アメックスとVISAを比較検証!カードの違いやそれぞれの特徴を紹介 PR

アメックスとVISAを比較検証!カードの違いやそれぞれの特徴を紹介

クレジットカードは、国際ブランドによって利用できる店舗やサービス内容などが異なるので、利便性も大きく変わってきます。

用途に合わない国際ブランドを選択してしまうと、せっかくクレジットカードを保有しているのに活用しきれないということもあります。

そこで、今回は、国内ではステータスカードとして認知度の高いアメリカン・エキスプレスと一般的に人気の高いVISAの違いについて紹介していきます。

両者の特徴を知りたい人やクレジットカード選びに迷っている人は、ぜひ参考にしてみてください。

アメリカン・エキスプレス®・グリーン・カード

アメリカン・エキスプレス・カードの詳細
年会費 : 13,200円(税込)
ポイント還元率 : 0.333%~0.4%

三井住友カード

三井住友カードの詳細
年会費 : 1,375円(税込)
ポイント還元率 : 0.5%~7%

アメックスとVISAの主な違いは?

クレジットカードを選ぶときは、カードの特徴をしっかりと把握する必要があります。ということで、まずは、アメリカン・エキスプレスVISAの主な特徴とそれぞれの違いを把握しましょう。

下記は、シェア率年会費ステータス性提携カードの数審査難易度を比較した表です。

アメリカン・エキスプレスとVISAの主な違い
国際ブランド アメリカン・エキスプレス VISA
世界シェア率 4位 1位
年会費 高額のカードが多い 無料のカードも多数ある
ステータス性 高い 低い
提携カードの数 少ない 多い
審査難易度 比較的厳しい 比較的優しい

アメリカン・エキスプレスとVISAのクレジットカードは、提携カードを含めると多数あるので、すべてのカードに上記の違いが当てはまるということではありませんが、基本的には上記のようになります。

また、両者を比較した場合、シェア率が1位という点と年会費無料のカードが多いという点を考えると、VISAのクレジットカードのほうが大衆向けで利便性が高いといえます。

ただ、クレジットカードの利便性は、シェア率と年会費だけで決まるものではないので、用途に合わせて選択するようにしましょう。

ここでは、それぞれの国際ブランドの特徴をもう少し詳しく説明していきます。

加盟店はVISAが圧倒的に多い

アメリカン・エキスプレスとVISAは、世界シェア率が4位1位になっていますが、実際にどの程度違うのか気になる人もいるのではないでしょうか。

決済関連で世界的に有名な「The Nilson Report(ザ・ニルソン・レポート)」が2016年に発表した総購入取引件数に占めるアメリカン・エキスプレスとVISAの割合は、下記のようになっています。

アメリカン・エキスプレスとVISAの世界シェア率(デビットカード含む)
国際ブランド シェア率
アメリカン・エキスプレス 3.21%
VISA 55.52%

上記のように、VISAは、シェア率が55.5%となっています。シェア率が高いということは、世界中の多くの店舗でVISAのカードが使われているというです。

つまり、「シェア率=加盟店の多さ」と考えられるので、VISAのほうが圧倒的に利便性は高いということになります。

ちなみに、日本国内のみで考えた場合ですが、アメリカン・エキスプレスはJCBと提携しているので、「両者の利便性にはほとんど違いがない」ということも覚えておきましょう。

JCBは、日本国内での加盟店数が多い国際ブランドなので、日本国内で利用するのであれば、アメリカン・エキスプレスのカードが使えなくて困るということは、ほぼないです。

高級店、ブランド店ではアメックスのほうが使いやすい

世界シェア率が高いVISAは利便性に優れていますが、比較的大衆向けのクレジットカードが多いので、ブランド店などの高級店を利用する場合は、アメリカン・エキスプレスのクレジットカードのほうが使いやすいことがあります。

というのも、アメリカン・エキスプレスのクレジットカードは、元々富裕層向けとして発行が開始されたので、富裕層向けの高級なお店ではサービスや特典に優れているケースが多いからです。

ですので、主にブランド店などの高級なお店をよく利用する人は、アメリカン・エキスプレスのクレジットカードがおすすめになります。

年会費で選ぶならVISA

年会費を重視するのであれば、VISAのクレジットカードがよいでしょう。

アメリカン・エキスプレスのクレジットカードは、アメリカン・エキスプレス社が発行する提携カード、プロパーカードともに年会費が高額になるため、年会費を抑えたい人には向いていません。

たとえば、VISAの一般カードは、年会費無料のものが多く、年会費がかかるカードに関しても1,000円から2,000円以内で収まるケースが多いです。

一方、アメリカン・エキスプレスの一般カード「アメリカン・エキスプレス・カード」は、年会費が13,200円(税込)かかってしまいます。

VISAのおすすめクレジットカードランキング【2024年】還元率や年会費で徹底比較!

