アコムの審査に落ちたときに考えられる理由と審査に落ちないための対応策をご紹介 PR

アコムの審査に落ちたときに考えられる理由と審査に落ちないための対応策をご紹介

大手消費者金融のひとつであるアコムは、多くの方に利用されているカードローンです。しかし、このカードローンを利用するためには審査に通る必要があり、なかには審査に落ちてしまう方もいらっしゃいます。

アコムでは審査に落ちた理由は教えてくれないため、申込み者の状況や返済能力など、どの部分が審査に影響したのかは、自分で見直す必要があります。

審査に落ちる主な理由としては、「総量規制」や「他社借入件数」、「信用情報」や「申込内容の不備・問題点」などが考えられます。

本記事では、アコムの審査に落ちた原因への対策や、通らなかったときの対応策についても解説していきます。

アコムで審査に落ちたときに考えられる6つの理由

カードローンは急な金欠・出費に役立つ存在ですが、利用するためには審査を通過する必要があります。消費者金融大手のアコムでも当然審査はおこなわれており、現在でも申込んだ方の約半分以上が審査に落ちているのです。

アコムのマンスリーレポートによると、2020年3月期の10月から2月までの各月の成約率(新客数/新規申込数)は40.6%~44.3%程度となっています。

そのため、カードローンを申込んでも審査通過に対して不安を持ち、申込みを躊躇している方もいるかもしれません。

また、アコムへの申込みに落ちた方のなかには、自分が落ちてしまった理由を見つけ、他社カードローン申込みに向けて対処したいと考えている方もいらっしゃると思います。

そこで、アコムで審査落ちしたときに考えられる理由にはどのようなものがあるのか、詳しく見ていきましょう。審査で落ちたときの理由として考えられるのは、次の通りです。

審査落ちの主な理由
  • 借入総額が年収の3分の1を超える借入れを申込んだ
  • 借入総額や借入件数が多い
  • 過去の金融事故が影響している
  • 「申込ブラック」になっている
  • アコムの申込基準や審査基準を満たしていない
  • 申込内容に不備がある

これらの理由についてそれぞれ詳しく見ていきましょう。

アコムで借入総額が年収の3分の1を超える借入れを申込んだ

アコムでは借入総額が年収の3分の1を超える借入れを申込んだ場合、審査に通ることはできません。

アコムのような貸金業者は、すべて貸金業法の対象になっています。そして、この法律に定められている総量規制によって、カードローンのような無担保無保証人の融資で1人の方にできる総額(他社も含んで)は年収の1/3までとなっているのです。

また、アコムの審査では総量規制に加えて、申込んだ方の年収や社会属性に応じた返済能力を測定して融資可否や融資限度額、金利を決めており、年収の1/3以下の借入れを申込んだからといって必ず審査に通るとは限りません。

申込みをする際には自身の返済能力にも留意しておくべきでしょう。

アコムは総量規制の影響を受けるのか?例外貸付となる各種ローンについても解説

おまとめローンでは年収の1/3を超える借入れもOK

一方、貸金業法にはおまとめローンという総量規制の例外規定があり、多くの貸金業者から多額の借入れがある場合には、例外的にそれらを返済するためのおまとめローンが規定されています。

アコムでもその規定に基づいたおまとめローン商品があり、年収の1/3を超えていても申込みは可能になっています。

アコムのおまとめローンの審査は甘い?借換え専用ローンに向いている人や借入方法を解説

借入総額や借入件数が多い

カードローン審査において落ちる可能性が高くなる原因のひとつとして、すでに他社の借入件数や金額が多い場合が挙げられます。

審査では返済能力を重視するため、借入残高や借入件数が多くなっている場合には、返済能力を失っている可能性が高いと見られ、審査に落ちる要因となるのです。

基本的には、私たちが借入れした情報は、すべて信用情報機関に登録されており、その信用情報機関に加盟しているアコムを含む金融機関はその借入情報を見ることができるのです。

そのため、他社ですでに多額の借入れをしていたり、数社から借入れをしていたりする場合には、総量規制の問題以外でも、返済能力面で疑問を持たれ、審査では評価が低くなります。

専門家からのコメント

向井 慶太
向井 慶太

資金の貸し手であるアコムは、借り手である利用者様へ信用を供与するか否かを審査します。

この与信審査の目的は借り手である利用者様の支払い能力を判断するものです。

したがって前述のように、年収の3分の1まで余裕があったとしても、安定的な収入があるか否か、過去履歴等が審査結果に影響します。

逆サイドから見れば、収入面や過去履歴において信用力が担保できれば、総量規制内の与信は獲得できる可能性があるといえます。

過去の金融事故が影響している

カードローンの審査では、過去に何度も延滞(短期返済遅れ)をしていたり、長期延滞をしていたり、金融事故(強制解約、自己破産など)を起こしていたりした場合には、審査に通るのは難しくなります。

