クレジットカードで割り勘はできる?便利なアプリでの割り勘も紹介します

クレジットカードで割り勘はできる?便利なアプリでの割り勘も紹介します

グループでランチや飲み会をして割り勘するとき、現金を計算してやり取りするのは面倒ですよね。普段クレジットカード払いが多い方は、手持ちが少ないこともあるでしょう。

とくに、クレジットカードで支払いをしたい人が複数人いた場合、どうやって割り勘すればいいのでしょうか。

あまり知られていないのですが、クレジットカードでも割り勘ができます。

この記事では、クレジットカードでも割り勘できる2つの方法と、それぞれのメリットを紹介しています。
また、割り勘できるアプリの紹介や、海外でのクレジットカード割り勘事情も解説しているので、ぜひ参考にしてくださいね。

クレジットカードで割り勘できる2つの方法を解説

クレジットカードで割り勘できる方法は2つあります。

クレジットカードで割り勘する方法
  • アプリを使う
  • 人数分のクレジットカードで精算する

全員がクレジットカードで支払いできれば、ポイントも全員に貯まって平等になりますよね。現金を持っていない人がいても、ATMにあわてて引き出しにいく必要もありません。

それでは、便利な2つの方法をさらに具体的に解説します。

アプリを使って割り勘する

割り勘アプリを使って後で幹事にお金を送金すれば、全員クレジットカードで精算できます。

この方法は、先に帰った人がいてもオンラインでお金を請求できるのが便利です。また、お店に割り勘を断られる心配もありません。

ただし、アプリによってはやり取りしたお金を出金できないものもあります。有効期限を設けている場合もあるので、事前に確認しておきましょう。

ここでは割り勘に使えるアプリを3つ紹介します。

割り勘に使えるアプリ
  • PayPay(ペイペイ)
  • LINE Pay(ラインペイ)
  • Kyash(キャッシュ)

それぞれ異なる特徴をもっているので、状況にあったものを選ぶのがおすすめです。具体的にメリット、デメリットをみていきましょう。

PayPay(ペイペイ)

PayPayでは、幹事が「わりかん」を作成してシェアすることで、お金を送り合うことができます。

事前の本人確認が必要ないため、使ったことがない人でもインストールしたらすぐ参加できるのがメリットです。また、集めた残高は銀行口座に出金できるので、現金化したい方におすすめします。

ただしPayPayでは、ポイント還元が受けられるのは幹事だけなのがデメリットです。ポイントも含めて全員平等にしたいという方は、ほかの方法がよいでしょう。

LINE Pay(ラインペイ)

LINE Payは割り勘するメンバーでグループを作り、QRコードを共有することで利用できます。

LINE Payのメリットは、一部の人が現金払いをしたい場合にも対応できることです。アプリを持っていない人がいたり、クレジットカードを使わない人がいたりしたときは、使いやすいですよね。

集めた残高は銀行口座に出金できるので、現金化もスムーズです。

利用前に住所などの個人情報の入力が必要なので、インストールしてすぐに使うことができません。利用までに多少手間がかかるのはデメリットになるでしょう。

Kyash(キャッシュ)

Kyashは「請求」ボタンひとつ押すだけで、割り勘した代金をメンバーに請求できるアプリです。

Kyashは、幹事以外の人はアプリをインストールしなくても使えます。アプリがないメンバーには請求先リンクを送ることができ、ここからクレジット払いができるのが魅力です。

ただしKyashでは、チャージしたり割り勘で集めたりしたお金の現金化ができないのがデメリットです。

とはいえ、クレジットカード払いができるオンライン決済はすべてKyashにまとめられるため、そこまで不便さは感じないでしょう。

クレジットカードで割り勘したい旨を店員に伝え人数分のカードを渡す

アプリを誰ももっていなくても、割り勘できる方法はあります。実はお会計時に複数のカードを渡せば割り勘できるのです。

クレジットカードで割り勘してくださいと伝えて全員のカードを渡すと、個別の支払いに対応してもらえます。実は、海外では広く普及している方法ですが、日本ではまだまだ知っている人は多くありません。

この方法だと、その場で全員支払うことができ、手間がかからないのがメリットです。払い忘れの心配もないので便利ですよね。

ただし、お店側には手間がかかるので断られる可能性もあります。状況によって対応してもらえるか異なるので、心配な場合はお店に入る前に確認するとよいでしょう。

海外旅行にかかる費用をクレジットカードで割り勘にできる?

高額の支払いをする機会の多い海外旅行では、クレジットカードの割り勘ができるとうれしいですよね。

ここでは、旅費、現地のツアー代、レストランそれぞれ割り勘ができるかどうか解説していきます。

旅行代金は割り勘が難しい

パッケージツアーやホテル代は基本的に割り勘ができません。そのため、1人がまとめて最初に支払う必要があります。

みんながカードを使いたい場合は、先ほど紹介したアプリを利用して送金するとよいでしょう。

現地ツアーの代金は別々のクレジットカードで申し込めることもある

現地ツアー料金は割り勘対応していることもあります。ホテルや市街地のツアーデスクならば、1人ずつ支払いができることがほとんどです。

また、web申込みのツアーでも割り勘できることもあります。別々に申込みをおこない、備考欄にtravel with (同伴者の名前)と書きましょう。同伴者と認識して、配車やグループが一緒になるように配慮してもらえます。

ただし、1人申込みだと料金が割高になるツアーもあるので注意が必要です。この場合は割り勘払いができないか、支払い前にwebを通して質問してみると、対応してもらえることもあります。

現地のレストランではクレジットカードで割り勘ができる

国や店によって異なりますが、基本的にはレストランは割り勘対応してくれます。

割り勘してほしい場合は、お会計のときに人数分のクレジットカードを提示すれば大丈夫です。均等に金額を割って、支払いしてもらえます。

クレジットカードの割り勘についてのまとめ

アプリを使ったり、カードを人数分提示すれば、クレジットカードで割り勘することが可能です。細かい現金のやり取りが必要なくなり、上手く活用すれば会計のストレスが軽減されますよね。

海外旅行でもクレジットカードで割り勘できるシーンはあるので、スマートに会計を済ませて、存分に楽しんでくださいね。

早稲田大学創造理工学研究科の修士課程にて経営工学の知見を深めたあと、メーカーでの技術職を経験。その後、フリーライターに転身して独立。金融・ビジネス・転職系を中心に幅広い分野で執筆。編集・ディレクター業もしています。マネ会ではライターとして、クレジットカードの記事を担当。難しい特典や仕組みを、噛み砕いてわかりやすくお届けするのが得意です。海外フリーランスとして一年の半分以上を国外で過ごしているため、「エポスカード」の海外旅行保険がかかせません。

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