アメックスの締め日・引き落とし日はいつ?変更ってできる?

アメックスの締め日・引き落とし日はいつ?変更ってできる?

アメリカン・エキスプレス(以下アメックス)は、高いステータス性で日本でも人気のクレジットカードなので、利用している人は多いのではないでしょうか。

クレジットカードを利用していると、毎月の引き落とし日にまとまったお金が引き落とされますので、締め日や引き落とし日がいつかをきちんと把握しておくことは非常に重要です。

そこで今回は、アメックスの締め日や引き落とし日がいつか、変更できるのかについて説明していきたいと思います。

アメックスの締め日・引き落とし日は3パターン

一般的なクレジットカードでは、締め日と引き落とし日の組み合わせが1パターンしかないことが多いですが、アメックスでは締め日・引き落とし日の組み合わせが、以下の3パターンあります。

締め日 引き落とし日
3日 同月21日
7日 同月26日
19日 翌月10日

いずれのパターンでも、締め日から引き落とし日の間隔は20日前後となっていますね。

利用する金融機関によって締め日・引き落とし日が異なる

上述した3つのパターンのうちどのパターンが適用されるかは、引き落としに利用する金融機関によって変わってきます。

利用する金融機関と締め日・引き落とし日の組み合わせは、以下のようになっています。

締め日3日・引き落とし日21日に対応している金融機関
  • 三菱UFJ銀行
  • みずほ銀行
  • 楽天銀行
  • りそな銀行
  • 埼玉りそな銀行
締め日7日・引き落とし日26日に対応している金融機関
  • 三菱UFJ銀行
  • 三井住友銀行
  • みずほ銀行
  • 楽天銀行
  • りそな銀行
  • 埼玉りそな銀行
  • 福岡銀行
締め日19日・引き落とし日翌月10日に対応している金融機関
  • 全国の銀行(一部銀行を除く)

三菱UFJ銀行や楽天銀行などは、複数のパターンにまたがって名前が挙がっていますが、このような金融機関の場合は該当する締め日・引き落とし日の組み合わせのうち、いずれかが適用されます。

アメックスのプロパーカード以外だと別のパターンもあり

なお、ここまで挙げてきた締め日・引き落とし日の組み合わせは、いずれもアメックスのプロパーカードを利用している場合に適用されるものです。

アメックスの提携カードを利用している場合はこの限りではありませんので、その点には注意しておいてください。

アメックスの締め日・引き落とし日の確認方法

自分が利用しているアメックスの締め日や引き落とし日は、マイページにログインするか、サポートデスクであるメンバーシップ・サービス・センターに電話することで確認できます。

マイページで確認する場合は、ログイン後のトップ画面中央にある「ご利用金額」の項目のなかに、締め日・引き落とし日が記載されています。

メンバーシップ・サービス・センターに電話する場合は、利用しているカードごとに電話番号が異なるので、それぞれのカードに対応した番号に電話をかけるようにしましょう。

カード 電話番号
アメリカン・エキスプレス・カード
アメリカン・エキスプレス・スカイ・トラベラー・カード
デルタ スカイマイル アメリカン・エキスプレス・カード
ペルソナSTACIA アメリカン・エキスプレス・カード
0120-020120
アメリカン・エキスプレス・ゴールド・カード
アメリカン・エキスプレス・スカイ・トラベラー・プレミア・カード
デルタ スカイマイル アメリカン・エキスプレス・ゴールド・カード
スターウッド プリファード ゲスト アメリカン・エキスプレス・カード
0120-010120
ANAアメリカン・エキスプレス・カード 0120-965877
ANAアメリカン・エキスプレス・ゴールド・カード 0120-958677

いずれの電話番号の対応時間も平日9時~17時で、土日祝日には対応していません。

締め日・引き落とし日が土日のような休日の場合はどうなる?

締め日や引き落とし日が土日のような休日と重なった場合、締め日や引き落とし日のスケジュールに変更はあるのでしょうか。

スケジュールに変更があるとしたら、締め日や引き落とし日が何曜日かには注意しておかなければなりません。

締め日が土日の場合

締め日は、引き落とし日に引き落とされるお金が確定する日であり、締め日に何かしらのお金の移動が発生するわけではありません。

そのため、仮に締め日と土日がかぶっていたとしても何の問題もないので、通常のスケジュールどおりの締め日となります。

引き落とし日が土日の場合

引き落とし日が土日の場合は、金融機関が休みで引き落とし処理がおこなえませんので、引き落とし日は金融機関の翌営業日にずれ込むことになります。

締め日3日・引き落とし日21日のスケジュールのアメックスの場合、21日が土曜日なら23日の月曜日に、21日が日曜日なら22日の月曜日に引き落としがおこなわれます。