それらの情報は信用情報機関に登録されており、一定期間その記録が残るからです。

そのため、上記のような金融事故を起こした経験がある方がアコムに申込んだ場合には、返済における延滞情報はすべて把握されてしまうため、審査に落ちる可能性が高くなります。

したがって、過去に延滞を経験している場合には、延滞を解消してからの期間や現在の収入面に十分注意したうえで申込みをするようにしましょう。

また、気づかないうちに延滞情報が記録されていることもあり得ます。

銀行振込などで返済入金した場合には、利用者の口座と送金者情報のひも付けがされていないケースもあり、手作業で二つの情報を関連付けしたうえで入金手続きをおこなった結果、誤入力が生じる可能性があります。

延滞などをした記憶がないのに審査に通らなかった場合には、信用情報機関に自身の情報開示を求めて確認することも必要でしょう。

専門家からのコメント

向井 慶太
向井 慶太

金融事故(任意整理、民事再生、自己破産等)や延滞については信用情報機関に情報が記録され、通常その記録は5年間消えることはありません。

非常に稀なことですが、クレジットカードから覚えのない利用履歴が支払い予定明細に記載されてしまうことがあります。

実際に利用していないわけですから当然支払う必要はありませんが、必ず事前にカード会社に連絡し取り消しを要請するようにしてくだい。

少額であっても延滞扱いになり信用情報としてデータが残ってしまう可能性があります。

このような偶発的な不利益を被ることがないようにクレジットカード等の利用明細は注意深く確認することを習慣にしてください。

「申込ブラック」になっている

カードローン審査に申込んだ情報は、信用情報機関には半年間は記録として残ります。

そのため、1ヶ月などの短期間に何社も申込みをしている場合には「申込ブラック」と呼ばれて、審査に落ちる要因になりやすいのです。

このような「申込ブラック」に対しては、審査担当者は、家計が苦しくなっていると見るためです。

アコムでも、「申込ブラック」は審査に落ちる可能性が高く、そのような場合には信用情報機関の記録がなくなる半年間は申込みを控える必要があります。

アコムの申込基準や審査基準を満たしていない

アコムのカードローン審査では、申込基準審査基準があり、下記のような場合には審査に落ちる要因となりやすいといえます。

アコムの申込・審査基準
  • 年収が少ない、年収がない場合
  • 安定した職種ではない場合
  • 勤続年数が短かい場合
  • 年齢が対象外である場合

この申込基準だけでなく、審査基準面でも審査に落ちる場合があり、それらについて見ていきましょう。

年収が少ない、年収がない場合

アコムの公式サイトの申込基準には、「一定の安定した収入のある方」という申込基準があり、専業主婦や失業中の人、学生でバイトなどをしていない人などはこの基準を満たしていないために審査には落ちます。

高齢者で年金のみで暮らしている方も、年金は収入に見なされないため、審査に通ることはできません。

また、パートや内職など、収入が極めて少ない場合にも審査には通らない可能性が高くなります。

安定した職種ではない場合

アコムに限らず、大手消費者金融ではスコアリングシステムという機械審査システムを持っています。

機械審査では過去にアコムを利用した方の職業をはじめとしたデータをもとに審査がおこなわれており、返済中の事故率が高いとされる水商売や建設現場で働いている場合には、安定した収入がないと判断され、評価が低くなる可能性があります。

勤続年数が短い場合

評価で低くなる可能性が高いのが、勤続年数が短い場合です。同じ勤務先でも、入社してから2~3ヶ月の場合には評価が低くなる可能性が高いです。

勤続年数が短いと、すぐに自己都合退社する可能性が高いと考えられているからです。

そのため、新規申込みをおこなう際には、可能であれば入社から少なくとも半年を越えてから申し込むのがおすすめです。

年齢が対象外である場合

アコムの商品説明書には、対象の方として、「20歳以上69歳以下」という年齢制限があり、未成年などの対象外の人が申込んでも審査に落ちます。

たとえアルバイトなどをして収入があったとしても、未成年の場合には対象外で審査には通りません。

アコムへの申込内容に不備がある

アコムの審査申込みでは、借入申込書の内容に基づいた機械審査がおこなわれています。記入・入力した内容に不備や虚偽内容があることが判明した場合には審査に落ちる可能性が高くなります。

不備や虚偽内容が見つかると、記入されているすべての内容が疑われてしまいます。借入申込書は、慎重に正確に入力するようにしてください。

在籍確認ができなかった場合

アコムでも必ず在籍確認がおこなわれます。申込書に記入された勤務先の電話番号に電話をかけても、在籍が確認できなかった場合には、虚偽の内容と見られ、審査に落ちる可能性が高くなります。