ブランド価値やステータス性の違い

アメリカン・エキスプレス社は、日本で初めてゴールドカードの発行を開始したカード会社としても知られ、ブランド価値を大切にしています。

また、アメリカン・エキスプレスのクレジットカードは、年会費が高く、審査も厳しいため入会すること自体が難しいので、希少性が高いカードです。

つまり、アメリカン・エキスプレスのクレジットカードを持っているということは、ある程度の年収や信用があると判断され、社会的ステータスが高い人と考えられます。

一方、VISAのクレジットカードは、年会費無料のものも多く、審査難易度も比較的低いので、そこまでの希少性は期待できません。

VISAは提携カードの種類が豊富

VISAはプロパーカードを発行していないため、基本的に他社との提携によって発行される提携カードで会員数を伸ばしている国際ブランドです。

そのため、提携カードの数は圧倒的に多く、用途に合わせてクレジットカードを選択できるという特徴があります。

一方、アメリカン・エキスプレスの提携カードは、クレディセゾンが発行するセゾン・アメリカン・エキスプレス・カードなどのカードもありますが、数は少ないです。

ちなみに、セゾン・アメリカン・エキスプレス・カードなどの「他社から発行される提携カード」に関しては、本家が発行する提携カードやプロパーカードほどのステータス性は期待できないことも覚えておきましょう。

海外での使いやすさ

クレジットカードは、海外での買い物などで利用することも可能ですが、海外で利用する場合は、為替レートに加えて海外手数料が発生します。

海外手数料は、円を現地通貨に両替するときの為替手数料と同じようなものなので必ずかかるのですが、アメリカン・エキスプレスとVISAでは、上乗せされる手数料が下記のように異なります。

アメリカン・エキスプレスとVISAの海外手数料
国際ブランド 海外手数料
アメリカン・エキスプレス 2.0%
VISA 1.63%

上記のように、ベースとなる海外手数料は、アメリカン・エキスプレスが2.0%、VISAが1.63%になっているので、VISAのクレジットカードのほうが海外での利用が若干お得になっています。

ただ、海外手数料は、国際ブランドだけでなくカード会社によっても異なるので、海外で利用する場合は、事前に確認をしておくようにしておきましょう。

ちなみに、VISAのクレジットカードで人気の高い三井住友カードは、海外手数料が2.20%(税込)となっているので、参考までに覚えておくとよいでしょう。

アメックスは海外キャッシングが使用不可

クレジットカードには、海外の現地通貨でお金を引き出すことができる海外キャッシングの機能が備わっているものが多くあります。

海外キャッシングには下記のようなメリットがあるので、海外に行く機会が多い人にとっては、便利な機能になっています。

海外キャッシングのメリット
  • 為替レートがお得になる場合がある
  • 現金を持ち歩く必要がない
  • 両替の手間が必要ない

海外に行く機会が多い人にとっては、ぜひ利用したい海外キャッシングですが、アメリカン・エキスプレス社が発行する提携カードとプロパーカードは、海外キャッシングを利用できません。

一方、VISAのクレジットカードは、カードにもよりますが基本的に海外キャッシングの利用が可能です。

ちなみに、アメリカン・エキスプレスのクレジットカードでも、他社が発行する提携カードに関しては海外キャッシングの利用が可能なので覚えておきましょう。

審査難易度の違い

アメリカン・エキスプレスのクレジットカードは、一般カードに位置付けされるアメリカン・エキスプレス・カードでも年収300万円かつ勤続年数が3年以上といわれます。

当然、ゴールドカードなどの上位カードであれば、さらに条件が厳しくなるので、審査難易度は比較的高いといえます。


一方、VISAのクレジットカードは、カードの種類にもよりますが、学生専業主婦でも審査に通過できるカードがあるので、比較的審査難易度は低いと考えられます。

ただ、VISAのクレジットカードも、ゴールドカードなどのランクの高いカードに関しては、当然、審査が厳しくなるので、その点は勘違いをしないようにしてください。

アメックスとVISAのクレジットカードを実際に比較

アメリカン・エキスプレスとVISAの違いを紹介してきましたが、実際にクレジットカードを利用する場合は、サービス付帯保険などが気になるところですよね。

ということで、アメリカン・エキスプレスの一般カードにあたる「アメリカン・エキスプレス・カード」とVISAで人気の高い一般カード「三井住友カード」の主なサービスや付帯保険などを比較していきます。

