先は、カードの裏面に記載されている電話番号です。

更新時期に長期不在の予定がある場合

更新されたカードが届く時期に、海外出張や留学などの理由で長期不在を予定している場合は、新しいカードを早めに受け取ることも可能です。

どれくらい前から手続きが可能かはカード会社によって異なるため、カード会社に早めに問い合わせるようにしましょう。

更新時期に引っ越しを予定している場合

引っ越しして住所が変わると、郵便局に転送届を出していても、防犯上の理由からクレジットカードの転送はされない場合があります。

そのため、引っ越しの予定がある場合は、カード会社に登録している住所を早めに変更しておく必要があります。

「うっかり住所変更するのを忘れていた」という場合は、カード会社に連絡して、新しい住所にカードを再発送してもらうようにしましょう。

たまたま不在にしていて受け取れなかった場合

たまたま不在にしていて、不在通知がポストに入っていた場合は、不在通知の保管期間内に配送業者に連絡して再配達してもらいましょう。

保管期間が過ぎてしまうと、クレジットカードはカード会社に返送されてしまいます。もしカード会社に返送されてしまった場合は、カード裏面の電話番号に連絡すると再送してもらえます。

更新されたクレジットカードが届いたらやるべき4つのこととは?

更新されたカードはすぐに使える状態で届きますが、安全かつ確実に利用するために幾つかのことをしなければなりません。

クレカが届いたらやるべき4つのこと
  1. 契約内容に変更がないかを確認する
  2. クレジットカードの裏面にサインする
  3. クレジットカード払いをしているサービスの登録情報を変更する
  4. 有効期限切れクレジットカードを処分する

カードが届いたらやるべき4つのこととその理由を一つずつ解説していきます。

契約内容に変更がないかを確認する

カード更新の再審査の際に、利用限度額リボ払いの金利などが変更になっている可能性もあります。カードが届いたら変更がないか、契約内容を確認するようにしましょう。

クレジットカードの裏面にサインする

更新されたカードが届いたらカード裏面の署名欄に忘れずにサインしましょう。サインすることでカード利用者がカード所有者本人であることを証明できます。サインはアルファベットでも、漢字でもかまいません。

サインを忘れていると、お店によってはカードの利用が断られる可能性があったり、不正利用のリスクが高くなったりします。

しかも、サインしていないカードが盗難・紛失により不正利用された際は、補償の対象とならない場合があり、大きな損害を被ることになりかねません。

クレジットカード払いをしているサービスの登録情報を変更する

更新されたカードはカード番号に変わりはないものの、有効期限とセキュリティーコードが変更になっています。

そのため、家賃、公共料金、プロバイダー料金、インターネットショッピングなどをカード払いにしていて、カード情報を登録しているサービスがある場合は、登録情報を変更しなければなりません。

この手続きを忘れていると、利用料金が決済できないために不便を被ることになります。

利用しているサービスによっては、登録情報が自動更新されるものもありますが、原則的にカード情報の変更は契約者本人が各契約会社に連絡しておこなう必要があります。

有効期限切れクレジットカードを処分する

更新されたカードが届いても、有効期限までは古いカードも使用できます。しかし、使えるカードが2つあるとどちらを使用するか混乱してしまうため、新しいカードが届いたら、古いカードは処分するようにしましょう。

そのまま捨てるのは防犯上避けるべきです。接着剤でくっつけて復元したりできないように、クレジットカードをできるだけ細かくハサミで切ることをおすすめします。

磁気部分とICチップには個人情報が詰まっているので、特に細かく切りましょう。ほかにもセキュリティーコード、署名欄、名前、クレジットカード番号の部分も意識的に細かく切ります。

また、一度にまとめて捨てると、復元される可能性がゼロではありません。そのため、細かく切ったカードを何回かに分けて捨てるようにします。

面倒に感じるかもしれませんが、ここまですれば不正利用を防止して、安心新しいクレジットカードを利用できます。

クレジットカードの有効期限まとめ

ここまでで、クレジットカードに有効期限がある理由やカードがどのように更新されるかについて解説してきました。

最後に、この記事の大切なポイントをまとめました。

まとめ
  • 有効期限はカードの表面に4桁の数字で記載されている
  • カードの使用に問題がなければ、自動で更新されたカードが届く
  • 更新されたカードが届いたら、裏面にサインし、登録しているカード情報を更新し、古いカードは処分する

防犯上の理由やカードがプラスチック製という物理的な理由からクレジットカードには有効期限が設けられています。有効期限はカードの表面に4桁の数字で記載されていますので、確認してみましょう。

カードの利用に問題がなければ、何の手続きをしなくても有効期限が近付いてきたら、カード会社から更新されたカードが届きます。

更新されたカードが届いたら、契約内容を確認し、裏面にサインして、必要であればカード払いのために登録しているサービスのカード情報を更新しましょう。

古いカードを処分する際には、面倒でも細かく何回かに分けて捨てるようにしましょう。そうすれば、不正利用される心配なくカードを使い続けることができます。

ライター歴6年。クレジットカードは、楽天プレミアムカード、エポスゴールドカード、リクルートカード、セゾンインターナショナル、MUJIカードを所有。楽天プレミアムカードに無料で付帯する特典「プライオリティ・パス」を愛用して、海外の空港ラウンジ巡りが趣味。クレジットカード付帯の海外旅行保険を駆使して、一年中、安心して海外を飛び回っています。クレジットカードの優待、特典などを比較し、よりお得な活用法を見出し、分かりやすくお伝えしていきたいと思います。

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