引き落とし日が土日とかぶるからといって、その前の金曜日に前倒しで引き落とされるようなことはないので、安心してくださいね。

アメックスでは締め日・引き落とし日の変更が可能

アメックスではカード発行の際に、ここまで紹介してきた3つの締め日・引き落とし日の組み合わせのなかから、どれかひとつの組み合わせが適用されます。

しかし、たとえば三菱UFJ銀行のように、複数の締め日・引き落とし日の組み合わせに対応している金融機関を引き落としに利用している場合は、ほかの組み合わせに変更してもらうことも可能です。

転職して給料日が変わり、もともとの締め日・引き落とし日のスケジュールだと都合が悪い場合などにスケジュールを変更してもらえるのは、非常に便利ですね。

締め日・引き落とし日の変更方法

締め日・引き落とし日の変更は、メンバーシップ・サービス・センターに電話して、締め日と引き落とし日のスケジュールを変更してほしい旨を伝えるだけでOKです。

引き落としに利用している金融機関が、ひとつの締め日・引き落とし日にしか対応していない場合は変更できませんので、その場合は複数の締め日・引き落とし日に対応している金融機関を利用し直す必要があるかもしれません。

締め日・引き落とし日を変更する際の注意点

アメックスでは締め日・引き落とし日の組み合わせを変更できますが、締め日と引き落とし日のどちらか一方だけを変更することはできません。

つまり、「締め日は3日のままでいいけど、引き落とし日を25日にしてほしい」というような要望は通らないわけですね。

あくまでも、「3日・21日」「7日・26日」「19日・翌月10日」の組み合わせのなかから、選ぶ必要があります。

アメックスでは柔軟に対応してくれる場合もある?

人によっては、「締め日と引き落とし日の組み合わせを変更したいけど、そのためには引き落とし金融機関を変更しなければならなくて面倒だ」という場合もあるかもしれません。

しかしアメックスでは、場合によっては本来であればその金融機関では対応していない締め日・引き落とし日の組み合わせが利用できるように、柔軟に対応してもらえることもあるようです。

すべての人がそのような対応をしてもらえるわけではありませんし、そのための条件もわかりませんが、一度お願いしてみるのもひとつの手かもしれませんね。

アメックスへの支払いが間に合わなさそうな時はどうすべき?

アメックスを継続して利用していると、お金の都合がつかずに引き落とし日までにお金が用意できないようなこともあるでしょう。

そのような場合は、まずは何よりも先にアメックスに電話をして、そのことを伝えるようにします。

アメックスに電話をかけて引き落とし日に支払いができないことを謝って、いつなら支払えるかやその根拠を伝えましょう。

この際、今回引き落とし日に支払いができないのはあくまでもイレギュラーであることを、アメックスが納得できる形で伝えられるとよりよいですね。

その後は、約束した支払い期日までにきちんと支払いを済ませましょう。

このような手順を踏んで対応できれば、カード利用限度額減額や解約といった重大なペナルティを科される心配はあまりありませんが、本来の引き落とし日に間に合っていないことには変わりありません。

二度三度と繰り返すことのないように、家計の状況をしっかり把握して、引き落とし日にきちんとお金を準備しましょう。

アメックスの引き落とし口座の変更方法

締め日・引き落とし日を変更するために、アメックスの引き落とし口座を変更する場合、その手順は以下のようになります。

アメックスの引き落とし口座の変更手順
  1. 公式ホームページから預金口座振替依頼書と専用封筒(PDF)をプリントアウト
  2. それぞれの書類に必要事項を記入したのち、アメックスまで郵送

預金口座振替依頼書は、所有しているアメックスのカードの種類によって異なるので、自分が所有しているカードに適したものをプリントアウトするようにしましょう。

必要事項を記入する際には、記入方法や内容が合っているかが気になるものですが、記入時の注意点が細かく示されているため、それに従って記入していけば大丈夫でしょう。

到着した書類をアメックスが確認して不備がなければ、引き落とし口座が変更されます。

なお、この手続きの間にアメックスへの支払いをおこなわなければならない場合は、アメックスが指定する口座への口座振込で対処することになるので、その点には注意しましょう。

アメックス締め日まとめ

アメックスでは、締め日・引き落とし日で3つの組み合わせがあり、利用者はそのいずれかの組み合わせで支払えます。

ただ、引き落としに利用している金融機関が複数の締め日・引き落とし日のパターンに対応している場合は、変更も可能です。

給料日の都合なども踏まえて、もっとも無理なく支払いができそうな日程に調整しましょう。

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