クレジットカードの比較
項目 アメリカン・エキスプレス・カード 三井住友カード
年会費(税別) 13,200円(税込) 初年度:無料
2年目以降:1,250円(税抜)
空港ラウンジ 無料利用が可能
無料利用は不可
国内旅行傷害保険 最高5,000万円 付帯なし
海外旅行傷害保険 最高5,000万円 最高2,000万円
ショッピング補償 3種類
1種類
その他 トラベルサービスの充実 ポイントUPモールの利用
付帯カード(WAONなど)の種類が豊富

上記のように、アメリカン・エキスプレス・カードと三井住友カードでは、サービス面や付帯保険に大きな違いあることが分かります。

ここでは、それぞれのクレジットカードのサービス面や付帯保険についてもう少し詳しく説明していくので、比較の参考にしてください。

ゴールドカード並のサービスが特徴「アメリカン・エキスプレス・カード」

アメリカン・エキスプレス・カードは、アメリカン・エキスプレス社が発行するプロパーカードです。年会費が13,200円(税込)かかってしまいますが、一般的なゴールドカード並のサービスを受けられるクレジットカードです。

一般カードという位置づけになっているものの、ブランド価値ステータス性が備わっているので、一般的なクレジットカードよりワンランク上のサービスや補償内容が特徴になっています。

空港ラウンジが無料で利用可能

アメリカン・エキスプレス・カードは、国内主要空港28空港と海外1空港の空港ラウンジを無料で利用することが可能です。

空港ラウンジは、カード保有者だけでなく、同伴者も1名まで無料で利用することができるので、同伴者と一緒に搭乗までの待ち時間を有意義に過ごすこともできます。

空港ラウンジが無料で利用できるサービスは、マネ会に寄せられた口コミでも人気になっているので、ぜひ利用してみてください。

(30代 / 女性 / 会社員 / 年収400~600万円未満)

このカードは、旅行が楽しくなるカードだなと思いました。もともと、旅行が大好きで国内旅行も海外旅行も年に数回ほど行くので自分のニーズには合っていると思いました。 

羽田空港や旅行先のラウンジが使えるため、早めに空港に着いた時にも人混みを気にせずに、ドリンクを飲んでゆったり過ごせることが気に入っています。

充実の付帯保険

アメリカン・エキスプレス・カードは、最高5,000万円国内旅行傷害保険海外旅行傷害保険が付帯しているので、安心して旅行を楽しむことができます。

また、買い物の際は、下記の3種類のショッピング補償を受けることができるので、万が一のときも安心です。

ショッピング補償の種類と内容
ショッピング補償 内容 補償金額
ショッピングプロテクション 購入した商品が盗難や破損した場合に受けられる 年間最高500万円
リターンプロテクション
商品の返品をする際、購入した店舗が返品に応じない場合に受けられる 年間最高15万円相当まで
オンラインプロテクション
インターネット上でカードの不正利用があった場合に受けられる 請求を止め全額補償

ショッピングプロテクションが付帯しているクレジットカードは多くありますが、リターンプロテクションやオンラインプロテクションが付帯しているカードは珍しいです。

トラベルサービスが充実

アメリカン・エキスプレスのクレジットカードといえば、トラベルサービスが充実していることでも知られているので、当然、アメリカン・エキスプレス・カードも例外ではありません。

アメリカン・エキスプレス・カードで受けられる主なトラベルサービスには下記のようなものがあります。

主なトラベルサービス
  • 手荷物無料宅配サービス
  • カード会員専用の旅行予約サイト「アメリカン・エキスプレス・トラベル オンライン」の利用が可能
  • 電話で航空券やツアーの予約、手配ができる「H.I.S. アメリカン・エキスプレス・トラベル・デスク
  • 外旅行の際のレストランの予約、医療機関の紹介などに24時間無料で対応「グローバル・ホットライン

とくに、グローバル・ホットラインは、海外に居ながら日本語でサポートを受けられるので、外国語が苦手な人でも安心して利用できる点はうれしいサービスではないでしょうか。

