クレジットカードの申し込み後にキャンセルはできる?キャンセル方法と注意点を解説

クレジットカードの申し込み後にキャンセルはできる?キャンセル方法と注意点を解説

クレジットカードを申し込み後、キャンセルしようと考える方もいるでしょう。しかしクレジットカードのキャンセルにはさまざまなデメリットがあるため、なるべく持ち続けておいた方が良いです。

この記事ではクレジットカードを申し込み後にキャンセルする方法、そしてなるべくキャンセルは避けた方が良い理由について解説します。また、受け取り拒否でクレジットカードをキャンセルすべきでない理由も紹介していきます。

「もう申し込んじゃったけど、やっぱりキャンセルしようかな」と考えている方は、ぜひチェックしてください。

クレジットカード申し込みのキャンセルは可能だがおすすめしない

クレジットカードに申し込んだ後、キャンセルをすることは可能です。しかし申し込みキャンセルには複数のデメリットがあるため、入会金や維持費などが高額でなければ、持ち続けておいた方が良いでしょう。

また申し込み後、すでにカード会社でカードが発行されている場合キャンセルはできず解約という形になります。

わざわざ申し込み後にキャンセルをするには手間もかかってしまうので、せっかく申し込んだのならそのまま持ち続けるのがおすすめです。

ここからはクレジットカード申し込み後のキャンセルにおけるデメリットを2つ紹介していきます。

理由①短期解約を繰り返すと信用情報が傷つく可能性があるから

クレジットカードの短期解約を繰り返した場合、信用情報に傷が付く恐れがあります。悪い情報が載ってしまうと、今後ローンを組んだり、クレジットカードを発行したりする際に悪影響が出てしまう可能性も少なくないでしょう。

しかし「単にクレジットカードをすぐ解約しただけで何が悪いの?」と感じる方もいるはずです。もちろんクレジットカードを解約する方は少なくありませんので、解約やキャンセル自体は悪いわけではありません。

しかし短い期間で何度も解約を繰り返せば、そのたびに手続きや処理などを行わなければいけないのでクレジットカード会社に迷惑が掛かります。また、短期間で解約すると「何かやましいことがあるのかも」と思われ信用が失われる可能性もあるのです。

クレジットカードの会社では、申し込み後のキャンセルにより信用情報が傷つくとは明言されていません。しかし今後お金を借りたり、クレジットカードを発行する際に悪影響があるかもしれないということは頭に入れておきましょう。

理由②同一カードの再契約が難しくなるから

クレジットカードを申し込み後にキャンセルすると、同じカードを再契約するのが難しくなる可能性があります。

信用情報に傷がつかない場合でも、申し込みをしたクレジットカード会社にはキャンセルの履歴が残ってしまいます。

一度キャンセルしても問題なくカードの再契約ができるケースもありますが、「またキャンセルされるかも」という不安からクレジットカード会社によっては契約を断る可能性もあるでしょう。

また、契約を一度キャンセルすれば入会特典や、限定のキャンペーンなどは二度と適用されません。せっかく申し込み手続きをしてクレジットカードを発行したなら、半年~1年程度持ち続けておくのが無難でしょう。

クレジットカード申し込みをキャンセルする方法

クレジットカードに申し込んだ後、キャンセルをすると今後クレジットカードの発行が難しくなってしまう可能性があります。

しかしどうしてもクレジットカードをキャンセルしたいという場合は、クレジットカード会社に電話しましょう。クレジットカードをキャンセルできるのは審査中か審査完了後など、カードが発行される前の時期だけです。

カードが発行された後ではキャンセルではなく解約扱いとなり悪影響が出る可能性が上がるので、キャンセルするなら早めに電話をしましょう。

クレジットカードによっては、店舗での入会相談を受け付けていることもあります。しかしコールセンターに問い合わせをする方が早く対応してもらえるので、「申し込んだクレジットカードをキャンセルしたいのですが」と電話してみましょう。

クレジットカードの受け取り拒否がNGな理由

クレジットカードをキャンセルするため「発行されたカードを受け取り拒否しよう」と考える方は少なくありません。

しかし受け取り拒否によるキャンセルは、通常のキャンセル以上にリスクの高い行為です。ここからはクレジットカードを受け取り拒否してはいけない理由を解説していきます。

理由①カードが処分されてしまうから

何度もクレジットカードの受け取り拒否を続けると、自宅に届くはずだったカードはクレジットカード会社に返送されます。

配達会社にもよりますが1週間程度受け取りがされない状況だと、発送元であるクレジットカード会社に返送される可能性が高いです。

カードがクレジットカード会社に返送された後、再配達の依頼などがなければクレジットカードはそのまま処分されます。全く同じカードを発行することは今後できないので、気をつけましょう。

またクレジットカード会社にもよりますが受け取り拒否をして返送された段階で、解約とみなされすぐにカードが処分されるケースもあります。

処分されてしまえば、クレジットカード会社に再配達の依頼をしても断られてしまいます。

理由②同じ会社でカードを作れない可能性があるから

クレジットカード会社にもよりますが、再三カードを送ったにも関わらず受け取り拒否をすれば会社に迷惑がかかってしまいます。

カードの発行審査をしてカード発行をおこない、わざわざ郵送したのに受け取り拒否になれば今後審査が厳しくなる可能性も少なからずあるでしょう。

確実に信用情報に傷が付くというわけではありませんが、クレジットカード会社の中には、何度も受け取りを拒否する人にカードを発行するのはリスクが高いと判断する会社もあるはずです。

受け取りを拒否すれば、特に同一カードの発行は難しくなるかもしれません。

クレジットカードはキャンセルではなく持ち続けよう

「思っていた内容と違った」「申し込み後に家族に反対された」などクレジットカードをキャンセルするにはさまざまな理由があるはずです。

しかしクレジットカードをすぐにキャンセルすることで、今後のカード発行、ローンなどに悪影響が出る可能性はあるのでなるべく避けることをおすすめします。

特に、年会費無料が無料のカードについては持っておいても損はありません。また、利用状況により年会費を無料にできるカードであれば試しに使ってみるのも良いでしょう。

さらに国内・海外旅行が自動で付いてくるカードであれば、規定にもよりますが旅行先に持っていくだけで治療費などの足しにできる可能性があります。

よほど年会費が高額なカードでなければ、リスクを冒して申し込み後にキャンセルをするよりしばらく持ち続けていた方が安心です。全く使わないにしても、半年~1年ほどは持っておくことをおすすめします。

金融・ビジネス分野を中心にライティング活動を行う専業ライター。大学は経済学部を卒業しており、交通経済学専攻だった。ビジネスとは直接関係していないが旅行好き。大学時代は一人で日本一周をしたことがある。しかし日本一周の経験は現在の仕事でさほど生かされていない。ポイントを集めるのが好きで、ポイントカードを100枚以上持っている。お店でポイントカードを作るか聞かれると必ず作ってしまう。

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