そのため、申告する勤務先の電話番号は、すぐにつながり、申込者を知っている方のいる番号を入力するようにしましょう。

アコムの在籍確認は原則電話なし!確実に電話を避ける方法や会社にバレない方法を紹介

虚偽情報の申告

借入申込書に入力された勤務先、他社借入れ、年収などが虚偽の内容であることがわかった場合には、審査に通らない可能性が高くなります。

これらは、信用情報機関の情報や収入証明書類、在籍確認などですぐに誤りが判明するため、大きく違っている場合には虚偽申込みと判断されます。

また、最近では勤務先電話の代行業者などがおり、それを利用しようとする方もいます。

しかし、そのような代行業者の情報は貸金業者には把握されています。虚偽の申告は審査に通らないだけでなく、詐欺として通報される場合もあります。したがって、絶対に使わないようにしましょう。

アコムの審査に落ちた場合、落ちそうな場合には?

アコムのような大手消費者金融各社では、それぞれ独自の審査基準を設けています。申込者を評価する項目に違いがあり、また同じ項目でも審査全体に与える影響度に違いがあるのです。

したがって、大手消費者金融各社へ同じ条件で申込んだ場合、どこかで落ちるとしても、評価項目の違いから他社では通過できる可能性があります。アコムで審査に通らなかったからといって、他社でも落ちるとは限らないのです。

アコムの審査に落ちても、ほかの大手消費者金融であれば通る可能性があるので、他社消費者金融への申込みを検討することをおすすめします。

消費者金融には各社独自の判断基準があることを示す口コミ情報

それではここで、マネ会に寄せられた口コミ情報のなかに、アコムで通らなかった場合に他社で通った例を見ていきましょう。実際にアコム・プロミスの審査に通らなかったもののアイフルの審査を通過した方の口コミがあるので、以下にご紹介します。

(20代 / 女性 / フリーター / 年収200〜400万円未満 / 借入金額50〜100万円未満)

どこの消費者金融にも審査が通らなくて最終的にアイフルに申し込みをしたら1時間以内で連絡があり50万円の融資をしてもらうことになりました。

アコムやプロミスで融資を断られていたので諦めかけていたところでしたので助かりました。

上記の口コミのように、アコムで審査に通らなかったとしても、他社消費者金融では審査に通ることがあります。これは、アイフルだけにいえることではなく、アイフルの審査で通らなかった方がプロミスやアコムで通る可能性があることも示しています。

各社独自の審査基準は、それぞれが申込者の返済能力を厳しくチェックするためのものであり、それを各社の過去の利用者の実績から割り出しているので、差が出るのは当然といえるのです。

したがって、アコムに落ちても大手消費者金融では通る可能性はあるということを覚えておくといいでしょう。

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アコムの審査に落ちた理由・落ちた場合の対処まとめ

大手消費者金融のアコムのカードローンには多くの利用者がいますが、利用できるのは審査に通った方に限られます。審査に通らなかったという方も申込者の約半分以上おり、その理由には、「信用情報に傷がある場合」や「申込内容の不備・虚偽申告」といった情報面、「他社借入件数」や「借入総額」のような借入状況面などが考えられます。

カードローンに申込む際には、審査に落ちる原因を把握し、自身にあてはまるものがないか注意するようにしましょう。また、大手消費者金融の審査基準は各社で違っており、アコムの審査に通らなかった方も他社消費者金融の審査には通った、というケースもあります。

参考:アコム2020年3月期マンスリーレポート

向井 慶太

専門家からの一言

向井 慶太

諸事情により借入れが必要になることは往々にしてあります。

しかし、与信審査は貸金業者であるアコムがおこないます。

資金の貸し手であるアコムが何を基準に審査をするのか確認しておくことは非常に有意義です。

本記事でその内容を事前に把握することは、審査の通過確度を高めることに繋がるはずです。

ぜひ、ご認識のうえでお申込みをご検討ください。

大学卒業後、大手投資銀行(証券会社)の本部金融市場部門に20年超在籍し業務に邁進しました。当初10年程度は主に金利為替のトレーダーとして金融機関(銀行等)と取引をしていました。その後は、公共団体、学校法人、財団等へ金融市場の動向説明や提案業務を行いながら、合わせて、セミナーの講師を定期的に行っていました。この頃、資産形成や制度面に興味を持つようになり、会社の業務とは別に国家資格である一級ファイナンシャル プランニング技能士、或いは日本FP協会のCFPの資格を取得しました。今年に入り退職し、現在はWEB FP事務所の代表FPとして相談業務を中心に活動しています。

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長く1部上場の消費者金融で経営企画課長をして、カードローン事業にかかわってきました。経営計画の担当が中心でしたが、カードローンのスコアリングシステムなどを担当するリスク管理や審査、回収などをおこなう集中センターの構築にも携わった経験があり、比較的カードローンに関しては詳しいと自負しております。また、子会社のクレジットカード会社に行っていたことがあり、カード事業の方面もいろいろ情報を提供できるかと思います。宜しくお願い致します。

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