アメリカン・エキスプレス®・グリーン・カード
アメリカン・エキスプレス・カードの詳細
おすすめポイント
  • アメリカン・エキスプレスならではのご優待
  • 日々のお支払いや特別なお買い物で、ポイントがムダなく貯まる
  • 無料で使える空港ラウンジや、海外旅行先での24時間日本語サポート
年会費初年度 13,200円(税込)
年会費2年目〜 13,200円(税込)
ポイント還元率 0.333%~0.4%
発行スピード 約2~3週間
国際ブランド
  • American Express®
電子マネー
  • 楽天Edy(エディ)
  • Suica(スイカ)
  • SMART ICOCA
  • nanaco
  • PASMO(パスモ)
付帯サービス
ETCカード
家族カード
ショッピング保険
海外旅行保険
国内旅行保険

実質年会費無料で充実したサービス「三井住友カード」

三井住友カードは、三井住友が発行しているプロパーカードです。年会費は、初年度無料で、2年目以降は基本的に1,250円(税別)かかります。

ただ、2年目以降の年会費については、「マイペイすリボの申込みと利用」で無料にすることも可能なので、実質、年会費無料で利用することも可能です。

大手カード会社のプロパーカードということもあり、信頼性が高く人気のクレジットカードになっています。

安心の海外旅行傷害保険とショッピング補償

三井住友カードは、国内旅行傷害保険は付帯していないものの、最高2,000万円の海外旅行傷害保険と年間最高100万円のショッピング補償が付帯しています。

実質、年会費無料で利用できるクレジットカードにもかかわらず、充実した補償内容になっているので、安心して旅行や買い物を楽しむことができます。

ネットショッピングは「ポイントUPモール」の利用で最大20倍

クレジットカードを選ぶときの要素として、ポイント還元率を重視する人も多いと思いますが、三井住友カードは、ポイントをお得に貯めることができるサービスが多数用意されています。

たとえば、ネットショッピングでは、ショッピングサイト「ポイントUPモール」を経由すれば、最大20倍のポイントを受け取ることができます。

ポイントUPモール」は、Amazon.co.jp楽天市場などの人気のサイトも2倍の還元率で利用することができるので、ぜひ活用してみてください。

そのほか、対象店舗で三井住友カードのプロパーカードを利用するとポイントが5倍になるサービスなども実施しています。

ポイント5倍の対象店舗には、日常で利用する機会も多い、コンビニやファーストフード、ファミレスなどがあるので、どんどんポイントを貯めることができます。

(20代 / 男性 / 会社員 / 年収200~400万円未満)

ポイントアップモールを使用することでアマゾン楽天などの人気ショッピングサイトから買い物をすると、ポイントアップされるようになっているのはお得感を感じています。

付属カードとしてWAONカードの発行も可能

三井住友カードは、一般的なクレジットカードの追加カードとして発行できる家族カードETCカードのほかに、WAONカード銀聯カードの同時申込みも可能です。

付属カードとして同時に発行できるカードが豊富にあるので、用途に合わせて同時に申込みが可能な点はうれしいサービスになっています。

三井住友カード
三井住友カードの詳細
おすすめポイント
  • 最高2,000万円の海外旅行傷害保険
  • 毎日のお買物でポイントが貯まる
  • カード紛失盗難の際も安心のサポートサービス
年会費初年度 1,375円(税込)
年会費2年目〜 1,375円(税込)
ポイント還元率 0.5%~7%
発行スピード 最短3営業日
国際ブランド
  • Visa
  • Mastercard®
電子マネー
  • iD(アイディ)
  • WAON(ワオン)
  • PiTaPa(ピタパ)
  • SMART ICOCA
  • Suica(スイカ)
付帯サービス
ETCカード
家族カード
ショッピング保険
海外旅行保険
国内旅行保険

アメックスとVISAの違いのまとめ

アメリカン・エキスプレスのクレジットカードは、年会費が高額になりますが、サービス面付帯補償の充実ステータス性の高さが主な特徴として挙げられます。

とくに、空港ラウンジの無料利用など、トラベル関係のサービスが充実しているので、よく海外に行く人は、1枚持っていても年会費以上の価値があるのではないでしょうか。

一方、VISAのクレジットカードは、利用できる店舗数の多さや年会費が安いなど、比較的大衆向けのカードが多いので、日常で利用するメインカードとして向いているという特徴があります。

ただ、どちらの国際ブランドを選ぶにせよ、用途に応じたものを選択することが重要なので、クレジットカードを利用するシーンを考えてから申込みを検討してみてください。

また、アメリカン・エキスプレスのクレジットカードを検討する場合は、使えない場面に遭遇したときに対処ができないので、VISAのクレジットカードも持っておくのがおすすめです。

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